2022/6/5 信州新緑山行・冠着山
この日は、当初の天気予報では曇りでお天気下り坂とのこと。
ならば短時間の山をサクッと歩こう、と善光寺平の南、千曲市と筑北村の境の冠着山へ。
姨捨山という別名も持つこの山は月の名所でもあり、古くから月とともに詠まれることも多いそう。
麻績ICから筑北の集落の中を抜け、聖高原戸倉線を走っていくと、登山口の鳥居平に到着。
狭い林道を走ってきたら、いきなり広い駐車場が登場してびっくり。
冠着山はいくつか登山道がありますが、この鳥居平からの道が最短コース。
今回はさくっと歩いてさくっと下山なので、最短コースで歩きます。
登山口には立派な看板が立ってました。
登山道の案内、というよりか、周辺の見どころスポットの案内ですな(^^
登山口からしばらくは、砂利の林道を歩きます。
幅広で整備されてて、これ、車も走れるな。
そんな道をのんびりと500mほど歩いていくと、林道終点に到着。
ここから山頂までは600m、笑っちゃうくらい近いぞ!
登山道に入ってからも、ずーっと緩やかな道。
鹿の踏み跡が縦横無尽についている斜面を九十九折りにのんびり歩きます。
オドリコソウ、ハイムラサキ、ムラサキケマン、クルマバソウ
足元には、小さな花々がいっぱい。
ベンチと大きな展望標識のある展望台に到着。
しかしこの標識、印刷がかなり薄れていて、せっかくの山名がほとんど見えず(笑)
展望台からは、常念岳や表銀座など北アルプス方面が一望。
でもちょっと靄ってて、あまりはっきりとは見えず。
帰りにはキレイに見えててくれるかな。
フタリシズカ、キンポウゲ的な花
展望台を後にして、相変わらず緩やかな道を歩いていくと
山頂には、冠着神社の建物と大きな鳥居がありました。
月の名所としても名高い冠着山だけあって、この神社にお祀りされているのは月読命だそう。
山頂には、ブナや杉、ヒノキの巨木が立ってます。
御神木だそうで、かなり立派な木。
その山頂から北側を眺めると、善光寺平と北信五岳の展望が広がってます。
北信五岳がこんなにキレイに見えるとはびっくり。
・・・というか、天気予報はイマイチだったのに、天気いいじゃないか!
もっと長い距離を歩く山でも大丈夫だったな。
山頂の一角には、高浜虚子が小諸に疎開していた時に詠んだという「更級や姨捨山の月ぞこれ」の句碑。
この山を詠んだうたとしては、ほかにも古今和歌集にある「我が心 慰めかねつ更級や 姨捨山に照る月を見て」というのもあるそうで。
平安の昔からずっと、月の名所なんだなぁ。
南西側には、大林山、美ヶ原、三才山、四阿屋山。
筑北の山々が並んでます。
東側には坂城の街並みと四阿山、根子岳、烏帽子岳、湯ノ丸山。
東信の山並みがずら~り。
思った以上に天気が良くて、思った以上にいい展望!
さくっと登ってさくっと下山する予定だったけど、展望良く天気も爽やかで気持ちよく、景色眺めてしばらくのんびり過ごしてから下山開始です。
下山途中に展望台から眺める北アルプス。
行きに見た時よりも山並みクッキリ、蝶ヶ岳や常念岳、表銀座がずら~り連なってるのがよく見える。
お隣の聖山の向こうには、立山、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳。
いやー、なかなか素晴らしい展望。
展望台からも景色を存分に眺めたら、緩やかな道をさくさく歩いて下山です。
短い道のりだったけど、思ったより天気よかったし、これはこれで楽しかった!
展望も楽しめたしな。
次に登るとしたら、別のルートでもうちょっと長く歩きたいかな。
下山後は、戸倉上山田温泉に抜けて瑞祥の日帰り入浴へ(700円)。
麓から見上げると、ぽっこりと小さな三角形の冠着山が見えてました。
そして上田の"熊人"のラーメンで腹ごしらえしたら(詳細は速報)、渋滞始まる前の高速で帰宅、でありました。
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