2022/6/12 東北お花見山行・岩木山
> 6/11 鳥海山・笙ヶ岳へ
前日に続き、この日も東北の日本海側の高い山であれば天気よさそう。
当初は秋田北部の里山を歩こうかと思っていたのだけど、低い山だと雲の中かも。
ならば、とちょっと足を伸ばして青森へ。
ちょうど2か月前に山スキーで登ったばかりの岩木山へ向かいます。
この日はお花見メイン、ということで8合目駐車場からの往復。
津軽岩木スカイラインは夜間閉鎖で8時オープン(普通車1,830円→JAF割で200円引き)、オープン直後は車並んでるかな、と30分ほど遅れてスカイラインへ。
下界は雲が低く垂れこめてるし、所々で雨もぱらついてるし。
これ、ほんとに山の上は天気いいのかな、と不安になりつつスカイラインを上がっていくと
8合目駐車場到着。
車、数台しか停まってない!
でもって、快晴!!
いや~、素晴らしい。今日も雲上の山を歩きます(^^
8合目からは、リフトに乗って標高差200mを楽々9合目へ(往復1,000円、片道700円)。
歩いて9合目まで登ると40分くらいかかるし、ずっと木立の中で結構退屈な道だし。
使えるものは使っちゃおう(笑)
10分弱で9合目に到着したら、山頂目指して出発。
目の前には鳥ノ海噴火口の荒々しい岩壁が聳えて迫力満点。
少し登って振り返ると、リフト降り場の向こうには白神岳が見えてます。
あちらもいい天気だな。
噴火口の縁に沿って岩ごろの道を歩いていくと
お目当てのミチノクコザクラ登場!
濃いピンク色の花が花束のようにかたまって咲いていて、なんとも可愛らしい。
岩木山固有の花であります。
道沿いには、鮮やかな黄色のミヤマキンバイもいっぱい咲いてます。
岩だらけの道ですが、黄色とピンクで彩られて華やかな道(^^
9合目から10分ほど歩くと、百沢ルートとの合流に建つ大館鳳鳴ヒュッテに到着。
ここから山頂までは、大きな岩がごろごろと積み重なった急坂が続きます。
道沿いにはミヤマキンバイがてんこ盛り(^^
ミチノクコザクラも岩の隙間や道沿いの茂みの中にちらほら咲いてるけど、そろそろ終盤かな。
岩ごろの急坂は、振り返ると高度感がすごい。
大きな岩が積み重なった道を、えいやぁと登ります。
以前、春スキーで来たときはこの道をスキーブーツで登ったのか~、今はもうそんな根性ないな(笑)
途中の踊り場からは、下界に広がる雲海が一望。
雲海、すごい!壮大な景色に目を奪われますね~
いったん緩やかになった道で回り込むようにして歩いていくと、最後の急坂へ。
新緑の斜面を見上げつつ。
岩木山山頂、到着。
9合目からの楽々登山だったので、山頂まであっという間でした。
下から登ると結構大変なんだけどね。
朝イチリフトで来たので、山頂にはまだほとんど人影なし。
静かな山頂から、ぐるり360°の景色を眺めます。
おっとその前に、山頂の岩木山神社奥宮にお詣り。
無事登らせてくれてありがとうございます♪
春に山スキーで登った弥生方面。
あの辺まで登ってきたのかな、大黒沢はあの尾根の向こうかな、と眺めるのもまた楽し。
北側の赤倉、長平方面の雲海はだいぶ晴れてきてますね~。
青森スプリングのスキー場が見えてるし、青く輝く日本海も見えてます!
八甲田や白神岳など遠くの山並みは、湧き上がる雲に隠れて見えなかったけど、雲海に浮かぶ山頂からの展望はスカッと開けてなかなか爽快。
青空の下、一面に広がる雲海を眺めて大満足です。
さて、ではさくっと下山開始。
お楽しみのお花見はこれからが本番♪
大きな岩がごろごろと積み重なった道を、足元注意で下ります。
右側通行になっているので、登ってくる人とのすれ違いも楽々。
(たまに逆走してくる人もいましたが。。)
そして、大館鳳鳴ヒュッテの前からはちょっと寄り道、百沢コース方面へ残雪の斜面を下ります。
ざくざくと20mほど下って、大沢に入る手前の種蒔苗代に到着すると
満開のミチノクコザクラがいっぱい!
あちこち群落を作って咲いていて、見事。
太陽の光を浴びて、キラキラ輝いて。
岩木山へと登る道沿いのミチノクコザクラはほぼ終盤だったけど、ここはまさに今が満開(ちょっと過ぎ)。
ちょうど窪地のようになっていて雪融けが遅いからなのかな。
やっぱり本日の主役はこちらでしょう♪
鮮やかなピンク色の花に目を奪われます。
どれだけ眺めていても飽きませんね~
シロバナのミチノクコザクラも。
ちょうど4年前に百沢から登った時も、同じような場所でシロバナのミチノクコザクラを見たような気が。
満開のミチノクコザクラに囲まれて、しばし一休み。
大館鳳鳴ヒュッテからほんの20mほどの下りだけど、ここまで降りてくる人は皆無で静かな種蒔苗代。
ぽつりぽつりと百沢から登ってくる人にご挨拶しつつ、のんびりと贅沢なお花見タイムを過ごしました。
30分ほど過ごしたら、残雪を登り返して元の道へ。
ヒュッテの前の大倉石には、大館鳳鳴高校遭難の慰霊碑がありました。
そして大きな大倉石の周りには
ミチノクコザクラとミヤマキンバイの競演♪
彩り鮮やかな花畑が広がってます(^^
岩の隙間をみっちりと埋めるように咲くイワウメ。
白い小さな花が可愛らしい。
種蒔苗代でたくさんミチノクコザクラを見てきたばかりだけど、ここにもいっぱい咲いていて、再び足留めくらっちゃいました。
でも今日はお花見山行だから、心行くまで花を眺めての~んびり。
いやはや、贅沢(^^
さて、では戻りますかね。。。の前に、岩木山三山(岩木山、鳥海山、巌鬼山)の一つ、鳥海山に寄り道です。
分岐から10分ほどで行ける、とのことだし、鳥海山はまだ行ったことなかったので、この機会に行ってみますか。
リフト降り場方面に少し登ったら、鳥海山へと続く稜線の道に分岐。
灌木の中の緩やかな道に入ると、道沿いにはいろんな花々が咲いてます。
稜線上の最高点が鳥海山のピークだったらしいけど、特に標識もなくいつの間にか通過。
稜線の先まで道は続いているので、見晴らしよさそうなところまで行ってみるか、と歩いていくと
灌木が開けて、砂礫の斜面の上に出てきました!
雲海は晴れたけど、湧き上がる雲がなんだか夏みたい。
雲のカーテンの向こうには、八甲田連峰が連なります。
随分黒くなったな~
そして砂礫の斜面には、再びミチノクコザクラやミヤマキンバイの群落。
もりもり咲いてます♪
砂礫の斜面の下の方には、こんな群落も。
なんだかコマクサみたいね(^^
鳥海山への道は、穏やかで花いっぱいで、しかもほんのちょっとの寄り道で歩けちゃう。
人もいなくて静かだし、なかなか良かったです。
鳥海山の稜線から見上げる岩木山。
ここから眺めると迫力満点だな。
そして帰りは歩いて8合目まで戻ります。
しかしこの道、緩やかだけど木立の中で展望はないし、岩がゴロゴロしていて歩きにくいし。
帰りもリフトでよかったな、なんて(笑)
ベニバナイチゴ、タケシマラン、コミヤマカタバミ、ツツジ
道沿いには花がもりもり咲いているかと思いきや、あまり咲いてなかった(^^;
それでも、山頂付近とはまた違ったお花たちに和みつつ。
20分ほど下って8合目に到着してこの日は終了。
下山してきても、駐車場はまだガラ空きでした。
8合目からの楽々ハイク、しかも行きはリフトまで使っちゃいましたが、その分ゆっくり花を眺められたのでよかった。
下界の雲が分厚かったこともあってか、上がってくる人もかなり少なくて、予想以上に静かな山を楽しむことができました。
雲海の上の山歩きは気分爽快だったし、何よりミチノクコザクラがたくさん咲いててよかった!
下山後、弘前から眺める岩木山。
2か月ぶりの岩木山、今回はケガせず無事に降りてこれて一安心です。
そして、弘前の"煮干結社HIROSAKI"のラーメンで腹ごしらえしたら(詳細は速報)、境関温泉きずなの湯の日帰り入浴へ(380円)。
大満足で帰宅、でありました。
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024/9/29 要害山で武田の城跡歩き(2024.10.02)
- 2024/9/16 松川温泉から源太ヶ岳・三ツ石山周回(2024.09.20)
- 2024/9/8 八幡平・八幡沼周回(2024.09.13)
- 2024/9/7 滝ノ上温泉から乳頭山周回(2024.09.11)
- 2024/8/24 霧ヶ峰・八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰(2024.08.30)
コメント