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2022年6月24日 (金)

2022/6/18 東北お花見山行・栗駒山

花いっぱいの栗駒山へ。

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登山道沿いには、濃いピンク色のイワカガミの花がいっぱい!

===栗駒山===
2022/6/18(土):須川温泉(6:55)~産沼コース~▲栗駒山(9:20-9:30)~▲秣岳(12:25)~天馬尾根登山口(13:20)~須川温泉(14:00)
歩行距離:14.1km
累積登高:820m
累積下降:820m
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今年の4月に春スキーで滑った栗駒山へ。
栗駒山と言えば紅葉の時期が大人気、私らも紅葉時期と山スキー時期しか登ったことなかったので、花の時期も歩いてみよう、と。
栗駒山北側の岩手と秋田の県境の須川温泉から栗駒山に登り、天馬尾根コースを下る時計回りの周回ルートで歩きます。

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広い須川温泉の駐車場は、この時期はかなり余裕あり。
#駐車場に水洗トイレあり。キレイ。ちなみに奥の茶色い建物はトイレではなく、ビジターセンター。

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須川高原温泉旅館の建物脇から歩き始めます。
全国屈指の湧出量を誇る源泉がざばざばと流れる脇を歩く、なんともワイルドな道。

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源泉の脇も通過。
強酸性の緑ばん泉、という珍しい泉質だそうで、効能豊かなお湯として古くから湯治場として栄えていたそう。
この早朝から湯治客の方が多くおられました。

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登山道を歩いていくと、温泉の湯気が噴出しているところも何か所か。
湯気、暑い!
そういえば道沿いには蒸し風呂の小屋もあったな。

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タニウツギ、ウラジロヨウラク、ミネザクラ、ハナニガナ
道沿いには早速色とりどりのお花たちが登場♪
これからの道に期待が高まります(^^

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のんびり歩いていくと、開けた湿原の名残ヶ原に出てきました。
湿原に伸びる木道の脇には

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ふわふわのワタスゲ!
真っ白なポンポンみたいなワタスゲが風にゆらゆら揺れて、なんともいい雰囲気。

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木道沿いには、濃いピンク色のイワカガミもいっぱい。
栗駒山と言えばイワカガミだもんねぇ、もりもりたくさん咲いてます。

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目の前には、目指す栗駒山の稜線が連なります。
いや~、気持ちの良い景色ですな(^^

名残ヶ原を過ぎて歩いていくと、須川コースとの分岐の苔花台に到着。
須川コース途中の昭和湖付近の火山ガス濃度が高くなっているとのことで、数年前から須川コースは通行止め。
ここからは産沼コースで山頂を目指します。

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小さな沢を渡った先には再び湿原、そして湿原には一面のワタスゲ!
ワタスゲがキラキラ輝いて、まるで銀色の湿原みたい。

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ワタスゲ、キレイだなぁ~。
ワタスゲはやっぱり晴れた日に見るのが一番!

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ワタスゲの中にイワカガミも咲いていて、彩り添えてます♪
こんなに密集しているワタスゲは久しぶり、木道を行ったり来たりしながら眺めちゃいました。

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ワタスゲ祭りの湿原を後にして歩いていくと、お次はサンカヨウ祭り!
右手の斜面が一面、サンカヨウの真っ白な花で埋め尽くされていて壮観。

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純白の花びらが美しいなぁ。
これが、雨に濡れると透明になっちゃうんだから面白いよねぇ。

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こんなにすごいサンカヨウの群落は初めて(^^
時間早めでまだあまり人もいなくて、ゆっくり楽しめたのでよかった♪
いや~、これは足が止まっちゃうな。

サンカヨウの群落を後にしてゆる~り歩いていくと、まだまだ続きます、花の道。

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イワイチョウ、ショウジョウバカマ、タケシマラン、ツバメオモト

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ミズバショウの群落も♪
つい最近まで雪が残ってたのかな、まだまだフレッシュなミズバショウがいっぱい。

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そんな花いっぱいの新緑の道を、のんびりゆる~り。
歩き始めからほんと贅沢な道です。

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緩やかな道を歩いていくと、三途の川の渡渉へ。
増水時は注意、とのことだけど、この日は岩を伝って飛び石で渡ることができました。
確かに増水してると、ちょっと難儀するかも。

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三途の川を渡ると、石の階段が続く急坂に。
ここまで緩やかな道だったので、こんな登りも変化があってまた楽し。

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ズダヤクシュ、ツルシキミ、マイヅルソウ、イワカガミ
花ももりもり咲いてますよ~、しかも群落作って咲いてるのでなかなか壮観。

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木立の向こうに稜線を仰ぎ見つつ。
青空と緑の山並みに、真っ白な残雪がアクセントになっていてかっこいい。

石段の急坂を100mほど登ると、尾根上の穏やかな道へ。
灌木の中の明るい道を歩きます。

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ミツバオウレン、ハクサンチドリ
道沿いの花々も、顔ぶれ変わってきた!

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前方には、山頂直下の大斜面。
稜線上は宮城県側のいわかがみ平からの道、産沼コースの道はその下の斜面をトラバース気味に登ります。

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灌木や笹、ハイマツ混じりの緑の道には、所々にツツジも咲いてて彩りを添えてます。
茂みの向こうには沢や池があるのか、カエルの鳴き声も結構すごくて賑やか。
人は全然いないけど。

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そんな道をのんびりゆる~り。
歩いてきた尾根を振り返って眺めつつ、所々に丸太の段もある歩きやすく整備された道を登り上げて

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栗駒山山頂、到着!
2か月ぶりの山頂は雪もなく、明るく穏やかな山頂です。

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いわかがみ平からの中央コースや東栗駒山方面を眺めます。
滑ってたのはあのラインだな~、と思いながら眺めるのがまた楽しくて。

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虚空蔵山、大地森方面にも残雪がちらほらと。
緑の斜面に点々と残る残雪がカッコいい。

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山頂には、いわかがみ平からの人が続々と到着。
やっぱりいわかがみ平から登る人は多いんだな。
山頂で休憩している人も結構多めだったので、景色をしばし眺めたら早々に山頂を後にして先へと進みます。

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大日沢へと下る(滑る)斜面に残る残雪は、もうずたずたでクラックがすごい。
春山スキーで滑り降りるつわものどもが夢のあと、か(笑)

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稜線上には火山の監視カメラや観測装置、アンテナが所々にあり、活きてる火山なんだなぁ、と実感。
虚空蔵山や須川コースへ分岐を分けつつ、ちょい風強めな稜線をゆる~り下ります。
さすが栗駒山、今日は風も弱い予報だけど、ここだけは風が強いんだな。

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稜線の先の展望岩頭からは、南側の展望が広がります。
青く輝く昭和湖や、池塘が点在する龍泉ヶ原の景色が美しい。

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目指す秣岳や天馬尾根も一望。
展望のよい稜線歩きは、楽しい!

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ヒナザクラ、ツマトリソウ、イワウメ、コメバツガザクラ
足元には小さなお花たちもいっぱい。
密集してもしゃもしゃ咲いてて、目を奪われます(^^

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たくさん咲いている花たちの中でも、やっぱりイワカガミはひときわ鮮やかで。
濃いピンクの色合いも華やかだし、花の数もすごい。
辺り一面がピンク色に染まってます!

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心浮き立つイワカガミロード♪

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展望岩頭を過ぎると、灌木の中の道を下ります。
頭上には、赤い縦じまも鮮やかなサラサドウダンがあちこちに咲いていて、可愛らしい。

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灌木の中の道は、足元荒れ気味でちょっと歩きづらい。
張り出した枝や幹を避けつつ、250mほどぐい~っと下っていくと

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再び視界が開けた稜線上の道へ。
開けて気持ちの良い道を、秣岳へ向けてゆる~り登り返しです。

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稜線から見上げる栗駒山。
あの尾根を下って来たんだな、秋は一面真っ赤に染まるのかな、なんて思いながら眺めます。

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稜線の先には、お隣の焼石岳も見えてきた!
ずっと靄ってて見えなかったのだけど、少し空気が澄んできたかな。
今はハクサンイチゲ満開で人いっぱいだろうなぁ。
こっちも花いっぱいだけど人は少なくて、快適快適。

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緩やかに登る稜線上には、湿原や池塘が点在していてなかなかいい雰囲気。
空を映して青く輝く池塘の向こうに見えているのは、虎毛山かな。

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のんびり歩く稜線の道には、ここもまたお花たちがいっぱい。
小さな星のようにたくさん咲いてるのはミツバオウレン。

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可愛らしいヒナザクラも、あちこちに群落が♪

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淡い青のグラデーションがステキなタテヤマリンドウ。
こちらは青い星だな。

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栗駒山にもこんな景色があったんだなぁ。
初めて栗駒山に来た時にもこの道を歩いているはずだけど、あんまり覚えてないのでとっても新鮮な気持ち。
それに初夏の稜線、て感じで気持ちよい。吹き抜ける風も涼しいし。

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右手に栗駒山を眺めつつ。

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左手には虎毛山や須金岳、高松岳。
奥には神室連峰も見えてます!

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右前方には焼石岳。
麓の須川湖や須川高原温泉も見えてきた。

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秣岳手前にも広大な湿原が広がってます。
この景色、なんだか南八甲田みたい(^^

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湿原にはタテヤマリンドウがたくさん咲いてます。
鮮やかな小さな青い星がいっぱい!

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湿原を過ぎて、最近まで雪が残っていたと思われる斜面を登っていくと、秣岳に到着。
灌木に囲まれた山頂で一息ついたら、麓へ向けて400m弱を一気に下ります。

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オノエラン、タテヤマリンドウ(白花)、ヒメイチゲ、オオバキスミレ
九十九折りに下る道沿いに咲く花々は、これまでとは顔ぶれ一変。
それにしても栗駒山、花の種類がほんと豊富だな。夏の栗駒山もステキではないですか!

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途中、残雪のトラバースもあったけどほとんど融けてたし、ざくざくだったので問題なし。

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シラネアオイやショウジョウバカマも咲いてます。
白花のショウジョウバカマも咲いてて、こりゃなかなかレアだな、と盛り上がったりして。

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どろんこのトラバース道を下っていくと、道はブナ林の中へ。
ここがまたキレイなブナ林でびっくり。
秋のブナ林もキレイだろうなぁ。もっとも、栗駒山の紅葉といえば森林限界より上の景色が有名なわけですが。

山菜採りの人がそこかしこの藪の中でがさごそしていて、熊か?!とドッキリしつつブナ林の中を一気に下って、天馬尾根登山口に出てきて山道は終了。

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最後は須川温泉まで3km、舗装路を50分程度歩いて終了、です。

思った以上に花の種類も量も多く、目を奪われまくりの道。
産沼コースはとっても歩きやすくて、瑞々しく花いっぱいでなかなかいい道でした。
下りに使った天馬尾根コースは、途中歩きづらい所もあったけど、稜線上の花々や湿原、展望も素晴らしく、気持ちの良い道。
人も少な目で、静かでのんびり歩けたのもよかった!
この時期にまた歩きに来たいルートでありました。

下山後は、栗駒山荘の日帰り入浴へ(750円)。
極上のお湯にのんびり浸かって大満足。
夜は、道の駅かわさき近くの丑舎格之進で門崎牛の焼肉に舌鼓、でありました(詳細は速報)。

翌日は、陸前高田観光からの気仙沼でお寿司(詳細は速報)。
なかなか濃い週末でありました。

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