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2022年6月 3日 (金)

2022/5/29 南東北新緑山行・川桁山

猪苗代湖の北東の川桁山へ。

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ブナの緑と山野草の花が美しい、静かな山でした。

===川桁山(かわげたやま)===
2022/5/29(日):観音寺(7:05)~▲川桁山(10:15-10:45)~山ノ神(12:30)~観音寺(13:25)
歩行距離:14.2km
累積登高:940m
累積下降:940m
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そろそろ膝も復調気味?
完全復活にはまだ遠いけど、久々にしっかり歩きたい。
そして会津のブナと季節の花々も楽しみたい、ということで、猪苗代湖の北東に聳える川桁山へ向かいます。
この日も朝から強風につき、木立の中を歩く山がちょうどいいかな、というハラもあり。

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車中泊した道の駅あいづから登山口へ向かう途中、朝空に聳える川桁山を眺めます。
山麓にリステルスキーファンタジアというスキー場があるこの山、意外と目立つのよね。
額取山や大戸岳に登った時に、結構大きく見えてたなぁ、と思い出しつつ。

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ホテルリステル猪苗代の横にある観音寺の前に車を停めて、ここから出発です。
この観音寺、会津三十三観音の一つだとか。
#お寺の前の駐車スペースは7~8台駐車可。トイレなし。

今日はここから、反時計回りに周回ルートで歩きます。

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歩き始めは、砂利の林道をゆる~りと。
リステルに泊まっている人の散策コースにもなっているらしく、軽装の人がぶらぶら散歩しているのとすれ違いつつ。

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ナルコユリ、コンロンソウ、オドリコソウ、ラショウモンカズラ
沢沿いに延びる道には、早くも様々なお花たちが咲いてます♪

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明るい雑木林から杉林を抜けて歩いていくと、再び雑木林の中へ。
沢沿いの道なので、とっても涼しくて気持ちいい(^^

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タニウツギや藤の花もあちこちに咲いてます!
華やかな色合いの花がもりもり咲いていて迫力満点。

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林道には、所々にこんな標識が。
しっかり管理されている林なんだな。

そんな道を1時間ほど歩いていくと、林道終点に到着。
ちなみに林道終点まで車で入ることもできるけど、途中、深い轍があったり岩がごろごろしてたりするので、普通の車では入らない方が無難だろうな。

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さて、ここからは登山道を歩きます。
岩がごろごろした涸れ沢のような道、なかなかワイルドな道に少々びっくり。

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涸れ沢の道を過ぎると、小さな沢沿いの道へ。
ニリンソウがわしゃわしゃ茂る中、ちょうど足の幅くらいしかないくらいの踏み跡を歩きます。

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ニリンソウは終盤。
1~2週間前は、足元が一面真っ白になるくらい咲いてたみたい。

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クルマバソウ、チャルメルソウ、オオバタネツケバナ、チゴユリ
ニリンソウは終盤だけど、小さな花々は花盛り(^^

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道沿いの沢は、苔むした岩の間をさらさらと流れてます。
道も所々沢っぽくなっていて、なかなか瑞々しい道をのんびりと歩いていくと

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狭い沢状地形の中の急坂に突入。
ここまでは緩やかな道だったけど、ここからは急坂続きです。

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割とぬかるんでいて足元ぐずぐずで滑りやすい道。
しかも急坂とあってなかなか憂鬱な道だけど、足元に咲くサンカヨウに励まされて登ります。

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滑りやすいところにはロープもあり。
いやはや、こんな激しい道は久しぶりだな。

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ぐい~っと登って高度を上げていくと、ブナやミズナラ、コナラの広葉樹の林の中へ。
頭上に広がる緑の梢に癒されつつ急坂を登っていくと

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尾根上に登り上げて、急坂は一旦ひと段落。
ほっそりしたブナの木に囲まれた尾根道が、とっても涼やかで気持ちいい。
折からの強風が木立の中を吹き抜けていくのも爽やかで。

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尾根を少し進んで、木立が切れたところから振り返ると、お隣の天狗角力取山が木立の上に顔を出してました。
天狗角力取山って朝日連峰にもあるよね、いろんなところにあるのかな。

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天狗角力取山の向こうには、安達太良連峰。
そうか、安達太良がこんなに近いのか!

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足元には真っ白な花を咲かせるサンカヨウがいっぱい。
雨に濡れたら透明になる花びらも、今日はいい天気なので真っ白(^^
透明な花びらも見たいけど、やっぱり天気はいい方がいいしなぁ。。。

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あちこちに群落を作っていて、なかなか見事。
可愛らしい♪

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そしていったん緩やかになった道は再び急坂に。
尾根上なのでぬかるんでいるところもそれほどなし。
木の根がからまって段のようになっているところも多く、そこそこ登りやすい。

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ツバメオモトも登場。
もりもり咲いてますよ~(^^

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タケシマラン、サワハコベ
小さな花々もいっぱい。

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オオカメノキも満開♪
この時期は白い花が多いですねぇ、真っ白で清楚な花々に癒されます。
青空と新緑にもよく映えるんだな(^^

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そんな花々や新緑の木々に癒されつつ、木立を抜けて吹き渡る風で涼みつつ。
急坂をえいやぁと登り上げて

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山頂稜線に出てきました!
緩やかだけど幅の狭い稜線上を辿っていくと

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木立に囲まれた山頂に到着。
大きな山頂標識はなく、広場に方向指示標識と三角点があるシンプルな山頂です。

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木立を透かして眺める磐梯山。
木々が葉を落としている時期は、もっとスッキリ見えるんだろうな。

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青く輝く猪苗代湖も見えてます。
手前の田んぼには一面水が張られて、ここもまた青空映して輝いていてステキ。
まるで一面湖みたい(^^

湖の向こうには会津の山並みが広がっていて、これまたなかなかの景色でありました。

風強めなせいかあまり虫もいなくて、しかも涼しくて快適な山頂。
木立の隙間から景色を眺めつつ、ちょっと腹ごしらえしながら休憩したら、さっくり下山開始です。

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しばらくはブナ林の中の稜線を下ります。
両側に広がるブナの木立が涼やかで、明るくて気持ちよい道。
緩やかに下る道かとおもっていたら、割とぐいぐい下る道でしたが。

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木立の切れ間からは、磐梯山がどかーんと!
間近に眺める磐梯山が、なかなかの迫力。目を奪われます(^^
磐梯山の後には、飯豊連峰もうっすら見えてました。

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こちらは西大嶺と西吾妻、中吾妻。
もう稜線付近にしか雪がないんだな。

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そんな山並みを眺めつつ、ブナ林にウットリ見とれつつ。
さすがは会津、ブナきれい!

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この木肌のブチ模様が、いかにもブナ♪
こんなブナに囲まれた回廊を下ります。

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途中、リステルに下る尾根との分岐を過ぎて稜線を下っていくと、尾根から離れてブナ林の急斜面へ。
なんでも、三十三転ぶ坂、というらしい。
・・・確かに何度も転んでしまいそうなくらいの急坂。

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周囲には、相変わらずのブナ美林が広がってるんですが。。。
ブナを愛でる余裕がないくらいの急坂っぷりにちょっとビビりつつ。
こんなところで足を滑らせて捻るわけにもいかないので、慎重に下ります。

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あまり歩く人もいないのか、踏み跡があまりはっきりしていないところも何か所か。
急斜面をずるずると滑り落ちそうになりつつも、なんとか尻もち付かずに急坂クリアしてやれやれ。
雨の後はずるんずるんでかなり滑るかも。

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ブナ林の急斜面を下りきると、杉やカラマツ、広葉樹の混生林の中を緩やかに下ります。
超急坂と超緩やかな道しかなくて、ちょうど中間な道がないんだな、この山(笑)

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足元にはサワハコベの群落。
小さな星のような花がたくさん咲いていて、可愛らしい。

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そして道はいつしかカラマツ林の中へ。
新緑のカラマツ、いいですねぇ。黄葉の時期もよさそう♪

そんな道をのんびりゆる~り30分ほど歩いていくと、別荘地の中の舗装路に出て登山道は終了。

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登山道入り口の脇には、山ノ神の鳥居と祠がありました。
手を合わせて、無事の登山のお礼を申し上げます。

さて、あとは道路を1時間弱歩いて観音寺へと戻ります。

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別荘地の中を下って振り返ると、お花畑の向こうには歩いてきた川桁山。

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田植えが終わったばかりの水田の向こうには、会津磐梯山♪
とんがりっぷりがステキ。

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広大な水田地帯の中を、風に吹かれつつのんびり歩きます。
あの稜線やあの尾根を歩いたんだなぁ、と思いつつ眺めるのもまた楽し。

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巨大なホテルリステル猪苗代が見えてくると、ゴールは間近。
リステルには観光の人の車がいっぱいでびっくり、いよいよ賑わいが戻ってきたんだな、と思いつつ歩いて、観音寺に戻って終了です。

緩やかな林道からの、涸れ沢や急坂が続くなかなかワイルドな道。
それでも美しいブナ林や季節の花々がたくさん咲く中を登る道で、緑も花も楽しみながら歩くことができました。
磐梯山や吾妻連峰、安達太良山が近いのもよかったなぁ。

そして麓のリステルは大賑わいだったけど、山中では誰にも出会わず、とっても静かな山歩きで最高♪
新緑のこの時期、そして秋の紅葉の時期もかなりよさそうです。
足も快調、ほぼコースタイムで歩けて良かったです。

下山後は、磐梯熱海の"湯のやど楽山"の日帰り入浴へ(800円)。
つるりとした美人の湯でのんびり体をほぐしたら、郡山の正月屋でラーメンに舌鼓(詳細は速報)。
大満足で帰宅、でありました。

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コメント

リステルの山、川桁山というのですね
安達太良や磐梯山、吾妻富士に囲われて楽しそうですね
以前スキー場ですが、リステルには2度ほど行きましたが
いい思い出です
また行きたいですね

投稿: たむ | 2022年6月 5日 (日) 20時02分

たむさん>
そうなんです、私も今回初めて知ったのですが、リステルの山は川桁山というのでした。
安達太良や吾妻連峰を思った以上に近くに眺めることができて、楽しかったです(^^
リステル、今度は冬に行ってみたいなぁと思いました!

投稿: まきchin | 2022年6月 6日 (月) 21時57分

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