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2022年5月18日 (水)

2022/5/6 GW東北新緑山歩き・東根山

GW7座目は、岩手の東根山へ。

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道沿いにはニリンソウの大群落!
カタクリもキクザキイチゲもシラネアオイももりもり咲いて、花いっぱいの山歩き。

===東根山(あずまねやま)===
2022/5/6(金):登山口(7:20)~一の平(8:30)~展望地(10:30-11:10)~▲東根山(11:20-11:25)~不動分岐(12:15)~水分神社(13:30)~登山口(13:50)
歩行距離:11.2km
累積登高:750m
累積下降:750m
======
※膝リハビリ中、またお花見しながらにつき、かなりゆっくりペース

4/29:<宮城>蛤山
4/30:<青森>梵珠山靄山
5/1:<青森>下北半島観光
5/2:<青森>高森山
5/3:<青森>世界遺産・縄文遺跡巡り
5/4:<青森>名久井岳
5/5:<青森>階上岳
5/6:<岩手>東根山
5/7:<岩手>八方山

GW後半になり、安定して穏やかになってきた天気。

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朝起きると、車中泊していた道の駅にしねから、残雪の岩手山が一望。
今日はスッキリ晴れたいい天気、これは山日和ですな♪

GWはここまで6座歩いてきたけど、膝の調子も悪くない。
もうちょっと距離も時間も長めの山を歩いてみよう、と盛岡市の南の紫波町の東根山へ向かいます。

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麓から見上げる東根山。
志和三山の一つで、トレランなどで地元の方に親しまれているお山だそう。

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登山口は、ラ・フランス温泉館のすぐ裏に。
登山口前には大きな駐車場もあり、そこに駐車です。
一応平日だけど、さすが地元で人気の山、他にも数台車が停まってました。
#トイレは、登山口手前の公園にあり

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準備して早速出発。
歩き始めは、杉と雑木の林の中の林道をゆる~りと。
蛇石コースで山頂に登り、稜線を歩いてから猫の背コースで下る周回ルートで歩きます。

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途中、猫の背コースの分岐を右に分けて広い道をのんびりと。

道が大きくカーブして崩壊地を高巻くところで林道は終了、登山道に入ったあたりで一瞬展望が開けます。

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眼下に広がるのは紫波町の田園地帯、その先に聳えるのは早池峰。
早池峰も随分黒くなったなぁ、そしてここから眺めるととっても大きく見える(^^

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道は、杉混じりの林の急斜面を九十九折りに続いてます。
歩きやすく整備されているし、のんびり歩けていい道だな。

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キバナイカリソウ、ヤマブキ、シロバナエンレイソウ、シラネアオイ
道沿いには、花も早速たくさん咲いてて和みます♪

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道沿いには、志和三山縦走路の標識も。
東根山、南昌山、箱ヶ森と続く縦走路ですな。

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のんびり歩いていくうちに、広葉樹の林の中へ。
明るい木立の中の穏やかな道を辿っていくと

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開けた一の平に到着。
広場には丸太の椅子がいくつもあり、なかなか居心地よさそうなところ。
クマよけの鉄板(バーベキューで肉焼く鉄板!)がぶら下がっていたので、カンカンと叩いておきました(^^

さぁ、そして道沿いの花は、ここからがいよいよ本番。

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道沿いにはニリンソウの大群落♪
一の平周辺にも咲いていたけど、そこから先の道沿いの群落が、もうとにかくすごい。

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道の両側に一面に咲くニリンソウ。
この密度、この広さに圧倒される!

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真っ白な花びらが日光を浴びて、キラキラ輝いてます。
なんとも可憐ですな。

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あまりの大群落にしばし立ち止まって眺めては進み、また次の大群落に足を停めて、と繰り返してるので、全然前に進めない(笑)
でも平日だからか全然人がいないので、これ幸いとじっくりゆっくり大群落を楽しみます(^^
なんて贅沢♪

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これほどのニリンソウ群落は初めてかも。
それに、東根山にこんなニリンソウ大群落があるとは知らなかったな。

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八重咲のように花びらいっぱいのニリンソウ、咲きたてでほんのりピンク色の花びらのニリンソウ。
一つ一つの花にもそれぞれの表情があって可愛らしい。

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いやはや、これは素晴らしい。
お天気もよく、ちょうどニリンソウ満開のときに来れて良かった!

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ニリンソウ群落に混ざって、シラネアオイもそこかしこに咲いてます。
小さなニリンソウを眺めた後だと、シラネアオイがものすごく大きく見える(^^

そんな感じで何度も足を停めつつ、のんびりと花を眺めながら新緑の林の中を歩いていくと

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苔むした山神様。
手を合わせて、安全登山を祈願します。

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そして山神様を過ぎてほどなく、水場分岐に到着。
ここから水場を経由しても元の道に戻れるということなので、水場への寄り道コースを辿ります。

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古い林道のような道を辿っていくと

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袖滝の清水に到着。
岩肌をちょろちょろと流れる水場は、飲用不適だそう(^^;
梅雨時期にはもっとじゃぶじゃぶ流れるのかしらん。

ちょびっと期待外れ?な水場を後にして、元の登山道に戻る道を辿ります。
するといきなり、

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ここにもまたニリンソウの大群落!
道の両側に一面咲いていて、まるでじゅうたんのよう♪

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というわけで、またまた足止めです(笑)
でもこんな足止めなら大歓迎(^^

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心ゆくまでニリンソウの群落を眺めて、満足♪
いやはや凄いな、東根山。
岩手の里山も恐るべしだな。

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そんな道をウットリ歩いて、二の平に到着。
ここで元の道と合流です。

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二の平を過ぎると、ブナやミズナラ、コナラの林の中へ。
林を構成する木々もどんどん変わっていくので面白い。

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サンカヨウ、シラネアオイ
まだまだいろいろ咲いてます♪

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少し斜度も出てきたけど、それほど急なところもなく歩きやすい尾根上の道。

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登るにつれてブナ多めの林に。
いやはや、今日も涼やかでステキなブナ林ですな。

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ぐい~っと登り上げていくと、蛇石展望台に到着。
登山道沿いの大きな蛇岩の上に上がると

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目の前には紫波の田園地帯が広がります!
多くの田んぼには水が張られて、空を映して青く輝いているのがステキ。
この時期ならでは、な景色ですな。
秋には黄金色に染まるんだろうなぁ~

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蛇石展望台を過ぎれば、あとは山頂へ向けて登るのみ。
木立の中、歩きやすく整備された道を登っていくと

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キクザキイチゲがいっぱい!
白や淡い紫の大きな花が固まって咲いていて、結構迫力あり。

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カタクリの群落も登場。
いい感じに咲いてますね~、花びらの反りっぷりもいいですな(^^

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キクザキイチゲと一緒に、道沿いにもりもり咲いてます♪
こりゃ見事!

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山頂直下の急斜面は、九十九折りに登ります。その名も七曲り。
そんな足元にもキクザキイチゲやカタクリがたくさん咲いてて癒される。

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花や新緑に和みつつ、いつの間にかぐい~っと登り上げて

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山頂手前の展望地に到着。
ここで一気に視界が開けます!

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目の前には、岩手山から網張、雫石、秋田駒と連なる山並み。
岩手高原スキー場や網張、雫石のスキー場や残雪の山並みを目で辿るのもまた楽し♪

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その隣には和賀山塊の山。大荒沢岳かな、近いな。

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真昼岳も見えてます!
手前の山並みは、花巻のなめとこ山だそう。
宮沢賢治の童話に出てくる山ですな。

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紫波の街並みの向こうには、焼石岳や早池峰も。
素晴らしい展望にこれまたウットリ。

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山頂の片隅には、カタクリや真っ白なエンゴサクも咲いてました。

この展望地にはベンチもあり、座って腹ごしらえしながら、この贅沢な景色をしばし満喫、です。
サクッと2時間半くらい登れば(今回、まきchin隊はお花見しながら4時間近くかけて登りましたが)こんな景色も花々も楽しめるだなんて、いい山だなぁ。
こりゃ人気の山のはずですわ。

40分ほどものんびりしているうちに、後続の方達も何組か来られたので出発。
展望地を後にして稜線伝いに緩やかに歩いていくと

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東根山山頂、到着。
前日の階上岳、前々日の名久井岳に引き続き、ここもまた一等三角点が設置されてました。

木立の中の山頂はそれほど展望もなかったので、さっくり山頂を後にして稜線上の道を先に進みます。

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ここからは稜線上の志和三山縦走路を辿り、不動岳分岐から猫の背コースで下山する予定。
歩き始めは穏やかな木立の中の道をゆる~りと。

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所々残雪もあるけど、程よく緩んで歩きやすい。
稜線上も歩きやすくていい道だなぁ、と思っていると

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なんと、滑落注意。
ちなみにこの標識、猫ちゃんが滑落してますが、通行止め、落石注意、倒木注意、渡渉注意等の標識も全て猫バージョンでした。
・・・猫の背コースを意識してるのかな。
このセンス、嫌いじゃない(^^

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滑落注意の道は、結構な急坂。
でもロープ張ってあるし、足元は木の根が階段状になっているので、滑落ってことはないかな。
それでも雪融け後でぬかるんでいる箇所も多く、足元注意で下ります。
滑って再び足をひねったら大事だもんな。

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そんな道沿いにはキクザキイチゲの大群落♪
いいねぇ、この色合いと大きな花の群落の華やかさに和みます。

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キクザキイチゲを眺めながらなので、急坂も苦にならず。
岩崎山、鍵掛峠とアップダウンを繰り返す道ですが、それもまた楽し。

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満開のキクザキイチゲをたくさん見られて満足(^^

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アップダウン繰り返す稜線上の道を歩いていくと、不動分岐で猫の背コースへの分岐に到着。
ここから稜線から離れて下山です。

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稜線上はまあまあ風が通って涼しかったけど、猫の背コースの下山路に入るとまぁ暑いこと!
この日はかなり気温が上がるとの予報だったし、山も結構暑いんだなぁ。。。
タムシバもすっかりぐったりしちゃってます(^^

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ブナ多めの林で頭上を見上げると、この新緑。
これがだんだん色濃くなっていくんだな。

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終始穏やかな尾根上の道を、ゆる~り下ります。
ここもまた歩きやすい道。

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途中、銀河岩なる大岩が登場。
・・・なぜ銀河? 宮沢賢治由来?

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キクザキイチゲ、シラネアオイ
登りの蛇石コースに比べれば花は少な目だけど、それでもしっかり咲いてます!

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イキモノ平、後曲坂山とこまめに立つ案内標識を見つつ、ブナとミズナラの林の中をゆる~り下っていくと、最後は急斜面を九十九折りに下るザンゲ坂。

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一気に下るといったん林道に出て、小さな沢を渡渉したら、杉やアカマツの林の中へ。
ここで斜度のある道はほぼ終了。

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渡渉して少し歩いていくと、水分神社に出てきました。
水の神として祀られた神社で、鳥居の脇にはこんこんと湧き出る湧き水が。
神社まで道が通じていて、車で水汲みに来ている人も何人かおられました。

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水分神社を過ぎて再び緩やかな登山道を歩いていくと、ほどなく林道へ。
ゆる~り下って駐車場に戻って終了、です。

東根山、こんなに花がすごい山とは知らなかったなぁ。
トレランで走る人が多いというのは知っていたので、まぁ歩きやすい道なんだろう、と思っていたのだけど。
歩きやすいだけじゃなく、こんなに美しい山だったとは。
そして平日で人が少な目なのもよかった。
今回は、花を見ながら、かなり時間かけて歩いたのですが、ちょうど花満開だったのでゆっくり歩けてよかったです。
膝も無事で一安心。

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麓から見上げる東根山。
またこの時期に歩きたい!

下山後は、登山口のすぐ下にあるラ・フランス温泉館(700円)の温泉へ。
結構暑くて汗びっしょりだったので、ゆっくり温泉に浸かっての~んびり。

その後は、近くの志和稲荷神社にお参りして、この日は盛岡泊でありました。

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