2022/5/5 GW東北新緑山歩き・階上岳
4/29:<宮城>蛤山
4/30:<青森>梵珠山、靄山
5/1:<青森>下北半島観光
5/2:<青森>高森山
5/3:<青森>世界遺産・縄文遺跡巡り
5/4:<青森>名久井岳
5/5:<青森>階上岳
5/6:<岩手>東根山
5/7:<岩手>八方山
GW前半は強風だったり曇り空だったり、しかも気温低めの日が続いていましたが、こどもの日になりようやく穏やかで暖かな天気。
この日は、青森県階上町と岩手県洋野町の県境に聳える階上岳に登ります。
三陸復興国立公園内でもあるそうで、登山道はみちのく潮風トレイルとも一部重なってます。
登山口はいろいろあって、麓のフォレストピア階上、中間地点のしるし平、山頂直下の大開平がメイン。
いくら膝リハビリ中だからといって山頂直下まで車で上がっちゃうのはつまらない、かといって麓から歩くとプラス1時間半くらいなので膝が心配、ってことで、中間地点のしるし平から登ります。
こどもの日、かつ久々穏やかな天気ということで混雑が予想されたので、早めの出発。
駐車場には先行車1台、準備している間に2台くらい到着。
駐車場と道路を挟んだ反対側に登山口あり。
登山口横には、あずまやとキレイなバイオトイレがありました。
素晴らしい。
歩き始めは砂利道の林道。
スタートしてすぐに、杉林の中を直登する道がありましたが、まきchin隊は緩やかに登るみちのく潮風トレイルの道を辿ります。
つくし森経由の道を右に分けて歩いていくと、杉林の中へ。
しばらく直登で登っていくと
緩やかな登山道をショートカットするようにたくさんの踏み跡がついてますが、どっちを進むか迷いそうなところには標識完備。
膝が元気だったらショートカットでぐいぐい登っちゃうかもしれないけど、今回はリハビリ登山につき、緩やかな潮風トレイルの道をのんびり歩きます。
ゆる~り歩いていくと、少し窪地のようになっていて湧水が流れているところに出てきました。
ここまであまり花は咲いていなかったけど、ここからは花がいっぱい!
登山道沿いにはカタクリの大群落。
花びらもくるりと反り返っていて、キレイに咲いてます♪
すっかり花開いた白い花も、咲き始めのピンクの花びらも可愛らしい♪
たくさんの小さな花々にすっかり足止めされちゃいました(^^
ここで大開平に続く舗装路の林道を渡って、再び登山道へ。
ここもショートカットルートがあちこちにありますが、まきchin隊は緩やかな道をのんびりと。
エンレイソウ、キクザキイチゲ、エンゴサク、ニリンソウ
花の種類も増えてきて、ますます賑やかな登山道。
足止めされまくり(^^
花々は賑やかだけど人は全然いないので(みんなショートカットルートで歩いてる?)、芽吹き前の明るい雑木林の中、花を眺めつつゆっくり歩きます。
贅沢だなぁ。
早春の花、カタクリに出会えると、なぜだか嬉しくなっちゃいますね。
この淡い紫色の花もなんとも可愛らしくて、見とれちゃう。
頭上にはヤマザクラ。
ほぼ終わっていたけど所々にまだたくさん咲いているのもあり。
足元も頭上も花いっぱい、そしてひらひら舞い落ちてくる桜の花びらもステキ。
そんな道をのんびり歩いていくと、大開平の先の休憩所に到着。
こんなに立派な休憩所があるなんて、階上岳も人気のお山なんだなぁ。
ここから山頂へは、ほんの一登り。
直登で一気に登っちゃう道もありますが、ここはやはりのんびり緩やか道を辿ってお花見を楽しみます♪
シロバナエンレイソウ、エンレイソウ
道沿いには、もういいよ、てなくらいエンレイソウがもしゃもしゃ咲いてます。
そこに所々シロバナエンレイソウが固まって咲いていて、それがまたなんとも可憐な感じ。
キクザキイチゲの大群落も♪
ニリンソウの群落も可愛らしいけど、キクザキイチゲは花が大きいから群落になっていると存在感ありまくりですな。
ほとんどの人は直登ルートで登っているようで、こちらの緩やかルートには全く人影なし。
うちらも膝をケガしてなかったら緩やかルートは選択しておらず、こんなにたくさんの花には出会えなかったかも。
いや、それ以前に、短時間で歩ける里山には登っていなかったかもしれないし。
ケガの功名か、なんて言いつつ、のんびりとお花見ルートを歩きます。
静かな森の中には、様々な鳥のさえずりも響いてます。
これはゴジュウカラかな。
ごろ太君、最近鳥にもハマってて、さえずりの主を探すのにも忙しい(^^
てか、林の中で鳥を探すのって、ほんと難しいんだけど!
さっきは白いキクザキイチゲの群落だったけど、今度は薄紫のキクザキイチゲの群落が登場。
上品な色合いがステキで、これまた見とれちゃう。
白いキクザキイチゲもいいけど、やっぱり好きなのは薄紫のキクザキイチゲだな。
いやー、いいですな。
お花見しながらのんびり歩いていくと、最後に直登ルートに合流。
丸太の段を登って鳥居をくぐると
山頂に祀られた嶽大明神の祠の前に出てきました。
手を合わせてお詣り。
大明神の右手に回っていくと、開けた山頂広場に到着。
前日の名久井岳に引き続き、ここにも一等三角点♪
なんでも、青森県内で最初に設置された一等三角点だとか。
立派な山頂標識と展望台もありました。
さすが三陸復興国立公園、ばっちり整備されてます。
展望台からは八戸市街や太平洋、種差海岸方面が一望。
左手には八甲田の山並みもうっすら見えてました。
さて、ではここからお隣の南岳までもうひと歩き。
南岳へ向かう道の途中には、龍神水なる湧き水も。
山頂付近なのに、こんなに水が湧いているとは。
南岳へは、階上岳山頂から1kmほど。
緩やかに40m下って登り返す、県境の稜線上の道を辿ります。
足元にはスミレたち。
階上岳山頂まではいろんな花が咲いていたけど、こちらの道はまだ季節がそこまで進んでいないのかな。
木々もまだほとんど芽吹いてないしな。
北西側に眺めるのは八甲田連峰。
今日も結構靄っていて、遠くの山並みはうっすら。。。
右の小さなとんがりが、前日登った名久井岳。
左の台形の山は折爪岳かな。
折爪岳の左手には岩手山、奥には八幡平がうっすら見えてました。
こちらはお隣の久慈平山。
昨日名久井岳から眺めた時、階上岳と峰続きになっているように見えていた山ですな。
開けて気持ちの良い展望、しかも誰もいなくてとっても静か。
景色眺めながら、しばしのんびり過ごしちゃいました。
さて、では来た道を戻ります。
階上岳山頂に戻ると、結構人が増えていて賑やかになってました。
展望台からもう一度景色を眺めたら、さっくり山頂を後にして下ります。
帰りも道端の花を眺めつつ、のんびりと。
里山は、時間を気にせずゆっくりのんびり歩けるのでよいですな。
ケガをして知る、これまであまりなかった里山の楽しみ方かも(^^
行きにもまして、シャキッと咲いてるニリンソウ。
お日様の光をタップリ浴びて、つぼみもたくさんスタンバイ中。
カタクリの群落にも、再び足が止まっちゃう。
いやはや、思った以上に花咲いてたな。
芽吹き始めたばかりの明るい雑木林も気持ちよかった。
道も歩きやすく、気分に応じていろいろルートどりできるのもいいですな。
続々と登ってくる方たちとすれ違いつつ、下山して終了です。
帰ってきたら、しるし平の駐車場は満車でありました。
大開平からのファミリー連れも多かった感じ、さすがはこどもの日。
5月下旬からは、山ツツジで山頂付近が真っ赤に染まるそう。
それより前の時期は早春の花々がいっぱいだし、秋は紅葉もキレイだろうし。
歩きやすく、林も花も美しいステキな山でありました。
下山後は、近くの階上町わっせ交流センターで階上蕎麦に舌鼓(詳細は速報)。
岩手の御所野遺跡に寄り道してから、奥中山温泉の朝朱の湯で温泉(570円→割引券使用で285円)。
そしてこの日は道の駅にしね泊です。
> 5/6 東根山へ
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024年の山歩き(2024.12.25)
- 2024/12/1 山梨初冬山歩き・三ツ峠山~本社ヶ丸周回(2024.12.05)
- 2024/11/30 山梨初冬山歩き・赤鞍ヶ岳~菜畑山周回(2024.12.03)
- 2024/11/17 山形山城歩き・長谷堂城(2024.11.22)
- 2024/11/16 山形晩秋山歩き・徳網山(2024.11.20)
コメント