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2022年5月30日 (月)

2022/5/28 南東北新緑山行・八溝山

茨城と福島の県境、茨城県最高峰の八溝山へ。

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しっとり美しい新緑の林と、名水百選の湧水群を巡って歩きます。

===八溝山(やみぞさん)===
2022/5/28(土):日輪寺(7:40)~▲八溝山(8:20-9:00)~金性水(9:35)~旧参道入口(10:00)~日輪寺(10:30)
歩行距離:5.7km
累積登高:300m
累積下降:300m
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この週末は、土日とも強風予報。
金曜夜までは大雨で東北は土曜もその影響が残り、日曜は全国的に好天。
行先迷いましたが、やはりこの週末も東北方面へと向かいます。

土曜日は、強風の影響は比較的なさそうな山へ。
茨城、栃木、福島の三県にまたがる八溝山地の最高峰で、茨城県最高峰でもある八溝山に茨城県側から登ります。
なお、福島県棚倉町からの登山道は、現在通行止めだそう。

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実は山頂まで車で行けちゃうのだけど、それだとつまらない、というわけで、中腹にある日輪寺からスタート。
駐車場は割と広く、トイレもあり。

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関東各地に点在する坂東三十三観音の一つだそうで。
赤い柱と白い壁が印象的な本殿にご挨拶してから、出発。

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本殿の脇から伸びるコンクリ道を登っていくと、車道を横切って登山道へ。
ここからは、山頂へ続く車道と並行して延びる登山道を辿ります。

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車道と並行している道だから、割と手が入った人工的な感じの道なのかと思いきや、ブナやミズナラの美しい天然林の中の道。
木漏れ日キラキラ輝いて、そして木立を抜けて吹き渡る風も涼やかで。
気持ちいい!

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のんびりゆる~り歩いていくと、八溝川湧水群の一つ、銀性水に到着。
名水100選にも選定されていて、徳川光圀公が命名した5つの湧水から成る八溝川湧水群。
今回は、この湧水群もめぐりつつ、ぐるりと周回で歩きます。

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湧水地にはいろんな小鳥が集まってます。
色鮮やかな小鳥もいて、可愛い(^^

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どっしりと聳えるブナも美しく苔むしていて、なんとも重厚で。
いろんな緑があって、いいですなぁ。

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銀性水を後にして歩いていくと、こんな石像も。
古からの信仰の道なんだな。

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そんな道をゆる~りのんびり。
鳥のさえずりが響く木立の中を歩いていくと

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山頂直下で立派な鳥居が登場。
鳥居をくぐって階段を上がって

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山頂広場に建つ八溝嶺神社に到着です。
日本武尊の建立とも言われる神社で、古くから信仰を集めていたとのことで、かなり立派な神社。

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神社の隣には、神社に負けず劣らず立派(?)な展望台。
なぜかお城みたいな形してますが。

山頂広場は木立に囲まれているので、展望を得るなら展望台に上る必要がありますが、まずはその前に山頂へ。

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こちらが、一等三角点のある山頂。
山頂標識を見ると「福島県棚倉町」と書いてあってビックリ、ちょうど県境なのかな。
神社とか展望台の前に、茨城県の案内看板がガッツリ立っていたので、てっきり山頂全体茨城県かと思ってた。

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山頂標識の近くのツツジはほぼ咲き終わり。
それでも、咲き残ったツツジに鮮やかなミヤマカラスアゲハが飛んできてました。

さて、では展望に上って景色を眺めます。

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まず眼下に眺めるのは、八溝嶺神社。
こうやって上から眺めるのは、なんだか罰当たりな気もしつつ(笑)

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北西側には那須連山と男鹿山、会津方面。
那須には雲かかってるかな?と思っていたけど、茶臼岳がはっきりと見えてました。

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西側には、高原山と日光の山々。
女峰山や男体山がクッキリ見えてます。

南側には筑波山や奥久慈男体山も。
天気がよければ富士山や丹沢も見えるそうで。
展望台のおかげで、ぐるり360°の大展望♪

さて、展望台からゆっくりと景色を楽しんだら、さっくり下山開始です。

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山頂直下まで伸びている道路を少し下ると駐車場があり、その下に湧水群の一つ、白毛水。
じゃぶじゃぶ湧いてますな。

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白毛水から再び道路に戻り、そこから湧水巡りの道へ。
登山道と車道が交錯してたり、湧水に行くには脇道入ったり、といろんな道があるけど、標識はしっかりしているので迷うことはなし。

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登山道に入るとすぐ、八丁坂の長い階段を下ります。
道の両側には巨大な杉の木が立ち並んでいて、さすがは八溝嶺神社の旧参道ですな。

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八丁坂の途中には、龍毛水。
苔むした岩に囲まれて、なんだか風情ある佇まい。

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龍毛水のすぐ下には、鉄水。
ここは他の湧水とは違って、石の穴から水が湧き出ている一風変わった湧水。
屋根が付いてるのもここだけでした。

鉄水を過ぎると八丁坂は終了。
緩やかな道を辿っていくと

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湧水群の最後の一つ、金性水に到着。
光圀公は、特にこの金性水を好んでいたそうで。
黄門様にあやかって、我らも一口賞味(^^

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金性水を過ぎると、あとは緩やかな道を下ります。
新緑の雑木林の中の明るい道が気持ちよい♪

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道沿いには、信仰の道らしく妙見菩薩の岩屋と祠があったり。

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大きく枝を伸ばすブナ大木も!
この道を登って八溝嶺神社を目指す善男善女を、古くから見守っていたブナなんだろうな。
それにしても立派な枝ぶり。

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こんなに森が美しくて瑞々しい山とは。
参道ということで道も歩きやすく、新緑を楽しみつつのんびり下って

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旧参道入口に出てきました。
ここにも駐車場があり、数台停まってました。

さて、ここからは日輪寺へ向けて少し登り返し。

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沢筋までいったん60mほど下ったら、杉林の中をゆる~りと100mほど登り返し。
ここもまた巨大な杉の木が多く、森閑とした雰囲気の林の中を歩いて、日輪寺に戻って終了です。

さくっと軽く歩ける茨城県最高峰の八溝山。
福島との県境ということもあってか、関東の山というよりは東北の山に雰囲気近い感じ。
名水百選の湧水を巡りつつ、しっとり美しい新緑の林をのんびり歩いて、なかなか楽しい道でした。
紅葉の時期は、山頂へと続く道が通行止めになってかなりの人出だそうですが、この時期はほとんど人にも出会わず静かな山でよかったです。

下山後は、翌日に備えて福島・喜多方へ移動。
お久しぶりの"菊水"で喜多方ラーメンに舌鼓を打ったら、会津坂下の新鶴温泉健康センター(520円)で温泉。
その後は、恵隆寺の立木観音を拝んでから、道の駅あいづで車中泊です(詳細は速報)。

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