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2022年4月13日 (水)

2022/4/9 鳥海山・月山森BC

鳥海山南麓の月山森へ。

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山頂手前から眺める笙ヶ岳~御浜、扇子森の稜線と千畳ヶ原。
森林限界より上は、ここ日本?みたいな圧巻の景色が広がります!

===月山森===
2022/4/9(土):さんゆう(7:10)~鈴木小屋(9:10)~▲天主森(10:50)~▲月山森(11:40-12:25)~鈴木小屋(13:05)~さんゆう(13:45)
歩行・滑走距離:15.4km
累積登高:1,350m
累積下降:1,350m
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この週末は、久々に土日とも好天の山スキー日和。
が、山には木曜夜に降雪あり、そして週末はかなり昇温とのこと。
新雪が悪さをしているような気がするけど、雪が切れる前に、と鳥海山南麓の月山森へ向かいます。

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早朝、入山口に向かう途中に、朝空に聳える鳥海山を見上げます。
どっしりと聳えて雄々しいお姿♪
春スキー時期に鳥海山に来るのは3年ぶり。

入山は、三ノ俣の農林漁業体験実習館さんゆうから。
積雪期限定ルートです。
建物前の駐車場と道を挟んだ向かい側にも駐車場あり、そこに車を停めて出発です。

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さんゆう脇の三ノ俣スキー場(三ノ俣冬季レクリエーション施設、だそう)から出発。
まずはここを登りますが、、、雪、もう途切れてないか?!
1週間前に来た人の記録を見ると、まだ一面の雪だったのに。
(案の定、途中で一回板を外した)

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開けた斜面を過ぎて歩いていくと、杉林の中へ。
ここも雪切れ間近、でもどうにか雪をつないで登っていくと

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開けたブナ林に出てきました。
大きなブナの木がいっぱい、そして1か所からかたまって生えているのが、なんとも鳥海山麓っぽい感じ(^^
いい雰囲気♪

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木立の向こうに見えているのは天主森かな。
まだまだ先だなぁ、と思いつつ、緩やかな斜面を歩きます。

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のんびりとブナ林の中を歩いていくと、ゲレンデみたいに開けた斜面に出てきました。
以前、大規模なスキー場を造る計画があったそうなのだけど、ここまで広げる計画だったのかな。

入山口から鈴木小屋までは、かなり緩やかな斜面が続きます。
ほぼ木立の中なので風もなく、しかもこの日は朝から昇温ということで、暑い!
緩やかな斜面でスピードも上がらず、だらだらと、もとい、のんびり歩いていくと

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入山口から520mほど登り上げて、鈴木小屋に到着。
以前はここに泊まることもできたそうなのだけど。。。今は無理かな?

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さて、鈴木小屋を過ぎるとようやく斜度を増した斜面へ。
このくらい斜度があるほうが調子いいなぁ、とがしがし登ります。
斜面の雪は程よく緩んだザラメ雪、直登で登れていい感じ。

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そんなブナ林の中を鈴木小屋から300mほど登り上げていくと、ようやく森林限界へ。
斜度も緩やかになり、開けた斜面へと進んでいくと

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目の前に、どかーんとこの景色が広がります!
左手のピークは天主森、右手の奥が月山森かな。
そしてこの大斜面の開けっぷりが素晴らしい(^^

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右手に、月山森から延びる南尾根と、そこから藤倉沢に落ち込む斜面を眺めつつ。
なんとも壮大な景色にうっとり。

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背後に庄内平野と日本海を眺めつつ、天主森へ向けて緩やかに登ります。
海に近い独立峰の鳥海山ならではの景色に目を奪われちゃいますね~(^^

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広大なザラメ斜面を気持ちよく登り上げていくと、天主森が近くなってきました。
前後して登っておられる単独テレマーカー氏は、天主森には寄らずにそのまま月山森を目指すようで。
途中で追い越したスノーシューの2人組は、今日は天主森まで、と言ってたな。
我らは、まずは天主森のピークを踏むべく、斜面へ取りつきます。

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高度が上がって少々風が強くなってきたので、上着を着こんで歩きます。
天主森手前の斜面は少し傾斜が急だけど、全面ザラメで歩くには問題なし。

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回り込むようにして急斜面を登り上げ、尾根上に上がると、少し藪が顔を出してました。
そして尾根の左手には

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この大展望が広がります!
笙ヶ岳から御浜、扇子森へと続く稜線、その手前に広がるのは千畳ヶ原。
春に滑っていたのはあの辺かぁ、夏や秋に歩いたのはあのあたりだな、と目で辿りつつ。
いやぁ、すごい景色。雄大過ぎて、日本じゃないみたい。

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大展望に何度も足を止めつつ尾根上を登り上げて、のっぺりした天主森ピークに到着。
目の前に聳えるのは、月山森手前の1576ピーク。
月山森はその奥ですな。

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天主森ピークから少し滑り降りたら、1576ピーク目指して最後の登りに取りつきます。
登りながらも、何度もこの景色に目を奪われちゃう。
笙ヶ岳の東面にはクラックも走っているような?
雪庇も大きそう。

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天主森を背後に、ぐい~っと。
折からの日射しで緩んだザラメ斜面、そして直登で行けちゃうくらいの傾斜。
帰りはどうやって滑ろうかな、と斜面を眺めていろいろ妄想しつつ登ります。

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1576ピークを少し右から巻くようにして歩いていくと、いよいよ目の前に月山森のピークが登場。
その奥には、どかーんと聳える鳥海山の外輪山!
山頂からはすごい景色が広がっていそうな予感に、どきどきワクワク。

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左手には、ずら~り連なる笙ヶ岳や扇子森の稜線。
山頂を目の前にして、素晴らしい景色に何度も足を止めちゃいます。

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山頂手前は、緩やか斜面で雪も緩んでいい感じ。
景色にウットリしながら歩を進めて

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月山森山頂、到着!
目の前に迫る外輪山の景色に圧倒されて、思わず「おお~っ」と歓声が。

入山口から1,350m登って到着した月山森は、さすがにピークはかなりの強風。
外輪山側の東側斜面に少し下ると風が弱くなったので、そこで滑降準備しつつしばし一休み、です。

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河原宿方面。
河原宿小屋(トイレ?)が小さくぽっちりと見えてます。
その向こうに連なる山並みは、神室連峰や虎毛山、栗駒山かな。

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登りながら何度も眺めた笙ヶ岳~扇子森の稜線と、千畳ヶ原。
何度眺めてもカッコいいですな。
また花の時期、紅葉の時期に歩きたい。

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登ってきた方角を振り返ると、1576ピークと天主森。
その向こうには庄内平野と日本海が広がります。
これぞ鳥海山、な景色♪

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そして目の前に聳える外輪山。文殊岳や伏拝岳かな。
迫力たっぷりなお姿に見惚れちゃいますね~。
湯ノ台から登ってきた人たちが、外輪直下の斜面に取りついているのが見えました。

さすが鳥海山、異次元でスケール壮大な景色に圧倒、です。
景色素晴らしすぎて、40分以上も山頂でのんびりしちゃいました。

というわけで。
名残惜しいですが、山頂を後にしていよいよ滑降開始。

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山頂から緩やかに広がる斜面に飛び込みます!
ここらあたりは、風に叩かれているからかやや締まり気味のザラメ雪、気持ちよく板を走らせます。

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斜度もきつすぎず緩すぎず、いい感じ♪

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1576ピークからは、藤倉沢の右岸斜面を滑ります。
すかーんと開けた斜面が最高♪と気持ちよく滑っていたら、所々に吹き溜まった新雪がストップ雪になっていて時折苦戦。。
やっぱり新雪が悪さをしていたか~。

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でも、目の前に広がる広大な景色はかなり気持ちよい。
雪面が茶色いところは板がよく走るザラメ雪なので、そんなところをつないでのんびり滑ります。
というか、新雪に突っ込んだ時に前転しそうになるのでスピード出せない(笑)

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日本海と庄内平野を右手に眺めつつ。
こんなに海に近い所を滑れるのも、鳥海山ならでは。
なかなか見られない景色が楽しい。

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急峻な藤倉沢に入り込まないように、広大で真っ白な斜面を滑ります。
・・・いや、むしろ、この時期はもう新雪で真っ白じゃないほうが滑りやすいんだけどね(^^;

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下りは天主森には寄らず、東側の開けた斜面を滑ります。
右手に天主森を眺めつつ。

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いやはや、素晴らしい。
山頂から250mほど一気に滑り降りて、滑ってきた斜面を見上げます。
かなりいい斜面!

さぁ、まだまだお楽しみの斜面は残ってますよ~♪

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標高1,400m付近から下は、悪さをする新雪もなく快適ザラメ斜面が広がります。
これまでのストップ雪混じりとは打って変わって、板がめちゃくちゃ走る!

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ごろ太君も気持ちよくかっ飛ばしてます(^^

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正面にうっすら見えている月山を眺めながら、気持ちよくターンを刻みます。
景色最高、雪も斜面も最高。

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広大な斜面は、ラインどりも自由自在。
周囲の景色も素晴らしいし。
鳥海山山スキーは、何と言ってもこの広大さが最高だな。

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天主森を背に、気持ちよくザラメ斜面を滑ります。

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しゃぁ~っとザラメを巻き上げるごろ太君。
これぞ春スキー、ですな。

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森林限界までタップリと標高差550mほど滑って、天主森と月山森を見上げます。
景色も斜面も最高でした!
雪も、上部はやや硬めザラメ、中盤は新雪ストップ雪混じり、後半は快適ザラメ、とバリエーションに富んでましたがそれはそれでヨシ。春スキーだもんね。
スキーヤーは、まきchin隊の他には単独テレマーカーがお一人のみ、静かな斜面を贅沢に滑ることができたのも良かった♪

さて、ここから先はブナ林の中を下ります。

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ブナ林の中は、早くもざぶざぶ雪。
足を取られそうになりつつ、木立をぬって滑ります。

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途中で、開けたゲレンデ状の斜面へ。
もしゃもしゃと灌木が生えてきているのは、自然に還りつつあるのかな。

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鈴木小屋を過ぎた先の緩やかブナ林でのんびりツリーランを楽しんだ後は、杉林を抜けて伐採地跡へ。
(行きには、この伐採地を横目で見つつ木立の中を登っていた)
雪はぎりぎりつながっていて、賞味期限切れ間近。

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伐採地跡を過ぎると、スキー場上部の開けた田畑地帯に戻ってきました。
フキノトウやあぜ道が顔を出していて、もう春だなぁ、という景色。

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振り返って仰ぎ見る天主森と月山森。
楽しませてくれてありがとう!

そしてさんゆう脇のゲレンデ斜面は、朝よりも雪融け進んでいて、中盤からは板を外してツボ足で下山。
いやはや、大充実、大満足です!

斜度が緩やかな割には標高差1,350mと結構登りごたえ(歩きごたえ?)あり。
下部のブナ林の雰囲気も良く、森林限界から上は異世界のような素晴らしい景色。
しかも、人が少なくて静かだし(雪切れ間近だったから?)。
斜面も広大で気持ちよく、さすが鳥海山、でありました。

何度も計画しながらなかなか来れてなかった月山森。
ここ、春の定番にしたい。

2022040951
下山後に麓から見上げる鳥海山。
あれが笙ヶ岳であれが伏拝岳、あのあたりが月山森かな?と眺めるのもまた楽し。

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八森温泉ゆりんこ(460円)の温泉に浸かってから向かった、酒田ラーメン"満月"から見上げる鳥海山。
素晴らしい一日をありがとう!
(ラーメンの詳細は速報へ)

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コメント

お疲れさまです!
本当に行きたかったです鳥海山へは、、、
一番近くで見たのが最上町からなので、富士山みたいでしたが、庄内からみるとピークが二つあるのですね
いい斜面滑られて、羨ましいです
日本海ビュー最高ですね!

投稿: たむ | 2022年4月14日 (木) 23時27分

たむさん>
ありがとうございます!
たしかに鳥海山は、見る場所によって形が変わるので面白いですよね。

鳥海山ならでは、の日本海ビューもゲットできて、よかったです(^^
花の鳥海山も紅葉の鳥海山も素晴らしいので、ぜひ♪

投稿: まきchin | 2022年4月15日 (金) 02時32分

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