« 2022/2/19-20 アカカン&戸隠ゲレンデスキー | トップページ | 【速報】2022/2/26-27 会津スキーに行ってきました~ »

2022年2月23日 (水)

2022/2/12 稲庭岳BC

岩手県北部の稲庭岳で山スキー。

202202120
麓から見上げる端正なお姿。
のんびり癒し系の山です。

===稲庭岳===
2022/2/12(土):除雪最終地点(9:10)~駒形神社(10:40)~▲稲庭岳(11:20-12:00)~駒形神社(12:20-12:30)~除雪最終地点(13:00)
歩行・滑走距離:8.8km
累積登高:610m
累積下降:610m
======

1日目(2/10):森吉山BC
2日目(2/11):森吉山BC
3日目(2/12):稲庭岳BC
4日目(2/13):岩手高原スキー場

2日間がっつり森吉山を楽しんだ翌日は、新規降雪もしばらくないのでゲレンデスキー、と思っていたのですが。
昼過ぎまでは風もなく穏やかな天気予報、それに移動中も周囲の山々がキレイに見えてるし。
・・・こりゃ、ゲレンデ滑るより山を歩いたほうがよくないか?!ということで、ほぼスキー場近くまで行っていたのですが急遽行先変更。
目星をつけていた、岩手県二戸市の稲庭岳へ。
雪はあまり期待せず、歩きと景色が楽しめればよいかな。

八戸道浄法寺ICで降りて、駒形コース登山口を目指して走っていくと、豆腐屋さんの先で除雪最終地点に到着。
先行車は2台、ちょうど単独の方が2名それぞれ出発されるところでした。
#降雪時は除雪の邪魔になるので、遠慮した方がよさそう

202202121
我らも準備して、出発。
稲庭岳の山頂を眺めつつ、登山口へ向けて続く道路沿いに歩きます。

202202122
道はすぐに杉林の中へ。
20分ほどのんびり歩いていくと、右手に開けた牧場が見えてきました。
先行者のトレースと前日のスノーシュー跡はそちらへ向かっていたので、我らもそれに続きます。
#もう一人の先行者のトレースは、そのまま道を進んでました

202202123
開けた牧場の緩やかな斜面をのんびりマッタリ。
昨年滑った七時雨山みたい、このゆったりした雰囲気に癒される(^^

202202124
視界も開けて展望抜群。
右手に見える山並みは、八甲田と十和田の山並み。
こんなに八甲田や十和田が近いのか!とちょっとびっくり、二戸って岩手のほんと北だもんねぇ。。。

202202125
風もなく穏やかで、ぽかぽか暖かくて、一足お先に春スキーな雰囲気。
そして足元の雪はモナカ気味、帰りに緩んでいることを期待しつつ。
気持ちよくのんびり歩いていくと、牧場の斜面の先に稲庭岳の山頂が見えてきました。

202202126
ばーんと開けた背後には、階上岳、折爪岳、平庭岳といった山並みが連なります。

202202127
昨年滑った七時雨山の双耳峰も見えてますね~。
七時雨山もマッタリ系の牧場が広がっていたなぁ、なんて思い出したりして。
峰続きに見えているのは、奥中山高原のある西岳だな。

202202128
牧場を過ぎるとダケカンバの林の中へ。ここらあたりで夏道に合流。
日射しが射し込んで明るい林の中を、夏道沿いにのんびり歩きます。

202202129
途中、石の祠が顔を出してました。
信仰の山なのね。

2022021210
木立の向こうに山頂を仰ぎ見つつ。
だんだん近づいてきたぞ。

2022021211
ひたすらのんびり歩いていくと、駒形神社に到着です。
立派な馬の像と鳥居、社殿にびっくり。
社殿の周りを取り囲むように、大きな杉の木が立ち並んでました。

2022021212
社殿の前の馬の像に積もった雪が、まるでペガサスの翼みたい(^^
※羽に筋を付けたのはごろ太君です(笑)

神社にお詣りして、一息ついたら出発。
ここから山頂へは、ようやく斜度を増した斜面を標高差で200mほど登ります。

2022021213
神社から山頂まではブナ林の斜面。
癒されるなぁ♪

2022021214
斜度もそれほどきつくなく、登りやすい。
先行者のトレースをありがたく辿らせていただきつつ、ブナ林に癒されつつ。
森吉山のブナ林とはまた違った雰囲気がヨシ。

2022021215
登っていくほどに、雪がもりもり付いてすごいことになっている木々がたくさん登場。
雪が降ってから数日は経っているはずなのに、まだこんな感じで残っているとは!
しかも足元の雪もまだふわっふわ、これはかなりいい感じかも。

2022021216
登り上げていくと、木立の向こうに遠くの山並みも見えてきて。
山頂は近いぞ、と斜度を増してきた斜面をぐい~っと。

2022021217
山頂直下は、ちょっとしたオープンバーン。
稜線の雪庇を避けて登り上げて

2022021218
稲庭岳山頂、到着!
ブナ林の中から、360°の大展望が広がる解放感タップリの山頂に出てきました。

先行の単独の方お二人が出発していかれたのを見送って、まきchin隊はぐるりと景色を眺めます。

2022021219
まずはこちら、八甲田連峰。
連なる山並みの右には、これまた昨年登った十和利山や三ツ岳が真っ白に聳えてます。
改めて、青森がこんなに近いんだなぁ、と思ったり。

2022021220
こちらは鹿角方面。
真っ白な三角の山は、五ノ宮岳かな。
あの辺も歩いてみたいのだけど、熊がおっかなくてなかなか足が向かず。

2022021221
岩手山や安比岳、八幡平、秋田駒ももちろん見えてます。
この日は気温高めということでだいぶ霞んでたけど、それでも岩手山はやっぱり大きい!
そしてこの右奥には、なんと森吉山まで見えてました。

2022021222
双耳峰の七時雨山の奥には姫神山も。

山頂からは、岩手県北や青森の山々がぐるり一望!
ぽかぽか陽気で気持ちよく、開けた山頂で景色を眺めながらしばしのんびり過ごしちゃいました。
後続の人もいないし、とっても静か。

ずっとのんびりしていられそうでしたが、お楽しみの滑走はこれから、てことで。
来た道戻るか、周回するか。
いろいろコース取りできる稲庭岳ではありますが、登ってきた北東斜面の雪がよさそうだったので、無難にそのまま戻ることに決定。

2022021223
山頂直下の斜面へと滑り込むと、なんとびっくり、ふかふかパウダー!
わずか数ターンのオープンバーンだけど、これはすごい。

2022021224
その下に広がるブナ林も、かなりいい雪。
ブナ林の影で、いい雪キープされてたのかな。

2022021225
数日前に降った雪とは思えない。。。
斜度もきつすぎず緩すぎず。
かっとび系には物足りなさそうだけど、うちらにはこのくらいがちょうどいい。

2022021226
下るにつれて、やや灌木が顔を出してましたがほぼ問題なし。
斜面のうねりもほとんどないし、木の間隔も程よくて滑りやすいし。

2022021227 2022021228
想定外のパウダー、頂いちゃいました♪
短め斜面なので、登り返して遊んでもいいかも。

2022021229
というわけで、一気に滑り降りて駒形神社に戻ってきちゃいました。
あー、楽しかった。

2022021230
神社からはほんの少し登り勾配なので、短い区間だけどシール装着。
小ピークまで300mほど横移動したら、再びシールはがしてダケカンバ林の中を下ります。
このマッタリ斜面も、木々をぬって滑るのがなかなか面白いんだな。

2022021231
で、牧場斜面に戻ってきました。
ここから先は、もしかしたらモナカ雪で苦労するかも。。。と思っていたのですが。

2022021232
なんとびっくり、折からの日射しに緩んで、いい感じのザラメなりかけ雪!
まったりしっとりした雪がなんとも楽しい。

2022021233
開けてのんびりゆったりした斜面もとってもいい感じで。
ごろ太君、ここを登り返して遊んでもいいかも!と。
春はこんな斜面が楽しいよね~(^^

2022021234
最後の大斜面も、朝はばりばりモナカだったのに、帰りは板がよく走るしっとり雪。
好天のおかげで、雪質大変身♪

2022021235
気持ちよくシュプール刻むごろ太君。

2022021236
ブナ林のパウダーから牧場のザラメ(なりかけ)雪まで、美味しくいただきました!
雪は全然期待していなかったんだけどなぁ、期待に反して最高だったな。

2022021237
牧場を滑り降りたら、あとは道路を滑り降りて終了。

急に思い立って来てみた稲庭岳でしたが、かなり良かった。
どでかいオープンバーンを滑るのも楽しいけど、最近はこんな感じの静かなのんびりマッタリ系が好きだな。
登りも下りも別ルートがあるので、また来てみたい。

下山後は、すぐ近くの天台の湯へ(500円)。
稲庭岳の原生林から湧き出る水を使っているそうで、さらっとしたお湯がとっても心地よい。
空いててのんびり浸かることができたのもよかったです。

そしてこの日は道の駅にしね泊、翌日は岩手高原スキー場を滑ってから帰宅、でありました。
北東北4days、満喫です。

← ブログランキング参加中♪クリックよろしくです

|

« 2022/2/19-20 アカカン&戸隠ゲレンデスキー | トップページ | 【速報】2022/2/26-27 会津スキーに行ってきました~ »

◇山スキー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2022/2/19-20 アカカン&戸隠ゲレンデスキー | トップページ | 【速報】2022/2/26-27 会津スキーに行ってきました~ »