2022/1/2 八甲田・雛岳BC
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ようやく穏やかな天気となったこの日は、八甲田・雛岳へ。
吹雪で2日間通行止めだったので、きっといい雪が溜まっているに違いない♪
いつもなら吹雪で真っ白の高原茶屋も、この日は穏やかな青空!
雛岳もクッキリ見えてます。
吹雪いてないとゆっくり準備できてよいですな。
さっさと出発していかれた先行の単独2名を見送ってから、まきchin隊も出発です。
歩き始めはブナ林の中の緩やかな斜面。
いつもは吹雪で見えない雛岳を、ブナ林越しに見上げながら歩きます。
歩きながら雛岳を見上げるなんて、なんだか新鮮な景色(^^
日射しの差し込むブナ林の中をゆる~りと。
前日の大荒れの天気が嘘みたいに穏やか。
歩き始めは先行の方のトレースを辿っていましたが、途中でトレースを離れて、いつもの尾根上をちょいラッセルしながら登ります。
尾根上の雪は風に叩かれてやや締まり気味、ラッセルもさほど苦にならず。
入山口から300mほど登り上げて、ブナ林のほぼ上限まで来ましたが、この日は風もあまりなく穏やかな天気ということで、もうちょい上まで行ってみることに。
厳冬期にこんないいお天気のときって、ほとんどないもんね。
先行の方のトレースにも合流して、ブナ林を抜けて開けた尾根上の斜面をジグザグ登ります。
尾根上の雪は、凍ってはいないけどやや硬め、しかも斜度も増してきて、ちと腰引け気味。
それでも、振り返ると真っ白な田代平が眼下に広がっていて思わず見とれちゃいます。
スカッと開けていい景色♪
尾根の左手には、ボウル状に開けた斜面が広がってますね~。
先行者のシュプールが2本、なかなかいい感じ(^^
先行のお二人は、このボウル状の斜面の上まで登って滑り込んだようですが、斜面は急だし雪も硬くなってくるしで、このまま登るのもちとおっかない。
上まで行ってもどうせ斜度が急で滑れないだろうしなぁ、と、入山口から510mほど登ったところで登行終了です。
それでも、いつもより200mくらい上まで登りました!
そうと決まれば滑降準備。
木立の陰でシールはがして準備して
いざ、開けた斜面へ!
思った通り、いや、思った以上の軽いパウダーがタップリ♪
これはほんとに、どこまででも滑れちゃいそうな。
(でもこのままずっとまっすぐ滑っていくと、深い沢にはまっちゃう)
広い斜面には先行お二人のシュプールがあるのみ、ラインはまだまだ取り放題。
雛岳にこんなとこがあったのか!という感じで、一気に150mほど開けた斜面を滑り降りちゃいました。
吹雪いてるときや視界不良時には来れないですが、素晴らしい斜面と雪をいただけました(^^
斜面を一気に滑り降りた後は、少し横移動してお楽しみのブナ林間へ♪
こちらもとっても軽い雪がタップリ積もってます。
年末にどかっと降った雪のおかげで、地形も藪もほぼ埋まっていい感じ。
降って⇒沈降して⇒降って⇒沈降して、と何度か繰り返したのが良かったんだろうな。
飛ぶように滑るごろ太君。
雛岳と言えばこのブナ林間、いやはやこの日も素晴らしい。
ここもまたどこまででも滑れちゃう斜面にて。
斜度が緩やかになって少し藪が出てくるあたりまで、一気に200mほど滑り降りて満足!
・・・が、こんないい天気、いい斜面なのでこのまま帰るのはもったいない。
もう一本いっちゃいますか、ということで。
自分達の登りトレースを使って登り返し。
まきchin隊の後、何組か登っていったようで、すっかり踏み固められたトレースができあがってました。
ブナ林上限くらいまででいいかなぁ、と思っていたけど、やっぱりこの上の開けた斜面を再び、てなわけで。
1本目の滑り出しまでは行ってみますか。
朝よりも雲が晴れて、遠望も効いて気持ちよい景色。
陸奥湾や下北半島も見えていて、あれが吹越烏帽子かな、あっちは釜臥山かな、なんて言いつつ登ります。
このままもっと上まで行っちゃうか?なんて思ったりもしたけど、朝よりもかなり風が強くなり、これ以上登るのはちょっとキツイ感じ。
無理せず1本目の滑り出しポイントまでで登行終了、再び斜面へ!
1本目よりもだいぶシュプール増えてましたが、まだまだ面ツル斜面はいっぱい。
風が強くなったので心配してたけど、雪質もキープ♪
まきchinも遠慮なく飛ばします。
夏油のパウダー訓練が効いたな(^^
久々に笑いが止まらない斜面と雪でした(^^
2本目は1本目よりもさらに長めに滑り降りて大満喫♪
そして最後はブナ林間へ。
木立の外は強風吹き荒れていますが、ここは穏やかそのもの、雪もまだまだ素晴らしい。
まきchinにしては珍しく、スピード感あふれる滑り(笑)
それだけいい雪いい斜面ってことで。
この日はほんと、柔らかくて軽くていい雪がタップリ。
最後まで面ツルの林間パウダーをいただいて、大満足です。
斜面が緩やかになるところまで思う存分滑ったら、あとは行きのトレースを使ってボブスレー状態で下山であります。
入山口まで戻って見上げる雛岳。
山はクッキリ晴れてるけど、山頂付近は強風で雪煙がすごいですな。
朝はほとんど風なかったのに、昼前から強風、それでもお天気はもってくれてよかった(^^
人はそこそこ入っていたと思われるけど、山中ではほとんど人に出会わず。
静かな山、これもまた雛岳のいいところなんだよな。
そしてブナ林はもちろん、山頂直下の開けた斜面がほんと素晴らしかった。
雪質も最高で、今まで雛岳に来た中で一番良かったんじゃないか?というくらい。
厳冬期の山スキーで、こんなに天気よくていい雪いい斜面を最後まで滑れることってあまりないけど、今日はまさにそれ。
最高の一日でした。
下山後は、ホテル城ヶ倉の日帰り入浴へ(1,000円)。
この日も貸切状態でのんびり、そのまま黒石経由で弘前に寄り道していたら雪がもさもさ降り出してきて。
高速道路が通行止めになる前に、と早々に南下して東北を後にしました。
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