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2021年12月 1日 (水)

2021/11/28 富士山展望山行・十二ヶ岳周回

西湖畔の御坂山地の岩尾根を辿って、富士山展望の山歩き。

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スッキリ澄んだ空にクッキリ聳える富士山が美しい。

===毛無山、十二ヶ岳、節刀ヶ岳===
2021/11/28(日):文化洞トンネルP(7:00)~登山口(7:05)~▲毛無山(8:35-8:40)~▲十二ヶ岳(10:10-10:15)~▲節刀ヶ岳(11:10-12:00)~▲十二ヶ岳(12:50)~文化洞トンネルP(14:15)
歩行距離:12.1km
累積登高:1,200m
累積下降:1,200m
======

寒波が押し寄せて東北甲信には降雪があり、スキー場オープンの便りが続々届いたこの週末。
滑ろうか歩こうかと結構迷いましたが、この時期はやはり富士山展望ハイクをしたい、というわけで富士五湖へ。
目指すは、14年前に歩いた西湖畔の毛無山~十二ヶ岳~節刀ヶ岳の岩尾根周回ルートです。

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文化洞トンネルの河口湖側入口に登山口があり、以前はそこに駐車場があったのですが、どうやら今は工事中のようで、代わりにトンネルの西湖側の集落の中に駐車場が設置されてました。
#駐車場案内の立て札あり
#10数台駐車可、トイレなし

人気のエリアということもあってか、既に数台停まってて先行者は何組かいる様子。
キーンと冷え込んだ朝の空気に縮こまりつつ、我らも準備して出発。

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朝日に染まる御坂の山並みを見上げつつ、出発。

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文化洞トンネルをくぐって、河口湖側入口の横にある登山口を目指します。
ちょうどこの日、河口湖マラソンが開催されるようで、道には距離標識が立てられてました。
フルマラソンか~、すごいな。

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駐車場から5分ほど歩いて、登山口に到着。
ここから山道が始まります。

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旧トンネルの入り口前を過ぎ、九十九折りに登っていくと尾根上へ。
すっかり落葉して明るい尾根上の道は、急なところは細かく九十九折りに道が切られていてとっても歩きやすい。

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立派な霜柱もあちこちに!
霜柱を見ると、冬の小学校のグラウンドを思い出すなぁ、とごろ太君。
確かに昔はよく見たよね、霜柱。

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九十九折りの急坂の道を過ぎると、緩やかな尾根上の道に。
歩きながら振り返ると、木立を透かしてキラキラ輝く河口湖が眼下に広がります。
お隣には西湖も見えていて、木立の中ながらもなかなかいい眺め。

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高度を上げていくと、富士山も見えてきた!
冠雪の富士山、さすがに富士五湖畔から眺めると大きくて迫力満点。

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長浜からの道の合流を過ぎると、いったん緩やかになっていた道は再び斜度を増して。
林の中をぐい~っと登り上げていくと

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山頂直下で木立が切れてカヤトの斜面へ。
そして目の前には富士山がどかーんと聳えます!
手前の尾根は足和田山かな。

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右手の奥には本栖湖畔の竜ヶ岳、その奥には雨ヶ岳、毛無山と連なってます。
御坂山地の毛無山から眺める、天子山塊の毛無山(^^

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そんなカヤト斜面の展望の道を九十九折りに登り上げて

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毛無山山頂、到着。
ここまではとっても気持ちの良い穏やかな道だったな。

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開けた山頂から眺める富士山♪
今日はこの富士山を眺めながらの稜線歩きであります。

というわけで、早速十二ヶ岳へと続く稜線歩きに出発、と歩きだすと

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すぐに一ヶ岳の標識が登場。
ここから十二ヶ岳まで、細かくアップダウンを繰り返す岩尾根歩きが続きます。
小ピークごとに立てられている●ヶ岳の標識を辿って歩きますよ~(^^

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一ヶ岳からの下りは、ザレた急斜面。
両側が切れ落ちた狭い尾根上の道なので、ザレで足を滑らせたら怖いところですが、お助けロープがついていて安心。

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岩尾根上の道は、北側から冷たい強風が吹きつけてきてかなり寒い!
こりゃたまらん、と久々アウター着込んで歩きます。
富士五湖周辺の山って意外と標高高いから、この時期寒いんだよねぇ。。。
つい最近まで晩秋陽だまりハイクだったのに、もう初冬ハイクだな。

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木立の中の二ヶ岳、三ヶ岳を過ぎて、四ヶ岳は好展望の小ピーク。
前方に見えているのは十二ヶ岳か。

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もちろん富士山も♪
西湖と足和田山、その向こうに富士山がどかーんと聳えてます。

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さて、さくさく先に進みますよ~
前方に十二ヶ岳ピークを仰ぎ見ながら辿る岩場の稜線の道は、急なアップダウン多く足元注意だし、結構風強くて寒いし、あまり景色を眺めてる余裕はない(笑)

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五ヶ岳~六ヶ岳間は、ごつごつした岩場の道が続きます。
岩の割れ目あり大岩あり、高低差はそれほどないけど、ここもまたロープや鎖がしっかりかかってますねぇ。
さすが、歩く人の多い山だな。

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六ヶ岳からは、木立の向こうに節刀ヶ岳山頂を眺めます。
この六~八ヶ岳間は比較的穏やかな道、ほっと一息つきながら歩いていくと

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岩場ピークを巻く道へ。
とんがった2つの岩場の基部を巻く狭い道を辿っていくと、壊れかけた十ヶ岳の標識が道沿いに落ちて(刺さって)ました。
きっとこの2つの岩場が九ヶ岳と十ヶ岳なんだろうな。

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巻き道を過ぎたら、いよいよここから本格的な岩場の道が始まります。
まずは急な岩場をよじ登って

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十一ヶ岳。
さぁ、あと一つ!

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十一ヶ岳を過ぎると、目の前にはラスボスのように聳える十二ヶ岳が迫ります。
間近に見るとまさに断崖絶壁、これどうやって登るの?!な感じ。

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そして、その断崖絶壁によじ登る前に、こちらも割と絶壁な岩場を下ります。
急な岩場の下りは嫌いだけど、それほど高さはないからいいか、と下っていくと

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噂の吊り橋登場。
鎖やロープは結構真新しくて、きっちり整備されている感はあってその点は安心だけど、それなりに揺れるのでドキドキしながら渡ります。
思ってたほどは揺れなかったけど。
怖いから踏板の下には焦点合わせない。

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吊り橋を渡ると、あとは十二ヶ岳へ向けて一気に100m登り上げる岩場へ。
ロープや鎖のかかる岩場は結構絶壁、手がかり足がかりはしっかりしているけど、こりゃなかなかな絶壁っぷりですな。

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登り始めは木立の中だった岩場も、中盤過ぎると開けて高度感ある岩場に。
もちろん景色を楽しむ余裕はなく、手元足元注意でぐい~っと登り上げて岩場クリア。

いやはや、なかなかな道だったな。
14年前もこの道歩いたのか、よく歩けたなぁ、あの頃はまだ何も怖いものはなかったもんなぁ、なんて思っちゃいました。
・・・14年前に歩いた記憶は全くなかったですが(笑)

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岩場を過ぎれば、十二ヶ岳ピークまでは穏やかな道。
途中、桑留尾に下る道の分岐を過ぎて歩いていくと

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十二ヶ岳山頂、到着!
山頂には石の祠と赤い木造りの祠があり、そしてもちろん富士山大展望♪

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青く輝く西湖と富士山。
長く裾を引く富士山が美しい。

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こちらはお隣の鬼ヶ岳と雪頭ヶ岳、その向こうには天子山塊の毛無山。
毛無山は昨年、鬼ヶ岳と雪頭ヶ岳は4年前に歩いたっけな。

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鬼ヶ岳から金山、節刀ヶ岳へと続く稜線の向こうには、白い山並み。
目を凝らして見ると

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冠雪の南アルプス♪
白峰三山と白峰南嶺、塩見岳がキレイに見えてました。

こりゃ、節刀ヶ岳からもキレイに見えるかも、とワクワク。
十二ヶ岳を後にして、節刀ヶ岳へ向かいます。

十二ヶ岳から節刀ヶ岳へは寄り道、往復2時間ほどの稜線歩き往復です。
ここから先は穏やかな道なのかな、と思っていたらさにあらず。

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岩場の狭い稜線を下っていくと、絶壁な岩場下りが登場。
まだ絶壁あったか~、しかもこっちは途中でカーブしていて下が見づらいし、段差大き目で足場に迷うところもあって、これまたナカナカな岩場。

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下から見上げるとこんな感じ。
それほど高さはないけど、岩場下りは慣れてないので慎重に下ります。

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岩場下りを過ぎると、今度はハシゴ登り。
やっぱり十二ヶ岳周辺は岩場な稜線なんだな。
険しい岩場の道は十二ヶ岳で終わりかな、とか思ってたけど甘かった(笑)

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そして到着した岩場の小ピーク。
ここは、十二ヶ岳~節刀ヶ岳間でも随一の展望スポット♪

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キラキラ輝く西湖と富士山。
左から延びているのは、十二ヶ岳から桑留尾に下る尾根かな。

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鬼ヶ岳もずいぶん近くなってきた。
今回、節刀ヶ岳から鬼ヶ岳、雪頭ヶ岳を経由して西湖畔に下る、というやや長めルートも考えたけど、西湖畔歩きが長くなるので、今回は十二ヶ岳から節刀ヶ岳往復としたのでした。

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そしてこの小ピークを過ぎると、ようやく穏やかな道へ。
アカマツや広葉樹の中の明るい尾根道を心安らかに歩いて

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鬼ヶ岳~節刀ヶ岳の稜線に合流。
ここも、富士山側の展望が開けた草地になっていて絶好の休憩ポイント。
(帰りに通ったら、何組か休憩してた)

ここまで来れば節刀ヶ岳は目と鼻の先。
落葉した木立の中の明るい稜線上の道を緩やかに歩いていくと、合流から10分ほどで

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節刀ヶ岳山頂、到着!
今回、ここが一番展望よかったかも。

というわけで、一休みがてらぐるりと景色を眺めます。

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歩いてきた十二ヶ岳のぎざぎざの稜線の先には、河口湖や山中湖。
その先には箱根の山々が連なります。

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東へと続く稜線の先には、御坂黒岳、三ツ峠、杓子山、御正体山。
奥には丹沢も見えてますね~。

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奥多摩や大菩薩もずら~り。
手前のぽっこり飛び出た岩峰は、釈迦ヶ岳かな。

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甲府市街の向こうに聳えるのは、金峰山や国師ヶ岳、甲武信ヶ岳といった奥秩父の山並み。

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山頂から少し下がったところからは、八ヶ岳も見えました♪
八ヶ岳も雪化粧、もう冬山だなぁ。

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そして南アルプスもずら~り。
甲斐駒、鳳凰三山、仙丈ヶ岳、白峰三山。
手前は櫛形山かな。

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塩見岳に白峰南嶺、悪沢岳、赤石岳、聖岳、笊ヶ岳。
素晴らしい展望!

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そして正面には、どかーんと富士山。
節刀ヶ岳って、こんなに素晴らしい展望だったのか。

そんな景色を眺めつつ、のんびり腹ごしらえ。
前日に道の駅富士吉田で仕入れたスイーツなんかもいただいちゃったりして、至福のひととき。
展望のよい山頂はいいですな。

景色を眺めていたらあっという間に時間が過ぎて、1時間近くも過ごしちゃいましたが。
何組か山頂に上がってきたのを機に、下山開始です。

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でこぼこの十二ヶ岳を眺めながら下ります。
結構な岩山だったけど、こうやって見るとなんだか凸凹っぷりがユーモラスな感じ。

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十二ヶ岳へと戻る道は結構すれ違いも多く、びっくり。
こっちまで足を延ばす人も割といるんだなぁ、と思いつつ十二ヶ岳山頂に戻ってくると、山頂は大賑わい。
さっくり山頂を後にして、桑留尾分岐から西湖へ向けて下山です。

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毛無山に登る道は割と穏やかで歩きやすかったけど、こちら十二ヶ岳から下る道は結構急で、ザレてたり岩場っぽかったりでなかなか険しい道。
そんな道をこの時間に登ってくる登山ツアーの高齢者グループもいたりして、びっくり。

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ザレた急坂や岩場には、ロープかかってたりハシゴが設置されてたり。
のんびりと下るだけかと思っていたら、なかなか緊張強いられる道でありました。
すれ違いも多かった。

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そんな道も、下るほどに緩やかになってほっと一息。
落ち葉をざくざく踏んで下っていくと

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文化洞トンネル方面へと続くトラバース道の分岐に到着。
このまま西湖畔まで下って湖畔を歩いて戻ることもできるけど、舗装路歩くよりは山道の方が楽しそうなので、ここは分岐に従ってトラバース道へ。

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下り勾配のトラバース道は道幅狭く、倒木があったりして歩きづらい所もあったけど、それでも落ち葉ざくざく踏んで歩くのは楽しい。
木立の隙間からは、大迫力の富士山も見えたりして。

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標高が下がって人家が近くなってくると、こんな標識も登場。
通学路ですって?!

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そして里に下れば、そこは紅葉真っ盛り。
紅葉の鮮やかな紅葉を眺めつつ、集落の中の道をのんびり下って駐車場に戻って終了、であります。

思った以上に好展望、そして思った以上に岩場の道。
14年ぶりに歩いた道は、当時の記憶は全くなく、新たな気分で歩くことができました。
展望のよい御坂山地の山は、この時期に歩くと気持ちいいですね♪
かなり寒かったけど、景色も存分に楽しむことができました。

岩場の道でのすれ違いに慣れてない人も散見されて気になりましたが(こっちが狭い岩尾根上にいて、先方が広い場所にいるにもかかわらず突入してくるとか)。
まぁそういう時代なんですかねぇ。。。

下山後は、河口湖周辺は大混雑だったので都留まで移動して芭蕉月待ちの湯へ(720円→JAF割で650円)。
そのまま下道で帰宅、でありました。

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