2021/10/10 東北紅葉山行・鳥海山
2021/10/9:岩木山(赤倉コース~百沢コース)
2021/10/10:鳥海山(祓川)
2021/10/11:七ヶ岳
前日の岩木山から大移動して、この日は鳥海山。
紅葉素晴らしく、比較的さくっと登れる秋田側の祓川から登ります。
この日は湿度が高く、しかも風が強いので標高高い所は天気微妙ですが、中盤までは紅葉楽しめるかな、ということで。
祓川の駐車場に到着すると、20台ほど停まってましたがまだまだ余裕あり。
早朝から満車になるのなんて、GW頃の春スキーの時期だけなのかしらん。
曇り空になかなかテンション上がりませんが、出発。
駐車場から祓川ヒュッテへ向かう道は、早速色とりどりの紅葉の道。
そして祓川ヒュッテの前からは、草紅葉の竜ヶ原湿原と紅葉の斜面が一望。
今年も色づいてきましたね~(^^
山頂付近には雲がかかっていて怪しげな天気。
時折、風に飛ばされた雨もぱらついてて、ちょっと気持ちが萎えそうですが。
まぁ、行けるとこまで行くか、と出発。
竜ヶ原湿原からのこの景色と、七ツ釜までの灌木帯の紅葉が見られればいいか、くらいな気持ち。
(もちろん山頂からの展望も見たいけど)
湿原の中の木道を過ぎると早速、石段の続く登山道が始まります。
登りつつも振り返ると、一面紅葉の竜ヶ原湿原♪
湿原を囲む紅葉も素晴らしい!
緩急繰り返しつつ、ダケカンバや灌木の中の道を歩きます。
これ、結構いい感じに色づいてきてるんじゃないかな?(^^
落ち葉踏みつつ、秋の紅葉の林のかおりを感じつつ。
曇り空でも、紅葉の華やかな色合いでふんわり明るい道。
賽の河原までは、こんな紅葉のトンネルの道が続きます。
木立の中なので強風も気にならないし、時折射し込む日射しに輝く紅葉もキレイで、なかなか楽しく登れちゃいました。
紅葉のトンネルを過ぎると、岩ごろごろの賽の河原。
賽の河原からは、両側に広がる紅葉の斜面を見上げながら登ります。
山頂部以外は天気回復してきたのか、所々青空も広がって、紅葉の斜面は一層鮮やかに♪
色とりどりのパッチワークみたい。
この濃い赤を見ると、秋が深まってきたなぁ、と感じますね。
いい色合いだなぁ。
その濃い赤に黄色が混ざることで、これまた鮮やかに、かつ華やかに。
こんな鮮やかな紅葉を眺めつつ、賽の河原から岩ごろの急坂を登ると、いったん緩やかになってから七ツ釜避難小屋直下の急坂に取りつきます。
窪地になってるここには湿原も広がって、まるで紅葉の箱庭みたい(^^
こんな池塘もあって、いい雰囲気。
みなさん、岩に腰かけて景色眺めながら一息ついておられました。
うちらもここまででいいかなぁ、なんてちょっと思っちゃいましたが、いやいや青空広がってきてるし、雲も取れつつあるし、てことで先へと進みます。
七ツ釜避難小屋直下の道は、ここもまた岩ごろの道。
というか、山頂までほぼずっと岩多めな道が続いてるんですが。
夏道歩くの久しぶりで、こんな道だったっけ?なんて思いながらぐい~っと。
登りつつ振り返れば、この景色!
いやー、鮮やか。テンション上がるなぁ。
紅葉の木立の中を歩くのもいいけど、こうやって上から一面の紅葉を眺めるのもステキ。
登山口から400mほど登り上げて、七ツ釜避難小屋(の上の康ケルン)に到着。
ガスってたらここで引き返すつもりだったけど(笑)、ガスはだいぶ上の方まで上がったようなので、まだまだ行けるぞ!と登山続行。
ここから先は、草紅葉の道が続きます。
草原の中の岩ごろ道ですが、両側に広がる黄金色の草原がなんともいい感じ。
振り返れば、斜面下部の紅葉も眺めることができて、これまたいいですな♪
夏には可憐な花を咲かせる花々も、この時期は鮮やかに紅葉。
花いっぱいの時期は花に癒され、紅葉の時期は鮮やかな色合いに心浮き立って。
ほんと、山の自然にはいつも元気をもらってます。
そんな草紅葉の草原の中、岩が点在する大雪路をゆる~りと。
展望開けて気持ちの良い斜面、大きな岩に腰かけて景色眺めながらのんびり、なんてしてみたい!と思いつつ。
・・・いや、でも、絶対先に歩いていきたくなっちゃうから、そんなのんびりマッタリはしないんだろうけど(笑)
開けた斜面の大雪路を気持ちよく歩いていくと、狭い沢筋の氷ノ薬師へ。
ひときわ大きな岩が積み重なって、ここまでとはがらりと雰囲気が変わった道を進みます。
以前、10月下旬に来たときは、この辺りはその名の通り氷漬けだったっけな。
この日は氷の気配は全くないけど、狭い沢筋を吹き抜ける風がとっても冷たくて寒い!
というわけで、氷ノ薬師を過ぎたらフリース着込んで出発。
ここまで来たらあと400m、1時間程度の登りにて。
山頂ガスってるだろうけどだいぶ上の方まで見えてきてるし、あと一息、行っちゃいますか!
(やっぱりね、って感じですが(笑))
気持ちよく広がる斜面を見下ろしつつ、斜度が急になってきた石畳の道を登ります。
あー、またこの斜面を滑りに来たいなぁ。
石畳が終了し、舎利坂上部のザレた斜面が始まる辺りでいよいよガスの中へ。
同時に風もかなり強くなって結構寒い。
ガスの中が雨っぽくなくてよかったなぁ、なんて思いながら黙々と高度を上げて
三角点も山頂標識もガスの中。
もちろん、この向こうにどかーんと聳えているはずの新山も見えず。
それでも、心の目で見れば山並みも景色も見えるよね、なんて言い訳しつつ。
岩陰に入れば風もなく意外と過ごしやすかったので、しばし休憩しながら腹ごしらえしてからそそくさと下山開始です。
少し下ればガスの下。
どかーんと広がる斜面を眺めながら下ります。
あー、いい景色。滑りたい。
下りは、行きよりも青空広がってきたような?
日射しも射し込んで、キラキラ明るい草紅葉の道。
明るいと気持ちよいな。
そして下るほどにだんだん近づいてくる灌木の紅葉達。
これがまたワクワク感をそそります♪
ダケカンバの白い幹が、紅葉によく映えますね~
ブナの紅葉もいいけど、ここらはダケカンバと灌木の紅葉が主体、またちょっと違った雰囲気がイイ。
七ツ釜避難小屋を過ぎると、目の前に錦秋の斜面が広がります。
行きは日陰だったけど、帰りは日射しに照らされて鮮やか!
流れる雲が通り過ぎるのをしばし待ちつつ、鮮やかに輝く瞬間を楽しみます。
なんて贅沢な時間♪
紅葉の中、青く輝く池塘をアップ。
所々にある湿原と池塘が、これまたいいアクセントなんだな。
赤や黄色の中の青って、なんとも鮮やかだよね。
目の前にこんな景色が広がってるもんで、なかなか足が前に進まない。
景色を眺めながら、急坂をゆっくり下って時間をタップリ使って景色を堪能です。
行きに見た時よりも一層鮮やかな湿原と池塘。
いやー、いいもん見せてもらいました(^^
湿原を過ぎ、賽の河原を過ぎたら、あとは紅葉のトンネルくぐり。
これまた色とりどりに輝く道を下ります。
そして見えてきました、ラストの竜ヶ原湿原。
ちょうど雲が出てきちゃいましたけど。
展望開けたところに出てくると日が翳るのってなんでかな(笑)
それでもしつこく待って晴れ間ゲット。
日射しに輝く鮮やかな湿原を眺めつつ、一気に下って山道終了。
風にそよそよ吹かれつつ、最後の木道歩き。
のんびりした雰囲気の広い湿原です。
予想通り山頂はガスでしたが、紅葉満喫できて満足!
曇りがちながら、灌木から草紅葉まで鮮やかな紅葉を楽しむことができました。
久しぶりの秋の鳥海山、感謝です♪
下山後は、フォレスタ鳥海の日帰り入浴へ(400円→JAF割で300円)。
意外と混んでたけど広いのでそれほど問題なし、とろりとしたお湯にのんびり浸かってから、福島へ向けてこの日もまた大移動、でありました。
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コメント
こんばんは、
思わずかぶりついて読んでしましました。
鳥海山は何度か言ってますが登山はしたことがありません。
登ってみないと分からない鳥海山の良さ、
今度チャレンジしたいと思います。
投稿: 賀茂 左近 | 2021年10月15日 (金) 20時46分
賀茂さん>
ありがとうございます。
これからの時期は冠雪もあり、難しいかな?と思います。
コンディションのよいときにチャレンジくださいませ。
投稿: まきchin | 2021年10月17日 (日) 00時35分
こんにちは。
まさに錦秋ですね。
鳥海山こんな素晴らしい紅葉が観られるんですね\(^_^)/
花に残雪に紅葉に…見ても登ってもいい山ですね。
山頂のガスガスは仕方ないとしても、お釣りきたのでは(^_^)
逆に富山はなかなか気温下がらずに今年は紅葉イマイチのようでした(^^;
でも快晴の中、
雷鳥沢から大日経由の称名滝までの縦走は楽しかったです\(^_^)/
圧巻の劔岳の眺めですが、そこへ向かって一直線に走る早月尾根…ここはやっぱり行く気がしません(^^;
投稿: katsu | 2021年10月17日 (日) 11時00分
katsuさん>
はい、まさに錦秋!
山頂付近に雪が降れば三段紅葉、鳥海山の紅葉も素晴らしいです(^^
ほんと、山頂付近はガスでもおつりいっぱい来ましたです。
快晴の大日縦走、素晴らしいですね♪
やっぱり山は青空ですね~
早月尾根、今となってはうちらも再び登れる気は全くしませんが、katsuさんならちょちょいでしょう(笑)
投稿: まきchin | 2021年10月17日 (日) 20時17分