2021/8/29 大展望の美ヶ原
涼を求めて道の駅美ヶ原高原で車中泊した翌朝は、道の駅から日の出を眺めます。
人がいっぱいでびっくり!
日の出展望スポットなんだな、ここは。
日が昇って明るくなってからのスタート。
高原の道をのんびり歩いて、最高点の王ガ頭を経由して王ガ鼻から大展望をゲットする予定。
山登りというほどアップダウンはなく、のんびり高原ハイクであります。
歩き始めは、美ヶ原高原美術館に沿って草原の中の木道をのんびり歩きます。
美術館の野外彫刻鑑賞もできちゃう(^^
こんなブロンズ像があったり、現代彫刻があったり。
現代彫刻は、ちょっと我ら凡人にはわからないなぁ・・(笑)
少し色づきつつある草原から振り返ると、雲海の向こうには八ヶ岳。
いいねいいね。
前方には、穂高の山並み!
北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳とぎざぎざの岩峰がずら~り。
穂高岳山荘が朝日を反射してキラキラ輝いてます。
ちょこっと登って到着した牛伏山からは、雲海に浮かぶ東信の山並みが。
今にも雲に隠されしまいそうな感じではありますが。
牛伏山を過ぎると、山本小屋へ向けて牧柵の中をゆる~り下ります。
前方には、広大な美ヶ原牧場と王ガ頭が見えてます。
開けて気持ちよい景色!
山本小屋からは、牧場の中の牧柵の道を歩きます。
朝早いけどハイカーもちらほら、早朝の爽やかな空気を楽しみつつ。
八ヶ岳と牛。
牧場内に放牧されているたくさんの牛は、朝からもぐもぐとお食事中。
のんびりした雰囲気がよいですな。
中には、牧柵に近づいてくる人懐っこい牛も。
・・・牛って、近くで見ると結構大きくて怖かったりするのよね。
牧場の真ん中に立つ美しの塔と王ガ頭。
絵になる景色であります♪
そんな道をのんびり歩いていくと、塩クレ場に到着。
道はここで、王ガ頭へと牧場内に続く道と、アルプス展望ルートとに分岐。
展望ルートは帰りに歩くことにして、行きは王ガ頭目指して牧場内の道を進みます。
両側が開けた牧場の中の道なので、なかなか気持ちよい。
牛もいっぱい(^^
前方の王ガ頭には雲が纏わりついているけど、到着する頃には晴れるかな。
のんびりと草を食んでいる牛を眺めていると、こちらまでのんびりした気分になってきますね。
金土とガッツリ歩いてきたところなので、こんなのんびりハイクがちょうどいい感じ。
開けた景色も爽快で気持ちいいし。
足元の草原には、ハクサンフウロが小さな星のように散らばって咲いてます。
背丈が小さくて、草原に埋もれるように咲いているのが可愛らしい。
そんな牧場の中の道をのんびり歩いていくと、アンテナの林立する王ガ頭に到着。
歩いている間は雲が纏わりついていたけど、ちょうど到着したころには雲も取れて晴れ!
王ガ頭ホテルの裏手に回り込んでいくと、美ヶ原最高点の王ガ頭に到着。
周囲には石造りの祠や石像もたくさんあり、山岳信仰の名残を感じる王ガ頭。
ここからは、大展望が広がります♪
これまたアンテナの立つ王ガ鼻の向こうには、槍ヶ岳と穂高連峰!
美ヶ原から穂高を見る、というのがこの日の目的だったので、クッキリ眺めることができて嬉しい(^^
中央アルプスや御嶽、乗鞍もずら~り一望。
この素晴らしい景色をぜひ王ガ鼻からも眺めたい!というわけで、早々に王ガ頭を後にして先へと進みます。
美ヶ原高原台地の西端に飛び出るような王ガ鼻は、遮るものなく大展望が楽しめるってことで、こんな天気の良い日にはうってつけ。
王ガ頭からはガレた道を下り、砂利の車道に出てゆる~り歩きます。
マルバダケブキの花畑越しに、王ガ鼻のアンテナを見上げつつ。
#王ガ鼻のアンテナからは展望ナシ
標識に沿って歩いていくと、これまた石像がたくさん立つ王ガ鼻に到着。
早速、大展望を満喫です!
蓮華岳、針ノ木岳に剱岳、立山。
三ツ岳、野口五郎岳、真砂岳といった裏銀座の山並みの向こうには水晶岳も。
鷲羽岳もちょっぴり顔を出してます。
大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳の向こうには、槍ヶ岳と穂高連峰。
こんなにクッキリと間近に穂高連峰を眺めることができるなんて!
もちろん、南アルプスの山並みも。
鳳凰三山から甲斐駒・仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、農取岳、塩見岳、悪沢岳、赤石岳。
今年もまた遠い山並みです。
蓼科山から八ヶ岳もずら~りと。
そしてこの時間になってもまだ、富士山がクッキリ見えてます。
ぐるりと山並みを目で辿っていくと、背後に聳える王ガ頭に戻ってきました。
いやはやほんと、素晴らしい大展望!
途中、団体さんが来て一瞬賑やかになりましたが、その時以外はとっても静かな王ガ鼻でゆっくりと景色を堪能、です。
いくら眺めても飽きることはないですな。
美ヶ原からは、百名山を41座眺めることができるそうですが、そのうち30座近くは見えてるんじゃないかな。
でも、いくつ見えるかなんて、もうどうでもよくなっちゃうくらい、素晴らしい景色。
雲海に浮かぶ山並みを心ゆくまで静かに眺めて、満足♪
立ち並ぶ石像に手を合わせて感謝を申し上げたら、後ろ髪ひかれつつ王ガ鼻を後にします。
帰りは、王ガ頭の手前からアルプス展望ルートへ。
こちらもあまりアップダウンはない道ですが、美ヶ原台地の南斜面を巻くようにして歩く自然豊かな道。
ホタルブクロ、キオン、ウスユキソウ、オヤマリンドウ
秋の花々もいっぱい♪
王ガ頭を背に、草原の中の道を歩きます。
牧場の中の道よりも、こっちのほうが変化あって楽しい。
振り返れば、ずら~り並ぶ北アルプスや乗鞍、御嶽の山並みが。
何度も立ち止まっては見とれちゃう。
さすが、アルプス展望ルートというだけあって、北・中央・南アルプスも八ヶ岳も大展望の道。
いいですねぇ、この道。
エゾカワラナデシコ、アザミ、ハクサンフウロ、マツムシソウ
淡紫~赤紫の花々もちらほら咲いて、足元を彩ってくれてます。
牧場の道とはまた変わって、花もたくさん。
のんびりとアルプス展望ルートを歩いて、塩クレ場に戻ってきました。
ここからは牛を眺めつつ、牧場の中の道を辿ります。
朝のお食事タイムが終わって、牛達は休憩中かな?
寝そべっている牛が多い。
だいぶ人が増えた牧場内の道はそそくさと通過、牛伏山へと登る道に入ると再び静寂の道。
背後に王ガ頭と槍穂の山並みを眺めつつ、のんびり登り返し。
のんびり歩いて、美ヶ原高原美術館横の木道を下って終了、です。
距離はそこそこあったものの、あまりアップダウンのない高原の道は、すかっと開けて大展望の道♪
天気も良く、標高高いので涼しくて、爽やかで気持ちよかった。
穂高から眺めた山並みをまたここから眺めることができて、至福のひと時でありました。
下山後は、上田の"おおぼし上田本店"でラーメンに舌鼓(詳細は速報)。
お風呂は省略してそのまま帰宅、でありました。
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コメント
こんばんは。
前穂高から美ヶ原…まさに変幻自在ですね(^_^)
すみません。
ちょうど王ガ頭にいたお二人を塩見から見下ろしていたみたいです(^^;
日曜の朝はいい天気でしたねぇ…
美ヶ原からだとホントにどの山域でも見られたことでしょうね\(^_^)/
塩見からも槍穂高はもちろん立山、白馬までハッキリと見えました。
牧歌的な雰囲気いいですねぇ。
ビーナスラインなんて20年位行ってないかもですが(^^;
僕は王ガ頭未踏ですが、
次に百名山の標高と西暦が重なるのが13年後の美ヶ原なんですよね。
その時に行こうかなとw
投稿: katsu | 2021年9月 7日 (火) 00時23分
katsuさん>
塩見岳から見下ろされてました(笑)
日曜はほんといい天気でしたね。
塩見岳から白馬まで見えたとは、すごい♪
美ヶ原を歩くのは、私らも結構久しぶりで12年ぶりだったのでした。
全然記憶になくって、かえって面白かったです。
13年後ですかぁ。。。その頃にはまたすっかり忘れてて新鮮な気持ちで歩けるかな(笑)
投稿: まきchin | 2021年9月 7日 (火) 22時30分