2021/8/27-28 北アルプス・前穂高岳(2日目)
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山小屋に泊まった皆さまは、ほとんどの方がこの日の早朝に前穂高岳へ。
朝3時頃から順次出発していかれる中、まきchin隊はのんびりごろごろを決め込んで。
5時からの朝食の前に、テラスから明け方の山並みを眺めます。
静かな夜明け(^^
朝食をいただいたら、テラスでのんびり日の出待ち。
この日は朝から風が強く、霞沢岳や焼岳、乗鞍岳には雲が纏わりついてます。
でもその雲が茜色に染まって、キレイ(^^
小屋はまだまだ日陰の中だけど、小屋の背後に聳える稜線には朝日が当たり始めて。
ジャンダルム付近の稜線かな。
こちらは西穂から間ノ岳、天狗岩の稜線。
風が強いだけあって、雲が舞い上がってますね~。
この日は昼頃には天気が崩れそうな予報でしたが、朝はまだいい天気。
部屋に戻ってゆっくり荷造りして、日が高くなるまで景色眺めてのんびり過ごしてから下山開始です。
のんびり過ごす山小屋の朝ってのもいいもんだな(^^
小屋を後にして、岳沢を渡るところで稜線を振り返ります。
吊尾根と前穂、重太郎新道が一望。
岳沢沿いの道を下っていくと、続々と登ってくる方たちと何度もすれ違い。
前日のこの時間は、岳沢に登っている人はあまりいなかったのに、打って変わってすごい人!
週末はやっぱり人が多いんだなぁ。
行きにも景色を眺めた西穂高展望所から、帰りも再び。
朝日に照らされて青空にクッキリと聳える山並みがカッコいい!
ジャンダルム、奥穂高岳、吊尾根が目の前に。
大迫力の穂高の稜線、なんとも贅沢な景色であります。
時間を忘れて見入っちゃう。
岳沢の先には、三角にとんがった六百山と霞沢岳。
朝方にかかっていた雲も晴れて、キレイに晴れてます♪
ゆっくりと景色を眺めたら、再び登山道へ。
明るい原生林の中をゆる~り下って
が、このまま帰ったら早すぎる、てなわけで、ここからは上高地散策。
梓川右岸に伸びる自然探勝路をのんびり歩いて、明神池まで足を延ばします。
この自然探勝路は初めて歩くのだけど、木立の中、幅広でキレイに整備されている道でなかなか気持ちよい。
軽装ハイカーも結構歩いてます。
梓川に流れ込む沢を木橋で渡る箇所もあり。
2日前まで降り続いていた雨を集めて水量が多い沢は迫力満点。
所々で視界が開けて、梓川や六百山の景色が広がります。
青く澄んだ水が滔々と流れる梓川が、ほんと美しい。
晴れてるので一層青く見えるのかな。
梓川沿いの支流に沿って歩くところでは、木道も完備。
沢底がクッキリ見える澄んだ流れを眺めつつ、木立の中の道をのんびり歩きます。
なんとも涼やかで爽やかな道。
岳沢登山口から1時間ほど歩いていくと、明神橋の手前で梓川のほとりに出てきました。
自然探勝路、静かで気持ちの良い道でした!
ここで左に折れて、鳥居をくぐって歩いていくと
穂高神社奥宮がありました。
日本アルプスと海陸交通を守護する穂高見命を祀っているとか。
胸板がずいぶん厚くて強そうな狛犬が、両脇を固めてます。
奥宮の奥にある明神池も拝観。
穂高神社の神域の明神池、一之池の上に聳えるのは明神岳!
切り立った岩壁と静かに澄んだ池の取り合わせが、なんとも神々しい。
明神岳からの湧水がたまってできた池だそうで、冬でも凍結しないとか。
早朝には湖面に靄が漂って、なかなか幻想的な景色だそう。
神域たるに相応しい、神秘的な池でありました。
さて、明神池を後にして明神橋で梓川を渡ります。
明るい日差しを浴びてキラキラ輝く梓川、水量多いけどとっても澄んでるんだな。
明神橋を渡って振り返ると、鋭く聳える明神岳!
なかなか迫力ある景色。
橋を渡って歩いていくと、梓川左岸の道に合流。
穂高奥宮参道、の標識がありました。
さて、ではここからは左岸の道を歩いて上高地バスターミナルに戻ります。
こちらは、徳沢や涸沢へと通じるいわばメインルート。
人の往来も多いけど、広い道なのでそれほど気にならず。
梓川を眺めながらの道かと思っていたら、ほぼずーっと林の中の道。
でもおかげで涼しく快適に歩くことができました。
そしてぐるりと歩いて戻ってきました、河童橋。
この橋の上から眺める穂高の山並みは、やはり圧巻。
西穂からジャンダルム、奥穂、吊尾根、前穂と連なる稜線に、時を忘れて見入っちゃいました。
昼前から天気崩れる予報だったけど、まだ晴れててくれてよかった!
(この後すぐに雲が出てきて稜線はガスの中に。あぶなかった~)
景色を堪能した後は、ちょうどお腹もすいてきたし、ということで河童橋のたもとにある五千尺ホテルのラウンジでランチ&スイーツ。
ヘルメット付きのザック担いでいても、こんな高級ホテルのラウンジに入れちゃうのは上高地ならではですな(^^
ビーフシチューサンド、信州サーモンのドリア、シャインマスカットタルト、チーズケーキ。
せっかくの上高地なので(笑)、贅沢にがっつりいっちゃいました。
どれもほんと美味しかった!
ラウンジでのんびり過ごしたら、上高地バスターミナルへ。
まだ昼なのでバス待ち行列もなし、さっくり乗車して沢渡にもどって終了、です。
下山後のお風呂は、松本市街に移動して"湯の華銭湯 瑞祥 松本"へ(物味湯産手形使用)。
汗を流してサッパリしたら、この日は涼を求めて道の駅美ヶ原高原泊、でした(が、涼しいというより寒かった。。)。
初日は岳沢から前穂往復、2日目はのんびり下山して上高地散策、とかなり充実した2日間。
特に初日は、秋のような澄んだ空気で終日素晴らしい天気、登山道や山頂からの展望も抜群♪
久々の3,000mで標高差もかなりあったけど、しっかり歩くことができて良かったです。
穂高エリアは人が多そうで、なかなか足が向いてなかったのですが。
金曜に登ったのが幸いしたか、それほど人も多くなかったし、なにより最高の天気の中で登ることができて大満足です。
いい2日間でした!
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コメント
こんにちわ いつも楽しみに見させていただいています。グルメ付きでいいですね。前穂高岳お疲れさまでした。
私は68歳、埼玉県在住です。26年位前の8月に涸沢~北穂~奥穂~前穂~岳沢のコースを歩きました。涸沢では早朝、山渓のカメラマンがいて集合写真を撮りました。翌年、山渓JOY夏増刊号の表紙になりました。また、穂高岳山荘では超混雑で廊下に布団を敷いて寝ました。前穂からの下りは急で、岩場が終わりかけると段差の大きい所があって、ここから登りたくないなと思いました。外国人登山者もチラホラ見かけました。岳沢に着くと一段落です。思い出深い山旅でした。
これからも山紀行期待しています。
投稿: 遠藤俊彦 | 2021年9月 4日 (土) 21時13分
遠藤さん>
コメントありがとうございます。
遠藤さんは穂高大縦走されたのですね、本当に思い出深い山旅ですね!
穂高ならでは、の岩だらけの道と岩峰連なる展望は、強烈に心に残るなぁ、と今回実感しました。
これからも気を付けつつ、山歩きしていきたいと思っています。
投稿: まきchin | 2021年9月 5日 (日) 11時56分
上高地から穂高連峰良さそうですね。
山は、九州の山以外は、七面山しか登ったことしかありません。
穂高には、一回登りたいとは、思っています。
投稿: 平島幸治 (平幸) | 2021年9月 5日 (日) 12時14分
平島さん>
コメントありがとうございます。
上高地からの穂高連峰、久々の好天とあって土曜は結構人が多かったです。
さすがの景色が素晴らしかったです!
投稿: まきchin | 2021年9月 5日 (日) 16時03分