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2021年8月18日 (水)

2021/8/12 晩夏お花見山行・鳥海湖周回

夏休み第二弾は、鉾立から鳥海湖周回。

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夏終盤な花畑の道をのんびり満喫♪

===鳥海山・鳥海湖===
2021/8/12(木):鉾立(8:05)~御浜小屋(9:40-9:50)~鳥海湖~御田ヶ原分岐(11:35)~御浜小屋(12:05)~鉾立(13:20)
歩行距離:11.2km
累積登高:710m
累積下降:710m
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> 8/11 二岐山へ

この日は朝7時近くまで雨。
雨がやんでからゆっくりスタートするつもりで、鳥海ブルーラインを走ってのんびり鉾立へ。

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鉾立の駐車場に7時半頃到着すると、雨は既に止んでました。
しかもガスってるかと思っていた山頂が見えていてびっくり。

このまま晴れてるなら山頂まで行きたいなー、と思いつつも、かなり遅めの出発だし、じきに下界の気温が上がって雲も湧くだろうし。
予定通り、鳥海湖か笙ヶ岳をのんびり歩きましょう、てことで出発。

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私は3年ぶり、ごろ太君は5年ぶりの鉾立登山口。
今年も昨年も鳥海山には来れてないので久しぶり、ワクワクしながら歩き始めます。

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鉾立からの道は、最初はコンクリ道、それを過ぎると石畳の道が続きます。
ばっちり整備されているのはいいんだけど、足が疲れるんだよねぇ。。。なんて贅沢な愚痴を言いつつ(笑)

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尾根上を緩やかに登り上げる道からは、象潟から遊佐、酒田へと続く平野と海岸線が一望。
遠くには飛島も見えてます♪

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そして前方には、外輪の峰々と新山。
思ってた以上に晴れていて、なかなか素晴らしい展望にウキウキ(^^

30分ほどのんびり歩いて秋田・山形県境を超えると、道は尾根上から沢沿いのトラバース道へ。

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ウゴアザミ、オヤマリンドウ
道沿いには、秋の空気を感じる花々がたくさん。
紫色の花が咲き始めると、夏の終わりを感じますね。

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賽ノ河原が近づいてくると、大きな岩が草原に点在する中を歩きます。
足元の石畳も、ごつごつした岩が積み重なったような、ちょっと無骨な感じにて。

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振り返ると、早くも雲が湧きつつある様子。
やっぱり日が昇ると雲が湧いてきちゃうのね。。。

鳥海湖まではなんとか青空もってもらいたい!と逸る心を抑えつつ、石畳の道をゆる~りと。

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ニッコウキスゲ、シロバナトウウチソウ、ダイモンジソウ、イワショウブ
水気の多い草地に咲く花々が増えてきて、道沿いにも小さな池や沢が登場するようになるとほどなく

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賽ノ河原、到着。
池の周りにはイワショウブやチングルマの綿毛、終わりかけのニッコウキスゲがあり、宴の後的な雰囲気。
華やかなりし初夏~盛夏の景色を思い浮かべつつ。

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前日まで雨続きだったこともあってか、この日の賽ノ河原はかなり水多め。
石畳が水没して沢になってるところも多数、じゃぶじゃぶ歩きます。

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賽ノ河原を過ぎ、石段を100m弱登り上げると、御浜小屋直下の緩やかな草原の道へ。
空はもう秋の気配ですな。

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歩きながら賽ノ河原を見下ろします。
その向こうに広がるのは象潟と日本海。
いかにも海沿いから聳える単独峰、て感じのこの景色、いいですねぇ。

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左手の草原の向こうに聳える稲倉岳は、早くも雲に包まれつつあり。

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背後の象潟側からもだんだんと雲が迫ってきます!
もうちょっと待ってくれ~、と念じつつ、雲に追われるようにやや足早に歩を進めて

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御浜小屋に到着。
なんとか青空広がるうちに到着できました。

小屋の周りにもいろいろ花が咲いてるけど、まずは取り急ぎ鳥海湖と新山の展望を、と小屋を回り込んで歩いていくと

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扇子森の向こうに聳える新山の展望、ゲット♪
雲が漂い始めてますが、青空を背にした凛々しいお姿を仰ぎ見ます。

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鳥海湖もこのとおり。
池のほとりには、まだちょっぴり残雪が。

完全に雲が上がってくる前に御浜まで来れてよかった!

ここまで登ってきた方は、ほぼ全員山頂目指して歩いて行かれましたが、まきchin隊はこの日はのんびりハイクにて。
皆さまとは反対方向、笙ヶ岳方面へと歩を進めます。

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ここから先は人もほとんどいなくて、静かな道。
おまけに花もいっぱい♪

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ヤマハハコ、コガネギク
見慣れた花も、群落を作って密集して咲いているとなかなか見事。
いろんな花のいろんな群落があちこちにあって楽しい。

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鳥海湖へと続く斜面には、イワショウブやハクサンボウフウ、イワイチョウ、キンコウカ、シロバナトウウチソウがいっぱい。
華やかさはないけど、こんなしっとり落ち着いた花々が咲き乱れる草原も、この時期ならではでいいもんですな。

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頭上の空には、ガスが流れてきたかと思えば青空が広がったり。
目まぐるしく変わる空に一喜一憂しつつ。

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振り返って、鳥海湖と新山・外輪の山並みを眺めます。
一面緑の斜面と青く光る鳥海湖、そして背景には青い空と白い雲。
夏の鳥海山!

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何度も立ち止まって花や景色を眺めつつ、ゆるゆると先へ進みます。
笙ヶ岳往復するか、それとも鳥海湖周回するか決めかねてましたが、歩いているとどうも笙ヶ岳には早くも雲がまとわりついてきたようで。
こりゃ、笙ヶ岳から新山方面を眺めるのは難しいかも、てことで。

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まだ展望が期待できそうな鳥海湖周回ルートへ。
笙ヶ岳へと続く道の途中から鳥海湖へ向けて分岐する木道をゆる~り下ります。

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ニッコウキスゲやハクサンボウフウはもちろん、コイワカガミやミヤマリンドウといった小さな花々もあちこちに咲いてます。

割と新しい木道ですが、所々で激しく斜めってたりするのは雪の影響なのかな。
以前歩いた時もそうだったなー、と思いながら木道を下っていくと

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鳥海湖に到着。
湖面にはガスが漂っていて、幻想的な雰囲気。

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見上げる新山もガスの中。
霧の中に浮かぶ要塞みたい!

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湖畔の斜面の残雪の近くには、ニッコウキスゲやヨツバシオガマ、ハクサンボウフウの花畑。
あちこちのちょっとした窪地にこんな花畑が広がっているのは、雪が遅くまで残っているからなんだろうな。

そんな花々を眺めつつ、しばらく晴れ待ちをしていると

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お?雲がひいてスカッと青空が♪

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来ました、青空!
青く輝く鳥海湖と鳥海山山頂。
ベストタイミングでの展望に大興奮のまきchin隊、しばし湖畔から景色に見入っちゃいました。

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パノラマ撮ってみた。

スカッと晴れたのは15分ほどで、再び雲が湧いてきてそれ以降は山頂方面は雲の中。
この日、一番見たかった景色をじっくり眺めることができて大満足です。
いやー、ナイスタイミングでした!

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さて、では周回ルートを歩きますかね。
千畳ヶ原へと下る道を右に分け、御田ヶ原分岐に続く道を辿ります。

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今回歩いた道の中では、この鳥海湖~御田ヶ原分岐の間の花畑が一番すごかった。
賽ノ河原付近ではほぼ終盤だったニッコウキスゲも、ここではまだまだフレッシュな花をあちこちに咲かせてます。

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ハクサンシャジンも淡い紫色の花がたくさん。
しゃらんしゃらん鳴るかな?

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こちらのハクサンシャジンは、白花も混ざってます。
なんとも可憐な花♪

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暗紫色のチョウカイアザミの大群落も。
淡い色合いの花が多い中で、こんな濃い色の花があるとちょっとドキッとする。
形もなんだか怪しげ(^^

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タチギボウシの群落もあちこちに。
こんな感じで、いろんな花がそこかしこに群落を作っていて、なかなか華やかで楽しませてくれる道であります。

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眼下に千畳ヶ原を眺めつつ、花畑の中をゆる~りトラバース。
人も全然いないし、静かで開放的で気持ちいい!

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ヨツバシオガマ、シロバナニガナ、ウサギギク、オクキタアザミ
花の種類も豊富で楽しい(^^

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所々で小さな沢を横切りつつ、のんびりと。
吹きわたる風も涼やかで、心地よい。

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何度も足を止めて、花畑を眺めつつ。
鳥海山を登るときは、いつも長丁場なのでこんなにのんびり花を眺めることもないですが、この日はたっぷり時間をかけて楽しみました。
天気も微妙なこんな日は、こういうのんびり山行が最高♪

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そんな感じで時間をかけてのんびり歩いて、御田ヶ原分岐に到着。
右に行けば山頂方面、左に行けば御浜小屋を経由して鉾立へ。

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まきchin隊はもちろん鉾立方面を目指します。
扇子森まで60mほどの登りですが、石段完備にて歩きやすい。
ちょうどコル状になっているのでかなりの強風が吹き抜ける中、黙々と登ります。

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ホソバイワベンケイ、ウメバチソウ、ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ
ウメバチソウがあちこちにぽこぽことかわいらしい花を咲かせている一方で、咲き残りのハクサンフウロやハクサンイチゲが風を避けるようにしてひっそり咲いていて。
終わりゆく夏を感じますな。

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扇子森まで緩やかに登り上げれば、岩ごろの道を御浜小屋に向けて下ります。
すっかりガスが上がってきちゃいました。

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最後に、ガスの中の鳥海湖を眺めます。
また来るよ~

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御浜小屋を後にして下山し始めると、雲の中にぽっかり浮かぶ稲倉岳が見えてました。
もこもこと湧き上がる雲はまるで綿のよう。

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行きには何度も振り返って日本海や象潟を眺めてましたが、帰りは雲が湧いていて下界は見えず。
単独峰だけあって、この時期は雲が纏わりつきやすいんだな。

ちょうど12時頃のこの時間帯は、登ってくる人も下る人もほとんどいなくて静かな道。
行きと同じく、道沿いの花々を眺めながらのんびり下ります。

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ウゴアザミに止まるのは、大きなキアゲハ。

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こちらはヨツバヒヨドリとアサギマダラ。
朝にはいなかった蝶たちやトンボがたくさん飛んでいる道を下ってこの日は終了。

雲多めな天気&明け方は雨ということで、鳥海湖周回の短めハイクとしましたが、タイミングよく展望も楽しめたし、花もたくさん咲いていて満足♪
鳥海山といえばがっつり山歩きですが、こんなのんびりハイクでも存分に楽しめちゃう鳥海山でありました。

下山後は、そのまま大移動して盛岡泊。
翌日、翌々日は雨にて終日観光、でありました(詳細は速報)。

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