2021/8/15 ブナ美林の女神山
夏休みの最終日は、秋田と岩手の県境の山、女神山へ。
ちょうどこの付近が青空期待できそうだったのと、ブナ美林で癒されたい、ということで。
「白糸の滝」の標識に従って走っていくと、登山口まで6km続く砂利道の林道へ。
沢沿いの細い道は所々崖崩れしそうなところもあり、ひやひやしながら走っていくと、登山口の駐車場に到着。
10台くらいは停められそうな駐車場には、もちろん先行車なし。
今日も静かな山歩きを楽しめそう♪
#駐車場には簡易トイレあり。キレイ。
登山口からは、沢筋に向けて30mほど下ります。
歩き始めから早速広がるブナ林の中をゆる~り下って
小さな沢にかかる木橋を渡ると、しばらくはトラバース道をのんびり歩きます。
足元にはキノコもちらほら。
前日までの雨にしっとり濡れて、ぴかぴか輝いてます(^^
そんな道を5分ほど歩いていくと、白糸の滝入口に到着。
白糸の滝にはここから30mほど急坂を下っていくわけですが、帰りに寄ることにしてひとまず先へと進みます。
登山道から、白糸の滝を見下ろします。
今日も水量タップリ、美しい滝。
滝入口を過ぎてすぐに、女神山登り口の分岐に到着。
行きはここから登り、帰りは県境コースを通ってブナ見平を経由する反時計回りの周回ルートで歩きます。
女神山は、周回ルートで歩けるからいろんな景色が楽しめていいんだよね(^^
登り口から女神山へ向けて登り始めると、すぐにブナ林の中の急坂が始まります。
ブナの木の根がごつごつと絡み合う急坂を、つづら折りにぐい~っと。
右手の展望が開けた尾根上に出てきました。
ここから先は斜度もゆるくなり、ブナ林の中ののんびり歩きが続きます♪
朝日に照らされるブナ林。
何度歩いても、ほんと美しいブナ林だな。
木漏れ日もキラキラとキレイ。
ブナ大木の梢を見上げます。
風にざわざわ揺れる緑の梢、あと2ヶ月もすれば鮮やかな色に染まるんだな。
静かで穏やかな道を、ゆる~りのんびり。
急坂を登った後の、ご褒美のようなブナ美林ののんびりハイク。
道幅も広く、藪もなく、足元ふかふかで快適♪
歩いているだけで癒される、そんなブナ林。
やっぱり女神山のブナ林は最高です!
そんな道をのんびり歩いていくと、県境コース分岐に到着。
帰りはここから県境コースへと下りますが、まずは山頂を目指してGo。
山頂へと続く道は再びやや急になり、木の根がごつごつと絡み合う道をつづら折りに100mほど登ります。
ブナの背丈もだんだんと低くなり、灌木が入り混じってくるとほどなく
女神山山頂、到着。
女神山の標識は根元から折れて倒れてましたが、よいしょ、と起こしてパチリ。
山頂からは岩手側の展望が開けてますが、やや雲多めにて遠望はなし。
真昼岳へと続く稜線の道を少し進んだところで、秋田側の景色を眺めます。
稜線の先に聳える真昼岳。
さすがは真昼山地の主峰、どっしり聳えるお姿が凛々しい。
稜線の中ほどの兎平も見えてます。
真昼岳も山麓のブナ林が美しいんだよねぇ。また秋に行きたいな。
そして大きく広がる横手平野の向こうには、鳥海山!
雲多めながら、大きく裾を広げるお姿を見ると、なんだか嬉しくなりますね。
この日は秋田側の天気が良かったということもあり、思ったよりいい展望を楽しむことができました(^^
存分に景色を眺めたら、山頂で腹ごしらえ。
たくさん飛んでるトンボのおかげか、虫は全くいないし風も涼しいし、お盆時期なのにとっても爽やかで気持ちの良い山頂でありました。
さて、では下山開始。
下山路の県境コースも素晴らしいブナ林が広がってるので、楽しみ♪
山頂を後にして急坂を下り、県境コース分岐からはしばらく山頂を巻くトラバース道を歩いて
尾根上の県境コースに出てきました。
いよいよここからブナ回廊の美しい道が始まります!
見上げんばかりのブナ大木が立ち並ぶ中をゆる~り下ります。
柔らかな日差しが射し込む中、気持ちの良い道。
明るくて穏やかで、すいすいっと素直にすっくり伸びたブナが美しい。
さすが、女神様のブナ!
登山道は、ブナ大木の間をぬうように緩やかに続いてます。
この回廊感が堪らない(^^
道の両側に、どこまでも広がるブナ林。
聞こえるのは、風にそよぐ梢の音と、セミの声と鳥のさえずりのみ。
森の香りにも包まれて、ほんと癒されます♪
何度も立ち止まって、ブナ林を眺めて胸いっぱいに空気を吸い込んで。
いつ歩いても、ほんとに素晴らしいブナ林。
久しぶりにこのブナ林を歩きたくて来たわけですが、やっぱりこの日も素晴らしかった。
女神様のブナ林、最高です!
特にこの県境コースのブナ林は素晴らしい。
ゆっくりのんびり歩いて、存分に癒されました。
尾根上の道を過ぎると、ブナ林の斜面を下る道へ。
ますます立派なブナ巨木が増えてきた道を、落ち葉踏みつつさくさくと。
しばらく下っていくと、ブナ見平に到着。
ブナ林に囲まれた広場のようになっていて、ここでブナを眺めつつのんびり一休みしてもよいかも(^^
が、まきchin隊はひとまず先へと進みます。
ブナ見平を過ぎると、いったん雑木林の中のトラバース道へ。
美郷町に下る道の分岐を過ぎると、女神山を木立の向こうに仰ぎ見ながら下る道へ。
眼下に石清水の滝を眺めるようになると、急坂は終了。
沢沿いの緩やかな道に出てきました。
ここから沢沿いに下ると、行きに分岐した女神山登り口にすぐ合流しますが、まずは沢を遡って降る滝に寄り道。
沢沿いの道には、橋もしっかりかかっていて整備されていて。
滝巡りの人ともすれ違うようになり、そんな人たちのためにも歩きやすくしているんでしょうね。
そんな沢沿いの道を5分ほど歩いていくと
滝の近くまで行くと、水しぶきがすごい!
どうどうと流れ落ちる滝は大迫力。
滝ってほんと、眺めていて飽きないですねぇ。
細かな霧のような水しぶきを浴びつつ、しばし滝に見とれちゃいました。
さて、では沢沿いの道を下って滝巡り。
こちらは、県境コースとの合流の少し先にある女神霊泉。
いわての名水20選にも選ばれているそうで。
女神霊泉を過ぎて沢沿いのトラバース道を下っていくと、女神山登り口の分岐に戻ってきました。
そして登り口の少し先にある白糸の滝分岐から、30mほど急坂を下って白糸の滝に寄り道。
かなりの急坂だし、最後はちょっとした沢のへつりもあり、ナカナカな道を下って
出てきました、白糸の滝!
ぱっかり割れた岩の上を流れて白糸のように流れ落ちる、落差40mの滝。
女神様が紡ぐ糸のような、美しい滝です。
滝の近くから見上げます。
こんな形になったのは、神様のいたずらなのかしらん。
さきほどの降る滝とはまた違って、優美な滝にしばし時を忘れてウットリ見入っちゃいました。
白糸の滝の隣には、姥滝。
こちらはなかなか荒々しい滝でこれまた対照的。
かなりの水量で迫力満点。
滝を眺めたら、再び登り返して登山道へ。
そのままゆる~り歩いて登山口に戻って終了、です。
滝の付近では数組とすれ違いましたが、女神山への登り下りの途中では誰にも出会わず、静かな山歩き。
東北随一、いや日本随一じゃないか、なお気に入りのブナ美林をのんびりと満喫して、今回も癒されました!
5時間足らずの山歩きながら、ブナ美林と滝巡り、そして秋田の山々の展望も楽しむことができて大満足。
女神山は、ほんといつ来てもステキな山です。
下山後は、近くの志賀来温泉沢内バーデンの日帰り入浴へ(440円)。
のんびりと源泉かけ流しのさらっとしたお湯を楽しんだら、北上の"松苑"で手打ち蕎麦に舌鼓(詳細は速報)。
夏休み山行を締めくくりました。
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