2021/6/27 石巻・硯上山

前日登った金華山を眺めに、石巻の硯上山へ。

海に浮かぶ金華山を眺めて満足♪

===硯上山（けんじょうさん）===
2021/6/27（日）：味噌作林道（5:50）～登山口（6:35）～▲硯上山（7:20-8:05）～登山口（8:30）～味噌作林道（9:10）
歩行距離：7.7km
累積登高：500m
累積下降：500m
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> 6/26 金華山へ

この日は、早朝さくっと歩いて女川で海鮮ランチを楽しむ予定。
展望よく、しかも山頂から金華山を眺められる、石巻最高峰の硯上山へと向かいます。

良質の硯材が採れ、伊達家に献上したことから献上山→硯上山となったそうで。
この硯上山、南側から登るのが一般的だそうなのですが、南側の登山口にアクセスする道が震災や台風被害によりずっと通行止め。
なので、北側の味噌作林道から登るルートを辿ります。

雄勝湾に向かう国道298号を走り、釜谷トンネルの先で林道へ。

しばらく舗装された細い道を走り、水道設備の前の路肩に駐車です。
硯上山まで4.3kmの標識が立ってました。

駐車した箇所のすぐ先が、味噌作林道の起点。
この味噌作林道も、2年前の台風19号災害の復旧工事中なので、車はここまで。

登山口までは、小さな沢沿いに続く杉林の中の林道を2.5km歩きます。
歩き始めは、復旧工事中の土の道。
この日は日曜日なので休工中です。

しばらく歩いていくと、土の道は真新しい砂利道に。
林道ってこうやって整備するのか！と興味深く歩きます。

そしてほどなく砂利道は終了して再び土の道へ。
土の道エリアは所々倒木あり、雨で道が削れているところや崩れているところもあり。
復旧工事が終了して車が通れるようになっても、砂利道エリアまでで止めておくのが吉でしょうな。
（砂利道エリアも、駐車スペースはそんなになさそうだった）

林道沿いには、標識がしばしば登場（山頂までずーっとこの標識がちょいちょい登場）。
標識に書かれている「ふるさと緑の道」とは、宮城県が県政100年を記念して昭和47年に設定した全長357kmのハイキングコースだそう。
奥羽山系ルートと北上山系ルートがあるそうで、この硯上山は北上山系ルートの一部。

杉林の中の林道は、いつしか雑木林の中の明るい道に。
路肩が崩れたのか、道幅狭くなったところもありつつ。
そして道沿いの斜面には動物の踏み跡がいっぱい！ 鹿かなぁ。

ゆる～りのんびり、2.5kmの道を45分ほど歩いて、硯上山登山口に到着です。
登山口の前は、ちょっと開けた広場になってました。

さて、ここからようやく登山道へ。
山頂まではあと1.6km。

登山道に入ってすぐは、落ち葉をざくざく踏んでやや斜度のある道を登ります。
ここらあたりが、この日一番の急坂だったかな。

一気に50mほど登ると、再び緩やかな道へ。
杉やアカマツ、広葉樹が入り混じった林の中の道。

道には、掘り返し跡や鹿の足跡があちこちに。
目の前を鹿が全速力で横切ったり、山鳥がバタバタと飛び立っていったりと、なかなかワイルドな道でもあり。

足元には、マウンテンバイク？オフロードバイク？の車輪跡も。
たしかにこの道だったら走れるかも。
緩やかだし道幅もあるし。

そんな道をのんびり歩いていくと、立派な標識が登場。
硯上山万石浦県立自然公園、だそうで。
南側からも北側からも、林道工事していなければ2時間足らずで歩ける山なので、ハイキングの人も多いんだろうな。

そしてほどなく、山頂直下で南側からの道と合流。
ここからちょいと一登りで

硯上山山頂に到着。
まるで公園のような草地が広がる、開けて気持ちの良い山頂！

山頂にももちろん立派な標識。
見晴らし抜群ということもあり、山頂には二等三角点もありました。

山頂の一角に建つ大きなアンテナは、石巻市防災無線の中継局だそう。

まだ朝早く、爽やかな風が吹き抜ける山頂から早速景色を眺めます。

南側に見えるのは、前日登った金華山。
低い雲多めの天気でしたが、キレイな三角錐のお姿を見せてくれました。

東側には、雄勝湾と雄勝の街並み。
以前は家がたくさん立ち並んでいたそうですが、すっかり更地になってしまって復旧工事真っ最中でした。。。

北東側に見えるのは、南三陸や気仙沼かな。
リアス式の海岸線であります。

西側には石巻の街並みや、風車や国土交通省の航空路監視レーダーが立つ上品山。

石巻、アップ。
大きな街ですな。
立ち上る煙は、海沿いの工場かしら。

ベンチもある広い山頂は、早朝ということもあってか誰もいなくてとっても静か。
のんびり歩きまわりながら景色を眺めて、静かにゆっくり過ごせた山頂でありました。
金華山も見られて満足！

というわけで、山頂で45分ほどのんびり過ごしたら、来た道を戻ります。
いやー、帰りも気持ちいい道だな。
明るい林の中の木漏れ日が心地よい。

さくさく下って、あっという間に登山口到着。
あとは林道をゆる～り下って、味噌作林道起点に戻って終了、です。

山中誰にも出会わず、のんびりゆったり歩けて気持ちの良い山でした。
山頂からの景色も爽快。
女川から、石投山～雄勝峠と歩いて硯上山ピストンとか雄勝に抜けるとか、いろいろ歩いている方とか石巻からぐるりとトレランの方も結構おられるようで。
早春や晩秋にそんなルートで歩くのも気持ちいいかもです。
さくっと歩けて気持ちの良い山でした。

下山後は、再び女川に向かって、お魚市場併設の食事処"おかせい"で海鮮丼やホヤの炭火焼に舌鼓（詳細は速報）。
牡鹿半島ドライブして金華山を眺めたら、牡鹿交流センター ほっとまるの日帰り入浴へ（500円）。
海を眺めつつ、貸し切り状態のお風呂でのんびり浸かって、石巻・女川の山旅＆海鮮旅を締めくくりました。

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