2021/6/12 宮城里山歩き・薬萊山
この日の2座目は、同じく宮城の薬萊山。
麓にはやくらいガーデンという広大な庭園が広がっていて、四季折々の花が楽しめるそうで。
この時期はローズフェアということでバラが花盛りらしい(入場料かかるので入らなかったですが)。
やくらいガーデンの駐車場から見上げる薬萊山。
加美富士と呼ばれるだけあって、キレイな形してますね。
#駐車場は、やくらいガーデンの駐車場を利用。トイレもやくらいガーデンのを使用。
登山口には大きな鳥居があり、ここから出発。
裾野に広がるスキー場の緩やかな斜面に沿って、桜並木をのんびり歩きます。
今回は、鳥居のある東側からの道を登って北側に下る、周回ルートを辿ります。
しばらく舗装路を歩いてましたが、それと並行して林の中に道があったので、そちらへ。
舗装路歩くより土の道のほうが気持ちいいもんね。
舗装路と並行する緩やかな道をまっすぐ歩いていくと、2つ目の鳥居が登場。
ここから山道が始まります。
2つ目の鳥居をくぐった先には、大きな岩の"大石"がありました。
今から2000年前に噴火で飛んできた石らしい。
この薬萊山は2300万~250万年前の噴火でできたそうで、大昔は火山だったんですな。
ヒノキやマツの林の中を歩いていくと、山頂近くまで706段続く階段が始まります。
なんでも50段おきに標識が出てくるそうですが、いやそんなに頻繁には標識出てこなくていいかな。。。カウントダウンされてるみたいで疲れそう(^^;
山頂までまっすぐ伸びる尾根上の階段は、これまたまっすぐ直に登り上げるので結構段差が大きい。
こりゃ結構きついぞ。
そして少し登ったところで、早速カウントダウンの標識が登場。
この後ずっと、きっちり50段おきに登場してました。
気持ち的に疲れるので、カウントダウン標識はあまり見ないようにして登ります(笑)
この日一座目の達居森は、朝早かったし曇っていたので涼しくて気持ちよく歩けたけど、今はもう昼近く、しかも天気回復して日差しも強くなってきていて、林の中でも結構暑い。
標高も低いしなぁ。
暑くて久しぶりに汗だくだく。
この階段、ずーっと隙間なく続いているのではなく、所々で踊り場的に緩やかになったり、階段のない急坂だったり。
そんなところもちょいちょい挟まってるので、まぁ気が紛れるというかなんというか。
そんな階段道を黙々と登って500段目までくると、ブナやサワグルミ、トチノキの原生林の中へ。
ここらあたりで雰囲気も一変。
明るい色合いでなんとも涼やかな林。
しばし足を止めて涼んじゃいました。あー気持ちいい。
さて、500段目まで来ればあと一息。
同じ階段道でも、周囲の林が美しいと気分も変わりますね。
明るい雑木林の中をえいやぁと登って
階段の先は、山頂へ向けて緩やかに登る道。
涼しい木立の中を気持ちよく歩いて
薬萊山南峰に到着。
薬萊神社奥宮が、木立に囲まれてひっそり建ってました。
南峰はあまり展望がないので、奥宮にお詣りしたらさくさく先へと進みます。
南峰のすぐ先には姥神様の石像。
梅雨が近づいているからか、鮮やかな色合いの雨ガッパが着せられていてなんだかポップな感じ(^^
何にでもご利益があるそうで、なんともありがたい姥神様であります。
はさみがいくつも供えてあったのは、手芸上達の願かけらしい。縁切り願いかと思っちゃったよ(笑)
姥神様を過ぎ、緩やかな尾根を歩いていくと、東側の展望が開けたところに山座同定盤と望遠鏡が設置されてました。
望遠鏡がある山って、高尾山とか陣馬山くらいしか記憶にないなぁ。
人気の山なんですな。
そして望遠鏡を過ぎた先で、薬萊山北峰に到着。
ここが、薬萊山の最高地点。
山頂の片隅には、ここにも薬萊神社の建物がありました。
東側の展望が開けた山頂からは、大崎平野が一望。
やくらいガーデンの菜の花畑も、もう終盤ながら見えてます。
田植え直後は、一面水鏡のように見えるそうで。
たんぼが黄金色に染まる秋もいいだろな。
石造りの立派な山頂標識、さすが信仰の山・薬萊山。
登山道の階段だけでなく、山頂標識もばっちり整備、でありました。
やや広めな山頂の一隅の木陰で涼みつつ一息ついたら、早々に下山開始。
帰りは、北側の舗装路へと下る道を辿ります。
下りの道も、ブナやサワグルミの涼やかな林の中。
行きとは違って階段もなく、つづら折りに下る道はかなり歩きやすい。
登りの道も、こんな感じにつづら折りだったら気持ちよかったのにな~。
やくらいガーデンの駐車場まで、舗装路をてくてくと。
1.5kmほどの舗装路なので、あっという間にやくらいガーデンに戻ってくることができました。
やくらいガーデンから見上げる薬萊山。
また雲が広がってきて、もう夏だなぁ、な景色でした。
歩いている人は結構多そうだったけど、ほとんどの人が周回ルートで歩いているようで、山中では数組にしか会わず静かな山でありました。
短時間で歩けるから、朝、昼、夕と歩く時間もばらけてるんだろうな。
ひたすら階段を登っていたらいつの間にか山頂についちゃった、な感じ。
中盤以降のブナやサワグルミの林は、町指定天然記念物というだけあってキレイだったな。
登山口から見上げる景色も、山頂からの展望もなかなか開放的で気持ちの良い山でした。
お気軽ハイクにはいい感じです。
下山後は、岩手・金ヶ崎の永岡温泉夢の湯へ(500円→割引券使用で400円)。
源泉掛け流しの濃厚なお湯にのんびり浸かってから盛岡泊、でありました。
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