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2021年5月15日 (土)

2021/5/9 雁ヶ腹摺山2座巡り

山梨・大月の秀麗富岳12景の2座巡り。

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黄砂と靄の影響で霞がかった富士山でしたが、さすがの秀麗富士!

===雁ヶ腹摺山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山===
2021/5/9(日):大峠(6:40)~▲雁ヶ腹摺山(7:25-7:35)~大峠(8:05-8:10)~▲黒岳(9:15-9:20)~▲牛奥ノ雁ヶ腹摺山(10:15-10:35)~大峠(12:05)
歩行距離:12.0km
累積登高:1,100m
累積下降:1,100m
======

GWに遠出をしたので、すぐあとの週末は近場の山歩き。
のんびり歩いて富士山を眺めよう、と小金沢連嶺へ。
大峠を起点に、雁ヶ腹摺山2座を続けて歩いちゃいます。

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大峠には、大月から真木小金沢林道を走って向かいます。
朝の内は雲が多く、昼前後に晴れる予報だったのでのんびり出発でいいかな、と6時過ぎに大峠に到着すると、なんと10台ほど停められる駐車場はすでに満車!!

そんなに人気あるのか~、と路肩に停めて準備してたら、日の出登山していた人が下山してきて2台ほど出て行ったので、そこにすかさず駐車、です。
いやー、びっくり。
#下山してきたら10台以上の路駐の列。人気のエリアなんですね。
#駐車場脇にぼっとんトイレあり。キレイ。

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大峠から眺める富士山。もやもや。
これから天気回復して、キレイに見えてくれることを期待!

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今回は、大峠を起点として雁ヶ腹摺山と牛奥ノ雁ヶ腹摺山をそれぞれ往復する予定。
まずは一座目、雁ヶ腹摺山へ出発。

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登山道に入ってすぐに水場がありました。
御硯水、というそうで。

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水場を過ぎてしばらくは、カラマツ混じりの林の中、トラバース道をゆる~り歩きます。

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涸れ沢を横切るところには、木の桟橋も完備。
そんな道を緩やかに高度を上げていくと

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山頂から南西方面に伸びる吹切尾根の上へ。
登山道はここで直角に向きを変えて、斜度を増して尾根上を九十九折りに登ります。
木の根や岩で階段状になった道は登りやすい。

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途中、足洗石なる大岩が。
水が溜まるような窪みがあるわけでもなく、なぜ足洗岩・・?

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芽吹き前の雑木林の中の道。
花はまだ咲いていなかったけど、もうじきミツバツツジがたくさん咲いて華やかな道だそう。

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山頂近くなって道が緩やかになると、こんな大岩も登場。
岩を積み重ねたわけではなさそうだけど、縦横に割れ目が入っていてまるで石垣のような。
こんな大岩が所々にあって、なかなか面白い。

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そして最後は、開けた草原の中をのんびり歩いて

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雁ヶ腹摺山山頂、到着。
秀麗富岳12景の1番山頂だそうで。

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その山頂から眺める富士山。
・・・うーん、ちょっと靄が濃いなぁ。
黄砂と、気温高めなのとが影響したか。

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雁ヶ腹摺山山頂から眺める富士山は、旧五百円札の裏側に印刷されている富士山だそうで。
確かに、霞んではいたけど裾を長く引いてスッキリ美しいお姿でありました。

そしてこの雁ヶ腹摺山という面白いお名前は、渡り鳥の雁がお腹を擦るようにして飛んでいくことから名付けられたとのこと。
そんな面白い名前に惹かれて、山歩きを始めたころから来てみたいなぁ、と思っていたのですが、今回ようやく来ることができました。

さて、しばらく景色を楽しんだら大峠へ引き返します。
雁ヶ腹摺山からは、同じく秀麗富岳12景の姥子山へと向かう人が多いようですが、今回はそちらは省略。

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木立の向こうに、これから歩く黒岳~牛奥ノ雁ヶ腹摺山の小金沢連嶺を仰ぎ見つつ。

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大岩がごろごろ転がる道を下ります。
登ってくる方とのすれ違いも時折あり。

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あっという間に大峠に戻ってきちゃいました。

さぁ、では2座目に出発!

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道路を挟んで向かい側にある登山口から出発。
登山口のすぐ上には東屋があり

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登山者カウンターが設置されてました。
行き先に応じて各人がカウントする方式。
これを見ると、小金沢山まで往復する人が多いみたい。

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途中の小ピークの赤岩ノ丸までのは、尾根上の急坂をぐい~っと200m強登ります。
東向きの明るい斜面の中、気持ちよい道。

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芽吹き前の林はブナやダケカンバ、ミズナラといった広葉樹。
背後にさっき登った雁ヶ腹摺山を眺めつつ。

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右手の谷を眺めると、芽吹き始めたカラマツ林が。
柔らかな新緑の色合いに和みますね。

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そして急坂を登っていくと、赤岩ノ丸を巻く道へ(ピーク方面への踏み跡あり)。
標識に描いてあるマークは何だろう?

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赤岩ノ丸を過ぎると林の様子は一変、これまでの広葉樹林からシラビソ中心の針葉樹の林へ。
しかも立ち枯れている箇所も多く、そんなところでは倒木がいっぱい(でも歩きやすく道は整備されてる)。
やや斜度が緩やかになった道を登ります。

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立ち枯れエリアを過ぎると、苔生したシラビソ林の中へ。
足元の苔はやや茶色、これから気温が上がって湿度も高くなっていくと、キレイな緑になっていくのかな。

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そんな苔の絨毯の上には、ミツバノバイカオウレンがいっぱい!
白い小さな花があちこちに群落を作っていて、目を楽しませてくれました。

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そして大峠から450m弱登って、小金沢連嶺の稜線上に到着。
ここからは稜線上を緩やかに辿ります。

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牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ向けて歩き出す前に、分岐からほど近い黒岳に寄り道。
ちょうど市境なのか、塩山市と大月市の山頂標識が並んで立ってました。
一等三角点のある黒岳ですが、木立に囲まれていて展望はナシ、さっくり後にして牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ向けて出発。

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分岐のすぐ先には、ちょっと岩場っぽいところもありましたが。

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そこを過ぎれば、あとは緩やかにアップダウンを繰り返す道。
変化がなくてやや退屈?

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が、歩いていくと笹原の中の道となり、木立が所々まばらになり展望も出てきました。
右手に見えているのは雁ヶ腹摺山。

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明るい道は気持ちがよい!
のんびりゆる~り、稜線上の道を辿っていくと

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川胡桃沢ノ頭に到着。
草地が広がって気持ちの良い小ピーク。

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富士山も見えてます!
ここでお弁当広げてのんびり、なんてのも楽しそう。

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が、目指す牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ向けて休まず稜線を辿ります。
川胡桃沢ノ頭を過ぎると、いったん100mほど緩やかに下る道。

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木立の向こうに見上げるのは、目指す牛奥ノ雁ヶ腹摺山!
なかなか立派なお姿ですな。

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川胡桃沢ノ頭から100m下ると、笹原の広がる賽ノ河原に到着。
賽ノ河原って、石がごろごろ転がって荒涼としたイメージなんだけど、ここはなんだかほっこり温かい感じ。

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足元には小さなフデリンドウも咲いてるし♪

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賽ノ河原から牛奥ノ雁ヶ腹摺山へは150mほど一気に登ります。
開けた笹原の中、急坂をぐい~っと。

晴れていれば南アルプスの白峰三山や甲斐駒、仙丈、鳳凰三山が一望だそうですが、南ア方面は雲がかかっているし靄も濃いので山並みの展望はなし。
そんな道をえいやぁと登り上げて

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牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着!
うしおくのがんがはらすりやま、って山名は日本で一番長い名だそうで。
確かに、山頂標識に書いてあるローマ字の山名が長すぎて笑える(笑)
Mt.ushiokunogangaharasuriyama ですって。息切れしそう(^^

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秀麗富岳12景の二番山頂でもあるここからは、富士山が一望!
・・・が、やはりかなり靄っていて残念な感じ。
黄砂め~~(`A´)

それでも、山頂部には草原も広がっていて一休みするにはかなりいい感じ。
風が結構強いので、風を避けられるところに座ってしばし腹ごしらえ休憩。
小金沢山へ向かう人、上日川ダム方面から登って来る人、いろんな人が通り過ぎていくのを見送りつつの~んびり。

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山頂の片隅には、小さな狛犬も置かれていました。

さて、ではゆっくり一休みしたので下山開始。
来た道を戻って大峠へ。

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牛奥ノ雁ヶ腹摺山から下る笹原の道は、目の前に展望開けて楽しく下れます。
雁ヶ腹摺山や黒岳が目の前に。
これで南アルプスの山並みも見えていたら最高なんだけどな。

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一気に150m下ってから川胡桃沢ノ頭に登り返した後は、緩やかにアップダウン繰り返しながら稜線を辿ります。

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黒岳手前の分岐で、大峠へ向けて450m弱下る尾根道へ。
下りはさくさく快調に下って、大峠に戻って終了です。

せっかくの秀麗富岳12景の2座でしたが、生憎の黄砂&靄でやや残念な展望。
でも霞んではいたけど富士山眺められたし、芽吹き前の稜線は明るく気持ちよく歩けたのでヨシってことで。
大峠は予想以上に人気で車もいっぱい停まっていましたが、山中は割と静かでした(牛奥ノ雁ヶ腹摺山の山頂は結構人いたけど)。

横浜からも近かったし、標高差もそこそこあってしっかり歩けたので良かったです。

下山後は、お風呂は省略してさっくり帰宅。
中央道も東名も渋滞始まる前ですいすい帰れました。

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コメント

こんばんは。

雁ヶ腹摺シリーズいいですねw
この週は黄砂がひどかった(^^;

情報ありがとうございます。
小金沢連峰がこの感じだともう大菩薩あたりでも雪消えてますね。

GW北アルプスで吹雪かれたのでリベンジするか、
春爛漫の山へ行くか…迷うとこです。

投稿: katsu | 2021年5月18日 (火) 23時37分

katsuさん>
いやほんと、黄砂すごかったですよね。。。ちょっとなめてました(笑)
小金沢連嶺、見た感じは雪のカケラもなさそうでしたよ。

GWはやはり北アルプスだったんですね~、天気大変でしたでしょうね。
そして本州は早くも梅雨な雰囲気、カラッと爽やかな5月はどこに行っちゃったんでしょうか。。。(泣)

投稿: まきchin | 2021年5月19日 (水) 21時28分

5/4の晴れを山頂で迎えようと、3日に晴天の徳沢から蝶まで行きましたが山頂は吹雪。
ちょっとテント張れそうもなかったし、ヒュッテにも
「コロナ対策で当日受付はできません」
と言われ小屋泊まりもできなかったので、横尾まで降りました。
午後の稜線は吹雪で視界もほとんど効かず、風と闘いながら地図と記憶を頼りに1時間かがりでヒュッテから横尾への下山口の分岐までたどりつきました(^^;
ちょうど槍の遭難と同じ時間帯で、飛騨乗越はもっとひどいことになってたと思います。
樹林帯に入ってからは事なきを得ましたが、やっぱり冬山は経験のある山に限るなぁと。
おかげで次の日はのんびり新雪纏う穂高や常念を上高地から見上げてました。
3日にヒュッテに泊まった人は4日に素晴らしい景色見られたと思います。

直前のドカ雪で槍穂高から目的地を蝶に変えてたのもあってちょっと油断したかなと(^^;
いい経験になりました。

投稿: katsu | 2021年5月19日 (水) 22時35分

katsuさん>
槍の遭難は気になっていろいろニュース見てましたが、なんと日程カブってたんですね。。。さすがのご判断でした。
4日に上高地から見上げる新雪の穂高、さぞや素晴らしかったことかと(^^

私らもいろいろやらかしつつ経験しながら学んでるというところもあり、山の遭難のニュースを聞くたびにいろいろ思うところもあります。
GWの北アルプス新雪の景色を眺められたkatsuさんに乾杯、です(^^

投稿: まきchin | 2021年5月19日 (水) 22時55分

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