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2021年5月11日 (火)

2021/5/3 下北半島山歩き・釜臥山

下北半島の最高峰、釜臥山。

202105030
山頂には航空自衛隊の巨大ガメラレーダー(写真はこの2日前に撮影)。
日本海と太平洋ににらみを利かせてます。

===釜臥山(かまぶせやま)===
2021/5/3(月):釜臥山スキー場(11:20)~▲釜臥山(13:20-13:25)~釜臥山スキー場(14:40)
歩行距離:5.1km
累積登高:770m
累積下降:770m
======

2021/4/30:三陸・鯨山
2021/5/1:下北半島・吹越烏帽子
2021/5/1:下北半島・縫道石山
2021/5/2:十和田観光
2021/5/3:下北半島・釜臥山
2021/5/4:下北半島・大尽山

この日は昼前から天気回復の予報。
昼前からなら歩けるかな、と下北半島むつ市の釜臥山へと向かいます。

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登山口の釜臥山スキー場には10時頃に到着しましたが、小雨が止まず。
10時半まで待つか、いや11時まで待つか。。。と時間を延ばし延ばしして待っていたら、11時過ぎに雨が止んだので出発。

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スキー場ベースの第2リフト乗り場から歩き出します。
実は今年、ゲレンデトップの第1リフトの架け替え工事をしていて、工事中はゲレンデ内立入禁止だそう。
GW中の祝日なので休工中、ということで、ご容赦。。。
#第2リフト降り場まで車で行けちゃうようですが、そんな事情もありスキー場ベースから出発。

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ゲレンデ内の道をゆる~り歩いて振り返ると、眼下には海上自衛隊大湊地方総監部のある大湊港が一望。
護衛艦の艦艇がいっぱい停泊してますね。

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第2リフト沿いの緩やかなゲレンデを歩いていると、目の前のガスが晴れて釜臥山の山頂が!
山頂に見える、白い箱のような建造物は、航空自衛隊の巨大ガメラレーダー。
ここから見てもあんなに大きいのに、近くで見たらどんなにか大きいんだろう。

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第2リフト降り場を過ぎると、ゲレンデトップまでは第1リフト沿いの急斜面を登ります。
ゲレンデ内に登山道があるんですが、ちょうど工事のため付けられたブル道で登山道は寸断。
適当に急斜面を直登、です。
#登りは斜面に向かって左側を行きましたが、実は向かって右側に踏み跡あり(下りはそっちを辿った)。

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ゲレンデ内にはシラネアオイの大きな株があちこちに。
薄紫色の大きな花がキレイ(^^

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さっきまで降っていた雨に打たれて、花びらに溜まった雨粒が重そうにうつむき気味のシラネアオイを見ながら、急斜面をぐい~っと。
あまりの急斜面に、途中でブル道にエスケープしたりしつつ。

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高度を上げて振り返ると、眼下には大湊港を一望。
細長く伸びる砂嘴は、芦崎と言われているそうで。
それにしても地形の見本のような立派な砂嘴にびっくり。
大湊は、あの砂嘴のおかげで天然の軍港なんだなぁ。

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その軍港に停泊する護衛艦たち。
いつもの年ならば護衛艦見学ができるそうなのだけど、今年はコロナのため見学中止しているそう。

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山登りなのに、こんなに海や港を間近に見下ろしながら登ってるなんて面白い。
ゲレンデ斜面はかなり急だけど、展望開けて気持ち良く、ぐい~っと400m近く登って

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ゲレンデトップの第1リフト降り場に到着。
リフト降り場からさらに50mほど登っていくと

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望海雪楼の展望台に到着です。
ここでちょっと一休み。

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中は結構広くて、テーブルや長椅子、ストーブなど設置されてました。
ちょうど風が強くなってきて雨や霰がばらばら降り始めたので、この展望台で一休みできて助かった!

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展望台の中には、むつ山岳会の方が作成された地図が貼ってありました。
これ、わかりやすくていいですね~(^^

さて、地図を眺めつつ、腹ごしらえしてレインウェア着込んで準備して。

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山頂へ向けて、350mほどの登りにいざ!
頭上に見上げる山頂には雲がかかったり取れたり。
天気回復を期待していたのだけど、全然回復しない。というか、山頂に近いところはまだ悪天。。。

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展望台からは、岩がちな尾根上を登って

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岩の祠がある七面山に到着。
無事に山頂を踏めますように、とお詣りして先へと進みます。

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七面山を過ぎると、ほどなく道は急坂に。
灌木の中をぐい~っと登ります。

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芽吹き前の灌木の中の道ですが、ヤマザクラやキクザキイチゲがぽつぽつ咲いていたりして。
寒々しい景色(実際、強風と時折降ってくる霰で寒い)の中で出会うお花たちには癒されますね。

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背後を振り返ると、長く延びる下北半島の柄の部分に、前々日登った吹越烏帽子が見えてました。
こうやって、登った山を眺めるのってなんだか嬉しい。

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眼下には陸奥湾と、立派な砂嘴の芦崎。
展望いい道だなぁ。

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そして登っていくにつれて、岩がごろごろ積み重なった急坂に。
雨に濡れてやや滑りやすい岩の道を登っていくと

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下から見上げた時にも見えていた大きな岩場、薬師天に到着。
道はここで、岩場を巻くように登る籠山ルートと、ハシゴやロープで岩場をよじ登る大黒天ルートとに分かれていますが、我らは籠山ルートへ(大黒天ルートは上級者向けとのこと)。
・・・と言っても籠山ルートも、ロープかかってたり岩場っぽかったりするわけですが。

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岩場を周りこんで登っていくと、大きな岩がごろごろ積み重なったガレ場に到着。
このガレ場、結構斜度あり、しかも浮き岩が多い。
折しも強く吹き付けてくる霰混じりの風に吹かれつつ、緊張してよじ登って

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山頂エリアに到着。
ここから先は防衛省管轄区域、だそうで。

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レーダー基地の柵に沿って登っていくと、巨大ガメラレーダーのある釜臥山山頂に到着。
天気回復の願いむなしく、ガス&強風&霰。。。
めちゃくちゃ寒い!

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ガメラレーダーの前には、恐山奥の院の本地法身仏釈迦如来と釜臥山嶽大明神が祀られてました。
ここまで無事に来られたことに感謝。

2021050330
そして見上げる航空自衛隊の最新鋭ガメラレーダー。
レーダー部分のお皿が亀の甲羅のように見えることから、ガメラレーダーと呼ばれてるそうで。
レーダー大好きなごろ太君によると、航空機や弾道ミサイルの探知追尾が可能なレーダーで、日本海や太平洋ににらみを利かせているとのこと。
高さ34mほどもある巨大なレーダーです。

まきchin的にはレーダーにはあまり興味なく、山頂の祠にご挨拶したらさっくり山頂を後にして、風を避けられるところで待機。
ごろ太君は名残惜しく、レーダーの周りをうろちょろしていたら。。。

2021050331
冬季閉鎖中のはずの展望台方面から、黒い小さな犬が登ってきて、あれ?と。
思わずシャッター押しちゃったそうですが、よく見てみれば、子熊!まじか!!

お互いビックリしてしばしフリーズ、が、ごろ太君慌てて踵を返して山頂を後に。
近くに親熊いたんだろうなぁ、親に出くわさなくてよかった。

2021050332
というわけで、そそくさと下山開始。
親熊が追いかけてきたらどうしよう、とドキドキしつつ。

2021050333
山頂からは、胎内巡りなど岩場を巡って下山するルートもあるようですが、大人しく来た道を戻ります。
強風は全然止まないし、相変わらず霰もバチバチ降ってくるし。
しまいには雪みたいなのもちらちら舞ってきてました。
下北半島恐るべし。

2021050334
そんな中、展望台近くまで下ってきて、ほっと一息。
帰りは、ゲレンデ内のコースと並行する水源地ルートを下ろうかと思っていたのですが、そっちは森の中ってことでまた熊に出会ったらおっかない、というわけでゲレンデ内をそのまま下ります。

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目の前に陸奥湾を眺めつつ、急斜面を一気に下ります。
ここまで下ってくれば風も霰も収まって、平和な感じ。
見晴らしもいいので安心~

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第1リフト沿いの緩やかな斜面には、山菜採りの人もちらほら。
そして正面には護衛艦、というなんだか非日常な光景。

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登山口付近まで下ってきて振り返ると、相変わらず雲がかかったり取れたり、な釜臥山山頂でありました。

夏季には、山頂直下の展望台まで車で登れて10分程度で登頂できちゃう釜臥山。
この時期は歩いて登るのみ、ですが、海を眺めつつアスレチックな箇所もあり、でなかなか面白い山でした。
上部には岩場のいろんなルートもあるようで、晴れた時にはそんなルートを巡りつつ歩くのも楽しそう。
・・・そして山頂でのまさかの熊バッタリはびっくりしました。
熊さんも、こんな悪天候だから人はいないだろうな、ということで登ってきてたのかしらん。
大事に至らずやれやれ、です。

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下山後は、登山口にほど近い、北の防人大湊 海望館へ。

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お目当ては、大湊港に停泊する護衛艦。
こちら、大湊在籍のゆうだち、しらぬい、まきなみ。

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おおよど、ちくま

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はまぎり

護衛艦を間近に眺めることってほとんどないので、なかなか迫力あり面白かったです。

護衛艦を眺めた後は、むつグランドホテルの斗南温泉美人の湯へ(休日630円)。
この日ものんびりゆったり浸かって満足。

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