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2021年5月 8日 (土)

2021/5/1 下北半島山歩き・吹越烏帽子

下北半島の付け根、横浜町の吹越烏帽子へ。

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一面の菜の花畑の向こうに聳える吹越烏帽子。

===吹越烏帽子(ふっこしえぼし)===
2021/5/1(土):登山口(5:10)~▲吹越烏帽子(6:10-6:25)~登山口(7:10)
歩行距離:3.2km
累積登高:300m
累積下降:300m
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この日はダブルヘッダーの山歩き。
一座目は、斧の形をした下北半島の持ち手部分にある横浜町の吹越烏帽子を登ります。
天気は、朝はやや雲低めで風強し、その後青空広がって昼過ぎからは下り坂、とのことなので、早朝スタート!

牧場が広がるアップダウンのある丘陵地帯を走り、最後に砂利道の林道を1kmほど走っていくと、登山口に到着。

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登山口付近に駐車できそうなスペースがいくつかあり、そこに車を停めて出発です。
#10台くらいは停められそう

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歩き始めは杉林の中の緩やかな道。
途中、送電線の鉄塔近くまでは並行して林道が通っているのでそちらを歩いても良かったのだけど、やっぱり山道のほうがいいかな、というわけで。
・・・が、早朝ということもあって少し薄暗いし、沢沿いの道だし、何か動物が出てきそうでちょっとドキドキ。

でも、足元には小さな花がいろいろ咲いていて癒されます!

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ヒトリシズカ、シロバナエンレイソウ、チゴユリ、ツクバネソウ
こういう小さな花が咲く季節になったんだなぁ。

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オオカメノキも咲いてますね~(^^

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杉林の中を歩いていくと、木立の向こうに鉄塔を透かして見るところで林道からの踏み跡と合流。
ここらあたりから松や雑木の明るい林に。
そして道はまだまだ緩やか、というかほぼ平坦。

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足元は、一面マイヅルソウの若葉!
これ、花が咲いたらすごいことになりそうです。
真っ白な絨毯みたいになるのかな。

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エンレイソウ、ツバメオモト
マイヅルソウに先駆けて、ツバメオモトがあちこちに咲いてました。

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そして登山口から40分ほど歩いたところで、ようやく登り気味な道に。
このゆる~い感じがなんだかいいな。

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少し登ると、林から出て木立が開けて展望が広がります。
森林限界が早いな、よっぽど風が強いんだろうな。

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振り返ると、六ヶ所村の風車群が!
こんなに大量の風車は、あまり見たことがないかも。
石油備蓄基地の大きなタンク群も見えてます、日本の石油消費量の1週間分が備蓄されてるそうで。なんかすごいぞ。

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六ヶ所村すごいなぁ、とちょっとあまり見ない景色にやや度肝を抜かれつつ、松や笹、灌木の道を歩いていくと、前方に吹越烏帽子の山頂が近づいてきました。
いよいよ山頂に向けて最後の登りが始まります。

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山頂直下は赤土のガレ道。
浮石も多く、足元注意で登ります。
そして吹越の名の通り?強風が吹き抜けて寒い!

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そんな足元に咲いてるのはミヤマアズマギクかな。
これから頑張って咲くぞ!と、強風にもめげず地面に張り付くように咲き始めていて。

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ガレ場を過ぎると傾斜が緩やかになり、最後は芝草の中の道をゆる~り登って

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吹越烏帽子山頂に到着。
1時間ほどで着いちゃいました。

山頂の大山祇神社に手を合わせてから、下界の景色を眺めます。

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西側には陸奥湾と牧場の広がる丘陵地帯。
緑の丘陵地帯や畑の中に、黄色の菜の花畑が点在していて鮮やか。

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陸奥湾の向こうには、下北半島最高峰の釜臥山も見えてます。
山頂の白いアンテナもクッキリ。アンテナ、大きいなぁ。

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野辺地湾の方へ目を移すと、こちらは風車がいっぱい。
鳥海山の近くにも風車が多いけど、こっちのほうが数がすごいかも?
六ケ所村って原燃サイクル施設とかの原子力設備なイメージが強かったけど、風力発電にも力を入れてるんですな。
原子力と風力って、なんだか対極にある感じだけど。

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こちら、登ってくる途中にも眺めた石油備蓄基地。
前日に道の駅横浜に移動してくる途中に、この横を通ってきて規模に圧倒されてたのでした。
それを翌日に上から眺めるとは!

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そして山頂の東側には、朝日を映して輝く太平洋。

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ぐるり360°大展望の山頂でありました。
芝草地も広がっていて、天気が穏やかな日に日向ぼっこしながら一休みするにはよさそうです。
この日はかなり風が強くて寒かったですが。

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山頂で15分ほど景色を眺めたら、さくさく下山開始。二座目に行かなくちゃだしね。
下りは、目の前に広がる展望を楽しみつつ下ります。

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左手の山肌は一面鮮やかな新緑♪
ヤマザクラのピンクが点在しているのもステキ。

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急坂をあっという間に下って、緩やかな雑木林の中の道に戻ってくれば登山口はもうすぐそこ。

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帰りは、鉄塔のところから登山道に並行して走る林道に出て下りました。
鉄塔まで車で行けそうだったな。

というわけで、登り1時間、下り45分の山歩き終了。早朝ということもあってか誰にも出会わず。
家族連れハイキングなんかで歩くにはよさそうな山でした。
あと、これからの季節はマイヅルソウの絨毯が楽しめそう。

そして下山後は、山頂から眺めた菜の花畑に寄り道。
今年は早めに満開を迎えているようで。
#農家の敷地に作付された換金作物なので、畑内には立ち入らないように注意。

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菜の花畑から見上げる吹越烏帽子♪
あの山を今歩いてきたんだなぁ、と思うとこれまた格別。

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こちらは別の日に同じアングルで。
日の当たり方が違うと、また違う見え方で面白い。

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菜の花畑の向こうには、釜臥山も見えてました。
連休中に登れるかな。

さっくり歩けて下山してからも楽しめる(この時期だけですが)、一粒で二度美味しい吹越烏帽子でありました。
さて、では二座目へ移動!

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