2021/4/30 三陸山歩き・鯨山
2021/4/30:三陸・鯨山
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今年のGWは、種々対策を講じた上で北東北へ。
なるべく人が少なくて天気のいい所、ということで、三陸に寄り道してから下北半島に移動、という行程。
初日は、岩手・三陸の山田町と大槌町の境にある鯨山へ登ります。
前夜はかなりの大雨・強風だったけど、明け方にはスッキリ晴れて一安心。
登山口となる陸中海岸青少年の家には早朝到着。
先行の登山者の車はなく、まきchin隊が一番乗りのようで。
当直の守衛さんに、駐車場に車を停める旨声をかけたら、どうぞどうぞ~気を付けて、となんとも温かく対応いただきました。
#青少年の家でトイレもお借りしました
#わかりやすい登山マップも青少年の家で配布されてました!
青少年の家の奥へと続く道路を辿っていくと、すぐにキャンプファイヤーができそうな営火場があり、登山口標識も登場。
みちのく潮風トレイルの標識も。
鯨山も、トレイルの一部なのね。
今回は、林間尾根コースで登り、大沢川コースで下る予定。
行きの林間尾根コースは、その名の通りナラ林やアカマツ林の尾根を登ります。
芽吹き始めの新緑が目に優しい道♪
ツツジもちらほら咲き始めてます。
つぼみの株もたくさんあり、これからの季節は色鮮やかな道になるんだろうな。
手作りの看板もあちこちに。
学校登山とかで歩く子どもたちも多いのかな、キレイな色合いの看板が可愛らしい。
緩やかに尾根上の道を登っていくと、少し傾斜を増してアカマツ林の中へ。
左手の木立の隙間から仰ぎ見るのは、鯨山の山頂。
山頂付近はまだ芽吹き前ですな。
そして尾根の右手には、キラキラ光る三陸の海。
こんなに海が近いんだなぁ、山頂から眺めるのが楽しみ♪
落ち葉を踏みつつ登る道には、岩がごつごつ出た箇所もあり。
そんな道を、海や山頂方面を眺めつつ、のんびり登っていくと
リアスの丘、の標識がある稜線上に出てきました。
この標識もかわいい(^^
リアスの丘の北東側からは、重茂半島の十二神山と山田湾が一望。
この十二神山、航空自衛隊の基地があり普通には登れないのですが、山頂にはレーダーがあり、レーダー好きなごろ太君は興味津々で眺めてました(笑)
さて、ここで登山道は南西へと向きを変え、稜線上を緩やかに辿ります。
明るくて気持ちの良い道♪
稜線のすぐ下には、伐採用作業道が走ってました。
アカマツやらナラの木やらを伐採してるのかな。
伐採のためか、少し疎らになった林の向こうには青い海を眺めることができました。
そんな稜線上の道をのんびり歩いていくと、390mピークに到着。
ピークを過ぎてしばらく緩やかにアップダウンを繰り返す道を辿り、最後にザレた急坂を50mほど下ると
十文字分岐に到着。
新田織笠方面に下る道、大沢川コースへと続く道が分岐してました(が、この立派な標識には大沢川コースの記述はなし)。
帰りはここから大沢川コースへ歩いていくわけですな。
まずは山頂目指して稜線上の道を進みます。
最初はアカマツや雑木、カラマツの混成林の中をゆる~りのんびり。
もう少しで鯨山、の標識が出てきたあたりから、最後の登りが始まります!
十文字分岐から山頂へは、250m強を一気に登ります。
ロープががっつり張られた急坂。
足元は少しザレ気味で滑りやすいけど、ロープがなくてもまぁ大丈夫。
高度を上げていくと、芽吹き前の木立の中の明るい道に。
そんな木立を透かして、背後に広がる海岸線を眺めます。
木立の隙間から見えているのは、十二神山と山田湾、霞露ヶ岳のある船越半島。
十二神山って名前もカッコいいよなぁ、しかもその山に自衛隊がいてレーダーもあるなんて、守護神みたい!とごろ太君。
足元には咲き残りのイワウチワ。
数日前まではたくさん咲いていたようですが、この前日の風雨に打たれてだいぶ花が落ちてしまってました。
ひょっこりと石造りの祠の裏に出て、鯨山の山頂に到着!
この祠は豊漁を祈願する鯨山神社の奥宮だそうで。
祠の前には、獅子頭の権現様。
ユーモラスなお顔が可愛らしい。
・・・そういえば、先日山スキーで登った七時雨山の山頂にも、獅子頭の権現様が祀られていたような。
祠の先には、鳥居のある広場とブロック造りの小屋もありました。
結構広い山頂なのね。
こちら、避難小屋にもなりそうなブロック造りの小屋。
中にはやはり獅子頭の権現様。
小屋の外には二等三角点がありました。
さてさて、山頂をぐるりと巡ったら、周囲の景色を眺めます。
北西側に見える残雪の山並みは早池峰(の山裾)か。
山の上部は雲がかかって見えず。
五葉山も見えるようですが、木立が視界を遮っていてよくわかりませんでした。
南東側には、リアス式海岸線の展望が広がります!
宮古方面には船越半島が見えてました。
特に釜石方面がよく開けていて素晴らしい展望。
浪板海岸から吉里吉里半島、大槌湾が一望。
海の青、空の青も澄んだ色合いで美しい。
リアス式海岸の展望を心ゆくまで眺めて満足。
海辺の山って、山も海も眺められて面白いですな。
あと、山頂にはほぼ漏れなく神社奥社があるというのも、古からの信仰を感じられて興味深い。
静かな山頂でのんびり景色を眺めたら、そろそろ下山開始です。
木立の向こうに海岸線を眺めつつ、急坂を下ります。
海を眺めながらの道ってステキ♪
落ち葉をざくざく踏んであっという間に下っちゃう。
いつもながら、下りは早い早い。
急坂エリアを過ぎると、鮮やかな新緑の道へ。
日差しにキラキラ輝く新緑が目に沁みる。
カエデの若葉かな。
お日さまを透かして淡い色合いに輝いてます。
新緑を楽しみつつ下っていくと、十文字分岐に到着。
ここで、大沢川コースへと分岐する道を辿ります。
大沢川コース方面へ少し下ったところに標識あり。
ふむ、これで道は合ってるな、と再確認。
この大沢川コース、沢沿いの沢下りっぽい道なのかと思いきや、小さな沢に沿った廃林道の道でやや拍子抜け。
幅広く(所々荒れてるけど)緩やかに下る歩きやすい道でした。
下りに歩く分には楽ちんでいいかな。
頭上に鯨山山頂を仰ぎ見つつ、のんびりゆる~り。
道の左手を流れる沢の音も涼やかでいい気持ち。
道端にはニリンソウやスミレも咲いてます。
涼やかな新緑や沢音だけでなく、可愛らしい小さなお花たちにも癒される!
そんな林道をゆる~り下っていくと、大規模伐採地に出てきました。
リアスの丘から続く稜線の下に走っていた伐採用作業道は、ここから続いてるのかな。
ずいぶん大規模な伐採地でしたが、正面には海を眺めることができてなかなかゴキゲンな道でした。
この日は涼しくて気持ちよく歩くことができましたが、日差しが照り付ける暑い日には歩くのキツイかも。
伐採地を過ぎると、最後は林道を少し下って、青少年の家の少し下の道路に出てきて終了。
大沢川コースは、登りに使うと伐採地内の標識があまりないのでちょっと迷うかも、でした(下りの場合はおそらく迷う所なし)。
あと、伐採作業中は通行禁止、との看板も所々にあったので要注意かも。
早朝出発が奏功してか、山中では誰にも出会わず、静かな山歩き。
芽吹き始めの新緑の道も、リアス式海岸線の展望も美しかった。
コンパクトながら、いろいろ楽しめた鯨山でありました。
秋の紅葉の時期も良さそうです。
下山後は、宮古の寿司魚正で特上握り寿司に舌鼓(詳細は速報)。
休暇村陸中宮古の日帰り入浴(510円)でのんびり温泉に浸かってから北上、であります。
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