山の本、いろいろ
つれづれなる日々(日中は仕事で忙しいです、あしからず)。
本読んでみたり地図見てみたり。
この週末はとうとう我慢ならず、不要不急の外出をしちゃいました、すいません。
それはさておき、今回は山の本の話。
山に登る前や登った後に、その山を題材とした小説や随筆を読むというのもまた楽し。
剱岳の周辺に行った後には必ず読みたくなる、新田次郎氏の「剱岳 点の記」。
2019年の夏に裏剱仙人池~阿曽原温泉を歩いた時は、吉村昭氏の「高熱隧道」を読んで先人の苦労に感銘を受け、これはまた歩かねば!と思ったり。
槍ヶ岳や笠ヶ岳の近辺に行った後は、新田次郎氏の「槍ヶ岳開山」。
この本に出てくるブロッケンの描写が好き。
山でブロッケンを見るたびに思い出す。
ナントカ名山の元祖?日本百名山も、もちろん本になってます。深田久弥氏著。
一つ一つの山についての話が割と短めにまとまっているし、歴史や言い伝えにも触れられていて興味深く面白い。
ごろ太君的には、平ヶ岳の章にある平ヶ岳と苗場山の比較の記述が好きらしい。
「苗場山も平らではあるが、少し傾いている。平ヶ岳はほとんど水平である。(抜粋)」
確かに実際遠くから見るとそうなのよね(笑)
私的には、編集後記が結構好き。百名山選定にあたっての思惑や試行錯誤が書かれていて面白い。
好きな山、登りたい山は人それぞれだし魅力的な山はたくさん。
「一番好きな山はどこかと訊かれれば、一番最近に登った山である」と深田氏は書いておられる。
それはきっと、どの季節のどの山でも、その山の素晴らしいところを感じながら歩いておられたからなんだろうな。
まきchin隊はそこまで達観できてないので、その山がキレイに輝く季節・天気の日に歩く、てのをポリシーに歩いてます。
季節と天気を選んで、気持ちよく歩きたいですもんね。
そんな日に歩いた山々は、どれも最高に素晴らしくて大好きな山(^^
早く、そんな山をのんびり歩きたいですね。
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コメント
こんばんは。
巣籠もり中でもタダでは終わりませんね…さすがです(^_^)
僕も買ったけど読んでない本を読んでます。
もちろん地図広げて夏の妄想登山も平行して(^^;
僕は百名山踏破に興味がないので、
全部登ることはないと思っていますが(^^;
最後の深田さんの言葉はいい言葉ですね。
僕はいつも迷わず一番好きな山は?と聞かれると
7月のトムラウシ
と答えてます。
トムラウシ温泉と新得駅のバスが廃止されそうなんですよね(ToT)
投稿: katsu | 2021年2月 5日 (金) 22時16分
katsuさん>
やはりkatsuさんも(^^
妄想広がりまくって、夏山に期待しまくりなんですが(笑)
深田さんの言葉一つ一つにはグッとくるものがあり、日本百名山の本は読み物としてかなり面白いです。
7月のトムラウシですかぁ、いいなぁ。。。
山好きの友人に見せてもらった、朝焼けのトムラウシの景色を思い出しました!
私はどこかなぁ、一番好きな山、一番歩いてる山、いろいろ思いを巡らしちゃいますね。
面白いので、ブログネタにしようかな(^^
投稿: まきchin | 2021年2月 7日 (日) 22時04分