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2020年11月26日 (木)

2020/11/22 会津晩秋山行・荒海山

晩秋の南会津の山歩き。

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山頂稜線からは、奥会津の会津駒や大戸沢岳、三岩岳が一望。
冠雪した山並みに、雪の季節の足音を感じつつ。

===荒海山===
2020/11/22(日):八総鉱山跡(6:40)~登山口(7:20)~▲荒海山(9:45-10:35)~登山口(12:25)~八総鉱山跡(13:00)
歩行距離:10.5km
累積登高:940m
累積下降:940m
======

この週末は南会津の山歩き。
福島と栃木の県境にある荒海山を目指します。
太平洋と日本海の分水嶺でもあるそうで、なんだかワクワク。

荒海山への登山道は、国道352号から林道に入り八総鉱山跡から登る道と、国道352号沿いの戸坪沢からの道の2つ。
ただ戸坪沢からの道には入山禁止との表示も多数あるそうで、ならば、と八総鉱山跡からの道を辿ります。

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国道352号から林道に入る入口がちょっとわかりづらかったけど、林道自体は砂利道ながらかなり整備されていて走りやすい(途中にオートキャンプ場もあり)。
2kmほど走り、鉱山跡?に建つ真新しい建物の先の道幅が広くなっているところに駐車です。
#10数台くらいは停められそう。トイレなし。

この八総鉱山跡への道も、2015年9月の豪雨災害で通行止めになっていたらしいのですが、もうすっかり工事も完了したのかキレイになってました。
#でも一発大雨降れば、再び荒れる可能性は大。

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この日も先行者はなし。
さくさく準備したら、荒海川に沿って伸びる林道を辿って出発です。

10分ほど林道を歩き、橋を渡ったところに真新しくて木の香りがする登山届ポストあり。
中に入っていた登山届用紙を見ると、下部を切り離して下山時に再びポスティングする様式でした。

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登山届ポストを過ぎてほどなく林道歩きは終了。
というか、かつてはあった林道が跡形もなく崩壊した跡を辿って歩きます。
この崩壊っぷりがなんともシュール!

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以前は橋だったんだろうなぁ、と思われる巨大なコンクリ板の上を、さらさらと水が流れてます。
豪雨災害でやられたのかな。

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沢沿いの道は、渡渉も多数。
雪融け後や大雨の後は大変かも。

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林道って崩壊するとこんなになっちゃうんだなぁ。
昭和の文明遺産みたいな道を歩いていると、なんだか遺跡を探検しているような不思議な気持ちになってくる。
今の文明が崩壊したら首都高とかもこんなになっちゃうのかなぁ、なんてごろ太君しみじみ言ってました。

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崩壊した道路が沢になっている中には、苔でつるつる滑ってとてもじゃないけど歩けないところもあり(でもここを通るしかない)。
しっかりロープがかかってましたが、それでもつるつる滑る道のど真ん中を歩くのはおっかなくて、端っこの岩沿いをへつって歩いてクリア。

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そんな道を進んでいくと、前方には荒海山の山頂部が見えてきた。
あれを目指してこれから登るんだな、と仰ぎ見つつ。

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鉱山跡から40分ほど歩いたところで、開けた河原(砂防ダム跡?)に到着。
ここで沢沿いの緩やかな道は終了、いよいよ本格的な登山道へ。

直角に向きを変えて枝沢沿いの道に入っていくと、林の中から何やら視線が。
きょろきょろと見回してみると

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大きなカモシカ!
闖入者に驚いたのか、木々の間からじーっとこちらを覗ってました。

お邪魔しちゃってごめんね、通してね、と歩いていく我らをずっと見ていたカモシカ君。
我らの姿が見えなくなるまで動かずに、首だけ動かしてじーっとこちらを見て警戒してました。
すまんねぇ。

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登山道はと言えば、枝沢沿いの荒れた斜面に付けられた道。
狭くて急な枝沢なので、大雨のたびに土砂や流木が流れ込んできて道が変わっちゃうんだろうなぁ、という感じ。

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そんな沢の中の道を登っていくと、沢底が広く緩やかになったところに出てきました。
涸れた沢底を渡って左岸の斜面に取り付くと、そこから尾根へ向けて登り上げる急坂が始まります。

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アスナロやブナの林の中、たっぷり積もった落ち葉をざくざく踏みつつ。
かなりの急坂も多いけど、そんなところにはロープ完備!

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ついでに登山道標識も完備。
この真新しい標識は、車を停めたところから山頂手前までずーっと頻繁に登場してました。
最近整備が入ったのかなぁ。
ロープも標識も完備の道、整備いただいた方々には感謝しきりであります。

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そんなロープのかかる急坂をえいやぁ、と200mほど登り上げていくと、いつしか道は緩やかになり。
明るい陽射しの射しこむブナ林の中を歩いて、山頂の北側に伸びる尾根上に出てきました。

さて、ここからは尾根上の道を辿ります。

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北側の尾根なので薄暗い道なのかな、と思っていたけど、尾根の左手(東側)が開けているので朝日が射しこんで明るく気持ちの良い道。
会津らしいブナ林が広がる中をのんびり歩きます。

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足元は落ち葉がざっくざく(^^
ブナ黄葉の時期も良いだろうな。
すっかり落葉したこの時期も、明るい木立の中を歩けるので楽しいけどね。

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左手の木立の切れ間からは、荒海山山頂を仰ぎ見ます。
アップダウンのある尾根の先に聳える山頂、あの尾根を歩いていくのか~
(でも実際は尾根を巻いて歩くので、それほどおおきなアップダウンはなし)

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右手の木立の切れ間からは、冠雪した山並みが!
奥会津の山々だな。
前日の雨は、奥会津の山では雪だったんだな。

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そんな明るく気持ちの良い道をゆる~りのんびり。
これは晩秋に歩いてこその道だなぁ、なんて歩いていくと

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尾根の右側(西側)をトラバース気味に登る、幅の狭い道へ。
これまでの明るいブナ林から一転、ミズナラやアスナロの大木が立ち並ぶ、ちょっと薄暗い道。

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木の根が絡まり合った急坂も所々に登場!
前日の雨で湿っていて滑りやすい急坂ではありますが、ここにもしっかりロープ完備。

荒海山へと続く尾根は、下から見上げた時はかなりアップダウンがあるように見えたけど、こうしてトラバース気味に付けられた道なのでそれほど大きなアップダウンもなく、思ったより歩きやすい(^^
もっと激しくアップダウン繰り返す道かと思ってたけど、このくらいのアップダウンなら全然気にならないな(あくまで個人的感想)。
意外と歩きやすくて気持ちの良い道じゃないですか♪
雨で湿ってたり真夏で木立が鬱蒼と茂っていたりするとやや憂鬱な道かもしれないけど、晩秋のこの時期はとっても気持ちがよい道!

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薄暗い西側斜面の道ですが、所々で尾根上に出てきて展望も開けます。
そんなところからは荒海山山頂も仰ぎ見ることができて、なんだか嬉しい♪

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福島と栃木の県境に聳える荒海山、福島側はスッキリ晴れているけど、栃木側は雲が多いようで。
稜線を越えて福島側に流れ込んでくる雲がふわふわ漂ってるのを眺めつつ。

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細かなアップダウンを繰り返しつつ、所々で展望も開けつつ。
道幅狭いトラバース道を歩いていくと、いつしか馬酔木やシャクナゲ、笹が増えてきて。
シャクナゲの季節はすごそう!

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そんなトラバース道を1時間半弱、アップダウン繰り返しながら歩いていくと、いよいよ山頂直下の急坂へ。
道沿いには大きな岩がごろごろ転がる道。
道幅もさらに狭くなり、足元注意しつつ登ります。

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道も岩っぽいところが多く、ロープのかかる急坂もあり。
湿った岩はかなり滑りやすく、ワイルド!

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ぐい~っと登っていくと、尾根西側のトラバース道から明るい尾根上へと出てきました。
木立の背丈も低くなり、ツツジやダケカンバ、シャクナゲの多い灌木の中をえいやぁと登ります。
トラバース道は岩や木の根がごつごつした道だったけど、最後の尾根上の道はぬかるみも多く滑りやすい道。
何回か滑った!

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登りながら振り返ると、背後には奥会津の山並みが!
こりゃ山頂からの景色も楽しみだなぁ、と息をつきつつ登ります。

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そして山頂直下まで登ってくると、小さな小屋が登場。
以前は気象庁の観測小屋だったそうで、今は避難小屋として使えるらしい。

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で、小屋からちょいと登って、荒海山山頂に到着!
笹と灌木の中の山頂はぐるり大展望、でも山頂からの景色を楽しむ前に、三角点のあるお隣ピークへ寄り道。
山頂から三角点ピークはほんの200mほど、でも刈り払いされていなくて笹藪の中の道ということで、ごろ太君だけそちらへ向かいます。

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ごろ太君、笹薮で腕に切り傷こさえながらも到着した三角点ピーク。
振り返って、荒海山山頂と奥会津の山並みを眺めます。

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荒海山山頂から眺めるとこんな感じ。ごろ太君、バンザイ(^^
三角点ピークの向こうには、那須の山々が広がってました。

さて、三角点を踏んで満足したごろ太君、再び笹薮を漕いで荒海山山頂に戻って、ぐるり景色を眺めます。

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北側には七ヶ岳。
ほんとに七つの峰があるように見えるんだなぁ。
そして七ヶ岳の向こうには、真っ白な飯豊連峰がちょこっと顔を出してました。

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七ヶ岳の左手には御神楽岳や奥只見の山々。
奥只見の山々まで見えるとは。

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登る途中の尾根道からも見えていた、奥会津の山並み。
会津駒ヶ岳に大戸沢岳、三岩岳はもうすっかり冠雪してますね。
奥会津の山には久しく行っていないけど、今シーズンは行けるかな?

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奥会津の山々の並びには、燧ヶ岳や平ヶ岳、田代山や帝釈山も。

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尾瀬の山々のお隣には、日光連山がどかーんと聳えてます。
日光白根山に太郎山、男体山、女峰山などなど。

日光の山々の手前には、荒海山から峰続きの次郎岳。
栃木県側ではこの荒海山を太郎岳と呼んでいるそうで、それとペアの次郎岳ですな。

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そして南側、靄の上に聳えるのは高原山。
山の斜面に見えてるのはハンターマウンテンのスキー場かな、エーデルワイスかな。
それにしても靄の上にぽっかり浮かぶように聳えているこの姿、なんともいいですねぇ。

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ぐるりと回って、再び三角点ピークと那須連峰、男鹿山塊。
那須がこんなに近く見えるのか!

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そのお隣には、安達太良や吾妻連峰、磐梯山。
磐梯山が近すぎてびっくり(笑)

久しぶりの会津の山からぐるりと景色を眺めて、最初は位置関係がピンとこなくて戸惑っちゃいましたが。
何度もぐるぐる回りながら、こんな山並みをしみじみ眺めちゃいました。
いやはや、こんなに大展望とは知らなんだ!

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山頂の片隅には、阿賀野川水源之標。
太平洋と日本海の分水嶺だそうで、南側に降った雨は鬼怒川や利根川で太平洋へ、北側に振った雨は荒海川や阿賀野川で日本海へと流れるそう。
分水嶺って、ちょっとしみじみしちゃう。かっこいいよなぁ。

山頂は結構風も強く寒かったけど、時間を忘れて素晴らしい展望に見入ってしまいました。
2人占めの山頂、満喫です!

2020112243
さて、では1時間近くも山頂で過ごしたので、そろそろ下山開始。
下り始めはぬかるんでてかなり滑りやすい道、足元に注意しながら下ります。
正面には奥会津の冠雪の山並みが広がっていて、何度も足を停めて景色に見入っちゃいますが(^^

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木立の中に入り、ロープのかかる急坂もありつつ。
滑りやすい岩場は、ややビビりつつ慎重に通過。

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行きには薄暗いトラバース道でしたが、帰りはお日さまが高くなったおかげで明るい道。
全然雰囲気違うなぁ、こうなるとすごくいい道だなぁ。

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トラバースゾーンを過ぎると、奥会津らしいブナ林の広がる尾根道へ。
ゆる~り気持ちよく下り、ロープのかかる急坂を下って林道跡に出てからは、再び崩壊した林道跡を下って終了です。

途中出会ったのは3組のみ(うち八総鉱山跡から登ったのは、まきchin隊含めて2組のみ)、という静かな山。
八総鉱山跡からの廃墟な道もなんだかおもしろかったし、山道に入ってからも終始歩きやすい道。
標識もロープもこれでもかというほど完備なのもありがたかった。
山頂からの360°大展望も素晴らしかったなぁ。

降雪ぎりぎり前のこの時期が、すっかり落葉した道も明るく空気も澄んでいて、歩くにはいいのかも。
雪が積もってしまうと、山頂手前の急坂や岩場が結構厳しそうなので、歩くなら降雪前ですな(この日は道には雪は全くなし。数日前には積雪あったようですが。。)。
道を整備いただいた方々に感謝しつつ、明るい道を静かに楽しく歩くことができました(^^

下山後は、芦ノ牧温泉に移動してうえんででラーメン(詳細は速報)。
お腹も満足した後は、会津坂下の日帰り入浴、糸桜里の湯ばんげの日帰り入浴(600円)でのんびり浸かって満足!

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コメント

こんばんは。

盛りだくさんな山で素晴らしいですね\(^_^)/

分水嶺なんて普段意識してませんが、かたっぽが阿賀野川、反対側が利根川になると思ったら感慨深いものがあります。

やはり東北の山は深い!

整備してくださる地元の人には本当に感謝ですね。

投稿: katsu | 2020年11月26日 (木) 22時23分

katsuさん>
そうなんです、展望も素晴らしく会津らしい林の中の道も面白く、思ったより楽しい山でした!
分水嶺ってほんと、ちょっとしみじみしちゃいますよね。
このほんのちょっとの違いで行き先が分かれるんだなぁ、と思うと感慨深い。

数年前の豪雨で荒れているという話だったのですが、整備ばっちりで驚きました。本当に感謝です。

投稿: まきchin | 2020年11月26日 (木) 23時05分

こんにちは、今回はとってもワイルドでしたね。分水嶺、私は意味わかっていませんでした。調べてようやく、学びました。ありがとうございました。

投稿: hidechan | 2020年11月28日 (土) 15時44分

hidechanさん>
なかなかワイルドな道でした。
分水嶺は、実際にその場に立ってみるとなかなか感慨深いものがあります(^^

投稿: まきchin | 2020年11月29日 (日) 16時49分

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