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2020年11月 3日 (火)

2020/10/31 南東北晩秋山行・須金岳

東北の秋はいよいよ終盤。

202010310
宮城・鬼首の山、須金岳を周回ルートで歩きます。
紅葉真っ盛りのブナ林から初冬の稜線歩きまで、存分に満喫。

===須金岳===
2020/10/31(土):大森平(7:00)~水沢森(9:10)~▲須金岳(仮山頂)(9:50)~九合目(10:50)~上ノ台(12:45)~大森平(13:45)
歩行距離:16.5km
累積登高:950m
累積下降:950m
======

晩秋と初冬の景色を楽しめる季節になってきました。
前日に北東北の高い山々には降雪があった、とのこともあり、この週末は南東北の山へ。
この日は、宮城と秋田の県境の山、鬼首温泉の北にある須金岳へ登ります。
天気は、朝のうちは曇ってるけど10時頃には晴れる、とのことで青空にも期待。

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鳴子温泉から秋の宮温泉へと通じる鬼首道路を走り、大森平集落の入口にある広場に駐車。
#10台以上停められそう

今回はここから大森コースを登り、山頂稜線を歩いて寒湯コースを下って上ノ台へ下山。
道路を歩いてここに戻ってくる予定。

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さくさく準備して出発。
車両通行止めのゲートを越えて林道へ。

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林道を少し歩くと、分岐に須金岳登山口の標識あり。
ここで舗装路の林道から離れて、仙北沢沿いの砂利道を進みます。

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右手に仙北沢の沢音を聞きつつゆる~りと。
治水?治山?の車が通るらしく、車が走れる程度に整備されている道沿いは紅葉が素晴らしい。

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日当たりのよいところはこんな色合い!
ちょうど鳴子峡も紅葉真っ盛りだそうで、そりゃここらあたりもいい色づきなはずですな。

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沢沿いをのんびり2km弱歩いていくと、仙北沢にかかる橋を渡ったところで登山道入口に到着。
ここから本格的な登山道が始まります。

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歩き始めは仙北沢沿いの杉林をトラバース。
杉林を透かして眺める対岸の紅葉がキレイだなぁ、なんて歩いていくと

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ブナ林の急坂へ。
沢を離れて、尾根へ向けて急坂をぐい~っと登ります。

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沢筋の斜面なので日当たりイマイチなようで、色づきはまだまだこれから、なブナ林。
結構な急坂で、両手を使いたくなるような箇所もあり。

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一気に150mほど登り上げると、標高630m付近で穏やかなブナ林の尾根上へ。
ここからしばらくは、紅葉真っ盛りの尾根道です(^^

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カエデやミズナラも混じる道は、色とりどりの紅葉に彩られてます♪
柔らかな色合いがいい感じ。

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木々の隙間から仰ぎ見る山頂稜線。
・・・なんだか樹間がほんのり白くなってるような?
前日の雨が、山頂付近では雪だったのかな。

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のんびりと尾根道を歩いていくと、四合目に到着。
この付近から、いよいよブナ黄葉が最高潮!

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折よく日射しも出てきて、キラキラ輝くブナ黄葉。
癒されますねぇ、この色合い。
心もほっこり温まるような。

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色とりどりの紅葉に包まれた道を歩きます。
前後左右、頭上足元、どこを見ても紅葉の道♪

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木立の隙間から覗くのは、お隣の禿岳かな。
山頂付近にかかってる雲はあと少しで晴れそう。

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ゆる~り高度を上げていくほどに、どんどん色づきが濃くなっていくブナ林。
初秋から晩秋まで、いろんな色合いを楽しむことができて嬉しい(^^

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足元には落ち葉がざっくざく。
落ち葉の香りを楽しみつつ、ざくざく踏む感触も楽しみつつ。

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標高750m付近の五合目平坦地を過ぎると、道は再び急坂に。
ブナの黄葉もこの付近で終了、ここからは落葉した明るいブナ林を歩きます。

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背丈の高いブナ林の道。
ブナ大木も多く、青空へ向けて伸びる白い幹がカッコいい!

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倒木もあちこちに。
くぐったり乗り越えたり。

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真昼山地のようなブナ美林とはまた違って、自然度たっぷりで荒々しいブナ原生林の道。
これもまたヨシ、だなぁ。
ブナ林って、ほんと地域(山域)ごとに表情変わるよね。

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頭上を見上げると。。。熊棚?!
ここまで熊の痕跡を見かけなかったのですが、ここにきてやはりここは熊のテリトリーなんだなぁ、なんて実感。

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そんなブナ林の急坂をぐい~っと300mほど登っていくと、道が平坦になって水沢森に到着。
ここから先もまだまだブナ林は続きます。

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水沢森からは、いったん50mほど下ります。
木立の先に、山頂稜線を仰ぎ見つつ。

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眼下には、紅葉の林が広がります!
色とりどりの宝石箱のような紅葉の斜面。

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山頂稜線へと続くブナ林の尾根道。
吹き抜ける風が冷たいけど、落ち葉をざくざく踏んで歩く気持ちの良い道です。

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左手に木立を透かして望むのは、神室連峰の小又山。
冠雪してますねぇ。先々週は一面紅葉の山だったのに。

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右手には、禿岳、大柴山、花渕山と続く鬼首環状盆地の外輪の山々。
この須金岳もその一峰だそうで。

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所々に前夜の雪が残る道を歩いていくと、九合目標識が登場。
・・・が、標柱は折れてるし、標識もバラバラ事件さながら。
標柱にはかじられた跡もあり、どうやら熊の仕業のようで。
(ここに来るまであったいくつかの標識も、ことごとくかじられていた)

2020103134
熊出てくるなよ~、と思いつつ高度を上げていく道はいよいよ雪道に。
今シーズン初の雪道歩き♪
降りたての新雪をさくさく踏んで一登りで

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須金岳山頂標識の立つ、天狗の角力取場に到着。
須金岳のほんとの山頂へは道がなく、残雪期のみアクセス可能(または藪漕ぎ)、ということでここが仮の山頂のようで。
そしてお約束のように、標柱も標識もバリバリかじられていて破損しまくり、ワイルドな仮山頂でありました(笑)

さて、展望もないので仮山頂を後にして、稜線歩きに出発。

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笹と灌木の中の雪道をゆる~り歩きます。
この日一番乗りの山頂にて、新雪に残る足跡は小動物のみ。
気持ちよく新雪を踏んで歩いていくと

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むむ?
進行方向からこちらへ向かってくる大きな足跡が?
よ~く見てみると

2020103139
でかい! 爪痕クッキリ!!
人の足ほどもある大きな足跡、こりゃかなり大きな熊ですな。
・・・若干融け始めているところを見ると、早朝に歩いた跡かも。

これが、私らが向かっている方向へと進んでいる真新しい足跡だったら、ここで引き返す?となるところでしたが。
早朝足跡なら少し時間も経ってるし、それに何よりうちらとは逆行している足跡だったので、そのまま登山続行。
いや~、それにしてもおっかない。。。

2020103140
大きな熊の足跡を辿りつつ登山道を歩いていくと、右手の視界が開けて大展望の稜線へ。
前方には須金岳本峰、そこからずばっと広がる猪ノ倉沢源頭の斜面が大迫力。

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晩秋の色合いの斜面下部。
落葉したブナの透け透け感がいいですな。

2020103142
振り返ると、稜線の先には禿岳や大柴山、花渕山といった鬼首環状盆地の外輪の山々。

2020103143
稜線の道からは、荒雄岳を中心とする鬼首環状盆地が一望。
ここ須金岳もそれを取り巻く外輪の一座なんだなぁ、と実感する山並み。
地形を感じながら歩くって楽しい♪

大展望の猪ノ倉沢源頭の稜線を歩いていると、上ノ台から登ってこられたお二人組とすれ違い。
この日はもしかしたら誰にも出会わないかも、と思っていたので、ちょっとホッとしたりして。
(熊の大きな足跡を見た後でもあり)

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源頭部を過ぎると、再び笹や灌木の中の道。
ず~っと続いていた大きな熊の足跡も、この辺で藪の中へ(というか、ここらあたりで藪から出てきて、天狗の角力取場へ向けて登山道を歩いていったんだな、と)。

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緩やかに登る道から振り返ると、灌木の枝の隙間からお隣の虎毛山が。
一面真っ白!

残雪期にはこんな灌木もすっかり埋まって、大展望の稜線だそうで。
その頃また歩いてみるのもいいだろうな、なんて思いつつ、ゆる~り歩いて最高地点を過ぎると、そこからは緩やかな下り道。

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新雪の道をざくざく下ります!
雪道、楽しい~(^^

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九合目標識を過ぎると、ブナ林の急坂が始まります。

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東向きで日当たりのよい尾根道は雪もすぐになくなり、乾いた落ち葉をざくざく踏んで明るいブナ林を下ります。
跳ぶように下るごろ太君(^^

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左手に広がるのは、須金岳本峰から広がる寒湯(ぬるゆ)沢源頭の斜面。
その向こうには栗駒山♪

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栗駒山と寒湯沢源頭の斜面、アップ。
晩秋の色合いの斜面もいいですねぇ。
日射しをタップリ浴びて暖かな色合いに染まっている様もまたよし。

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そんな景色を眺めつつ、急坂続きのブナ林を下ります。

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下りつつも、何度も眺めちゃう栗駒山と紅葉の斜面。
晩秋の景色!

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すっかり落葉したブナ林の中の道なので、そんな景色を楽しみつつ下れるのが楽しくて。
それに、こんな急坂は落ち葉ざくざく踏みながら下るのが楽だしね。

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途中、すっかり雲がとれた栗駒山を望みます。
栗駒山もいよいよ冠雪ですな。

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そして稜線から一気に400mほど下ると道はようやく緩やかになり、五合目に到着。
ここの標識も例外なく倒されてばりばりかじられてました(笑)

そしてそして、五合目から下は錦秋のブナ林の道!

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これまでの晩秋の道から一気に変わって、鮮やかな色が溢れる道に。
ちょうど太陽も高くなり、お日さまに照らされて一層鮮やかな黄葉の中を下ります。

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黄葉のブナを通して差し込む光で、あたり一面暖かな色合い♪
身も心も染まります!

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大森平からの道よりも、この寒湯コースの尾根道のほうが日当たりが良いのか、かなりいい色づき。
色とりどりのブナ林黄葉がなんとも素晴らしい。

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東北のブナ林は、やっぱり最高だな。
今年もこんな色合いにたくさん出会えてよかった!

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木立の隙間から眺めるお隣の山も、やっぱり一面紅葉で。
山の上は初冬から晩秋、そしてここらあたりは紅葉真っ盛り。
いろいろな表情が楽しい。

2020103163
下っていくと、カエデやミズナラの紅葉も登場。
ブナ黄葉に加えて、いろんな色合いが混ざってさらに華やかな道。
何度も足が止まっちゃいます。

2020103164
全山ブナやミズナラの広葉樹の山って、長く紅葉を楽しめていいなぁ。
この日はちょうど600~750m付近が紅葉真っ盛り、800mより上は落葉した晩秋のブナ林。
どちらの表情も存分に楽しめて、素晴らしかった!

2020103165
620m付近からは、クロベの大木が立ち並ぶ道へ。
それでも尾根の両側はまだまだ紅葉の広葉樹林が広がっていて、針葉樹の中なのに紅葉の色に溢れているという面白い道。

2020103166
途中、紅葉の斜面の上に須金岳本峰を仰ぎ見つつ。
稜線は雪も積もって初冬そのものだったのに、ここいらは紅葉真っ盛りだもんなぁ。
こんな取り合わせが楽しめるのも、この時期ならでは、ですな。

2020103168
そして緩急ある道を一気に下って、寒湯沢登山口に到着。
いやはや、楽しい道でした!

登山口から上ノ台集落までは、寒湯沢沿いに砂利道をゆる~り下ります。

2020103169
途中、渡渉が2か所。
雨の後や雪解け期には増水してそうな(この日は問題なくじゃぶじゃぶ渡れました)。

2020103170
渡渉を過ぎると、伐採された植林地跡を歩きます。
2つ目の渡渉点手前まで車が入れるようで、山頂稜線ですれ違った方の車(たぶん)が一台停まってました。

上ノ台集落の県道に出てからは、道路沿いに大森平へと5km弱、1時間ほど歩きます。

2020103171
右手に須金岳を見上げつつ。
いやぁ、いい山だったなぁ。
山頂稜線は北側が灌木に遮られて展望がなかったけど、ブナ原生林の中の道は、大森コース・寒湯コースともに黄葉キレイだしすっかり落葉した晩秋の林もいい感じだし。
荒々しいブナ林も良く、山頂稜線の開けた感じも気持ちよく。
しみじみいい山でした。周回して良かった!

2020103172
県道をのんびり歩き、最後は林道でショートカットして大森平へ。
林道ショートカット後に出てきた鬼首道路沿いから紅葉の山並みを眺めつつ。

2020103173
駐車スペースに戻って終了!
山中で出会ったのは1組のみ、この日も静かな山歩きを楽しむことができました。

下山後は鳴子温泉に寄り道しようかと思ってたけど、ちょうど鳴子峡が紅葉真っ盛りということで道は大渋滞。
こりゃ早々に移動すべし、てことで新庄方面へ移動して、舟形若あゆ温泉の日帰り入浴へ(400円)。
薄茶色のとろりとしたお湯にのんびり浸かったら、翌日に備えて道の駅米沢で車中泊、であります。

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コメント

私は仙北沢の橋の袂まで車で入り、仮山頂往復でしたので、周回コースのレポ興味深く拝見しました。
橋まで車で入ることを許可してくれた森林組合か営林署の方が親切に情報を教えてくれ、登山道の整備もしていることを知り感謝しました。
それにしてもこの付近の山座同定が出来るまきchin隊の「東北の山命」ぶりが分かるというものですね。

投稿: カモシカ永井 | 2020年11月 4日 (水) 09時04分

こんばんは。

まさに錦秋\(^_^)/

素晴らしい景色ありがとうございました(^_^)

投稿: katsu | 2020年11月 4日 (水) 21時31分

カモシカ永井さん>
大森コースも寒湯コースも、キレイに整備されていてとっても歩きやすかったです。ほんとに感謝感謝です!
こうやって山の上から周囲の山々を眺めていると、いろんな山に興味がでてきて楽しいです(^^

投稿: まきchin | 2020年11月 4日 (水) 23時53分

katsuさん>
錦秋から晩秋、初冬までいろいろな表情が楽しめた一日でした。
どんな山にも秋がいっぱいですね♪

投稿: まきchin | 2020年11月 5日 (木) 00時00分

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