2020/10/11 北東北紅葉山行 森吉山
北東北紅葉山行の2日目は、森吉山へ。
四季を通じて楽しめる森吉山ですが、これまで秋には歩いたことがなく。
下部はブナ美林、上部は高層湿原の森吉山、いろんな紅葉の景色を楽しめるのを期待です(^^
阿仁ゴンドラでアクセスする人が圧倒的に多そうなので、それ以外の道で歩きたい、ということで。
こめつが山荘からの道も考えましたが、花の時期に一度歩いた時に好印象だったヒバクラ岳登山口からの道に決定。
ここなら間違いなく静かな道だし、ガスっても湿原やブナ林歩きを楽しめるし。
ヒバクラ岳登山口には、7時頃に到着。
10台ほど駐車可能な駐車場には、先行車が2台。
#仮設トイレあり。紙はあるけど水切れで水が流れず、水筒の水で流しました。
駐車場の向かい側にある登山口から出発です。
最近、全国的にクマ出没が増えてるし、人の少ない道なので出くわさないとも限らない。
2人とも鈴をじゃらじゃら鳴らしてGo。
歩き始めてしばらくは、ブナ美林が続きます。
登山口付近の黄葉はまだだけど、それでもほんのり梢が色づいてきてるような?
所々ぬかるみのある登山道には、木道も設置されてます。
大木の輪切りが飛び石的に置かれてるところもあったけど、この輪切りがまた滑ることといったら!
緩やかな道をのんびり歩いていくと、木立が開けた明るいところも所々登場。
たっぷり日射しを浴びて鮮やかに紅葉した木々に囲まれてます!
紅葉のグラデーション。
黄緑色から濃い赤まで、いろんな色が溢れてますねぇ(^^
日当たりのよいところに立つブナは、いい感じに黄葉してます♪
この濃いオレンジの色合いが、なんともステキで大好きなんだなぁ。
木立が開けたところから見上げる斜面は、紅葉始まって色とりどり。
秋の色合い!
この日は、もしかしたら朝から雲が低くてガスってるかも?だったのですが、予想外に青空広がっていい天気。
ブナ林の中にも日射しが射しこんで、黄葉しはじめの木々がキラキラ輝いてなんともいい感じ。
やっぱり太陽光の下の紅葉は最高だな。
おー、黄色い!
黄金色の光に溢れるブナ林の中の道は終始緩やか。
秋ならでは、な黄葉色のブナ林を、のんびり歩きます。
歩き始めはスリムな若いブナが多かったけど、高度を上げていくほどに巨木のブナ林へ。
白く涼やかな幹や、遥か頭上でさわさわ揺れる梢に癒されつつ。
のんびり緩やかに、登山口から300mほど登り上げたところで水場の標識が登場。
確かここ、水場と言ってもちょろちょろ程度の水場だったような気が。。。
水場を過ぎると、このルート随一の登り坂に突入。
丸太の階段が続く道を、ヒバクラ岳の肩を目指してぐい~っと登ります。
所々、道が泥の川みたいになってるところもあり、ぬかるみにハマらないように注意しつつ。
水場まではブナ主体の林でしたが、水場から先は灌木主体となり、緑のオオシラビソもそこかしこに登場。
森吉っぽくなってきた!
色づいた灌木の多い中、階段を登り上げていくと、いったん道は緩やかになり、小さな沢を渡ります。
視界が開けたところからは、ヒバクラ岳の東斜面がどかーんと一望!
オオシラビソや笹の緑の斜面に、紅葉した灌木が点在している景色もなんともヨシ。
そんなヒバクラ岳に向けて、灌木の中の明るい道をぐい~っと登ります。
背後には紅葉の斜面、その向こうには八幡平方面が見えるみたいだけど、この日は分厚い雲がかかっていて見えず。
紅葉斜面、アップ。
ほんのり色づいたブロッコリーがもりもりひしめき合ってる感じ(笑)
これからどんどんと色づいていくんだろうな。
階段続きの急坂を過ぎると道は再び緩やかになり、ヒバクラ岳の肩に到着。
山頂へと続く明瞭な踏み跡は見当たらなかったので、山頂踏むなら積雪期限定なのかも?
それでも、色とりどりの木々に縁どられたヒバクラ岳を見上げて満足。
さて、ここから先は再び緩やかな道。
オオシラビソや笹の中の道を歩いていくと
ヒバクラ湿原に出てきました!
湿原を縁どる灌木は今まさに紅葉まっさかり、湿原の草紅葉もちょうどピーク。
そして湿原の向こうには、目指す森吉山♪
いい景色だ~(^^
湿原越しに眺める白神方面は雲の中。
それでも思ってた以上に展望あり、しかも時折日差しも射しこんで鮮やかな紅葉も楽しめて、もう言う事なし!
湿原の中を気持ちよく歩いていくと、ヒバクラ岳分岐に到着。
森吉山、近くなってきた!
山を縁取る紅葉も鮮やか♪
色とりどりの灌木と、緑のオオシラビソと。
ちょうど日も射しこんできて、山も紅葉も明るく輝いてます。
そんな道を気持ちよく歩いていくと、開けた湿原から灌木&笹&オオシラビソの中の道へ。
ヒバクラ湿原から100m弱下り、再び山人平へ向けて緩やかに登る道なのですが、これが意外と藪。。。
こんなに藪だったっけか?
所々足元がぬかるんでる道を歩いていくと、途中のぬかるみに何やら大きな足跡。
・・・こりゃ、熊ですな。しかも割と新しい?
ここまで、熊糞とか足跡は全然なかったので、さすが森吉の熊は人っ気のあるところには出てこないのかなぁ、なんて思っていたのですが。
そんな藪っぽい道を歩いていくと、山人平手前で、再び視界が開けて明るい草原へ。
一面に広がるチングルマの紅葉が鮮やかだなぁ。
背後に、先ほど歩いてきたヒバクラ湿原とヒバクラ岳を眺めつつ。
明るい草原の中の石ごろの道をゆる~り登って
初夏にはチングルマの白い花で埋め尽くされている山人平は
秋はチングルマの深紅の紅葉で真っ赤(^^
さすが山人平、これだけ広い湿原が一面真っ赤とは。
ドライフラワーみたいになった綿毛もまだ残ってます。
深紅の紅葉が、お日さまに照らされてキラキラと。
いい色合いですな。
湿原の中ほどから、ヒバクラ岳を振り返ります。
山人平が鮮やかすぎて、ヒバクラ岳を転々と彩る湿原や紅葉の木々が霞んで見える(笑)
緑の中にいろんな色が点在していて、それはそれでとってもキレイなんだけど。
森吉山の上には分厚い雲があったけど、折よく青空も広がっていい感じに。
ガスってたら山頂行くのやめようかと思っていたけど、これは行かねばなるまい!
森吉山へと向けて木道を歩いていくと、小さな池塘が点在してました。
初夏にはさらさらと雪解け水が流れていてミズバショウやイワイチョウ、ヒナザクラが咲いているとこですが、今は空を映して青く輝いて。
山の上の高層湿原は、花咲いて良し、紅葉してヨシ、ですな。
鮮やかな色合いに心も浮き立ちます♪
山人平から森吉山山頂へは、斜面を100mほど登ります。
草原の中、トラバース気味に登って最後は階段でぐい~っと。
チングルマの季節は、ここはまだ残雪あったなぁ、なんて思いつつ。
眼下には山人平。
遠目にも、湿原が赤く染まってるのがわかりますねぇ。
階段を登り上げると緩やかな稜線へ。
ハイマツや大岩の中の道をゆる~り歩いて
森吉山山頂、到着!
背後には一ノ越~森吉神社~阿仁避難小屋と続く稜線が一望。
ゴンドラ山頂駅も見えてます。
紅葉に染まる南西斜面の向こうには、太平山地。
ほんのり紅葉してるかな。
太平山地の左に聳える鳥海山は、中腹より上は雲がかかって見えず。
そして秋田駒や八幡平方面には分厚い雲がかかってました。
あ、白く輝く田沢湖が見えたのはビックリ、雪のある時期は白い山並みに同化しちゃってかあまり意識してなかったな。
男鹿半島方面には、寒風山が見えてました。
随分雲が増えてきちゃったけど、そこそこ展望もあってよかった!
山頂には、ゴンドラ方面から人が続々と。
ちょいと腹ごしらえ休憩したら、山頂を後にして来た道を戻ります。
登ってくる方とも数組すれ違い、やっぱりヒバクラ方面から登る人もそこそこいるんだなぁ、なんて思いつつ下って再び山人平へ。
・・・さっきまで晴れてたのに、雲がどんどん流れてきちゃいましたねぇ。
ガスるのはあっという間だな。
ヒバクラ岳にも雲かかってきました。
まぁ、のんびり行きますかね。
藪っぽい道を抜けて歩いていくと、ヒバクラ岳分岐に到着。
ここからのヒバクラ湿原はガスの中、幻想的な湿原。
それでも、ガスの中にあっても鮮やかな紅葉にウキウキ。
ヒバクラ湿原を歩き、ヒバクラ岳の肩を過ぎると、後は紅葉の林の中を下ります。
随分ガスが下りてきちゃってるけど、それでも紅葉はなぜか鮮やか!
行きにお日さまが当たってた時よりも鮮やかに感じるような。。。(笑)
標高1,100m付近の水場を過ぎると、あとはブナ林の中の道。
1,000m以上はブナ黄葉も進んでます。
梢を見上げながら歩く道。
木立の隙間から覗く斜面もこのとおり。
黄色やオレンジ主体の紅葉なのね。
標高1,000mより下は、黄葉はこれから。
ブナ大木も多い林の中、癒されます!
行きは、お日さまの光の中、キラキラ輝くブナや広葉樹の紅葉の道。
湿原の草紅葉も存分に楽しめて。
帰りはガスったけど、それでもしっとり鮮やかな紅葉を楽しむことができました。
ヒバクラコースで途中出会ったのは10組ほどだったかな。
大好きな森吉山で、静かな紅葉山行を満喫です♪
下山後は大館市に戻って、佐藤中華そば楼 by ねぎぼうず でラーメンに舌鼓(詳細は速報)。
大館東台温泉 東の湯の日帰り入浴(400円⇒割引券利用で300円)でのんびり温まってから帰宅、でありました。
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コメント
何と、私もこの日、森吉山を歩いていました(ゴンドラで往復)
ただ出発が10時、山頂付近11時半なので、すれ違っていたことはなさそう(><)
記事にあるように、田沢湖や男鹿半島が見えてハッピーでした。
ただお散歩コースの紅葉はピークというわりには少なく感じました。こっち側はなかなかgoodですね!
投稿: ねも | 2020年11月 3日 (火) 22時47分
ねもさん>
ゴンドラからの森吉山だったのですね。
雲多めながらも遠望もあり、いい一日でした。
ヒバクラからの道は湿原が多く、その付近の灌木や湿原の紅葉がちょうどピークでキレイでした。
投稿: まきchin | 2020年11月 4日 (水) 23時49分