2020/6/6 サンショウバラ満開の不老山へ
今週末は西丹沢へ。
西丹沢と言えば、この時期はシロヤシオが咲く檜洞丸が有名ですが、不老山のサンショウバラもちょうど今が見頃とのこと。
富士山近辺に自生するサンショウバラは花期も短くなかなか満開には行き当たらないので、ならば、と不老山を目指します。
不老山の登山口はいろいろありますが、今回は山北町の山市場から。
(他の道はヒルが出たり、崩落してて通行止めだったり)
登山口周辺には駐車場がないので、手前の道の駅山北に停めさせていただいて、そこから往復です。
西丹沢へと通じる川沿いの道を2km、20分ほど歩いていくと(途中、歩道がなくなるところがあってちと怖かった)、山市場の集落の先に川を渡る青い吊り橋登場。
これを渡って登山口へと向かいます。
#しっかりした吊り橋で、農作業の方の軽トラが渡ってました(^^
吊り橋を渡った先には、茶畑やら水田やら。
そんな中を歩いていくと梅の実がたわわに実った梅林?があり、その先に登山口がありました。
かなりな急斜面につけられた九十九折りの道は、踏み跡しっかりしてるけど踏み幅狭い!
土が崩れやすいのかな。
鹿やアナグマの踏み跡も入り乱れてて、なかなかワイルドであります。
急斜面の九十九折りを登り切った先には、小沢を渡る木橋あり。
沢は涸れ沢でしたが。
木橋を渡ると、杉やヒノキの植林や雑木林の中を登る道に。
先週の大山は石段や丸太の段が多い道だったけど、こちらは落ち葉を踏みしめながらの土の道。
この踏み心地がなんともいい感じ♪
のんびり歩いていると、前方に走り去っていくアナグマがいたりして。
鹿の足跡やアナグマの掘り返し跡もあちこちにあり、なかなか生き物の気配の濃い道ですな。
所々に立つ標識。
それぞれの方向を指さしてるような形してて面白い。
エビネ、フタリシズカ
花はあまり咲いてないけど、所々にちらほらと。
杉林の中を登っていくと、こんな崩壊地を高巻いてる箇所もありました。
大雨で崩れちゃったのかなぁ。
崩壊地を高巻いて登っていく道も、雨水で浸食されて所々歩きづらくなってたりして。
土が柔らかいんだな。
そして目の前に斜めに伸びる尾根筋に出ると、そこから先は尾根上の道。
ゆる~り登り上げて
林道と交差する番ヶ平に到着。
小さなベンチもあり、休憩するには良さそう。
そしてなんと、ここにもサンショウバラの木が!
サンショウバラがあるのは山頂と世附峠方面だけかと思ってたけど、ここにもあるのね。
花は終わりかけだったけど、淡いピンク色の花に心ウキウキ、きっと山頂にはたくさん咲いてるに違いない、とテンションアップ。
林道からは箱根方面も一望。
今日は靄っててはっきりは見えてないけど、明神ヶ岳と神山かな。
箱根の山を歩いたのはずいぶん前だなぁ。
さて、番ヶ平から不老山山頂まではほんの一息。
思いがけず咲いていたサンショウバラの花に元気をもらって、山頂へと向けて出発です。
尾根上を登っていくと、鹿除けの柵が登場。
これに沿ってゆる~りアップダウンを繰り返しつつ歩きます。
なんだかのんびりした道、それに風も通って涼しい。
鹿除け柵が途切れたところからは、再びちょっとした登り坂。
ここもまた雨で浸食されててちと歩きづらい道ではありましたが、ぐいっと一登りで
不老山山頂に到着!
開けた山頂にはベンチとテーブルもあり。
そしてお目当てのサンショウバラはと言うと
山頂に3本あるサンショウバラのうち、1本が満開、2本は7分咲きくらい。
いやー、こんなにたくさん花をつけているなんてびっくり、それに花の一つひとつも大きくて、かなり存在感あり。
こんなに大きな花をたくさんつける木なんて、そうそうないかも?
葉っぱが山椒みたいだからサンショウバラなのかな。
花が咲いてるところは初めて見ました。
満開の木の下には花びらがいっぱい。
見ている間にもはらりはらりと花びらが舞い落ちていて、それもまたなんとも儚げで美しい。
七分咲きの木には蕾もたくさん。
いかにもバラ、な蕾でありますね(^^
満開のサンショウバラの木の下にいると、ほんのりとバラの香りがするような。
なんとも美しい花とふんわり漂う香りに癒されます!
山頂にはまだ誰もいなくて、こんな満開の花を二人占め。
ゆっくり眺めて写真撮って、のんびり贅沢に楽しむことができました。
いやー、至福至福。
先週は、この先の世附峠がちょうど満開で、山頂はほとんど咲いてなかったそう。
いいタイミングでした(^^
花をのんびり眺めて楽しんで、静かな山頂で1時間ほど過ごしちゃいました(その間、世附峠方面から単独の方が2組登ってこられたのみ)。
さて、名残惜しいですが下山しますかね。
帰りは来た道をそのまま戻ります。
斜度がほぼ一定の道はとっても歩きやすい。
さくさく下って距離もはかどります。
下山途中では4組くらいとすれ違い。
サンショウバラ満開なので登ってくる方もたくさんおられるかと思ったら、そうでもなくてちと拍子抜け。
ちょうどこの日から、明神峠行きのハイキングバスが運行開始したとのことでもあり、それを使って来る人が多いのかな。
丹沢にして、静かな山歩きを存分に楽しむことができました。
旬のサンショウバラにも出会うことができて良かった(^^
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024/9/8 八幡平・八幡沼周回(2024.09.13)
- 2024/9/7 滝ノ上温泉から乳頭山周回(2024.09.11)
- 2024/8/24 霧ヶ峰・八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰(2024.08.30)
- 2024/8/10-11 北ア・立山ぐるり縦走(2日目)(2024.08.16)
- 2024/8/10-11 北ア・立山ぐるり縦走(1日目)(2024.08.15)
コメント
サンショウバラ、大当たり! しかも2ヶ所ともとは素晴らしい。
この数ヶ月の鬱憤が晴れるようです。でも人出が少ないとは……
青年小屋泊まりで、編笠山と権現岳に登ってきました。2日目朝は、槍穂までの展望(^_^) 権現岳山頂付近はキバナシャクナゲが咲き始め。
お互いハッピーな週末でした。今夏もいっぱい歩けますように。
投稿: ねも | 2020年6月 7日 (日) 22時52分
ねもさん>
サンショウバラ、大輪の花がたくさん咲いていてとてもキレイでした。
人が少なかったのは、私らが歩いた時間帯が早かったからだと思います。昼頃は、山頂は人でいっぱいだったようなので。。
投稿: まきchin | 2020年6月 8日 (月) 20時27分