« アジサイ、始まりました | トップページ | 2020/6/6 サンショウバラ満開の不老山へ »

2020年5月31日 (日)

2020/5/30 丹沢・大山

久しぶりの山歩き。

202005300
まずは足慣らし、ということで丹沢の大山へ。
日の出と同時にスタート!

===大山===
2020/5/30(土):大山ケーブルバス停(4:40)~女坂~大山寺(5:10-5:15)~阿夫利神社下社(5:30-5:40)~▲大山(7:05-7:35)~見晴台(8:30)~阿夫利神社下社(9:00)~男坂~大山ケーブルバス停(9:35)
歩行距離:9.7km
累積登高:1,050m
累積下降:1,050m
======

約2か月ぶりの山歩き。
全国的な緊急事態宣言発令中は、距離14km高低差300mくらいのご近所散歩はしてましたが所詮は散歩、きっと足もなまりまくってるに違いない。
まずは県内の軽めの山歩きから、というわけで丹沢・大山へと向かいます。

202005301
登山口の大山ケーブルバス停近くの駐車場には、朝4時過ぎに到着。先行車は2台。
人気の大山なので、できるだけ密を避けるべく、早朝出発です。
#大山ケーブルカーや駐車場は5月11日から営業再開。
#駐車場はケーブルバス停近くに2つ、その手前にもいくつか(有料:1,000円)。下山してきた頃にはどこも満車。
#バス停にキレイなトイレがありました(大山寺、阿夫利神社下社、山頂にも水洗トイレあり)。

202005302
さて、出発。
左手には阿夫利神社御神燈、右手には関東三十六不動札所・第一霊場雨降(あふり)山大山寺の碑。
信仰の山でありますね。

202005303
舗装路を歩いていくとほどなく、階段が続くこま参道に。
道の両側には旅館やお土産物やさん、大山こまの工房が立ち並んでいますが、早朝なのでまだし~んと静か。

202005304
362段の階段が続くこま参道の途中には27つの踊り場が。
踊り場の数を大小のコマが表していて、それを数えながら歩くのもまた楽し。
(大きなコマが10段、小さなコマが1段。なのでここは17段目)

202005305
そうして登っていくと、大山ケーブル駅に到着。
今日のケーブル始発は9時、それまでに戻ってこれるかな?

さて、ここから阿夫利神社までの道は、男坂と女坂に分かれます。
直登急坂の男坂、ちょっと迂回しながら大山寺にも寄れる女坂、どちらで登るか?

202005306
朝イチだしまだ足が慣れてないし、で登りは女坂へ。
迂回しながら登ると言ってもこちらも石段続き、思った以上に息が切れる!
やばい、なまってるなぁ。

202005307
女坂には、女坂七不思議という見所もあり。
これは、弘法大師が一夜のうちに手の爪で彫刻した、という爪切り地蔵。
さすが弘法大師。

202005308
そんな七不思議に足を止めつつ、頭上のモミジの新緑に癒されつつ。
久しぶりの山はきっついなぁ、と立ち止まって息を整えながら150mほど登っていくと

202005309
大山寺の入口の階段に到着。
さすが関東三十六不動札所の第一霊場、かなり雰囲気ありますな。
階段の両脇にはモミジの木々がいっぱい、秋には紅葉祭りが行われるそうで。

2020053010
階段を登り切ったところには、大山寺の本堂がありました。
奈良東大寺を開いた良弁僧正が天平時代に開山したのが始まりだとか。
歴史がすごい!

2020053011
そんなお寺からは、朝日に照らされる下界が一望。
右手にはうっすらと江の島も見えてました。

お寺内をぐるりと見て回ったら、さて、出発。
ちなみにお寺の先には、七不思議のひとつ、赤い無明橋がありまして。
この橋、話しながら渡ると橋から落ちたり落とし物したりと悪いことが起きるそうなのだけど、その注意書きが橋を渡った先にあり。
先に言ってよ!!な感じ(いや、たまたま黙って渡ってたのでよかったですが(笑))
行かれる方はご注意あれ(^^

2020053012
大山寺の先も、まだまだ続く石段攻撃。
それでも所々に緩やかな箇所があり、歩きやすくなってきたような?
いや、体が慣れてきたのか?

朝イチの涼しい風にも助けられつつ、再び150m強登って

2020053013
阿夫利神社下社に到着。
拝殿へと続く長く真っ白な石段を登っていくと

2020053014
鳥居の向こうに大きな拝殿がありました。
神仏習合の山として古くから信仰を集めていたそうで、山中にしてかなり広くてりっぱな境内であります。
ここまでケーブルカーで来られるということもあり、日中は参拝の方でいっぱいみたい。

今はまだ静かな境内でゆっくりとお詣りしたら、山頂目指して出発。
拝殿の左側にある登拝門をくぐって

2020053016
登山道へと続く長い階段へ。
いや~、どこまで行っても階段ですな。
これも修行の一環か。

2020053017
そんな階段を登り切ると、いよいよ山道。
大きな阿夫利大神の石碑に一礼して、歩き始めます。

2020053018
登山道沿いにはこんな石碑。
山頂の28丁目まで、石碑を数えつつ登ります。

2020053019
そして山道になってもまだまだ続く石段攻撃でありまして。
さすがは古くからの登拝道、整備されているというかなんというか。
いや、でも土が滑りやすいので、こうやって石段になっているほうが登りやすいか。

2020053020
道の途中には、所々に紙垂のつけられた木々や石が。
これは夫婦杉だったかな。
他にもボタン岩とか天狗の鼻突き岩とか。

2020053021
木々に囲まれていて展望はないけど、新緑に癒されます。
やっぱり山はいいなぁ。
いろんな鳥のさえずりも響き渡っていて、なんとも心地よい。

朝早いので人も少なく、時々下ってくる人たちや登りの人とすれ違う程度。
風も爽やかで涼しいし、早朝出発にして良かった!

ようやく足も息も慣れてきて、気持ちよく登っていると

2020053022
道端の草を食む鹿さん登場。
かなりの距離まで近づいても逃げる気配なし・・・

でも、ちょうど道幅が狭くなるところにいたので、どいてくれないと通れない。
申し訳ないけど、お食事中断して道をあけてもらいました。

2020053023
木立の中の石段続きの道でも、登っていくと岩がごろごろしたところあり、古い石垣が積まれたところあり。
変化はそれなりにあって面白い。

2020053024
杉林も登場。
参道っぽいぞ。

○丁目の石碑があるところはたいてい広くなっていて、休憩用のベンチもあり。
昔は茶屋なんかもあったのかなぁ、なんて言いつつ登っていくと

2020053025
20丁目の富士見台からは、大きな富士山が!
だいぶ雪が融けたなぁ。
今年はコロナの影響で登山道が閉鎖されているそうなので、見て楽しむ富士、ですね。

2020053026
富士山が見えるとなんだか嬉しくなって足取りも軽くなってきて。
新緑の中の道を気持ちよくてくてくと登っていくと

2020053027
山頂直下の鳥居に出てきました。
おー、ここまでくればあとほんの一息、で最後の石段を登って

2020053028
大山阿夫利神社の本社に到着。
ようやくの登山にお礼を、そしてこれからの平穏をお祈りします。

2020053029
本社の一段上には奥の院もありました。
山頂部の本社境内も結構広いのね。

2020053030
奥の院がある広場が山頂のようで、相模平野を見渡せるところに山頂標識あり。
久しぶりの山頂写真!(思いっきり逆光(笑))

大山は、私は一度友人と登ったことがあるけど、ごろ太君は初めて。
丹沢の山々はだいたい歩いているけど、なぜか大山だけは2人で来たことなかったんですよね。
ようやく来られたごろ太君、嬉しそう(^^

山頂の一段下にはベンチもたくさんあり。
目の前に広がる相模平野の展望(でも靄ってる)を眺めつつ、のんびり腹ごしらえしたら、トイレ裏手の展望地へ立ち寄ってみます。

202005300
展望地からは、富士山と丹沢の山並みが一望!
さすが、大山から眺める丹沢は大きいな。

2020053031
富士山、富士見台から見た時よりもずっと大きくてクッキリ。
山頂付近にちょうど雲がかかってて、ちと残念ではありますが。

2020053032
丹沢表尾根から塔ノ岳、丹沢山と丹沢三峰尾根。
しばらくはこの界隈を歩くことになるんだろうな、と眺めます。
でも丹沢はそろそろヒルの季節だしな~。

2020053033
展望地の裏手には東京電力のアンテナ&レーダー。
アンテナ・レーダー好きのごろ太君、これまた嬉しそう(^^

山頂はまだ人も少ないし、のんびり30分ほど過ごしちゃいました。

2020053034
さて、そろそろ下山しますかね。
帰りは、登ってきた道ではなく、雷ノ峰尾根を下って見晴台経由で下ります。
違う道通ったほうが楽しいもんね。

2020053035
この雷ノ峰尾根の道は、ほぼず~っと丸太の段の続く道でありまして。
登山久しぶりの足には、この階段攻撃が効きますわ~(^^;

2020053036
途中、展望が広がるところからは箱根や真鶴方面が一望。
阿夫利神社下社もちらっと見えました。

2020053037
滴るような緑に包まれた、いかにも丹沢っぽい木道も。
でもこんな気持ちいいところは一瞬で、あとはひたすら木段の道を下ります。

この道は日向薬師から大山へと登る道でもあり、思った以上に登ってくる人が多くすれ違い多数。
緊急事態宣言が解除されて、ようやく登山開始、といううちらみたいな方も多かったんでしょうね。
以前みたいに「こんにちは~」と挨拶交わしたりちょっと立ち話したり、ということはほとんどなく、目礼して距離を開けてすれ違うことが多かった。

そんな道を一気に500m下って

2020053038
開けた見晴台に到着。
ベンチも東屋もあり、日向薬師から登ってこられた方がこれからの急坂に備えて一息ついておられました。

2020053039
振り返ると、大山が聳えてます。
青空背景に緑の大山、なかなかいい景色(^^

2020053040
さて、ここから先は、阿夫利神社下社までゆる~りトラバース道を下ります。
ずっと緩やかな下り勾配で道幅もあり、キレイに整備されたトラバース道はかなり歩きやすい。
ケーブルカーで来て見晴台までハイキング、なんて人も多いのかも。

2020053041
由緒ありげな御神木もあったりして。
コロナ騒動の前、スペイン風邪騒動なんかもこの木は見ているのかしら。

2020053042 2020053043
2020053044 2020053045
道端には花もちらほら。

2020053048
そして下社が近くなって水音が近くなってくると、二重ノ滝に到着。
古来より禊が行われていた滝だそうで、深閑とした雰囲気。

2020053046
二重ノ滝の傍らには、二重社がありました。
龍族の王である八大龍王が祀られてます。

2020053047
お社の前には、狛犬ならぬ狛龍。
さすが、龍王が祀られているお社ですな。

二重ノ滝を過ぎてほどなく、阿夫利神社下社の白い大階段の下に到着。
ケーブルカーまだ動いてないのに人はかなり多め、これはさっくり下山でしょう。

2020053049
行きは女坂だったので、帰りは男坂で。
結構な急坂ということだけど、どんなかな?と下り始めてびっくり。

2020053050
思った以上に急坂な石段!
下にいる人がめちゃくちゃ小さく見えるんですけど。

2020053051
靴の長さよりも石段が狭いところも多数、滑りそうでおっかない。
雨の後なんかに下るのは危ないかも。
・・・これ、見た目以上に急坂、絶壁感満載です。

そんな男坂を息を切らして登って来る人が思った以上にたくさんいたのもびっくり。
ケーブルカー使わずに登って来る人って結構多いのね。。。

いやはや、いろいろびっくりな男坂でありました。
登りは男坂、下りは女坂のほうがいいのかなぁ、でも登りがかなりキツイだろうな。
もしくは、上り下りともに女坂か。

男坂を下りきる頃には足ぷるぷる、久々に膝が笑っちまいました。

2020053052
帰りのこま参道は、お店も開き始めて賑やかな雰囲気。
観光客風の人もかなり多し。

2020053053
駐車場まで戻ってきたらもちろん満車(かなり下の駐車場まで満車だった)、駐車待ちの車が並んでました。
県外ナンバーの車も結構多かった。勇気ありますな。

早朝スタートだったおかげで、人気の山を静かに歩くことができたのは幸い。
久しぶりの登山ということもあり、軽めの山歩きでしたが、観光もできて気持ちよく歩くことができました。
歩き始めはかなりキツかったけど、歩いているうちに調子が出てきたので良かったかな。
でも筋力とかいろいろ落ちてるなぁ、と実感です。

しばらくは県内の山歩きになりそうですが、それでも山を歩くことができるのはほんとにありがたいことで。
ありがたさをかみしめつつ、気を付けるべきことにはいろいろ気を付けつつ、歩ければと思います。
(今回気を付けたのは、県内、自家用車移動・途中立寄りなし、駐車場オープン済、人が多いところではなるべくマスクorフェイスガード着用、他の人との距離を取る、体力に見合った山、人の少ない時間帯)

← ブログランキング参加中♪クリックよろしくです

|

« アジサイ、始まりました | トップページ | 2020/6/6 サンショウバラ満開の不老山へ »

◇登山」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりです。ようやく我らの季節到来ですね!
大山とはえらく控えめじゃないですか? 何だか安心しました。
私も翌日、安倍奥にシロヤシオツツジを観に。咲いている箇所は右も左もシロヤシオだらけ。ハッピーな一日でした。
昨夜、NHKのガッテンを観ていたら、以前の録画ですが、農鳥小屋の親父さんが出てきて「卵は2~3か月は大丈夫」と吠えていました(笑、引退されたそうですね)

投稿: ねも | 2020年6月 4日 (木) 19時37分

ねもさん>
ようやく山を歩けるようになりましたね。
いろんな花も咲き始めて、梅雨入りまでは爽やかに歩けそうですね。
しばらくは県内の山歩きが続きそうですが、楽しく歩きたいと思ってます!

投稿: まきchin | 2020年6月 7日 (日) 12時53分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アジサイ、始まりました | トップページ | 2020/6/6 サンショウバラ満開の不老山へ »