2020/4/11 生藤山、陣馬山周回
奥多摩の南端、神奈川と東京の県境にある生藤山へ。
神奈川と山梨、東京の三県境にある三国山から生藤山、和田峠、陣馬山とぐるり尾根歩きを楽しみます。
出発は、相模原市の鎌沢にある県立鎌沢駐車場から。
県内とあってアクセス楽々、駐車スペースもあまりないしたくさん人がいるのもいやだし、というわけで早めの5時半出発。
車は一台停まっていたけど、どうやらこの日は我らが一番のりの模様。
#駐車場は10台ほど(手前に7台くらい停められそうなスペースがあったけど、地域の消防団の倉庫前。ほんとは駐車不可なのかも?ですが、下山してきたら登山者の車で満車になってました)。
駐車場からは、舗装路をぐい~っと登ります。
集落の中を歩く道はかなりの急こう配。
途中、茶畑があったりしてなんだか癒されます。
里はちょうど色とりどりの花が満開。
淡いピンク、濃いピンクがとってもキレイ。
そんな道を20分ほど登っていくと、県立鎌沢休憩所に到着。
東屋とトイレがありました。
休憩所を過ぎると、三国山・生藤山登山口の標識が登場。
立派な標識!
歩く人も多いんだろうなぁ。
#ちなみにここに来るまでも標識完備。
登山口の先には民家あり、庭先におられた家の方にご挨拶してから山中へ。
杉林や雑木林の中の道をのんびりゆる~り歩きます。
ヒトリシズカ、ヤマブキ、マムシグサ
ヒトリシズカが、ムーミンのにょろにょろみたいにあちこち生えてて可愛らしい。
足元の花々を眺めつつゆる~り歩き、九十九折りに高度を上げて尾根上へと登り上げると
桜のプロムナードに出てきました。
登山道沿いの桜の木々は、テングス病という菌にやられて花が咲かない状態が続いているとか。
この日はちらほら花を咲かせてました。
木々の隙間からは、真っ白な富士山!
春霞のせいか霞んでいるけど、それでも大きな富士山を拝むことができて嬉しい(^^
プロムナードを歩いた先には、軍刀利神社の小さな祠が。
安寧をお祈りして、先へと進みます。
穏やかな新緑の道が続きます。
道は整備ばっちり、ほんと歩きやすい。
最近あまり動けていなくてなまった足に、かなり優しい道。
のんびり歩いていくと、山梨県側からの道が合流する佐野川峠に到着。
こんな感じでいろんなところから登ってくる道があちこちで合流する尾根道であります。
人気の山なのね。
尾根上を歩いていると、所々に桜の木が登場。
春だなぁ、癒される!
終わりかけの桜ですが、ピンクの色味が効いててなかなかいい感じ。
今年はなんだかんだで花見をしそびれていたのだけど、今日は歩きながらお花見ができて嬉しい(^^
日本武尊が東夷征伐の時に鉾で突いたところから湧いた、という甘草水はスルーして、そのままのんびり尾根上を歩いて
三国山に到着。
山梨、神奈川、東京の三県境!
三県境ってあちこちにあるけど、なんだかテンション上がる(笑)
木々の隙間から見えているのは大菩薩かな。
奥多摩も木々の向こうに見えてます。
遠くにうっすら見えているのは南アルプス、荒沢岳と赤石岳!
真っ白だなぁ、今年は歩くのは難しいかな。
三国山から先の道は、奥多摩からずーっとつながっている関東ふれあいの道の一部でもありまして。
ここから先は、関東ふれあいの道の標識が1㎞おきに登場します。
山頂は割と広くてベンチやテーブルもあり。
三頭山から続く笹尾根も見えていて、そんな山並みを見ながら休憩するのも楽しそう。
三国山を過ぎるとすぐに生藤山の取り付きに。
ここまでの緩やかな道とはがらりと変わり、急でちょっと岩っぽい道をぐいっと登って
雑木に囲まれた山頂は、ここもちょっと広くてベンチあり。
ベンチで一休みされていた先行のご夫婦にご挨拶して、我らは先へと進みます。
生藤山の下りも、ちょっと岩っぽい感じの急坂。
変化があっていいかもね、と木々に掴まりつつ下ります。
急坂を少し下ると再び穏やかな尾根道、そして右手の木立の隙間からは富士山が♪
ちょっと雲が増えてきたかな。
そして生藤山から先は、茅丸や醍醐丸などの小ピークが連続する尾根道。
そんなところには巻き道完備、でもうちらは巻き道使わずアップダウン繰り返す尾根を辿ります!
(ちょっとでも運動しないと。。。(笑))
尾根上の階段を登っていくと、茅丸に到着。
さっきの生藤山が標高990m、ここは1,019mで今回のルート上での最高峰であります。
馬酔木の花に囲まれた山頂には、ほんのりいい香りが漂ってます(^^
山頂からは丹沢の山並みが一望。
ヒルが本格的に動き出す前に、あっちも歩きたい。
山並み眺めながらベンチで一休みしたら、さぁ出発。
相変わらずの緩やかで明るい尾根歩き。
ここいいですねぇ、家からも近いしキツくないし歩きやすいし、しかも距離はそれなりにあるし。
小ピークへの登り下りには階段もあり。
なまった体を覚ますにはちょうどいい。
茅丸からのんびりアップダウン繰り返しながら15分ほど歩いていくと、連行山に到着。
北側へと分岐する道を分けると、ここから和田峠までは細かくアップダウン繰り返しながらゆる~り200mほど下ります。
これがまた穏やかで気持ちいい道なんだなぁ。
前方に見えてるのは陣馬山かな、山頂に茶屋や白い馬が見えてるし。
・・・当初は連行山を過ぎたら和田に下山しようかと思ってたのだけど、前方に見えてる陣馬山は意外と近いし尾根歩きは楽しそうだし、それにそれほど時間もかからなそう(予定ルートよりプラス1時間くらい)。
朝早く出発したということもあり時間はタップリ、余力もタップリ。
ならば陣馬山までつなげて尾根歩きしましょう!
連行山を過ぎると、ちらほらと春の花々も登場。
ツツジが鮮やかな花を咲かせてます!
枯れ葉色が主流の林の中に、ほんわり暖かな色合い。
タチツボスミレ、エイザンスミレ、ナガバノスミレサイシン
いろんな種類のスミレが咲いてます。
久しぶりにスミレをちゃんと見たかも(笑)
頭上には満開の桜!
足元にふわふわ舞ってくる桜の花びらに、ふと頭上を見上げるとこんな景色があったりして。
木々の向こうには奥多摩の山並み。
奥多摩をこんなに近くに見るのも久しぶりだなぁ。
いろんな景色を楽しみつつ、岩がちな道や階段が整備された道を歩きます。
ここらに来ると、和田峠から登ってくる人たちとちらほらすれ違いつつ。
杉林の中の階段を登っていくと、木立の中の醍醐丸に到着。
なんだかすごい豪華な名前だから、いったいどんなところなんだろう?と思っていたらこんな普通な感じのトコでした。
醍醐丸をさっくり後にして、杉や雑木の林の中をのんびりと、所々階段も交えつつ下っていくと
林道に出てきました。
ここには昔関所があったそうで、関所跡の説明書きがありました。
そして林道を少し下ると、和田峠の峠の茶屋に到着。
陣馬山登山口ということで有料駐車場があり、ほぼ満車。
やっぱりここは結構にぎわってますな。
陣馬山へはここから標高差150m。
緩やかな巻き道と階段で直登する直登道があるそうで。
ここはもちろん、直登道を選択。
登り始めは階段ですが、中盤は雑木林の中の緩やかな道。
下ってくる人たちとすれ違いつつ、のんびり登ります。
そして山頂が近くなると、再び階段の連続に。
高尾山にもこんな道あったなぁ、なんて言っていると、そりゃお隣の山だもんね、とごろ太君。
確かに(笑)
さすがは人気の陣馬山、かなり歩きやすく切られた階段をぐい~っと登っていくと
陣馬山山頂、到着!
久しぶりだなぁ、10数年ぶり。
山頂の白馬は、記憶にあった白馬よりもだいぶ小さく感じました。
来し方を振り返ると、歩いてきた生藤山が。
ぐるっと歩いてきたんだなぁ、と思うと感慨深い。
丹沢の山並みも一望。
大山に丹沢山に蛭ヶ岳、檜洞丸とずらり見えてます。
北側には、遠く男体山も見えていてびっくり。
関東平野ってすごいよね、遮るものなく日光まで見えちゃうんだなぁ。
山頂は、ちょっと風が冷たいけど日射しも暖かくていい気持ち。
ベンチに座って、こんな景色を眺めながら一休み。
#3つある茶屋のうち2つは休業中。
山頂広場の隅の桜はちょうど満開。
たっぷり咲いた花が、風に吹かれてゆらゆら揺れてました。
春ですな♪
桜と生藤山。
春ならでは、の景色が見られて良かった!
陣馬山までぐるりと歩いてきた良かったなぁ。
広い山頂には結構人がいて賑わってました。
和田峠からの人、和田の集落から登って来る人、高尾山方面から歩いて来る人。
さすがは人気の山であります。
景色眺めながら30分ほど休憩したら、和田の集落へ向けて下山開始。
下山早々、こんな景色が目の前に広がるもんで、早速足が停まっちゃいましたが(笑)
山頂から尾根上を下る道は、終始緩やかで歩きやすくて。
新緑の中の気持ちよい道!
木立の隙間からは生藤山♪
登ってくる人たちとすれ違いつつ、鼻歌混じりでさくさく下ります。
和田に下る道はいくつかあるけど、今回は標高620m付近で分岐するこの道で。
和田バス停よりも少し上に出てくる道です。
尾根上の超整備された道から外れても、こちらも気持ちよく下れる明るい道。
新緑が目に鮮やか♪
さくさく下っていくと、和田集落に到着。
集落に下る前の道から眺める景色が、まさに山里の春!
新緑に所々桜のピンクがちりばめられていて、なんとも優し気な景色。
癒される~
和田バス停のちょっと上で、集落を高巻いて登る道へ。
山里の春、な景色を眺めながらの道。
家々の庭には手入れされた花々がキレイに咲いているし、桜や菜の花、桃の花の色合いも鮮やかで。
下界のいろいろを忘れますな。
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