2019/11/17 福島晩秋山行・蓬田岳
> 11/16 二ツ箭山へ
この日は朝からかなりの強風、山には雲がかかっていてちょっとイマイチなお天気。
でも標高の低い蓬田岳(952m)なら大丈夫、サクッと歩いて、あわよくばもう一座登っちゃおうか、なんて思いつつ。
登山口のジュピアランドひらたの広い駐車場に着くと、既に数台停まってました。
みんな地元ナンバーの車、地元の方に愛されてるお山なんだなぁ。
#駐車場には100台くらい駐車可(芝桜の時期は有料)。
#駐車場の奥(芝桜の斜面の前)に水洗トイレあり。
風がかなり強いし雲がすごい勢いで流れてるし、晴れるかなどうかな?な感じでしたが、日が昇るにつれて雲もだんだん取れてきて。
ならば、とのんびり出発です。
駐車場の少し下に登山口の入口が。
鳥居をくぐって登山道へと入ります。
明るい紅葉の中、右手の木立の向こうにジュピアランドひらたの斜面を眺めながらゆる~り登ります。
紅葉はだいぶ里に下ってきて標高600~800mあたりがいい感じ、ちょうどここらは標高600mなのでまさに今が紅葉真っ盛り。
鳥居の先には、山頂にある菅布禰神社の遥拝殿がありました。
山頂まで行かない人は、ここでお詣りするんですな。
遥拝殿の先には小さな沢があり、それを渡るといよいよ本格的な登りが始まります。
遥拝殿から稜線へと登り上げる道は、谷筋にまっすぐつけられた道。
両側には杉並木がずら~っと並んでいて、いかにも参道!
真っすぐに登り上げる道には、所々苔むした大岩がごろごろ積み重なっていたり、木の根がごつごつ出ていたり。
参道ってことだし、石畳とか石段があるのかなぁ、なんて思ってたけど、なかなかワイルドな道(^^
そんな道をぐい~っと登っていくと、稜線に登り上げる直前でやや斜度が増して丸太の階段が登場、えいやぁと一気に登り上げると
稜線上に出てきました。
ここで、西側の下蓬田登山口から登ってくる道と合流。
さて、ここから山頂までは、穏やかな稜線歩き。
すっかり落葉した雑木林の中、落ち葉をさくさく踏んで歩きます。
稜線上は風が吹き荒れてるかな、と思ってたけど、意外と穏やか。
稜線上には大岩がごろごろと。
そんな大岩の一つのそばに、小さな祠がありました。
この祠、よく見ると「飯豊山神社」の文字が。
なぜここで飯豊山?!
のんびりと明るい雑木林の中を歩いていくと、西側の沢又登山口からの道も合流。
さすが信仰の山、四方から登る道があるんだなぁ、と思いつつ歩いていくと
蓬田岳山頂に建つ菅布禰神社に到着。
日本武尊が東国平定の際、蓬田岳に住む賊を討伐したのを祝して建てられたとのこと。
猿田彦と日本武尊が祀られているそうで、歴史のある信仰の山であります。
菅布禰神社の奥には剣が刺さった?大岩があり、その脇を通って歩いていくとテレビ中継塔が登場。
ごろ太君、またまたアンテナが見られて嬉しそう(^^
テレビ中継塔の奥には、一等三角点のある広場が。
広場の奥には大きな岩があり、そこで地元のおじさんとおしゃべりしながら景色を眺めます。
北西方面には郡山市街の街並み、そして先週歩いた額取山の山並みと、雲に包まれた安達太良山。
晴れてれば、吾妻連峰や飯豊連峰も見えるそうで。
北側には、同じく阿武隈山地の一盃山や高柴山。
あっちも楽しいよ、と地元のおじさんにお勧めいただきました(^^
西側には雲に包まれた那須連峰も。
そして南側にはうっすらと筑波山も見えてました。
こんなにいろんな山々が見られるとは、びっくり!
展望の山、ってことで一等三角点もあり。
まさかここで一等三角点に会えるとは!
ごろ太君、蓬田岳の最高地点?の大岩の上に乗ってご満悦。
・・・が、かなり風が強いので、結構あおられてます(笑)
1時間ほどの登りでこんなに開けて気持ちよい展望に出会えるとは、なんとも嬉しい驚き。
ここは、落葉して見通しが効く時期に歩くのが吉ですな。
雪を踏んで歩くのもよさそう♪
強風に耐えつつ、景色を眺めて30分ほど過ごしましたが、そろそろ寒くて限界。
帰りは、登ってきた参道ではなく、近年整備されたという探検コースで下ります。
山頂でおしゃべりしたおじさんはこの道を登ってきたそうで、途中に階段が凄く滑るところがあるから気を付けてね!と何度も言っておられたのでちょっとドキドキしつつ。
この探検コース、道の8割くらいが階段なんじゃないか?なくらい、延々と続く階段が整備された道。
下り始めの急坂は、丸太の階段が続きます。
登りの参道は谷地形の杉並木の中でちょっと薄暗い感じだったけど、こちらは尾根上の明るい雑木林にて気持ちいい(^^
ブナの大木も所々にありました。
途中、ちょっと湿っぽいところがあり、そこは確かに丸太がつるんつるんでかなり滑ったけど、そこ以外は足元もしっかりしてて下りやすい道。
でも登りに使うとしんどいだろうな。
標高800m付近を過ぎると紅葉の道。
下から見上げた時も、山の下部がキレイに色づいてたもんなぁ。
水がじゃぶじゃぶ流れる平田沢を過ぎると、道は所々で緩やかに。
紅葉の木々を見上げつつ、のんびりまったり歩きます。
紅葉の斜面の向こうには、大滝根山。
山頂から見た時はがっつり雲がかかってたけど、すっかり晴れましたね。
ちらほらと登ってくる方とすれ違いつつ、明るい雑木林の中をのんびり下って
ジュピアランドひらたの上に出てきました。
ここは紅葉の紅葉がとっても鮮やか。
植樹された木でしょうな。
山道を下ってジュピアランドひらたの斜面に出てくると、芝桜の花畑の中の道をゆる~り下ります。
季節をまちがえちゃったか、所々にピンクの芝桜が咲いてて早春の花も楽しめちゃったりして(^^
晩秋と早春のコラボの景色! こりゃレアですな。
というわけで、登り始めて2時間ちょいで駐車場に戻ってきちゃいました。
駐車場には結構車がたくさん停まっててビックリ、この日も地元の方に人気のお山でありました。
#探検コースから登る場合は、ジュピアランドひらたの斜面の道がいろいろ分岐してるので、やや登山道取り付きがわかりにくいかも?
ジュピアランドひらたを後にして、里から蓬田岳を見上げます。
行きに登った道が、緑の線のように沢筋に伸びているのが見えて面白い。
紅葉の道も晩秋の道も、そして山頂からの展望も楽しめて、サクッと登れてなかなか楽しい山でありました。
さて、かなり早く下りてきたし天気も良くなった(相変わらず風は強い)のでもう一座、と思ってたのですが。
道の駅ひらたに寄り道したら自然薯祭りの真っ最中、いろいろ試食してたらすっかり落ち着いてしまってこの日は終了、なヘタレなまきchin隊でありました(笑)
そしてそのまま矢吹町に移動して、あゆり温泉の日帰り入浴へ(400円)。
美人の湯にのんびり浸かったら、帰り道の佐野で佐野ラーメン。
お初の万里で遅めのお昼を食べたら、渋滞前の東北道を走って早々に帰宅、でありました。
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