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2019年11月12日 (火)

2019/11/9 福島紅葉山行・大戸岳

会津若松市の最高峰、大戸岳へ。

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紅葉と展望の山歩き!

===大戸岳===
2019/11/9(土):闇川(7:30)~五合目(8:50)~▲大戸岳(10:30-11:20)~五合目(12:35)~闇川(13:35)
歩行距離:10.8km
累積登高:1,070m
累積下降:1,070m
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そろそろ紅葉が里に下りてきた感のあるこの週末は、福島で紅葉と展望の山歩き。
土曜日は、先週歩いた小野岳の向かい側に聳える大戸岳へ。

会津盆地の南端にある大戸岳は、風神信仰の山でもあり、会津盆地の守護神だそうな。
中腹までは紅葉が楽しめそうだし、山頂稜線からは大展望が楽しめるとのことで、楽しみ楽しみ。

それほど長い行程でもないし、日が昇って明るくなってから歩こう、とのんびり出発。

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登山口手前の闇川集落内の大宮神社前にある駐車場に到着すると、広い駐車場には先行車はナシ。
#大戸岳登山者用駐車場、の標識あり。
#30台以上駐車可能かも?トイレはなし。

駐車場の周りの草むらには霜が降りて真っ白、見上げる紅葉の斜面には日が当たって鮮やか。
そんな景色を見ながら準備してたら、軽トラで通りかかった地元のおじさんがやってきて

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大戸岳登るならバッジあげるよ、たくさんあるから、と8年前の山開きのバッジをくれました(^^
今日はいい天気だからいいねぇ、そろそろ雪も降りそうだから大戸岳登るなら今日が絶好じゃないかな、と言っていただきまして。

なんだかほっこり嬉しい気分になりつつ、出発。

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まずは駐車場の前にある大宮神社にお詣りして。

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集落の中の道を歩いていくと、登山道入り口の標識が。
由来書きによると、古くから信仰の山として知られ、会津の人々は五穀豊穣を祈って登拝していたとか。
山頂近くの岩場は風ノ三郎(風の又三郎)と言われていて、風の神様として崇拝されていたとのこと。

車止めのチェーンがかかる荒俣林道入口から林道を辿っていくと

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またまた神社登場。こちらは大山神社。
ここでももちろんお詣り。

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大荒俣沢沿いに伸びる荒俣林道を歩きます。
左手の斜面は崩れやすいのか、防護ネットががっつりかかってます。

しばらくはアスファルトの道、途中で砂利道になる林道を20分ほど歩いていくと

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右手にコンクリ橋登場。
この橋を渡ったところが、闇川登山口。

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橋の先には堰堤があり、その脇の斜面を登って登山道へ。
登山道の取り付きには、お姥様の石像がありました。
本日よろしくお願いします!

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そして堰堤の脇を登ると、いきなり始まる紅葉の道♪
足元には落ち葉がざっくざく。

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ブナやミズナラやカエデが入り混じった雑木林が朝日にキラキラ輝いて。
色が溢れてる!

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カエデが赤や黄色に色鮮やかに紅葉していて、彩り鮮やか。
今年は、いろんなところでカエデの紅葉に癒されてます(^^

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ブナ紅葉も思ったより残ってました。
そんな紅葉を楽しみつつ、緩急繰り返す尾根上の道を登ります。

落ち葉をざくざく踏みながら歩いていると、足元に大きな黒い落とし物。
・・・熊糞ですな。古くはないけど真新しくもない。
大戸岳には熊が多く生息しているようで、登山口にも熊注意、の大きな看板があったしなぁ。
2人して、鈴をじゃらんじゃらん鳴らしながら行きますかね。

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木々の隙間からは、向かい側の斜面の紅葉が。
稜線近くは紅葉が終わっていて、ちょっとグラデーションみたいになっているのがいい感じ。
晩秋の雰囲気満点。

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大きなブナの木もあり。
でも小野岳のようなブナ大木はあまり見られなくて、ミズナラやクヌギ、カエデが混ざったブナ林がずーっと広がっている感じ。
それもまた、いろんな色合いの紅葉が見られていいんだよね。

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尾根上の道は、道幅もそこそこあって歩きやすい。
気持ちよく登っていくと、足元にだんだんイワウチワの濃い緑色の葉っぱが増えてきて

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五合目に到着。登山口から350mほど登ってきました。
昔はここに小屋があったらしい(痕跡全くなし)。

さて、五合目からは、色鮮やかな雑木林にアスナロの緑が入り混じる道を歩きます。

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五合目から100mほど登り、尾根を右に折れると、右手はアスナロ林、左手は紅葉の雑木林。
ちょうど左手から日差しが射しこんできてるので、紅葉が輝いて明るい道。
・・・これ、逆じゃなくてよかった(笑)

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そんな尾根上を登っていくと、この先水場、の標識が登場。
ここからは、尾根の西側斜面をトラバースしつつ所々で急坂登りつつ、の道を歩きます。

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ちょうど標高1,000mということもあって、ここで紅葉はほぼ終了。
落ち葉がざくざく積もる道を登ります。

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落葉した木々の向こうには山頂稜線を仰ぎ見ます。
左側の尖った岩場が風ノ三郎かな。
山頂は岩場の向こうだろうな。

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緩やかなトラバース道を歩いていくと、中ツ手清水に到着。
ちょろちょろと水が流れてました(味はそれほどでも(笑))。

さて、水場を過ぎれば、小荒俣沢の源頭部を稜線へ向けて登り上げる道へ。

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源頭部らしく水がじんわり沁み出す急坂をまっすぐ登り上げる箇所あり、落ち葉が積もる細いトラバース道あり。
稜線の北側斜面ということもあり、薄暗くて少しじめっとしている道は、落ち葉の下に石ころや木の根が隠れていて滑りやすく、油断大敵。
そして、思ったよりトラバース箇所が長くてちと飽きる(^^;
トラバースと言っても登り勾配だし、所々で急坂が登場するんですけど、なぜか単調に感じる。

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そんな道も、最後に笹薮の中をえいっと登り上げるといよいよ稜線上へ。
ここから山頂までは、展望開けた気持ちの良い道であります(^^

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早速見えてきたのは、青く輝く猪苗代湖。
磐梯山や吾妻連峰も一望♪

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背後に広がる山並みも、落葉した木々が淡いグレーに輝く稜線もいいですねぇ。
晩秋の会津の山並み!

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ロープのかかる狭い岩場の道を登っていくと、稜線上にポコッと突き出た風ノ三郎に到着。

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風ノ三郎からは、眼下に広がる紅葉の斜面と、その向こうに広がる展望がほしいまま♪
確かにここ、会津盆地に吹く風を治める神様が棲んでいそうな。

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そんな風ノ三郎を後にして、目の前に聳える山頂を目指します。
稜線上の道は、実は両側が切れ落ちた狭くておっかない道。
灌木や笹が茂っていて、切れ落ちっぷりが見えないし、危なそうなところにはロープがかけられてるのでびびることはないですが、足元注意で登って

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大戸岳山頂、到着!
開けた山頂には、一等三角点がありました。

さて、山頂から、お楽しみの展望をぐるりと眺めます。

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南側には燧ケ岳に至仏山、会津駒や奥会津の山々。
奥会津の山並みはちょっと白くなってきてますね。

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その奥にはさらに白い山々も。
越後駒かな。

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二岐山や那須連峰もクッキリ。
那須、近いなぁ。

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そして北側には、稜線上からずっと見えていた青く輝く猪苗代湖に磐梯山、吾妻連峰と安達太良山。
ここはまさに会津盆地の展望台、会津盆地の守護神でありますね。

風もなく穏やかな山頂からは、こんな景色がぐるーりと。
登山口から3時間ほどでこんな大展望に出会えるとは、素晴らしい(^^
景色を眺めながらのんびりと、1時間近くも過ごしちゃいました。

のんびり休んでいたら、単独の方が登ってこられて少しおしゃべり。
この方も、そろそろ会津の山歩きは最後かな、と紅葉と展望を楽しみに登ってこられたそうで。
いい日に登れましたね!と喜び合って、我らは一足先に下山開始であります。

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下山しながらも、まだまだ景色を楽しんじゃいます。
なかなか足が進みませんね~

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風ノ三郎では、やっぱり足が停まっちゃう。
だって絶好の登山日和、大展望なんですもん。

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行きには気付かなかったけど、風ノ三郎の岩場の下には小さな祠もありました。

足元注意で稜線上の道を下ると、再び木立の中の道へ。
滑りやすい道なので下りは苦労するかなぁ、と思ってたけど、意外と問題なくさくさく下って

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再び紅葉エリアに突入。
日が高く登って、朝とはまたちょっと違った色合いが楽しい。

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色とりどりの頭上の梢を見上げつつ。

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柔らかなカエデの紅葉に癒されつつ。

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晩秋の山歩き、いいなぁ。
ほっこり癒されますね。

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ざくざく落ち葉が積もった道を、落ち葉ラッセルで一気に下って終了。

6時間ほどの山歩きながら、標高差は1,000m以上あって歩きごたえもあり。
雑木林の中の道はちょうど色とりどりの紅葉が素晴らしく、落ち葉ざくざく踏んで歩くのもまた楽し。
稜線に上がる直前が、ややトラバースが長くて退屈だったけど、稜線に上がれば大展望の道。
この日は風も弱く穏やかで、遠望も効いてて素晴らしい景色を楽しむことができました。

道中出会ったのはお一人のみ。
小粒ながら、静かでキレイでいい山でした♪
これまでは、会津盆地からは飯豊の山並みを眺めるのを楽しみにしてましたが、これからは大戸岳も目で探しちゃいそうです(^^

下山後は、芦ノ牧温泉のうえんででラーメンに舌鼓(詳細は速報)。
会津坂下の糸桜里の湯ばんげ(600円)でのんびりあったまったら、道の駅あいづで車中泊、でありました。

> 11/10 額取山

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