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2019年11月 6日 (水)

2019/11/2 南東北紅葉山行・鏡山

西会津の山、鏡山へ。

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山頂からは、飯豊連峰南部の山並みが一望。
間近に迫って、大迫力♪

===鏡山===
2019/11/2(土):祓川登山口(7:15)~上ノ越(9:00)~▲鏡山(9:45-10:35)~弥平四郎登山口(13:05)~祓川登山口(14:05)
歩行距離:12.5km
累積登高:1,100m
累積下降:1,100m
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高い山では雪の便りも聞かれるようになり、そろそろ秋も終盤。
まだまだ紅葉を楽しみたいまきchin隊、標高800m付近のブナ林の紅葉がよさそう、と読んで南東北へ。
天気予報をにらみつつ、会津のブナ紅葉を楽しみます。

まず土曜日に向かったのは、西会津の鏡山。
福島と新潟の県境、飯豊連峰の支脈上にある山で、山頂からは大迫力の飯豊連峰が眺められるそうで。
ブナ原生林も素晴らしいとのことで、ここはぜひ秋に歩きたい、と考えていた山であります。

鏡山に登るには、弥生集落からの弥生登山口、弥平四郎集落からの弥平四郎登山口とその奥の祓川登山口の3つの登山口がありますが、今回は祓川から登って反時計回りに歩き、弥平四郎に下る周回ルートで歩きます。
(ほんとは弥平四郎から時計回りに歩いて祓川へ、と思ってたけど、弥平四郎集落に車を停め損ねた)

県道383号線を走り、途中で弥生へと向かう道を左に分けて川沿いの細い道を走っていくと、突然弥平四郎集落が登場。
意外と大き目な集落でびっくり。
弥平四郎登山口から登るときは、集落内の分校跡に停めさせてもらうらしいのだけど、集落のど真ん中にある分校跡にびびって思わず素通り(笑)
集落の奥で弥平四郎登山口を左に分けて極入林道に入り、4kmほど走っていくと、祓川登山口の駐車場に到着です。
#弥平四郎登山口から登る場合は、集落内の分校跡か、登山道を進んだ先の砂防ダム堰堤前に駐車するとのこと。
#でも、堰堤への道は荒れ気味なので、分校跡に停めるのがよいかと思います。

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2~30台ほど停められそうな広い駐車場には、先行者の車が3台。
#トイレなし(シーズン中は簡易トイレが設置されているという情報もありますがいかに?)

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三連休だし、先行の方は飯豊に登られてるのかな、なんて言いつつ準備して出発。

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歩き始めは、ブナの大木がにょきにょき立ち並ぶ中をゆる~りと。
そしてほどなく、標高750mから一気に400m登り上げる急な尾根道に取り付きます。

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この尾根がなんとも素晴らしいブナ紅葉♪
ちょうど朝日が射しこんできたということもあり、黄金色に輝く中を登ります。

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いやはや、見事な黄葉ですな。
標高800m前後が紅葉ピークのはず、という読みが大当たり。

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木々の隙間から、紅葉の斜面をちらちらと眺めながら登ります。
どこもかしこも錦秋!

鏡山へと登る道は歩く人も少ないのか、先日の台風での落枝が結構多いしあまり踏まれていないところも多い。
木の根がごつごつ出ていて滑りやすく、落枝を道脇に避けながら足元注意で急坂を登ります。
普段ならやや面倒な道でも、こんな紅葉の中の道なので、楽しい気分のほうが大きいですな。

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頭上を見上げると、青空と黄金色のスクリーンにまるで血管のように広がるブナの梢。
シルエットがなんともカッコいいんだなぁ。

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一気に登り上げる急坂から、木立を透かして右手を見上げると、紅葉の斜面の上には三国岳へと連なる稜線が。
あの稜線、いつか歩いてみたい!

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尾根上の道には倒木も何か所か。
またいだりくぐったりして越えつつ。

そして取り付きから400mほど登り上げると、道はいったん穏やかに。
標高1,000mを越えてブナ紅葉も終盤、落葉して明るいブナ林と笹の中の道をゆるく下ると再び急坂へ。

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明るいブナ林の先に稜線を仰ぎ見つつ、急坂を200mほど登って

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稜線上の上ノ越に出てきました。
ここから右へと稜線を辿ると、疣岩山を経て三国岳。
我らは左へ、鏡山の山頂に向けて歩きます。

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緩やかにアップダウンを繰り返す稜線上の道は、ブナやマツが入り混じった細い道。
すっかり落葉して明るく、晩秋の雰囲気満点。

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左手には遠く、白く光る猪苗代湖。
その横には磐梯山も見えてます。

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左手に見下ろす南斜面はすっかり晩秋色。
上部は落葉したブナがほんのりグレーに輝いていて、そして下部は鮮やかな紅葉に彩られて。
しっとりいい色合いですな。

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そして右手には、いよいよ飯豊連峰が登場!
ちょうど飯豊本山のあたりが見えてます。
あれが草履塚かな、するとあのあたりが本山小屋であれが飯豊本山、と稜線を目で辿りつつ眺めるのも楽し。

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そんな感じで稜線をのんびり歩いていくと、いよいよ前方に目指す鏡山の山頂が。
早くあの山頂から飯豊連峰を眺めたい、と思わず足早に。

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だんだんと全容が見えてきた飯豊を木立の奥に透かし見つつ、稜線を一登りで

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鏡山山頂、到着!
広い山頂からは期待どおり(期待以上?)、西~北~東側に飯豊連峰南部の山並みがずら~り連なります(^^

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まずはどどーんと、大日岳から御西岳、飯豊本山。
御西小屋や本山小屋も見えてる!

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飯豊本山から種蒔山、三国岳、疣岩山と連なる山並み。

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こちらは大日岳。
こんな間近でじっくり眺めるのは初めて。
まだ飯豊の大日岳は歩けてないということもあり、神妙な気持ちで眺めます。
いつかは歩かねばなぁ。

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いやぁ、飯豊連峰、大きいなぁ。
飯豊の懐に入ったような位置から眺める飯豊南部の山並みは、大迫力でほんと素晴らしい。
まさに飯豊の展望台であります。

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山頂の南西側には、南斜面の紅葉が眼下に広がります。
紅葉に染まる斜面を見下ろすってのも好きなんだな。

そんな素晴らしい景色を眺めながら、誰もいない山頂でのんびりと一息。
この景色、ずっといつまででも眺めていられそうでした。

・・・と言いつつも、1時間近く山頂でのんびりしたのでそろそろ下山開始。
後ろ髪引かれつつ、弥平四郎登山口へ向けて稜線を下ります。

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上ノ越からの道はほぼずっと穏やかなアップダウンだったけど、こちらの道は結構急な下り坂もあり。
ブナやミズナラの明るい稜線の道は、尾根幅も広く歩きやすい。

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木々の隙間から、大日岳を仰ぎ見つつ。

稜線を30分強下っていくと、南斜面を弥平四郎へと下る尾根道に入ります。
大日岳の展望に別れを告げて尾根道を下っていくと

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標高1,000m付近で再び紅葉の道に。
展望を楽しんだ後は紅葉の道、なかなかいいですな。

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ブナだけでなくカエデやミズナラも紅葉。
いろんな色が混じり合って色とりどり♪

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そして稜線から200mほど下ると、弥生へと下る道の分岐に到着。
まきchin隊は弥平四郎への道を辿ります。

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分岐を過ぎると突然踏み跡が薄くなり、なんだか心もとないトラバース道も登場。
この道合ってる?なんて不安になりつつ。

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左手を見上げると、晩秋色に色づく斜面の向こうに鏡山が見えてました。
その向こうは飯豊へと続く稜線かな。

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鏡山のお姿を仰ぎ見たあたりから再び踏み跡復活、ブナ林の中の急坂を下ります。
落ち葉ざくざくの道は快調に下れますが、所々木の根が隠れてたりして足を滑らすので油断大敵。

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下るほどに、赤茶色からオレンジ色、黄色と鮮やかさを増していく紅葉。
この時期は、最後まで明るく色鮮やかな道歩きを楽しめていいですな。

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ブナ以外の木々も結構多く、それぞれ紅葉のタイミングが少しずつずれてるのもいいんでしょうね。
おかげで色とりどりの紅葉を楽しめる。

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黄金色の急坂を下っていくと、だんだん沢音が近くなってきて。
沢音が近づくにつれて、少しザレ気味になってきた尾根を下ると

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沢沿いの道に出てきました。
ここから堰堤までは、沢沿いを歩きます。

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右に左にと沢を何度か渡渉しつつ。
結構飛び石状態の所も多い。

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渡渉の箇所には、以前は橋がかかってたらしいのですが、今は橋はなくじゃぶじゃぶ歩いて渡ります。
梅雨時期とか大雨後は渡渉に苦労するかも?(川幅小さいから大丈夫かな?)

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途中には小さな滝(4mの滝)もあり。
なかなか飽きずに歩ける道であります。

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そして最後は、杉林の中へ。
苔むした丸太の木橋を渡って歩いていくと

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堰堤に出てきました。
山道はここで終了!

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堰堤から弥平四郎までは、こんな感じの穏やかな晩秋の道。
足元の林道は一応車も入れそうだけど、自家用車の場合はやめておいたほうがよいような感じ。

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林道を10分ほど歩いていくと、弥平四郎集落奥の分岐に到着。
ここで、祓川へと続く道に入ります。

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こちらの道は、最初こそ杉林の中の薄暗い道でしたが、歩いていくうちに明るく視界が開けた道に。
見上げる斜面の紅葉が眩しい(^^

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紅葉の斜面の奥には・・・鏡山?かな??

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弥平四郎登山口から祓川までは距離4km、そして300m登り上げる緩やかな道。
微妙な登り勾配の道は思ったよりしんどい、でもこんなステキな紅葉のトンネルなので、まぁよしとするか。。

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紅葉のおかげで飽きることもなく、てくてくと林道を辿って祓川に到着です。
行きに3台停まってた駐車場には更に3台増加、山中では誰にも出会わなかったけど、やはりそれなりに人は入ってるみたいですね。

ともあれ、紅葉も飯豊大展望も楽しめて、大満足です。
祓川から登ったのも結果オーライ、稜線への登りが少なく済んだので割と楽に登れちゃった感じあり(それでも累積で1,100mは登ってるみたいですが)。
残雪期だったら、シャチ模様の飯豊が拝めるんでしょうね。
その頃ならブナ新緑も楽しめるだろうし、また来てみたいなぁ、と思った鏡山でありました。

下山後は喜多方に移動して、道の駅喜多の郷の日帰り入浴へ(500円⇒JAF割で450円)。
のんびりあったまったら、喜多方ラーメン・蔵美で腹ごしらえして、道の駅あいづで車中泊でありました(詳細は速報)。

> 11/3 小野岳

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