2019/9/28 東北紅葉山行・焼石岳
9月中旬以降、週末になると天気が崩れるという、サラリーマン山のぼらーにとっては嫌なループ。
ちょうど東北の紅葉が始まったというのに、この週末もパッとしない天気、しかも日曜日は雨予報。。。
でも土曜日は高曇りだし、割といいんじゃないか?ということで東北へ。
目指すは焼石岳。
ちょうど栗駒山や三ツ石山も紅葉ピーク、でも人出もきっとピーク。
混んでる山は避けたいまきchin隊、空いてる焼石岳でのんびりゆっくり紅葉を眺めよう作戦。
前沢SAで仮眠してたら二度寝しちゃってちょっと寝坊。
まぁこの時期だし、駐車場は大丈夫でしょう、と入山口の中沼へ。
胆沢ダムの先から、6.8㎞の林道を走って中沼登山口の駐車場に到着。
駐車場は予想通りガラ空き。
ハクサンイチゲの時期は激混みだけど、それ以外の時期は空いてるもんね。
#駐車場は40台ほど駐車可能、手前にも数台分のスペースあり。
#駐車場の奥にトイレあり
既に10台ほど停まってた駐車場からぽつぽつと出発して行かれる方、そしてぽつぽつと到着する車。
しばらくは小さな沢沿いに、少しぬかるんだ道を緩やかに歩きます。
静かな林の中をのんびりアップダウン繰り返しながら歩いていくと
階段登場。
長く続く階段だけど、段差はそれほど大きくないし、よく整備されてて歩きやすい。
てくてくと200m登って
沼越しには横岳!
稜線付近が赤くなってますね~、こりゃ姥石平から見上げる紅葉が楽しみ(^^
晴れてて空が青ければもっといいんだけど。
でもガスってないからヨシってことで。
中沼の奥の湿地帯は、すっかり枯れた草に覆われてなんだか寂しい感じ。
それでも、枯草の中には秋の花がちらほら咲いてます。
中沼から少し登っていくと沢沿いのぬかるんだ道に。
花の時期に来たときは、ここら辺は雪が詰まってたよなぁ、なんて思いながら歩きます。
上沼に到着。
中沼よりも少し小さな上沼、湖畔の木々が少し紅葉し始めてました。
水面には水鳥が泳いでいたりして、なんだかのんびりした雰囲気。
上沼から先も沢沿いの道、というか沢の中をじゃぶじゃぶ歩く道。
ほんと水の豊富な山ですな。
道沿いのブナ林は、ほんのり色づいてきたような?
少し黄色くなってきた梢を楽しみつつ。
所々で小さな湿原にひょっこり出つつ歩いていくと、つぶ沼からの道に合流。
ここからも、まだまだ続くぬかるみ道を歩きます。
チョウジギク、ミヤマダイモンジソウ
ぬかるんだ道沿いにはこんなお花たち。
この時期でも、まだいろんな花が咲いてるのね(^^
ぬかるみ道をしばらく歩いていくと石ごろごろの急坂に。
それが再び緩やかになると、湿原に出たり入ったりの道を歩きます。
開けた湿原から見上げる横岳の斜面。
ここらの紅葉は、まだこれからかな。
そして、湿原の中を歩くようになってほどなく
銀明水に到着。ベンチのある広場には先客なし。
そして広場の隅には
こんこんと水が湧き出る銀明水♪
いつもながら冷たくて美味しい水がタップリ、早速喉を潤します(^^
ほんといい水場だな、銀明水。
広場のちょっと先には銀明水の避難小屋。
ここでトイレに寄ってから、いざ山頂を目指します。
銀明水まで続いていたブナ林はここで終了、ここからは灌木の中を歩きます。
少し傾斜を増した道の先には
湿原の先は、岩ごろの道が続きます。
残雪期には沢になってる道も、この時期はすっかり涸れ沢。
所々で沢を渡りつつぐい~っと登っていくと
標高1,400mあたりから、いよいよ紅葉が始まります!
斜面一面が黄色やオレンジに色づいていて、なんとも心浮き立つ景色。
もっと上に行くともっと鮮やかな紅葉なんだろうな、とワクワク。
色づいた木々の中を歩きます。
笹が多めの道だけど、色鮮やかに紅葉している木々もあり、なかなかいい感じ。
東焼石岳と天竺山から続く斜面もいい色合い。
紅葉のパッチワークみたい(^^
ゆる~り高度を上げていくと、いよいよ焼石岳が見えてきました!
斜面が赤く色づいてるのがちらほら見えて、テンション上がる♪
それでもやはり圧巻なのは、左手に広がる横岳の北東面。
登っていくほどにどんどん一面赤く色づいて、ほんと見事な紅葉です。
姥石平が近くなってくると、灌木帯が少なくなって草原主体の道。
黄金色に色づいた草原が、これまたいい色合いで。
ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウ、チングルマ、オヤマリンドウ
草原を彩るのはこんな紅葉たち。
初夏に咲く花も秋の紅葉も鮮やかですな(^^
・・・なぁんて思ってたら、まだ頑張って咲いてるハクサンイチゲ発見!
もう葉っぱは紅葉し始めてるのにね。
頑張って咲いてるのがなんともかわいらしい。
そんな色とりどりな足元に気を取られてると、どんどん周りの斜面が真っ赤になっていって、もう壮観。
焼石岳は、姥石平を囲む横岳や焼石岳、東焼石岳の斜面が真っ赤に色づくのがなんともステキなんですよねぇ。
紅葉に包まれてるようで、それがまたなんとも言えず素晴らしい。
姥石平を取り囲む紅葉に目を奪われつつ、岩ごろの道をゆる~り歩いて、姥石平の分岐に到着。
目の前には焼石岳の東南斜面、いい感じに色づいてるじゃないですか♪
草紅葉の草原と焼石岳。
秋らしい景色ですな。花の時期が過ぎても、やっぱりステキな焼石岳。
でも一番ステキなのは、泉水沼越しに眺める焼石岳かな。
風が収まって、静かな湖面に映るのは
姥石平から見上げる紅葉の景色をのんびり楽しんだら、いよいよ山頂を目指します。
今度は山頂から姥石平を見下ろしますよ~(^^
焼石岳の東南斜面は、上部は笹が多くて緑がちだけど、中盤以降は灌木が多くてとっても色鮮やか。
このコントラストもまたちょっとしたアクセントになっていい感じ。
途中、横岳への道はロープで閉鎖されてました。
そういえば横岳から銀明水の先に降りてくる道も、ロープで閉じられていたような。
以前歩いた時も、銀明水に下る道は割と荒れてたっけ、あまり整備が入ってないから慣れた人だけ歩いてね、ということなんでしょうね。
#何組かは歩いてましたが、山慣れてない人は入らないほうがよいと思います。
ちょいとガレ気味な道を登っていくと、だんだんと姥石平の紅葉が眼下に広がります。
素晴らしい紅葉に目を奪われつつ登って
開けた山頂からはぐるり360°の大展望、まずは景色を楽しみます。
まずはこれ、眼下に広がる姥石平と泉水沼、横岳。
ちょうど紅葉真っ盛り、なかでも一番鮮やかなのは焼石岳の斜面かな。
それにしても一面いい色(^^
横岳の向こうには栗駒山。
赤く染まってるのがなんとなくわかるような。
あっちは人でいっぱいだろうな。
お隣の東焼石岳は真っ赤っか。
その向こうに顔を出してるのは経塚山かな。
ぐるりと紅葉を見下ろす展望に心ウキウキ、癒される!
姥石平を見下ろしながらのんびり一休み、贅沢なひとときであります(^^
こんな景色を静かに楽しめるのも、焼石岳だからこそ。
のんびりと1時間も過ごしちゃいました。
・・・さて、ではそろそろ下山しますかね。
南本内岳や焼石岳、横岳に寄り道するプランも考えたけど、姥石平から眺める紅葉を心ゆくまでのんびり楽しみながら来た道を戻るってことで。
(16:45から始まるW杯ラグビーの日本-アイルランド戦が見たかったから、てのもある(笑))
山頂を後にして下っていくと、薄日が射してきて紅葉がキラッキラ。
ナイスタイミング!
色鮮やかな紅葉に囲まれた泉水沼。
ハート形に見えるとか見えないとか。
下りながら見上げる、焼石岳東南面。
今日は、ここが一番鮮やかかも。
鮮やか斜面、アップ。
濃い赤や薄い赤、朱色やえんじ色やオレンジ色が入り混じって複雑な色合い。
紅葉って、すごい!
そして戻ってきました、泉水沼。
改めてじっくり眺めて、ため息(^^
のんびり歩いて楽しんで、ほんと贅沢な景色を満喫です!
焼石岳山頂から姥石平まで、ずいぶん時間をかけてゆっくり歩いて楽しんで。
後ろ髪ひかれつつ、下山開始であります。
名残惜しく、紅葉の斜面を見上げます。
ああ、紅葉の山、いいなぁ。
今年はあといくつ行けるかなぁ。
目の前に広がる紅葉の斜面。
また今度、この紅葉を眺めに来よう!
そして来た道をゆる~り戻って、中沼登山口に下山。
高曇りの空の下ながら、姥石平からは鮮やかな紅葉を満喫。
人も少なく、静かな紅葉の山を満喫、でありました。
東北の紅葉初めといえば栗駒山や三ツ石山、な昨今ですが、私は紅葉に包まれるような景色を楽しめる、静かな焼石岳が一番好きかも。
下山後は、焼石岳温泉 焼石クアパークひめかゆの日帰り入浴へ(600円、JAF割本人のみ540円)。
とろりとした美肌の湯にのんびり浸かったら、町の駅水沢でラグビー見ながら車中泊、でありました。
翌日は天気不安定につき、福島グルメ旅(詳細は速報)。
秋の東北を楽しみました♪
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コメント
大変ご無沙汰しております。
この日、焼石岳に行くかどうか前夜に迷ってまして、、ほぼ終電帰りになって、、、、天気リスク&単独だったもので行先変更した次第。
あー、行けばよかったー。
投稿: ぽっか | 2019年10月16日 (水) 17時44分
ぽっかさん>
お久しぶりです、お元気で山を歩かれているようでよかったです!
なんと、焼石岳迷われてたんですねー。
終電帰りからの焼石岳は、かなりキツイですもんね、天気も晴れではなかったですし。
お会いできなくて残念、でもぜひ来年、錦秋の焼石岳へ!
投稿: まきchin | 2019年10月17日 (木) 22時14分
横から失礼します。
ぽっかさん、何とお懐かしい!
山みしゅらんの北海道編、これから楽しく拝見します。
投稿: ねも | 2019年10月22日 (火) 09時35分