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2019年9月18日 (水)

2019/9/14 鳥海山・笙ヶ岳(万助道~長坂道)

三連休は、鳥海山の未踏の道を歩きます。

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1日目は、万助道を登って長坂道を下ります。
万助道の上部には、仙人平や千畳ヶ原の美しい湿原が広がっていました。

===鳥海山・笙ヶ岳===
2019/9/14(土):一ノ滝駐車場(6:05)~渡戸(7:05)~万助小屋(8:30-8:40)~仙人平(10:20)~鳥海湖(10:55-11:15)~▲笙ヶ岳(12:05-12:15)~ガラ場分岐(13:40)~渡戸(14:15)~一ノ滝駐車場(15:00)
歩行距離:16.3km
累積登高:1,410m
累積下降:1,410m
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やってきました、三連休。
当初は3日間ともお天気よさそうだったので、2泊で歩こうかと思っていたのですが、直前に3日目がなんだか怪しげなお天気に。。
長野方面なら3日間とも大丈夫かも?でしたが、そっちは人多そうだしなぁ、と東北日帰りに決定。
行き先は鳥海山、まだ歩いたことがない2つの道を歩きます。

土曜日は山形側から。
万助道を登って仙人平、鳥海湖、笙ヶ岳を巡って長坂道を下るコース。
鳥海山の9つの登山道の中でもかなりのマイナーコース、ここなら連休でも静かな山歩きが楽しめそう(^^

前夜は道の駅鳥海で仮眠して、入山口となる一ノ滝駐車場には朝向かいます。

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誰もいないんじゃないか、と思ってた駐車場には、先行車が3台。
みんなどっちの道かな、二ノ滝かな。
#駐車場にはキレイな水洗トイレあり

二ノ滝道へは、駐車場の前にある鳥居をくぐって沢沿いへと下りますが、万助道へは舗装路を奥に歩いて向かいます。

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舗装路を5分ほど歩いたところから山道へ。

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この道は二ノ滝や三ノ滝の沢を高巻く道、足元に滝音を聞きながらゆる~り歩きます。
平行する二ノ滝道は沢沿いの道で、結構アップダウンあって大変だったけど、こっちの道は尾根上の緩やかな登りなので楽ちん(単調とも言うけど)。

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三ノ滝上部を過ぎて左に折れる道を歩いていくと、水場の小さな沢を渡ります。
水場から先は下り勾配の道。
しかも微妙にアップダウンあったりして、帰りはめんどくさそうだなぁ、なんて思いつつ。

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道には、石ころにまぎれてカエルが落ちてました(笑)
そんなど真ん中にいたら踏んづけられちゃうよ~
ちょちょいとつついても、全く気にする気配はなく。

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水場から15分ほど下っていくと、四辻に到着。
高瀬峡への道、万助口から登ってくる道、万助小屋へと登る道がここで分岐。
標識はバッチリ、でも標識がたくさんありすぎてかえって迷いそうな(笑)

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さて、四辻から万助小屋までは、ブナ林の中を緩やかに登ります。
長坂道からの道が合流する渡戸を過ぎると、ひたすら続くブナ林。

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左手を流れる檜ノ沢の沢音を聞きつつ、落ち葉をさくさく踏んで静かなブナ林を歩きます。
苔生している岩も点在していて、しっとりいい雰囲気。
紅葉の時期は素晴らしいだろうな。

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そしてここのブナは、根元から何本にも枝分かれしていたり、曲がりくねったりしているブナが多い。
二ノ滝道のブナはみんなまっすぐスッキリと生えていたのだけど、こっちはそんなあがりこ大王みたいなブナが多いのはなんでだろう?

ブナ林の中の緩やかな道は、開けた斜面の道だったり沢状地形の中の道だったり。
そんな道をゆる~り歩いていくと、両側を谷に挟まれた細い明るい尾根道に。
いろんな景色が楽しめて面白い!と歩いていくと

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何やら分岐の標識が登場。
万助小屋へと続く道はここで分岐しているみたいだけど、右側の沢沿いの道は荒れている、とのこと。
確かに右側へと下る道は、入口に枝やらなにやらがいっぱい置かれて閉じられていたので、ここはおとなしく尾根上の道をそのまま辿ります。

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相変わらず続くブナ林の尾根道でしたが、登っていくうちに木立が低くなり、視界が開けるところも出てきたりして。

そして落ち葉を踏んでの気持ちよい道が、だんだんと湿った滑りやすい岩が積み重なった道になり、沢音が近づいてくる中をえいやぁ、と登っていくと

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冷たい美味しい水がタップリ流れる沢が登場。
ダイモンジソウがもりもり咲く沢を渡ったところには

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赤い屋根の万助小屋が建ってました!
1961年に建てられた酒田市営の小屋だそうで、地元の飽海地区の高体連山岳部を中心に顧問・生徒OB等によって管理されているとのこと。

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中を覗いてみたら、とってもキレイな小屋でビックリ。
ダルマストーブも雰囲気あっていい感じ、板敷の床もぴっかぴか。
それに小屋の中には流しまであってさらにビックリ。

水場もすぐ近くにあるし、かなり居心地良さそう。
泊りでゆっくり歩いてみたい!

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小屋の外からは、笙ヶ岳の稜線を仰ぎ見ます。
笙ヶ岳からもこの小屋の赤い屋根が見えてたよなぁ、と思いつつ。

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小屋の周りでのんびり一息ついたら、小屋裏から伸びる道を仙人平へ向けて出発です。

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さて、ここからは、いよいよ本格的な登りが始まります。
道を囲む木々も背丈が低くなり、明るい尾根上を登ります。
足元は苔生した岩が多く、滑りやすい。

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ぐい~っと高度を上げていくと、木立の隙間からは庄内平野の展望が♪
刈り取り間近の黄金色の田んぼが広がる風景、下界も秋ですね(^^

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ぬかるみも多い道を黙々と登っていくと、前方に大きな斜面が見えてきました。
文殊岳の西面かな。
そろそろ仙人平も近い!

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道の両側には笹も増えてきて。
小さな湿原に出て、また笹の中の急坂になり、と繰り返しつつ登っていくと

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視界がぱあっと開けて、広大な湿原に出てきました!
仙人平の湿原ですね、ほんのり黄金色に色づいてて秋色近し。

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右手には、二ノ滝や湯ノ台からの木道がある千畳ヶ原がどかーんと広がります。
なんとも気持ちよい開けっぷり。
いやぁ~~、いいなぁ。
湿原好きとしては、タマラナイ景色。

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シロバナトウウチソウ、ミヤマリンドウ、コガネギク、ウメバチソウ
もう花は咲いてないかな、と思ってた湿原には秋の花々がいっぱい♪
シロバナトウウチソウはあちこちで群落を作っていて、ゆらゆら揺れる景色に癒されます。

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そして、秋の花と言えば忘れちゃいけないオヤマリンドウもいっぱい。
色づき始めた湿原の中にあちこち群落があり、濃い紫色がいいアクセント。

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左手には笙ヶ岳。
5月にはあの斜面を滑ったんだなぁ、なんて思いながら眺めるのも楽し。

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右手には千畳ヶ原に月山森。
ずーっと樹林帯の中の登りで、この開けた景色を楽しみに登ってきたので嬉しくてウキウキ。
これからどんどんと黄金色に色づいていく湿原、そんな気配を感じながらの~んびり歩くのもこれまた楽し♪

二ノ滝や湯ノ台からの道は木道が完備されているけど、ここ万助道からの道は木道もなく、湿原の中の踏み跡を辿って歩きます。
えー、ここ歩いちゃっていいの?なんてやや不安になりつつ歩いていくと

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仙人平の標識が出てきました。目の前には文殊岳の大斜面。
前方には二ノ滝や湯ノ台からの道、鳥海湖へと登る道が見えていて、歩いている人がちらほらと。
ここまでは人の気配が全くない道でしたが、ようやくここで人の姿を見ました。

さて、では合流目指して歩きますかね。
湿原からは離れて、草の繁みの中の細い道を歩きます。

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ハクサンボウフウ、ミヤマシシウド、ウゴアザミ、ハクサンシャジン
中でもウゴアザミはあちこちに群落が。

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チョウカイアザミの綿毛かな。
アザミってこんなふわふわ綿毛になるんだ!

鍋森の東斜面をトラバースするように歩いていくと

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岩がごろごろ転がる蛇石流に到着。
ここで、二ノ滝や湯ノ台からの道と合流。
岩ごろごろで分岐がわかりづらいけど、万助方面には赤ペンキ、二ノ滝や湯ノ台方面は黄色ペンキ、としっかり色分けしてマーキングされてました。

さて、ここからは鳥海湖目指して一登り。

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石畳や木段が整備された道を登ります。
8月上旬はまだ雪が残ってる斜面ですが、さすがに9月ともなると雪はなし。

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ベニバナイチゴ、タケシマラン、オヤマリンドウ、ウサギギク
秋!!

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だんだんと遠くなる千畳ヶ原を振り返りつつ、木段の道を登って

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鳥海湖に出てきました!
ちょうど雲が切れて青空が覗いて、青い湖面を見せてくれて嬉しい(^^
そして鳥海湖は、もう9月ということもあってか、ずいぶん湖面が下がっているような?

5月はここもまだまだ雪の下で、ちょうど湖の真ん中あたりまで滑り込んだんだよなぁ、なんて思い出しながら、湖を眺めながら一休み。
向かい側の御浜にはちらほら人が見えますが、反対側のこちらは誰も通らず静かな湖畔であります。

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晴れたり曇ったりする鳥海湖を眺めながらのんびり腹ごしらえしたら、鳥海湖を後にして笙ヶ岳を目指します。
稜線までは、木道が整備されたトラバース道が続きます。

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歩く斜面の先には笙ヶ岳。
鳥海山って岩ごろごろの斜面が多い印象だけど、ここから眺める笙ヶ岳は草原に覆われていてほんとキレイ。
花の時期には色とりどりの花でいっぱいだし、四季通じて笙ヶ岳はほんといいとこ。

笙ヶ岳を眺めながら稜線目指してトラバース道を歩いていくと、だんだん風が強くなってきてかなり寒い。
フリース着込んで歩きます(山頂に着いたらなぜか風は止んで、速攻フリース解除でしたが。。)。

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稜線に上がったら、あとは笙ヶ岳目指して一登り。
ほんのり秋色な草原の中を登ります。

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道沿いには、仙人平にもたくさん咲いていたオヤマリンドウがあちこちに。
わさわさ咲いててすごい。秋ならでは!!

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そしてなんと、ハクサンイチゲまで!
二度咲き?三度咲き?狂い咲き?
まさかこの時期までハクサンイチゲが見られるとはねぇ、ビックリですな。

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一番手前の三峰まで100m弱登ったら、あとは二峰、一峰と緩やかにアップダウン繰り返しながらの稜線歩き。
雲が流れてきてまた晴れて、と忙しく変わる天気の中、のんびりと稜線を歩いて

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笙ヶ岳一峰の三角点に到着。

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山頂からは、庄内平野や日本海が一望!
どかーんと開けててかなり爽快な眺め。

新山方面には雲がかかっていて展望はナシ。
なので、眼下の庄内平野を眺めながら一息ついたら、さくさくと下山開始、長坂道へと下ります。

ここから先は歩く人も少ない道、あまり踏まれてなくてちょっとザレ気味だったり、道の真ん中まで草原や花畑が進出していたり。

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ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ、エゾシオガマ、ソバナ
こんな花たちやウメバチソウやハクサンボウフウが道端にも足元にもわしわし咲いてるってもういったいどういうこと?!
踏んづけないように足元注意、でもいくつか踏んづけちゃったかも(ゴメンナサイ)。

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目の前にはこれから歩く稜線の道、そして庄内平野がどかーんと広がります。
長坂道は、ほんとすかーんと開けてて気持ちよい!

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下りながらも新山方面を何度も振り返ります。
雲が時々晴れて、外輪の文殊岳や伏拝岳、その向こうの新山がちらりと見えるのが楽しい。

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左手には檜ノ沢や万助道、二ノ滝道がある谷が一望。

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谷の中には、赤い屋根の万助小屋も見えてます。
万助小屋、ほんといいロケーションだよなぁ。前回ここを歩いた時にあの小屋を見て、次は万助道だ!と思ったんだよな。

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稜線を下っていくと、文殊岳や伏拝岳、新山も見えてきました♪
やっぱりこの景色が見えると嬉しい(^^

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そんな景色を見ながら、気持ちよい風に吹かれながら稜線を下ります。
あまり踏まれてない道だけど、しっかり刈り払いされてて歩きやすい。
それにこの開けた展望がもう、最高♪

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チョウカイアザミもわしわし咲いて?ます。
なんとも存在感ある花ですな。

そして笙ヶ岳から500mほど下っていくと、草原の中から灌木の中へ。
灌木の中の道は風が通らず暑い道、こりゃ一気にしんどくなったなぁ、と下っていくと、少し横道に逸れたところに大きな岩が登場。

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天狗岩、ですって(岩に刻んであった)。
狗さんがこの上に立って景色を楽しんでたのかな。
ごろ太君、天狗さんに敬意を表して天狗の真似。

天狗岩から先も灌木の中の道、そんなやや蒸し暑い道を黙々と下っていくと

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渡戸方面への分岐に到着。
このまま長坂道を真っすぐ下ると高瀬峡、でも我らは渡戸方面に進んで一ノ滝駐車場を目指します。

分岐までは割とひたすら下る道だったけど、分岐を過ぎると緩やかな下り坂に。
最初は灌木の中だったけど、下るほどにブナ林の中へ。

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ようやく戻ってきた感がありますな。
ひょろりと細長いブナの林を揺る~り歩いていくと沢音が近くなってきて沢沿いの道に。
しばらく沢沿いを下って

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渡戸で沢を渡って、万助道に合流(行きは渡らなかった渡戸、帰りは渡ります)。
ここからは、行きに通った道を歩きます。

渡戸から5分ほど歩くと四辻に、そしてそこからは登り勾配の道へ。
帰りはめんどくさいだろうな~、と思ってた道ですが、そんなに距離はないし、登りってわかっていたのでそれほど苦もなく。

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アップダウンのある道を登り、水場の沢を渡って、三ノ滝を高巻く道にさくさく戻ってきました。

ここからは、沢音を足元に聞きつつゆる~り下って一ノ滝駐車場へ。
いやはや、長かった!
でも歩きごたえあり、ブナ林から湿原から山頂稜線の眺めから、いろんな景色も楽しめて素晴らしい道。
万助道は穏やかに登り上げる道で、私としてはとっても歩きやすかったし楽しかったです。
標高差1,400m強あるとは思えないくらい。

暑い時期にはかなり大変そうだけど、この道はまた来たい!
万助小屋泊りでも歩いてみたいです。

下山後は、翌日に備えてぐるーり大移動。
にかほ市温泉保養センターはまなす(300円)の日帰り入浴で、香ばしい香りのかけ流し温泉にのんびり浸かったら、由利本荘市の道の駅鳥海郷に移動して車中泊、であります。

> 2日目(鳥海山・七高山(百宅口))

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