2019/8/17-18 立山・浄土山&剱御前のんびり山行(2日目)
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2日目は朝からいい天気。
朝ごはん食べたら、テントを張ったままで剱御前を往復します。
すっかり明るくなっているけど、まだ朝日が射しこまずに少し薄暗い雷鳥沢を登ります。
3週連続の別山乗越への道、毎週ちょっとずつ花も変わり景色も変わってるので面白い。
同じところを3週連続で歩くって初めてだけど、全然同じ景色じゃないのね。
こうなると毎週通いたくなってきますな(^^
見上げる立山を朝日が照らしてます!
富士ノ折立も大汝山も雄山も朝日に輝いててカッコいい。
前日歩いた浄土山。
山頂からはスッキリ大展望だろうな~
黒部の山々が丸見えだろうな~
朝日に輝く山々を眺めつつ、ぐい~っと高度を上げていきます。
この時間は、みんな奥大日岳や立山へ向けて登ってるのかな、この道を歩いてる人はほとんどなし。
前後誰もいなくて静かな道♪
ゆる~り高度を上げていくと、あっという間に稜線が間近に。
涼しいし背中の荷物は軽いし、で足がさくさく進んじゃう。
浄土山の向こうには、薬師岳や黒部五郎岳も見えてきた。
これは素晴らしい展望が期待できそう、とウキウキ登り上げて
別山乗越に到着。
登り上げて正面に広がるのは、剱岳!
3週連続でお目にかかります♪
さて、今日はもっと近くから剱岳を眺めますよ~
稜線上の踏み跡を辿って、剱御前に向かいます。
結構歩いてる人はいるらしく、踏み跡しっかり。
こんな景色を眺めながらの道。
立山に別山、その向こうには槍穂や黒部五郎、薬師岳が一望!
最高じゃん。
行く先を眺めるとこんな感じ。
岩がごつごつ積み重なった剱御前のピークと、その向こうには剱岳、奥に霞んでいるのは後立山。
ステキな眺め♪
ゆる~り歩いてほどなく剱御前のピークに到着。
そこから眺めるのはこんな景色。
少しアップダウンのある稜線の先には剱御前の三角点ピーク、今日はそこを目指します。
剱御前のピークからの下りはちょっと岩場っぽくなってるけど、足場も手がかりもしっかりしてるし短い距離なので問題なく通過。
岩場を通過して、左手の切れ落ちた崖に気を付けつつ歩いていくと、展望素晴らしい穏やかな美しい道に。
白馬三山から唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳と後立山の山々も一望。
そしてなんといっても、穏やかに広がる草原とその向こうに聳える剱岳。
剱沢から見上げてると、剱御前への稜線の上にこんな草原が広がってるなんて全然想像できないけどね。
なんだか天国みたい。
あちこちに広がるチングルマの綿毛たち。
風にふわふわ揺られて可愛らしい。
ミヤマリンドウ、コガネギク、イワツメクサ、タカネニガナ
お花たちもいっぱい(^^
そんな花々を眺めつつ、穏やかな稜線をゆる~り辿ります。
だんだん近づいてくる剱岳がカッコよくて、ウットリ眺めながら歩いて
剱御前の三角点ピークに到着。
ここから先は一般者通行困難な道にて、我らもここまで。
稜線の突端にあるここは、剱岳を正面に眺めることができる、まさに剱岳の展望台。
天気も最高、まずはぐる~りと景色を眺めます。
剱岳の左側、早月尾根の向こうには毛勝山と猫又山。
早月尾根には早月小屋も見えてました。
剱岳の右側には、先週歩いた剱沢雪渓、そして後立山の山並みがずら~り。
白馬三山から唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳♪
別山乗越から穏やかに伸びる稜線は別山、その向こうには立山も。
剱御前ピークから歩いてきた緑の稜線の向こうには、立山と浄土山。
薬師岳や黒部五郎岳、笠ヶ岳も見えてます(^^
そしてやっぱりこれでしょう。
剱岳!
ここから眺めるのが一番かっこいいかもしれないなぁ。
先週はこのちょうど反対側から剱岳を眺めてたんだな、と思うとなんだかおもしろい。
剱岳大展望のここには、別山乗越から30分も歩けば来られるのに誰も来なくて静かそのもの(まだ朝だからか?)。
剱御前ピークには何組か来ていたみたいだけど、ここまで来る人はなし。
立山にもこんなに静かなところがあるんだなぁ。
こんな贅沢な景色を二人占め。
1時間近くものんびり過ごしちゃいました。
さて、ではそろそろ戻りますか。
このまま何時間でもいられちゃいそうだけど、今日は帰らないといけないし。あぁ、帰りたくない。
名残惜しく、何度も振り返っちゃう。
剱岳も、草原広がる稜線の景色もなんともステキ。
そんなステキな稜線を、ノンビリ歩きます。
あぁ、戻りたくない。
剱御前ピークを過ぎれば、別山乗越へ向けて下ります。
あ~、戻ってきちゃった。
さて、ここから雷鳥沢野営地に戻りますが、来た道と同じじゃつまらないってわけで新室堂乗越経由で下ることに。
そっちのほうが人も少なそうだし。
まずは稜線上を奥大日に向けて歩きます。
左手は雷鳥坂、右手は大日谷に向けて落ち込む急斜面、そして正面には奥大日岳。
いい眺め♪
道は途中で、雷鳥坂を九十九折りに下る道に。
急斜面の草原の中の道はガレてて所々急坂、こりゃ登りに使った別山乗越に直接登り上げる道のほうが歩きやすいかも?
でもこちらの道は、奥大日岳が間近に眺められて迫力ある姿を楽しめます。
これがまたいい景色なんだなぁ。
道沿いには所々チングルマの綿毛が密集してます。
下るにつれてこんな綿毛たちが増えてきて。
新室堂乗越が近づいて斜度が緩やかになってくると、いきなり出ましたチングルマの花畑!
ここだけ雪が残ってたのかな、一面に真っ白な花が咲いていて、なんだか季節が逆戻りしたみたい(^^
新室堂乗越の手前から、下ってきた斜面を振り返ります。
一面緑の斜面、でもそろそろ錦秋に色づく秋も近づいてきてますね。
さて、新室堂乗越からは、立山や浄土山、室堂平を正面に眺めながら称名川へ向けて下ります。
正面に広がるのはこんな景色。これぞ立山、な感じ(^^
何組か登ってくる人たちとすれ違いつつ、のんびり歩きます
左手を見上げると、これまた一面チングルマの綿毛たち。
花の時期も綿毛の時期も、紅葉の時期もここは彩りいっぱいでキレイなとこなんだよねぇ。
紅葉の時期を想像しながら歩いてたら、秋もまた来たくなっちゃいました。
称名川まで下って、最後に橋を渡って雷鳥沢野営地まで戻ってきました。
4時間ほどののんびり絶景ハイク、最高でした♪
出発するときには朝露でぐっしょり濡れてたテントも、日にあたってすっかり乾いてカラカラ、さくさく撤収したら室堂を目指します。
雷鳥沢からは、いったん登り返さないといけないのがちとめんどくさい。
それでも、思ったよりはさくさく登れてさくさく歩きます。
ちょこっと急げばいい感じの時間のトロリーバスに乗れそうなので、ちょっと急ぎ気味。
さくさく歩いたおかげで、無事早い時間のトロリーバスに間に合って、そのまま扇沢へと下山です。
トロリーバスからロープウェイ、ケーブルカーと乗り継いで黒部ダムまで下ってくると、放水中の水煙の向こうに虹が見えました♪
いやー、満足満足。
土曜日は天気の回復が遅れてドキドキしたけど、無事に夕方前には青空広がって一安心、日曜日はピーカンの青空の下をのんびり歩いて、静かな剱御前から剱岳の展望を二人占め。
3週連続の立山、この週末も多いに満喫です。
そして夏休み山行のいい締めくくりになりました。
下山後は、大町温泉の薬師の湯で汗を流します(700円⇒物味湯産手形で0円)。
さっぱりスッキリしてから、安曇野の山の花で遅めのランチでシメ、でありました(詳細は速報)。
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