2019/8/3-4 北アルプス・立山縦走(2日目)
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剱沢キャンプ地の朝は早い。
周りのテントの人たちは、朝3時や4時頃に続々と剱岳を目指して出発。
まきchin隊は4時起床のつもりがうだうだごろごろ、明るくなり始めた5時過ぎにようやく起床。
いやー、のんびり最高(笑)
のんびり朝食食べてのんびり撤収してたら、ラジオ体操の時間になっちゃいました。
管理事務所から流れるラジオ体操の音楽にあわせて、管理事務所の人たちはもちろん、テント場の人たちもみんなでラジオ体操。
なんだか妙な一体感(^^
身体がほぐれたところで、出発!
前日に下ってきた道を辿り、途中から別山へと登り上げる道に分岐。
ここから別山までは250mの急坂登り。
急坂の取り付きは、チングルマの花畑♪
朝日に輝くチングルマ、いいね~(^^
そしてもちろん、振り向けば剱岳♪
今日もスッキリ大展望、雄々しく聳えてます。
登っていくにつれて、草原からハイマツの中へ、そして岩ごろの道へ。
そんな急坂を登っていくと、ハイマツの陰にごそごそ動く影を発見。
ライチョウ!
何やら一生懸命ついばんでました。
そういや早朝、ライチョウの鳴く声が聞こえてたっけ。声の主はこの子?
剱岳の展望とライチョウに元気をもらって岩ごろの道を登っていくと、だんだん視界が開けて稜線が近くなってきて。
ぐい~っと一登りで、別山乗越~別山の稜線に出てきました。
目の前には立山の山並みと浄土山、その向こうには薬師岳!
いいねぇ、今日も大展望。
今日も素晴らしい景色が楽しめそう、と稜線上の道を別山目指して歩きます。
別山を巻いて立山へと続く道もあるけど、ここはやはり別山山頂を踏むでしょう、というわけで。
ゆる~り稜線を歩いて
別山山頂、到着。山頂からまず眺めるのは、やっぱり剱岳。
間近に眺められるのはここが最後だもんね。
別山北峰の向こうには後立山の山並み。
白馬岳付近、ちょっと雲が湧いてきてるかな。
さて、山頂の祠にお詣りしたら、いよいよ立山稜線歩きに出発。
別山北峰は今回は省略。
目の前には、これから歩く真砂岳、富士ノ折立、大汝山、雄山と連なる山並みが広がります。
稜線歩きには絶好の天気にこの展望、テンション上がる!
右手に室堂を見下ろしつつ、天空の稜線歩き。
吹き抜ける風も爽やか。
真砂沢を左手に、真砂岳へは150m弱下って150m弱登ります。
さすが3,000m級の稜線、沢にはまだ結構雪が残ってるのね。
別山から大走り分岐まではそれほど急なところもなく、道もしっかり踏まれてて歩きやすい道。
こんな穏やかな道、なんだか久しぶり。
真砂岳目指してゆる~りのんびり。
真砂岳へと続く道は途中で、内蔵助山荘へ行く道、真砂岳を巻く道が分岐してますが、我らは迷わず惑わず真砂岳へと向かいます。
ミヤマツメクサ、イワツメクサ、イワギキョウ、チシマギキョウ
所々に固まって咲いている花々にも癒されつつ。
左手には真砂沢、その向こうに後立山。白馬三山に五竜、鹿島槍かな。
真砂沢、滑ったら楽しそうだなぁ。
でも積雪期にここまで登ってくるのが大変(おっかない)よなぁ。
真砂岳山頂、到着。
稜線の途中の小ピーク的な、ちょっと地味?な山頂。
でも展望は抜群で、一休みするにはかなりいいトコでした。
何人か山頂で一休みしてましたが、まきchin隊はさくさくと先へ進みます。
真砂岳から少し下り、大走りへと下る道の分岐を過ぎると、富士ノ折立へ向けて150m強登る稜線が目の前に。
いよいよ立山の主峰(と言っていいのかな?)が近づいてきました♪
富士ノ折立へと登る道は、内蔵助カールの上部を歩いてるときは緩やかで歩きやすい道だったけど、最後は岩ごろの急坂に。
とはいっても、踏み跡くっきり足元しっかり、急坂でもすこぶる歩きやすい。
高度を上げていくと、歩いてきた稜線が背後にず~っと延びてるのが見えてきてなんだか楽しい。
稜線の先には剱岳もちょこんと顔を出してたりして。
そんな道をぐい~っと150m強登っていくと、富士ノ折立の直下に出てきました。
山頂へはここから岩場をちょいとよじ登って寄り道、もちろんまきchin隊もザックをデポしてGo。
久々の岩場でおっかないな、と思ってたら、登ってみれば手がかりも足がかりもバッチリ、道も明瞭。
さくさく登って
反対側を見れば、別山、真砂岳と歩いてきた稜線が一望。
その先の剱岳もキレイにくっきり見えてます(^^
360°の大展望!
まきchin隊、富士ノ折立はいつも通過しちゃってて、実は山頂に来るのは今回が初めて。
こんなにいいところだったんだなぁ。
しばらくのんびりと景色を眺めてたら、後続が続々とやってきたので場所を譲って山頂を後に。
お次は立山の最高峰、大汝山。
これまでとは違って大きな岩がごろごろと積み重なる稜線を歩いていくと
大汝山直下の休憩所に到着。
休憩所があるからか、立山最高峰だからか、雄山からもすぐだからか、小屋の前(中も?)には人がたくさん。
大汝山の山頂へはちょこっと登って寄り道になるので、ザックをデポして少し登って
大汝山山頂、到着。
ここ、なんと記念撮影待ちの行列ができてました。
まぁせっかくなので、行列に並んでパチリ(笑)
富士ノ折立よりはスペースのある山頂ですが、そんなこんなで人だらけなので、写真撮ったらさくさくと元の道に戻って雄山を目指します。
少しザレ気味の道ではありますが、なんせ歩く人が多いのでよく踏まれてて歩きやすい。
そしてひっきりなしにすれ違いでやや渋滞気味、さすがは雄山、と感心しながら歩いて
雄山に到着。
まずは頂上に建つ雄山神社にお詣りです。
#鳥居の先に行くには参拝料500円かかります。
雄山神社の本殿。
神主さんにお祓いしていただいて、お神酒をいただきました(^^
#20人くらいずつ、入れ替え制でお祓いしていただけます。
#割と空いてたので、神主さんの面白いお話し付きでした。
雄山山頂からの展望。
主稜線をこうやって上から眺めるのもここが見納め、じっくりと眺めます。
東側にはサル又のカール。
黒部湖や針ノ木岳も見えてますが、だいぶ雲が増えてきたかな。
空いてたおかげで山頂からゆっくり景色を眺める余裕もあり。
存分に眺めて満足したら、社務所の前まで下ります。
社務所前はかなり人が多かったけど、なんとか隙間を見つけて少し腹ごしらえ。
学校登山の団体さんや家族連れが多いのは夏休みならではですな。
後からどんどん登ってきてどんどん人が多くなってくるので、腹ごしらえしたら下山開始。
がっ、この下山がまた大変なことに。
大渋滞。。。
でも、下りは渋滞してるといっても一応進んでたけど、登りはもっと混んでてみんな立ち止まっちゃうくらいのかなりの大渋滞。
山頂着くのに倍以上の時間がかかるだろうな。
一ノ越~雄山間は、ペンキの色で登りルートと下りルートが分けられていて、人が交錯することがなかったのはかなり良かったけど。
さすがは人気の雄山、そしてさすが夏休み。
ものすごい人出にビックリ、でした。
というわけで、渋滞にはビビったけど、幸いそれほど時間オーバーすることなく一ノ越に到着。
一ノ越前にもたくさんの人がいて一休み中だったけど、我らはさっくり通過して室堂へ。
ここから室堂へは、コンクリと石畳でバッチリ整備された道。
先ほどまでは上から見下ろしていた山並みを、下から見上げながらのんびり歩きます。
何か所か、残雪を横切るところもあり。
雪ざくざくだし、雪切りされてて不安はなし。
子どもらが楽しそうに遊んでました。
そしてこの道、いろんな花が花盛り♪
ちいさな沢沿いにはミヤマキンポウゲが山盛り咲いてるし。
ミヤマキンポウゲ、小さな花びらがキラキラ輝いててかわいらしい(^^
真っ白なコバイケイソウもたくさん。
雷鳥沢にたくさん咲いてたけど、ここ室堂もいっぱい咲いてて斜面が真っ白に見えるところもあるほど。
そしてチングルマもいっぱい(^^
特に室堂山荘周辺がすごかった。
綿毛のチングルマもいいけど、やっぱり満開のチングルマはいいね♪
道の右手に広がる、チングルマの花畑と雷鳥沢。
天上の楽園。素晴らしい。
左手には浄土山。
こんな景色を眺めながら歩く道、室堂やっぱりすごい!
正面の大日岳には雲がかかってしまったけど、背後の立山はまだまだスッキリキレイに晴れていて。
最後まで大展望で花いっぱいでいい天気で、申し分なしの立山縦走、大満足です(^^
何度も足を止めて、周囲の山並みや花々を眺めつつ。
のんびり歩いて室堂ターミナルに戻ったら、高原バスとケーブルカーで立山駅に下山。
待ち時間なくさくさく乗り継いで下ることができました。
スタート時の駐車場大混雑っぷりにどうなることかと思ったけど、剱沢は割と空いててゆったり。
2日目も富士ノ折立までは人も少なく、思ったより静かな山歩きを楽しむことができました。
それになにより、予想に反してずっと天気が良く、大展望を楽しむことができたのが嬉しい誤算(?!)。
久しぶりの北アルプス、こんな素敵な景色の中を歩くことができて大満足です。
涼しかったしね。
夏の北アルプス、やっぱりいいね♪
下山後は、グリーンパーク吉峰の日帰り入浴へ(610円⇒JAF割で550円)。
混んでるかな、と思ってたけど、ちょっと早めの時間だったので空いてました。
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