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2019年8月20日 (火)

2019/8/10-13 北ア・裏剱縦走(2日目)

裏剱縦走2日目も素晴らしいお天気。

201908110
仙人池から眺める裏剱。
これが見たかった!

===裏剱縦走(真砂沢ロッジ~仙人新道~仙人池ヒュッテ、池ノ平往復)===
2019/8/11(日):真砂沢ロッジ(5:50)~二股吊橋(7:15)~仙人新道~仙人池ヒュッテ(9:40-10:30)~池ノ平(11:10-12:40)~仙人池ヒュッテ(13:20)
歩行距離:9.5km
累積登高:850m
累積下降:450m
======

1日目(8/10):室堂~剱沢~真砂沢ロッジ
2日目(8/11):真砂沢ロッジ~仙人新道~仙人池ヒュッテ、池ノ平往復
3日目(8/12):仙人池ヒュッテ~雲切新道~阿曽原温泉小屋
4日目(8/13):阿曽原温泉小屋~水平歩道~欅平

ガチな学生たちの朝は早い。
朝3時頃から、物音ひとつ立てずに準備してクライミングに出発していく学生たち。
4時過ぎに起きてテントから出ると、ヘッデンの列が剱沢雪渓に向けて伸びてました。

みんなどこの岩を登るのかな。
ご安全に、と見送って、我らはのんびり朝食摂ってテント撤収、明るくなった6時前に出発です。

201908111
真砂沢ロッジから10分ほど、岩ごろの道を沢に向けて下っていくと

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三の沢雪渓に出てきました。
ハシゴ谷乗越を経由して黒部ダムに戻る道は雪渓伝いに沢を渡って右岸へと続いてますが、仙人池へはこのまま左岸沿いに雪渓を下ります。
・・・が、左岸はかなり雪が薄くなってるし割れてるところも多いしでおっかない。
クラックを大きく右に回り込んで左岸の夏道に復帰、であります。
#この日の昼、小屋の方が雪渓をカットして通れるようにしてくださったとのこと。

201908113
三の沢雪渓を過ぎれば、あとはしばらく左岸の夏道を下ります。
下草がわしわしかぶさってるところもあり、朝露で足元が濡れる!
靴の中まで水が沁みてきたらたまらんので、早々にスパッツ装着。

201908114 201908115
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タテヤマウツボグサ、カイタカラコウ、ミソガワソウ、オオバミゾホオズキ
水辺の道なので、水辺の花々もたくさん。

201908118
石がごろごろ重なる河原歩きを交えつつゆる~り下ります。

しばらくそんな道を下っていくと、ハシゴ登場。
高巻きもあるのね、なんて思いつつハシゴ登って歩いていくと

201908119
鎖のかかったへつり登場。w(゜o゜)w
足元には木道、というか丸太一本分の足場。。。
お腹にかかえたカメラが邪魔で岩から少し体を離そうとすると、足場に足がかからなくなるし、余裕をもって張られた鎖で上半身がぶら~んとなりそうになるし。

2019081110
足元の流れは、例年に比べてかなり水量が少ないようで、落ちても流されることはないと思うけど、それでも高度感たっぷりでおっかない!
久々に足が震えました(^^;

いやはや、びびった。

2019081111
へつりの後は、鎖&ハシゴでもういっちょ高巻き。
さすが沢沿いの道、なかなか楽には歩かせてくれないなぁ、と思いつつ。

2019081112
下っていくと、ようやく広く穏やかな河原に出てきました。
やれやれ、と歩いてほどなく

2019081113
二股吊橋に到着。
#例年、7月中旬に掛けられて10月上旬には撤去されるそう。

2019081114
吊り橋を渡ったところはちょうど三ノ窓雪渓の真下。
頭上に見えてるのは三ノ窓雪渓ですな。

2019081115
三ノ窓雪渓、アップ。
日本に現存する6つの氷河の一つであります。

いやー、すごいとこ来たなー、と景色を眺めたら、いよいよ仙人新道の急坂へ。
ここから仙人峠まで500mを登り上げます。

2019081116
足元キレイに刈り払われた木立の中の道。
なかなか歩きやすいじゃないの、と登っていくと

2019081117
階段やらハシゴやらが連続する尾根上の急坂が続きます。
もうひたすらこんな道、なかなかの急坂であります。

それに、さっきまで沢沿いで比較的涼しい道だったけど、沢から離れて一気に暑くなってきた。
それでも日陰だからまだいいかー、とえっちら登っていくと

2019081118
二股から200mほど登ってきたところで木立が低くなり、視界が開けます。
右手に見えるのは剱沢の下流。その向こうは何だろ?五竜と鹿島槍かな。

視界が開けて少し登ったところにはベンチのある小さな広場がありました。
先行の方が何組か休憩中、私らもここで水分&栄養補給。

2019081119
尾根の左手には、三ノ窓雪渓が白い筋のように伸びる裏剱。
八峰や北方稜線の岩山がすごい。
真砂沢の学生たちは、ああいうところを登るのかしらん。
今頃どこを登ってるのかな。

2019081120
こちらは池ノ平山。
余力あったら登りたいな~、と思ってたけど、結構大きいなぁ。
今回登るのは無理だなぁ。

2019081121
休憩中の皆さまとおしゃべりしながら一息ついたら、仙人峠へ向けて出発!
あとはゆる~く尾根上を歩くだけかと思ってたら全然違って、同じような急坂がまだまだ300m続きます。
そう来たか~

2019081122
さっきまでと違うのは、木陰がなくなって露岩の箇所やザレたトラバース、ロープがかかってたりすることかな。
なんせ木陰がないおかげで日差しがぎらぎら照り付けてものすごく暑い、それだけで体力がかなり消耗。
汗だくだく。

2019081123
暑くて暑くてよれよれになって登っていくと、ようやく右手に赤い屋根の仙人池ヒュッテが見えてきた。
その向こうは後立山連峰、すごいロケーション!

2019081124
左手の裏剱は、三ノ窓雪渓が見えなくなった代わりに小窓雪渓が見えてきました。
その右は池ノ平山、ずいぶん近くなってきた♪

2019081125
ガンバレ自分、ゴールは近いぞ!と励ましつつ。
汗だくだくで登り上げて

2019081126
ようやく池ノ平小屋との分岐に出てきました。
いやはや、しんどかった~~~

池ノ平へはここから30分とのことだけど、まずはお目当ての仙人池を目指します。

2019081127
仙人池ヒュッテへ下る道からは、後立山連峰がどかーんと一望!
白馬三山から唐松岳、五竜岳。
いやはや素晴らしい展望。

2019081128
小屋裏の南仙人山を挟んで鹿島槍もクッキリ。
しかもここ、吹き上げる風が涼しくてほんといい気持ち。
展望の素晴らしさも相まって、しばし立ち止まって展望と涼しい空気を思う存分堪能しちゃいました。

2019081129
そして到着した仙人池ヒュッテ。
一度泊まってみたかったこの小屋に、本日はお泊り(予め予約)。
管理人さんが、冷たいお茶でお迎えしてくださいました。
生き返る~♪

管理人さん曰く、今がちょうど光線がいい具合だから、まずザック置いて仙人池に行っておいで!とのことで。
仙人池はちょっと離れたところにあるのかと思いきや、小屋のすぐ斜め前、早速行ってみると

2019081132
うわー、絶景!
鏡のような湖面に映る裏剱!!

2019081130
角度を変えるとこんな感じ。
これが見たかったんだよねぇ~、もしかしたら今日は雲が上がってくるのが早いかも?と心配してたのですが、雲一つない晴天で風もなく、日の当たり方も最高。
素晴らしい!!
(紅葉の時期はもっと絶景だそうですが)

2019081131
立山方面の山並みも。
別山に真砂岳、富士ノ折立かな。

その脇には野口五郎岳に三ツ岳、烏帽子岳も見えてました。

いやぁほんと素晴らしい。
ここまで歩いてきた甲斐があったなぁ、お天気も良くて良かった。
言葉を忘れてしばしうっとり、お腹いっぱいこの景色を堪能しちゃいました。

さて、では小屋に荷物を置いて、サブザックで池ノ平へお散歩です。
ゆっくり楽しんでおいで~、と管理人さんに見送っていただいて出発。

2019081133
下ってきた木道を登って仙人峠へ。

2019081134
仙人峠へと登り上げると、目の前にはどかーんと裏剱!
こりゃまた大迫力。

池ノ平へは、仙人山の南西斜面を廻りこんでトラバース気味に下る道を歩きます。
所々木立の中だけど、概ね視界が開けていて展望のよい道。

2019081135
前方には池ノ平山と池ノ平小屋が。
こっちもまたいいロケーションですな。

2019081136
トラバース道を歩いていくと、左手の裏剱の下に開けた草原と池が見えてきました。
あれか平ノ池かな。なんかすごく良さそう!

2019081137
池ノ平へと向かうトラバース道は、所々露岩帯もあり。
それでも左手から吹き上がる風が涼しく、なかなか快適な道。
途中で小屋の水場の小沢を渡りつつ、のんびり歩きます。

2019081138
小屋の手前には、なぜかここだけチングルマの大群落♪
なんだか得した気分になりつつ歩いていくと

2019081139
池ノ平小屋に到着。
ここにテン泊、という選択肢もあったんですけどね。
仙人池ヒュッテ泊にした代わりに、お散歩に来たというわけで。

そしてこの小屋もまた素晴らしい展望でありまして。

2019081140
まずはこれ、八峰の岩峰。
大きく聳えるチンネの下の白い雪型は、モンローの唇、だそう(^^

2019081141
平ノ池方面を眺めると、針ノ木岳が。
その後ろの裏銀座の山並みには雲がかかりつつあり。。

2019081142
反対側を見ると、池ノ平山北峰、その奥は毛勝の山並みかな。

もうちょっと高いところから景色を眺めようか、と池ノ平山に少し登ってみたけど、結構な急坂なのと暑いのと、で登るのは止めて平ノ池を見に行くことに(笑)
ヘタレまくり。

2019081143
小屋前から平ノ池までは50m強下ります。
緩やかな道をのんびり下っていくと

2019081144
おお!ミヤマキンポウゲの花畑♪
道沿いにミヤマキンバイがびっしり咲いてるところもあり、華やかな道。

そして池のほとりまで歩いていくと

2019081145
大迫力の八峰!
大きすぎてカメラの画角に収まらない。。。

大きな平ノ池の周りには池塘も点在。
木道でぐるりと一回りできるみたいでしたが、割と草が生い茂ってて足元不明瞭なところもあり、半周りくらいのんびり歩きます。

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イワイチョウやハクサンボウフウの咲く湿原の向こうには針ノ木岳。
池塘には空や雲が映り込んで、なんとも穏やかな景色。

2019081148
静かで穏やかでとってもいいトコでした!
裏剱いいなぁ、こんなにのんびりできるところもあるんだなぁ。

2019081150
池の近くには謎の車輪?が落ちてました。
昔のモリブデン採掘の名残かな。
こんなのがあるだけで、一気に秘境感というかラピュタ感というかが増しますな(笑)

2019081149
さて、では戻りますか!
雲も増えてきたしね。

池ノ平までのんびり登り返したら、歩いてきたトラバース道を戻ります。
行きには緩やかな下りだった道、帰りは緩やかな登り。
でも思ったほど辛くはなく、割とさっくり仙人峠に戻ってきました。

2019081153
後立山にはかなり雲が湧いてきましたねぇ。
こっちは一日晴れてて良かった♪

2019081154
仙人池ヒュッテに戻って裏剱を見上げると、こちらもだいぶ雲が増えてきた様子。
今日仙人新道を登ってくるときにお会いした、これから北方稜線に行くと言ってたパーティは今どのあたりかな。。雲大丈夫かな。

そして小屋に戻ると、お風呂どうぞ!と言っていただきまして。

2019081155
池ノ平小屋もそうだけど、仙人池ヒュッテにはお風呂があるのです!
木造りの大きなお風呂にはお湯がタップリ、石鹸とかは使えないけどのんびり足を延ばして浸かれるって最高♪

お風呂で汗を流してすっきりサッパリしたら、食堂でビール飲みつつ同宿の方とおしゃべり。
ちょうど阿曽原温泉小屋から登ってこられたご夫婦がおられて、道の情報交換や山歩き、山スキーの話に花が咲いちゃいました(^^

この日の小屋泊は20人弱(翌日はもっと多かったみたい)。
紅葉の時期は70人以上は泊まって超満員だそうですが、この日は静かでのんびりムードの小屋であります。

2019081156
そうこうするうちに夕飯の時間。
イカの黒造りでご飯がすすむすすむ、美味しくてモリモリいただいちゃいました。
どんどんオカワリしてね~、というお言葉に甘えちゃった(^^

2019081157
小屋の外は静かな夕暮れ。
この後雲が湧いてきてしまって夕焼けは見られず。
それでも、ずーっと素晴らしい展望だったことに感謝。

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登山」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
この時仙人池ヒュッテで同室だった夫婦です。
その節は楽しい時間をありがとうございました。
このブログは夫が偶然に見つけたのですが、マメに記録されているのにびっくり。
写真もきれいですね。
おいおい、山スキーの記録も拝見したいと思います。

投稿: やまたのおこじょ | 2019年8月23日 (金) 07時42分

やまたのおこじょさん>
こんにちは、コメントありがとうございます!
そして先日は、こちらこそありがとうございました。
山のいろいろなお話もとっても楽しく、そして我らとしてはこれから歩く道についてもいろいろ教えていただけて、翌日以降とっても心強く歩くことができました。

ブログ、なんだかとっちらかってて恐縮です(^^;
天気がいい時に、花や景色がキレイで静かなところを歩く、をテーマに山に行った記録を残してます。
また山歩きで山スキーでお会いできることを楽しみにしてます!!

投稿: まきchin | 2019年8月23日 (金) 23時17分

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