2019/6/23 志賀高原トレッキング・志賀山
この週末も、なんだかパッとしないお天気。
甲信地方は土日ともに午後から天気不安定、所により山沿いは朝から下り坂。
土曜日は、レンゲツツジ満開の山梨・乙女高原で散策してから、夜は小布施でイタリアンに舌鼓(詳細は速報)。
日曜日は、午前中勝負で志賀高原でプチハイクであります。
志賀高原は、池巡りや登山コースなどいろんなコースがあり、所要時間も1~2時間から半日、1日かかるものなどいろいろ。
今回は、木戸池起点で山&池を巡る半日コース。
登山口の木戸池には6時頃に到着。
木戸池温泉ホテル駐車場の入り口にある公衆トイレの脇に駐車して、準備して出発です。
#トイレ脇には数台駐車可。国道沿いにある登山道入口前にも10台くらいの駐車スペースがあります
朝イチは風もなく、鏡のような湖面に青空が映ってとってもキレイ。
このままこの青空が続いてくれたらいいんだけど。
木戸池温泉ホテルから国道に出て(熊の湯側の出口)、横断歩道を渡ったところが登山道入口。
こんなとこに登山道があったんだなぁ、スキーで来るときはすっかり雪の下だもんなぁ。
笹原と白樺の道を歩きます。
キレイに刈り払いされてて歩きやすい道、それに白樺がなんとも高原っぽくてステキ♪
歩く足元を見ると、アカモノがたくさん。
白くてほんのりピンク色な花が可愛い(^^
マイヅルソウ、ミツバオウレン、ツマトリソウ
この時期は白くて小さな花がいっぱい。
緩やかに登り上げる道は、所々木の根が絡まる箇所あり、赤土の滑りやすい箇所あり。
土も木の根も前日の雨でつるんつるん、足を滑らせないようにして歩きます。
そんな道を150mほど登っていくと、木道が登場。
これがまたつるつるでよく滑る、そろりそろりと歩いていくと
ひょうたん池に到着。
ひょうたんのちょうどくびれたところが道になってました。
(なので、道の左右に池がある)
原生林に囲まれた静かな池。
志賀高原にはこんな池があちこちに点在しているそうで。
ひょうたん池から先は、針葉樹の中の緩やかな道。
歩きやすく整備された道をゆる~りと。
歩いていると、こんな標識も登場。
分母が違う標識がこの先いくつか出てきて、どこが起点なのかよくわからなかった。。
ポイントごとに書いてある一言メッセージ?も面白いし、なんだか謎な標識(笑)
そんな道をゆる~り歩いていくと、前山からの道と合流。
合流地点のすぐ先に、大きな渋池がありました。
渋池の向こうの横手山には雲がかかってて山頂は見えず。
さて、ここから志賀山入口までは、前山からの池巡り遊歩道に合流。
サマーリフトで上がってくる人も多いようで、かなりキレイに整備された道。
笹と針葉樹の中の道をゆる~り歩いていくと
最初は、笹原とダケカンバの中の木道を歩きます。
ここがまたとっても雰囲気のいい道、すいすいっと立つダケカンバも、足元を何本か流れる小川のせせらぎもとっても涼し気でいい感じ。
いいなぁ、高原っぽい!
そんな道を気持ちよく歩いていくと、ほどなく岩ごろの急坂に。
志賀山へは、こんな急坂を一気に200m弱登ります。
なかなか緩急あっていいですな。
白と紅のコイワカガミ、イワナシ、ゴゼンタチバナ。
足元に咲く花々に和みつつ。
ぐい~っと登って高度を上げていくと、頭上が開けて明るい道に。
風が吹き抜けて涼しい。
時折雲が流れてくる中を登っていくと
山座同定の標識のある広場に到着。
いかにも山頂だけど、実はここはまだ山頂ではなく。
#でもこの時は、山頂ついた~♪と思ってた(笑)
木立の隙間からは、笠ヶ岳が見えてました。
だいぶ雲が増えてきたような。
そして山座同定の標識の少し先に、三角点のある山頂がありました。
こっちがほんとの山頂ですな。
山座同定の標識がある広場は木立に囲まれてあまり展望なし、三角点のある山頂は東側が開けてたけど、ちょうどガスが流れてきて景色は見えず。
ガスが多いのはしょうがない、次の裏志賀山を目指して先に進みます。
志賀山からは、笹原の中の道をいったん50mほど下ります。
目の前に見えてるのは裏志賀山。
左手に見えてるのは東館山かな。
晴れてれば、一ノ瀬や寺子屋、岩菅山が一望かも。
志賀山から裏志賀山の道からは、右手に池もいくつか見えました。
こんなに標高が高いところにも、池が点在してるのね。
木の根がごつごつ出た道を登っていくと裏志賀山山頂への分岐に到着、ここから見晴らしの良い稜線を歩いて
晴れてれば、山頂からは大沼池が一望だそうだけど、ちょうどガスが流れてきて展望なし。
展望はまた次の機会を楽しみに、山頂を後にして、稜線を戻って元の道へ。
さて、では四十八池へ向けて下ります。
裏志賀山から四十八池に下る道は、丸太の階段が整備されてて割と歩きやすい道でした。
下る道からは、目指す四十八池が一望。
この高層湿原の眺め、いいですね~(^^
わくわくしながら下っていくと、志賀山神社の鳥居を下って四十八池に到着。
ここにこの鳥居があるってことは、今下ってきた道は表参道なのかしらん。
鳥居の脇にはシャクナゲがちらほら。
まだまだ咲き初め、これからたくさん咲きそうです。
そして四十八池。
池塘が点在する広い高層湿原は木道も完備。
標高1,900mにこんな湿原が広がってるなんてびっくり。
振り返ると、池塘の向こうには志賀山と裏志賀山。
こんな感じで晴れたりガスったり。
池塘には、湿原を囲む林やガスが映って幻想的。
濃くなったり薄くなったりするガスが池に映り込むさまは、見ていて飽きません(^^
ヒメシャクナゲ、ミズバショウ、コバイケイソウ。
ミズバショウは終わりかけ、でもヒメシャクナゲやコバイケイソウは咲き始め。
これからどんどんいろんな花が咲いて賑やかになりそうな湿原であります。
まだ歩く人もまばらな、静かな四十八池。
林の中にぽかっと広がる高層湿原の景色に癒されました♪
天気よければ、ここから大沼池に足を延ばしたり鉢山に登ったり、といろいろ歩けるのだけど。
天気下り坂予報にて、いろいろ歩くのはまた次回。
大人しく熊の湯・木戸池方面へと戻ります。
池巡りの遊歩道をてくてくと。
前山リフトで上がってきた人たちとすれ違いつつ、完璧に整備された道をゆる~り歩きます。
この道、何気に苔がすごい。
道沿いの倒木や切り株には深緑の苔がみっしり、なんだか光ってるみたい。
のんびり歩いて志賀山入口を過ぎ、渋池を過ぎ。
木戸池へと下る道を右に分けて歩いていくと、前山に到着です。
熊の湯スキー場からは正面に見えてる前山。
もちろん前山からは、熊の湯がばばーんと正面に。
緑一色の熊の湯って、違和感ありまくり(笑)
さて、前山からはサマーリフトで下るという手もありますが、片道400円!
サマーリフトにはちょっと興味あるけど、大した道でもなし、ここは歩いて下ります。
そういやこの道、熊の湯からも見えてたよなぁ、なんて思いつつ。
さくさく下って10分ほどで国道へ。
このまま木戸池まで国道を歩くのかと思いきや、さにあらず。
熊の湯ホテルに下る道の入り口の向かい側に、遊歩道の入り口がありました。
こんな看板、冬は全然気づかなかった。
道路沿いの遊歩道だからな~、と思いきや、ダケカンバの中の明るくて気持ちよい道。
しかもしっかり整備されてるあたり、さすが志賀高原。
明るく開けたところにはレンゲツツジも。
いやはや、最後までいい道!
そして最後、木戸池入口の向かい側に出てきて終了。
ぐるっと8の字に歩いてきました!
5時間足らずのプチハイクでしたが、山あり湿原ありでかなり楽しかった。
いつもスキーでしかこない志賀高原をこうやって歩くのも、なかなか面白いし。
花の時期もいいだろうし、紅葉の時期もいいかも。
初冬の新雪ハイクも楽しいかな、なんて思ってみたり。
今回は歩けなかったところもいろいろ繋いで歩いてみたい、と思ったプチハイクの半日でありました。
下山後は木戸池の日帰り入浴、と思ったら、まだ清掃中にて入れず。
小布施のあけびの湯(物味湯産手形使用)で空いてるお風呂にのんびり浸かったら、豊野のそうげんでつけ焼きそばに舌鼓(詳細は速報)。
大して動かず、消費カロリーよりも摂取カロリーのほうが多い週末でしたが、満足!
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