2019/4/13 守門黒姫BC
土曜日は全国的に良い天気。
日曜日もいい天気の東北に行くか、それとも日曜日は野沢温泉の試乗会に行くことにして土曜日は北信・新潟あたりにするか、直前まで悩みましたが。
やはり日曜は試乗会に行きたい!と土曜のみの山行、行き先は越後の守門黒姫に決定。
先週どかっと降った雪もそろそろ落ち着いてるかな、とのハラもあり。
入山ポイントのムジナ沢手前に到着すると、数台の車が停まってて皆さま出発準備中。
3組出発して行かれたのを見送って、我らも出発。
板を担いで破間川へ。
ここに来るまでの道沿いの雪があまりにも少なくて、もしかしたら取り付きの雪はないんじゃないか?と思ってたけど、かろうじてつながってました。
破間川にかかる橋の上の雪は、ほとんど融けてました。
来週にはもうすっかり融けちゃってるだろうな。
川を渡ったところから、シール歩行開始。
林道に沿って歩きます。
林道は、雑木林から杉林の中へ。
しばらく林道沿いに歩き、林道終点付近で下黒姫沢へと下ります。
ブナ林の中、沢の右岸をゆる~りと。
木陰をのんびり歩いていい気持ち。
沢沿いを歩いた先には、開けた谷底が。
まだまだ続く、緩やかな道。長いぞ。
谷の両側には切り立った斜面。
見上げるとかなりの大迫力であります。
そして所々にデブリ跡が。。。
そういえば今年はあまり雪庇が落ち切ってないって言ってたっけ。
そう思って改めて斜面を見上げてみると、斜面の上部がかなり不安定な感じに見えてきたりして。
広い谷底は、日差しが強く風もほとんどなく。
汗だくだくでゆる~り歩き、徐々に高度を上げていきます。
そしてふと振り返ると、背後には真っ白な浅草岳がお目見え♪
テンション上がります!
前年の3月に来たときは、ずっとフラットな谷底だった気がするのですが。
さすがに4月も半ば、雪が切れかけてたり地形がはっきり出てたりするところもあり。
いやー、それにしても空の青さの凄い事と言ったら。
帰りの雪がざっくざくになるのが恐ろしいけど、それでもやっぱり天気の良い雪山は気持ちよいですな。
そんな谷底を2㎞弱歩き、谷が狭くなったあたりで左岸の尾根へ。
ここから本格的な登り開始、山頂稜線まで600mをぐい~っと登ります。
(登山口から4㎞近く歩いてきたのに、まだ250mほどしか登ってない!)
尾根上を登りつつ、振り返っては浅草岳を眺めます。
あっちはたくさん人入ってるかな。
こっちはうちら含めて4組のみ、とっても静かな山であります。
黙って立っていると何も音がしない。し~ん、という音が聞こえてきそうな感じ(笑)
ざくざくに緩んできた雪を踏みつつ、ブナ林の尾根を登ります。
ブナきれい、でも暑い。。。
ブナ林の尾根を300m登り上げると、目の前には開けた斜面がどかーんと広がります!
見事な開けっぷりですな。
何度も振り返って眺めちゃう浅草岳。
青空にクッキリ聳えて、見事な眺め。
何度見ても飽きませんねぇ。
だんだんと高度を上げていくと、だんだんと周囲の山々も見えてきて。
周囲を囲むそんな山並みを眺めつつ歩いたら、稜線へむけていよいよ最後の登り。
1,320mピークの西側へと延びる先行者のトレースを辿ります。
急斜面をジグ切って登ります。
登るにつれて雪質が良くなっていくのが楽しい、こりゃ帰りもちょっとは楽しめるかも?なんて思ってみたり。
ざくざくと雪を踏んで稜線へ。
登りやすい雪で、割とさっくり到着しちゃいました。
稜線に上がったところで大休止憩。
守門岳へと続く稜線を眺めます。
あのピークから滑っちゃう人もいるんだろうなぁ。
北側の景色はこんな感じ。
奥には粟ヶ岳、そのさらに奥には飯豊連峰♪
そしてこちらは守門黒姫。
稜線を辿って山頂へ行くにはかなりアップダウンあり、今回もまぁいいか、とヘタレた我らはここでノンビリ。
空気がスッキリ澄んでて、遠くの山々もクッキリ。
そんな素晴らしい大展望を眺めつつ、これからどうするかしばし協議。
先行の方は北斜面へと滑り込んでいるみたい。
たしかに今日は北斜面の雪質いいだろうなぁ、でも帰りも修行雪だろうし、この大展望を眺められたのでヨシってことで、このまま来た道を戻るでいいかなぁ、というわけで。
下山開始!
稜線直下はちょいフィルムクラスト気味でなかなかいい雪。
が、調子にのって滑ってたら、あっという間にざぶざぶ重雪に。
ま、曲がれない。。。
左手に守門黒姫を眺めつつ。
ロケーション最高、広大な斜面も最高、でも雪が(^^;
南斜面だしこの天気だし、1週間前にドカ雪降ってるし、まぁこの雪になっちゃうのはしょうがない。
せめてこのロケーションを楽しみつつ下りますか、というわけで、割と頑張って滑ってます。
というか、気合入れないとテレマークターンできない(笑)
アルペンのごろ太君も同様だそうで。
ターンごとに気合入れつつ、えいやぁ、と。
稜線直下の大斜面。
それでもなんだかんだと楽しくいただきました。
これも春スキーの楽しさですな(^^
さて、あとは来た道を戻るのみ。
午後になってもスッキリ晴れたまま、相変わらずの大展望を眺めつつ下ります。
大斜面を過ぎたあたりからは、私ほぼアルペン滑り(笑)
標高1,000mより下は、ざぶざぶ雪に加えてストップ雪に。
さすがのごろ太君もおっとっと。
それでも、でろでろ雪崩になることはなく安定してたのは幸い。
ようやく沢沿いのブナ林に入ってヤレヤレ。
少し日陰になってるところは滑りやすく、快適に沢沿いに下っていると、目の前に爪の跡もクッキリ残る大きな足跡が。
熊?近くにいる?!と見上げると、なんと7mほど上の斜面を走って逃げていく熊さんのお尻が!!
いやー、びっくりした。
こっちに向かって来たらストックしか武器がないぞ、とか妙に冷静に考えちゃったりしたけど、ばったり出くわさなくて良かった。。。
この時期、人が少ない山域に入るときは鈴必携ですね(汗)
熊との接近距離は、今までで一番近かったな。
ドキドキ冷めやらず、沢沿い滑って林道へと登り返して。
最後の林道は、行きにかろうじて雪つながってたところが切れてました。
すごい勢いで雪融け進んでます。
最近ゲレンデばっかりだったので、久しぶりにしっかり歩いたような。
雪質にはなかなか苦労したけど、素晴らしい景色に出会えて満足!
晴れた雪山、最高!!
下山後は、小出の蕎麦処薬師でへぎ蕎麦、そしてゆ~ぱーく薬師(650円)でお風呂入ってから長野へ移動。
翌日は野沢温泉の試乗会でガッツリ、でありました(詳細は速報)。
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