« 2018/11/3 下越・光兎山へ紅葉山行 | トップページ | 【速報】2018/11/10-11 東信観光&山歩きに行ってきました~ »

2018年11月 9日 (金)

2018/11/4 下越・蒜場山へ紅葉山行

日曜日は、冠雪の飯豊連峰を眺めに蒜場山へ。

201811040
大日岳が大迫力な飯豊連峰はもちろん、尾根上の紅葉も大迫力♪

===蒜場山===
2018/11/4(日):加治川治水ダム(6:40)~独標(8:05)~岩岳(8:45-8:55)~烏帽子岩(9:45-9:55)~▲蒜場山(11:00-11:50)~烏帽子岩(12:45)~岩岳(13:25-13:35)~独標(14:00)~加治川治水ダム(14:55)
歩行距離:10.5km
累積登高:1,340m
累積下降:1,340m
======

201811041

> 11/3 光兎山

ずっと前に二王子岳に登った時に、飯豊を眺めるなら蒜場山もいいよ、と地元の方にお勧めされてた山。
なかなか機会がなくて行けてなかったのですが、ようやく今回、朝日連峰を眺める山とセットで行ってくることができました。

登山口にある加治川治水ダムへの道は、11月中旬で冬季閉鎖。
今年は11/5に閉鎖だそうで、ギリギリセーフなこのタイミングで。

細い舗装路を走ってダム事務所の先の駐車スペースを過ぎ、さらに奥へ少し走ると、駐車場とトイレ棟がありました。
#カメムシとカマドウマがいっぱいいたけど、キレイな水洗トイレ。

トイレ借りつつ身支度したら、少し戻って事務所近くの駐車スペースへ。

201811042
ここに駐車して、出発。
駐車スペースには一台も停まってなかったけど、出発する時に単独の方が来られました。
#うちらが先に出発したけど、すぐに追い越された。。

201811043
まずはダム上を歩いて対岸へ。
防災専用の洪水調節用ダムだそうで。

201811044
対岸に渡り、ダム管理用?のモノレールに沿って一段上がると登山口。
立派な標識が立ってました。

201811045
登山口からは、いきなりの急坂。
何度かモノレールを横切りつつ、ぐい~っと登ります。
朝イチ急坂はキツイですなぁ。

201811046
杉の葉や松葉がたっぷり積もって湿っぽい急坂を150mほど登っていくと、細い尾根上の緩やかな道になり一息。
ここからしばらくは、大きな松や杉の木の中を歩きます。

201811047
両側が切れ落ちた岩稜もあり。

201811048
歩きながら振り返ると、加治川を挟んで北側に連なる尾根が朝日に照らされてました。
焼峰山の稜線かな。
紅葉してますねぇ。

蒜場山へと向けて登る尾根は、山の北西側なのでなかなか日が射さず。

201811049
朝イチの尾根は、ちょびっと薄暗い。
それでも、ブナやミズナラが登場し始めた林はほんのり黄葉していて、それだけで少し林の中が明るくなっているような。

2018110410
標高660mのところに、倉見平の標識が。
そこから尾根の右手に見えているのは

2018110411
俎倉山!
切れ落ちたスラブがなかなか荒々しい。

倉見平を過ぎると、独標までは100m弱の急坂。
木の根がごつごつ絡み合った急坂を登っていくと、傾斜が緩んで738mの小ピークの独標に到着。
気付かずに通り過ぎちゃいそうでした。
登山口から独標までは400mほど登るので、結構長かったけどね。
#小ピークは、登山道から踏み跡辿って少しだけ登ったところにあり。特に標識はなかったらしい。

2018110412
独標から先は、ブナやミズナラの明るい紅葉の道。
朝日も射しこみ始めて、鮮やかな黄色がいい感じ。
帰りが楽しみ♪

2018110413
緩やかだったり木の根ごつごつの急坂だったり。
緩急ある尾根上の道を登っていくと

2018110414
標高932mの岩岳に到着。
大きな倒木があり、展望開けたここでちょっと一息。

2018110415
ここまで南東に向けて登っていた尾根は、ここで向きをかえて東へ。
その尾根の中ほどには、黒く聳える烏帽子岩。そしてその先には蒜場山!
まだまだ先は長い、そしてなかなか痺れる尾根ですな。

そんな尾根を眺めつつ腹ごしらえしたら、出発。
急坂を50mほど下ってブナ林のコルを過ぎたら登り返し。

2018110417
どんどん近づいてくる烏帽子岩。
日の射し加減もあり、真っ黒に聳えてて迫力たっぷりであります。

2018110419
杉やブナが入り混じる尾根を登っていくと、だんだんと傾斜が急になり。
そして900m手前あたりから視界が開けて、展望の紅葉尾根歩き♪(o^-^o)

2018110420
右手には一面の雲海も見えてきた。
阿賀のあたりかな?

2018110421
ザレた急坂や岩場のヤセ尾根もあり。
が、それを華やかに彩る紅葉がとってもキレイ、ウキウキと足取り軽く登り上げて

2018110422
烏帽子岩直下の鎖場へ取付きます。
高度感たっぷりで一瞬びびったけど足場はしっかりしてるし、そんなに長くはない鎖場なのでさくっと通過して

2018110423
烏帽子岩に到着。
下から見上げた時に鋭く聳えていただけのことはあり、烏帽子岩のトップからはぐるりと大展望。
岩岳から歩いてきた尾根や俎倉山、五頭連峰も一望♪

2018110424
そして前方には、蒜場山へ向けて登り上げる尾根。
斜面の下から稜線まで、彩りが移り変わっていく様がなんともいい!

2018110425
というわけで、一息ついたら紅葉の尾根へ向けて出発。
ここからしばらくは、細かくアップダウン繰り返しながら、岩がちなヤセ尾根を歩きます。

2018110426
通行危険注意、の看板がそこかしこに出てくる道。
確かに足元注意だけど、開けてるし紅葉キレイですこぶる気持ちいい。(o^-^o)

2018110427
紅葉終盤だけど、色とりどりでキラッキラの道。
華やかだなぁ。o(*^▽^*)o

2018110428
烏帽子岩の先には、兎戻しの岩場が。
鎖かかってたけど、足場しっかりしてて登りやすい。
・・・それにしても、なんで兎なんだろう? 前日登ったのが「光兎山」だったので、一瞬混乱しちゃいました(笑)

2018110429
兎戻しを過ぎた先にも足元注意の箇所多数。
それでも楽しく歩けちゃうのは、やっぱり開けた展望と紅葉のおかげでしょうな。

2018110430
左手には、蒜場山の西斜面と焼峰山。一面色とりどり♪
そして焼峰山の稜線の向こうには、二王子岳が顔を出してきた(o^-^o)

2018110431
こちらの紅葉も負けてません!!
何度も立ち止まって、烏帽子岩南面の紅葉を眺めちゃう。
錦色ってのはこういう色のことを言うんだろうなぁ。。。

2018110432
振り返ってはため息つきつつ登っていくと、いよいよ山頂稜線へと登り上げる最後の急坂へ。
ここらあたりは紅葉終了、ほぼ落葉した明るい林の中を登ります。
初秋から晩秋まで楽しめちゃう道なのね。

2018110433
細い尾根上を真っすぐ一気に200m強登りあげる道。
ぬかるんでるところも多く、足元に気を付けつつ。

2018110434
結構な急坂を一気に登っていくと、斜度が緩くなって山頂稜線が目の前に。
道沿いの林も灌木や笹混じりになり、そんな道をゆる~り登って、稜線上の山伏峰に到着。

さて、ここから蒜場山山頂は目と鼻の先。

2018110436
目の前の蒜場山の右側には、真っ白な大日岳♪
これはテンション上がりますね~(o^-^o)
早く山頂から、一列にずら~りと並ぶ飯豊連峰を眺めたくて、緩やかにアップダウンを繰り返す稜線を足早に歩いて

2018110437
蒜場山山頂、到着!
かなり立派な石造りの標識が立ってました。

そして目の前には

2018110438
来ました、飯豊連峰!
大日岳付近には雲が湧いてるけど、北股岳、門内岳、えぶり差岳とずら~り。
冠雪してクッキリと青空に聳えているのがなんともカッコいい。(o^-^o)

2018110439
大日岳、アップ。
かなり降ったんですねぇ、稜線は真っ白。

2018110440
梅花皮岳、北股岳かな。
すっかり冬山な飯豊連峰の眺めであります。

2018110441
こちらは二王子岳。
飯豊の展望台ですね、山頂から飯豊を眺めてる人たちがいっぱいいるだろうな。
また残雪の頃に行きたいな。

2018110442
五頭連峰や村上の街並み、その向こうの日本海まで一望。
会津方面には西吾妻連峰や磐梯山、蔵王連峰、そして南西方向には守門岳や浅草岳っぽい山々まで。
ぐる~り360°の素晴らしい眺めでありました。

2018110443
そんな景色を眺めながら、山頂での~んびり。
ここまで来る道のりはなかなか長かったけど、静かで大展望でほんといいとこでした!

さて、1時間ほどのんびりしちゃったので、そろそろ下山。

2018110444
笹や草原の稜線を歩いて山伏峰へ。

2018110446
山伏峰からは、烏帽子岩や岩岳へ向けて一気に下ります。
落ち葉をざくざく踏んで急坂を下っていくと

2018110449
またまた紅葉キラキラゾーンへ突入。
帰りは、ちょうど昼の日射しに斜面が照らされて一層鮮やか♪o(*^▽^*)o

2018110452
振り返っても素晴らしい眺め。
尾根は岩のヤセ尾根だし、斜面は赤やオレンジや緑の錦色だし、なかなかゴージャスな尾根。
標高1,000mくらいなのにこの山容とこの眺めとは、新潟すごいぞ。

2018110451
葉を落とした木々も多いながら、この鮮やかさであります。
行きと同じく、帰りも何度も足を止めて紅葉にウットリ見とれちゃいました。

錦秋とはこのことか!な斜面を眺めつつ、岩がちな尾根を下って烏帽子岩に到着。

2018110454
烏帽子岩で、下ってきた尾根を振り返るとこんな感じ。
何度眺めても飽きないですねぇ。

2018110456
紅葉に囲まれた烏帽子岩、これはこれで気持ちよくてずーっと居られちゃいそうでした。
行きと帰りとで日の当たり方が違って、鮮やかさが違って見える斜面も素晴らしかった!(o^-^o)

さて、ずーっと居られちゃいそうでしたがまだまだ先は長い、下山開始。
岩場を下って、杉やブナの尾根を歩いて岩岳を過ぎると

2018110460
黄葉のブナ林の尾根へ♪
岩岳から独標の先までは、こんなキラキラな道。

2018110462
日がいっぱいに射しこんで、黄金色に輝いてますo(*^▽^*)o
ブナの黄葉、最高!

2018110463
見上げる梢も、赤に黄色に彩られて。
白い幹と色とりどりの梢と青い空♪

2018110464
こんな尾根を下ります。
独標のあたりが一番色とりどり、黄葉真っ盛りでありました。

2018110465
行きに登ってる時、帰りはキレイだろうなぁと思ってたけど、思った以上にキラッキラ。
何度も足を止めて紅葉を眺めながら下ります。
烏帽子岩あたりの展望の尾根歩きも良かったけど、このブナ林の黄葉の尾根歩きも良かったなぁ。

2018110466
独標を過ぎ、倉見平には大きなブナの木が。
見上げていると、風に揺れる梢がさやさや音を立てていて、なんとも心地よく癒される。
聞こえるのは風と梢の音だけ、そんなブナを見上げてずーっといつまででもいられちゃいそうでした(o^-^o)

そんな紅葉の道を下っていくと、針葉樹が増えてきて

2018110468
随分下ってきちゃいました。
このあたりまで来ると、ダムもすぐ足元に見えてきてゴールは間近。

2018110469
緩急ある尾根道を下っていくと、昔のトロッコの台車?
ここを過ぎると、ダムへと下る最後の急坂。

2018110470
一気に下って、蒜場山登山口に戻ってきました。
長かった~

2018110471
紅葉見客でいっぱいのダムを歩いて、駐車場に戻ってこの日は終了。
14時過ぎから雲が急に増えてきた空はこの頃にはどんより、車についたと同時に雨がパラパラッときて、ぎりぎりセーフでありました。

ずーっと歩きやすい道だったけど、狭い尾根が多くてなかなか気を遣う感じ。
でも、岩岳までのブナ林もキレイだったし、烏帽子岩から先の尾根も展望抜群。
ちょっとした岩場歩きもあったりして歩きごたえはバッチリ。
山頂から目の前に望む飯豊連峰も大迫力で、かなり充実した山歩きでありました。

途中すれ違ったのは、単独の方4人とお二人連れ1組、4人組1組のみ。
紅葉も始まりから終わりまで楽しめて、静かな素晴らしいお山でありました。

下山後は新潟でラーメンと思ってたけど、意外と喜多方も近かったので、喜多方へ移動して大安食堂でラーメン(詳細は速報)。
道の駅喜多の郷の日帰り入浴(17時以降300円)でサッパリしたら、帰宅、であります。

 ← ブログランキング参加中♪クリックよろしくです

|

« 2018/11/3 下越・光兎山へ紅葉山行 | トップページ | 【速報】2018/11/10-11 東信観光&山歩きに行ってきました~ »

◇登山」カテゴリの記事

コメント

いつもブログを楽しく拝見している新潟市在住の者です、私の好きな紅葉の蒜場山に良く来て下さいました。烏帽子岩の紅葉はスケールは小さいものの鮮やかさピカ一。大好きな蒜場山の記事を拝見し良い山に登られているという思いを更に強くしました。これからもブログを楽しみにしています。

投稿: 登走写良 | 2018年11月17日 (土) 20時09分

登走写良さん>
初めまして、コメントありがとうございます!
蒜場山は初めてだったのですが、烏帽子岩から蒜場山へと登る尾根から眺める紅葉の斜面は素晴らしくて、何度も足が停まってしまいました(^^
紅葉終わりかけかな?と思っていたのですが、斜面一面錦色でキラキラしていて、ほんといい景色を楽しませていただきました♪
また下越のお山を歩きに、おじゃまさせていただきます!

投稿: まきchin | 2018年11月19日 (月) 22時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2018/11/4 下越・蒜場山へ紅葉山行:

« 2018/11/3 下越・光兎山へ紅葉山行 | トップページ | 【速報】2018/11/10-11 東信観光&山歩きに行ってきました~ »