2018/11/11 独鈷山
この前日は、東信紅葉観光して道の駅ながとに車中泊(観光の詳細は速報へ)。
朝起きるとピーカンの空、こりゃステキな山歩きが楽しめそう、と塩田平へ向かうと一面の霧。。。
地形的にも霧が溜まりやすいんだろうなぁ、上空は晴れてるっぽいからきっと大丈夫、と登山口へ向かいます。
独鈷山は塩田平から2コース、丸子から2コースありますが、この日は塩田平の西前山コースから登って沢山池コースで下山、ぐるりと歩いて周回する予定。
集落の中の急坂の細い道を走り、中禅寺の奥の虚空蔵堂の先の鹿避け柵の手前に駐車です。
#鹿避け柵の手前に4~5台、虚空蔵堂の近くに2台くらい駐車可
しばらくはコンクリ道だったけど、いつしか落ち葉の積もった砂利道に。
10分ほど歩いていくと不動滝に到着。
大岩の間からさらさらと流れ落ちる小さな滝、説明書きによると、独鈷山古城・前門址(推定)だそうで。
#建暦三年、二代将軍源頼家の遺児を擁立して小泉氏の泉親衡が北条義時打倒の兵を挙げて、ここに山城を築いて立てこもったそう。石垣跡らしきものが散見される、てことだったけどわからなかった。。
歴史ファンにはなかなかレアなとこなのかな。
歴史はよくわからないまきchin隊は、頂上まであと80分、の標識に見送られて先へと進みます。
この西前山コース、登山口には「頂上まであと100分」の標識があり、そこからずっと10分置きに標識が登場。
ありがたいけど結構プレッシャー(笑)
杉や雑木が入り混じる林の中の道は、落ち葉ふかふか。
膝にやさしい感じ。(o^-^o)
途中、こんな標識もあり。
以前はここから尾根上へと上がる道もあったのかな。
よく見たけど踏み跡らしきものはなく、今はこっちの迂回コースのほうが本道みたい。
緩やかに登っていくと、標高900m付近で石祠のある広場に出てきました。
ここらあたりだけカラマツに囲まれてて、すこぶる明るい広場であります。
「山頂まであと70分」の標識が立ってました。
さて、道はここから急坂に。
杉林の中の急坂を九十九折りに登っていくと、1,000m付近でようやく杉林からミズナラやブナの雑木林へ。
すっかり葉を落として明るい林の中、ざぶざぶ落ち葉を踏みつつ登ります。
所々トラロープかかってて、思わずロープにすがっちゃうところも。
急斜面の九十九折りの道。
落ち葉に根っこや石が隠れてて滑る。。。
木々の隙間から見下ろす塩田平は、いまだ霧の中。
盆地にたぷたぷ溜まってますね、山頂に着いたころには晴れるかな。
急坂を登っていると、山頂まであと60分、50分、とカウントダウンのように標識が出てきてなんだか追い立てられてるような(^^;
落ち葉をざくざく踏んで、一歩一歩登っていくと、あと40分の標識登場。
苔むした岩がごろごろ転がる斜面を、頭上に見えてきた尾根を目指して登って
尾根上に出てきました!
ここから先は急なところはなく、尾根をトラバース気味に歩いたり細い尾根上を歩いたり。
ロープのかかった岩場の登りもちらほらと。
足元の岩が湿ってて滑りやすいので、ロープかかってるのはありがたい。
岩場を登って尾根上に上がると、頭上に広がる青空が気持ちいい。
辺りを見渡すと、開けた展望が広がります。
西側には白い山並みが、と思ったら、北アルプスも見えてたりして。
山頂からはどんな山が見えるかな、と思うとワクワク。
アップダウン繰り返しつつ、岩場を歩きつつ。
木々の隙間から覗く山並みや、塩田平の雲海を楽しみつつ。
丸子側の宮沢からの道と合流する、山頂直下の広場に出てきました。
この広場から、落ち葉の道を3分ほど登って
祠の一つには、イノシシくん。
丸子からの宮沢コースには、登山口からず~っと子牛寅卯、と置物が置かれてるそうで。
今度はそれも見てみたい、つかイノシシかわいいo(*^▽^*)o
さて、では山頂からぐるりと景色を眺めます。
まずはコチラ、浅間山。
ごろ太君、真っ先に浅間山眺めてました(o^-^o)
西側には雪化粧の槍穂。
針ノ木や五竜・鹿島槍、立山も見えてました。
白馬三山や信州五岳もなんとかうっすらと。
すっかり霧の晴れた塩田平を囲む山、小檀嶺岳や夫神岳も一望。
前日に行った大法寺三重塔も見えるかな?とじーっと見てみたり。
上田市街の先には烏帽子や湯ノ丸、四阿山。
太郎山や大峰山の里山連山も見えてます。
蓼科山や車山、美ヶ原も間近に眺めます。
そんな山並みを澄んだ空気越しに眺めてスッキリ大展望、の予定だったのだけど、ちょっとモヤっててあまりクッキリとは見えず。
でも、よく晴れた天気で、ぐるりとキレイに眺めることができて良かった!
そんな山並み眺めつつ、誰もいない静かな山頂で一休み。。と思ってたら、宮沢方面から団体さんが登ってこられて賑やかな山頂に。
割と短い時間で登れて里に近くて、しかもぐるり大展望の山だからか、やっぱり人気のお山なんですね~
さて、山頂でのんびり一休みしたら下山開始。
帰りは沢山池コースで下ります。
山頂直下の広場まで下ったら、登ってきた西前山コースとは反対側の宮沢コース方面へ。
少し下ると、宮沢コースと沢山池コースの分岐に到着。
分岐を右に辿り、沢山池コースへと下ります。
分岐からしばらくはトラバースの道。
いきなり踏み跡が細く薄くなり、ずるずる崩れる道。
あまり歩かれてない感じがプンプン。
それでもコース上にピンクテープや標識はあり、踏み跡と目印を頼りに尾根筋を辿って歩きます。
うっかりしてると尾根を間違えちゃうかも?
アップダウンを何度も繰り返しながら、尾根上を歩いたりトラバースしたり。
所々下界の展望が開ける箇所もあり。
紅葉の斜面を見下ろします。
いいねぇ~、こういうのも晩秋の山歩きの楽しみの一つですな。
落ち葉ざぶざぶの尾根は急な下りも多い。
石や木の根が落ち葉に隠れてて、ずりずり滑りつつ下って
1,000m付近で、道は尾根から急斜面へ。
九十九折りに下ります。
下り始めはミズナラ主体、そのうちカラマツやブナも入り混じって明るい紅葉につつまれた斜面。
こんな斜面を一気に下ります。
晩秋の明るい斜面が気持ちいい(o^-^o)
200mほど下ると傾斜が緩やかに。
ここらあたりの黄葉が素晴らしかった!
黄葉を透かして射しこんでくる日射しがキラキラ。
靴が埋まるほどの落ち葉が積もった足元も、一面黄金色。
苔むした岩に降り積もった落ち葉もいい感じ。
しばし足を止めて、ウットリ眺めちゃいました。o(*^▽^*)o
さて、ここから先は沢沿いにゆる~り下るのみ。
沢の右岸を緩やかに下ります。
足元にはいろんな木々の落ち葉がざっくざく。
いかにも秋色ですな。
そんな道をのんびり下って、沢山池登山口に到着。
山道はここでいったん終了、であります。
舗装された林道に沿って、独鈷温泉方面へ下ります。
#沢山池登山口の先に車止めあり。登山口の手前には、この先行き止まり、の標識が立ってました。
道沿いはなかなか素敵な紅葉。
今はちょうど里の黄葉が真っ盛り、気持ちよく歩きます。
道をずーっと下っていくと、大きな道に出る手前の民家の前に、遊歩道入口の標識あり。
遊歩道を行けば、西前山登山口までちょっとショートカットできるみたいなので、ここで再び山中へ。
遊歩道なんだから道しっかりしてるのかな、と思いきや
むむむ。
踏み跡はほとんどなくて、ほぼ藪道。
なんとなく、ここか?な感じのわずかな踏み跡を辿って、鹿避けの柵をくぐると
なんとびっくり、マレットゴルフ場にひょっこり出てきちゃいました。
思いっきり敷地内なんですけど(汗)
林のキワに沿って少し登り、ゴルフ場の一番上の端っこを歩きます。
かなり広くて眺めも良く、立派なマレットゴルフ場、たくさんの人がプレー中でした。
無事、戻ってきました!
虚空蔵堂にお詣りして、本日のお礼を申し上げて。
ぐるり周回、終了。
ぐるっと周ると、なんだか満足感もあって楽しいですね。
後半の沢山池コースは歩く人も少なそうだったけど、明るい林の黄葉もキレイでなかなか楽しかった。
山頂からの展望も素晴らしく、里山の雰囲気満点なお山でありました。
下山後は、別所温泉あいそめの湯へ(500円)。
ほんのり硫黄の香りのするお湯にのんびり浸かったら、上田市内のぶしもりやめんめんで腹ごしらえ。
かなり美味しかった!(詳細は速報へ)
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