2018/10/21 太平山地・馬場目岳へ紅葉山行
先週登った太平山は、ブナ林の黄葉はまだちょっと早い感じだったし、山の西側の道から登ったのであまりぱっとしない感じでもあり。
1週間経って黄葉進んだかな、というハラもあり、この週末は、山の南側の道から登る馬場目岳へ。
太平山とは稜線続きの山であります。
登山口は、太平山と同じく仁別林道終点の旭又。
うねうねと舗装路の林道を走って登山口に到着すると
お。既に10台以上の車が停まってる。
秋田市街から見た大平山は、先週よりも赤くなってたので、そろそろ紅葉登山、という人が増えたのかな。
準備している間にも、続々と車が到着。
さすがは秋田の霊峰!
この日もトイレ棟の脇から登山道へ。
5分ほど歩いたところで、太平山へと向かうコンクリート橋を右に分けて直進。
やや下草が増えた道をゆる~り数分歩いて
橋を渡ったところから、いよいよ本格的な登り道。
回り込むようにして杉林の斜面に取り付きます。
急斜面の杉の植林地を九十九折りに登ります。
登山道には杉の葉がたくさん落ちていて、フカフカしてて歩きやすい。
が、暑い時期には蛭が出るということで、足元を随分気にしつつ。
150mほど登って標高500m付近で尾根上に上がると、左手は杉林、右手はブナやら広葉樹の林の明るい尾根道に。
最初は穏やかに、そして杉の根っこがごつごつ絡み合う急坂を登っていくと
650m付近で杉林は終了、淡く色づき始めたブナ林へ。
ここからは、だんだん色濃く染まっていくブナ林を楽しみつつ登ります(o^-^o)
木立の隙間から覗くブナ林の斜面は一面紅葉!
いいねぇ~、これから登る道に期待が高まります♪
緑から黄緑へ、そしてオレンジ色へと変わっていくブナ。
やっぱりブナ林の山は、黄葉の始まりから終わりまで見られるこの時期に、明るい南側か東側から登るのがいいな。
お日さまに照らされてキラキラ輝くブナの梢。
この色がなんとも言えずいいんだよねぇ。
そんな明るい色でいっぱいの尾根上の道を気持ちよく登っていくと、800m付近でいったん林が開けて笹原へ。
この笹原の先に続くブナ林が、なんだかすごいことになっているような。
ワクワクしながら登っていくと
おお!ブナの大木の林。
そしていよいよ、濃いオレンジ色の黄葉が!
木立を透かして見える向こう側の斜面が、一面黄葉でキラッキラ。
見上げる頭上は錦色。
背丈の高いブナが多くて、かなり上にある錦色の天井であります。
その向こうには、青空が透けてていい感じ!(o^-^o)
そんなブナ大木の林を登っていくと、赤倉分岐に到着。
ここからは稜線上の道を辿ります。
この稜線、馬場目岳直下まではひたすらブナ林。
赤倉分岐から先は、いったん50mほど下って緩やかに登る道。
太陽の光がいっぱい射しこんでとっても明るくて、しかも一面柔らかなオレンジ色に黄葉してて。
雰囲気いいとこだなぁ。
この時期は蛭も心配なさそうだしなぁ。
こんな木々を見上げつつ、ゆっくりのんびり歩きます。
足が全然前に進まない(笑)
だってこんな黄葉ですもん。
そりゃ足も止まるでしょう。o(*^▽^*)o
何度も立ち止まりつつ登っていくと、だんだん木立が低くなってきて黄葉のトンネルに。
いやもうなんだか、全身オレンジ色に染まっちゃいそうで。
登り上げていくと、紅葉も終盤に。
落葉進んで、明るく足元フカフカな道を歩いて
山頂直下の小湿原に出てきました!
平らなところに湿原が広がってるのかな、と思ったらそうではなく、斜面の一角が湿原になっているというちょっと不思議な感じ。
視界が開けたところで振り返ると
そして湿原を登った先には
2005年に改築された避難小屋が建ってました。
中をのぞいてみたら、まだ木の香りもしてキレイな小屋(トイレもキレイ)。
小屋のすぐ先が馬場目岳山頂。
こじんまりして気持ちの良い山頂であります。
誰もいない静かな山頂で、のんびり景色眺めて一休み♪
山頂からはぐるりと大展望。
北側には森吉山。あっちは全然雲ないのね。
避難小屋の先には太平山。
今日は晴れ予報なのに、なぜだか太平山地の上だけ雲が多い。。。
海に近いし、風向きとかいろいろで雲が湧いちゃうのかな。
ぐるりとそんな景色を眺めつつ、晴れ待ちをしつつ、山頂でおやつタイム♪
東北ローソン限定の金農パンケーキと金農デニッシュドーナツ、そして秋田といえばバター餅♪
美味し!
さて、そんなこんなでのんびり山頂で過ごしたら、下山開始。
帰りもきっと晴れ待ちで時間かかるだろうな、と早めの下山開始であります。
ブナ黄葉の稜線へ飛び込むように下ります。
ちょうど山の上に広がった雲で太陽が隠されてしまって、なんだかくすんだ感じの稜線になっちゃってますが。
小湿原を過ぎると、すぐに再び紅葉のトンネルへ。
稜線直下から紅葉が始まるって、なんかもう最高。
そして黄葉のブナ林に下ってくると、再び日が射してきてくれました!
いいタイミングで晴れてくれて、キラッキラなブナ林♪
青空と黄葉とブナの白い幹のコントラストが堪らない。
3歩下っては立ち止まり、黄葉のブナを見上げてため息、てな感じでまたまた全然進めない。
全然進めずにいたら、再び日が陰っちゃったけど、15分ほど晴れ待ちしてたらまたまた太陽登場。
やっぱり晴れたブナ林、最高。
で、またもや前に進めず。
このブナ平(と勝手に命名)、なんとも言えずいい雰囲気。
ブナの大木がほどよい間隔で立ち並んでいて、白神山地とも真昼山地ともまた違った感じ。
青空が透けて見えるのもまたヨシ。
静かで穏やかで、ほんと美しいブナの稜線であります。
落葉直前の見事な黄葉を満喫です。
ちょうど日も射してくれて、そんな林をゆっくり歩けてよかった(o^-^o)
ブナの木々の向こうに、馬場目岳の山頂を透かして仰ぎ見つつ。
ゆる~り歩いて
赤倉岳分岐。
ここから赤倉岳へと稜線を辿る道には、立入禁止のテープが張られてました。
どこか崩落してるのかな。
時間があれば赤倉岳を回って下るか?なんて思ったりもしてたのだけど、そんなわけで来た道を下ります。
まぁ、晴れ待ちしてたりして随分時間かかっちゃってたし。
帰りも黄葉満喫。
日が高くなって、行きよりもさらに明るく鮮やかなブナ林。
旭又の駐車場は、路駐の車までいるくらいの大混雑っぷりでした。
先週太平山から馬場目岳を眺めて、ブナ黄葉したらいいだろうなぁ~と思っていたのですが、思った以上に良かった!
杉林を登った先は、山頂直下までブナ林が続いているというのもいいし、南側から登る明るい道も紅葉を引き立ててていい感じだし。
人も少なくて、この日出会ったのは単独の方2人と2人連れ1組のみ。
存分に満喫しました♪
下山後は、秋田温泉さとみの日帰り入浴へ(1,000円)。
つるっとしてなかなかいいお湯、それに広くて空いててよかった。
腹ごしらえは、末廣ラーメンの駅前店で塩ラーメンとあさりしょうゆバターラーメンと焼きめし。(詳細は速報)
大満足の秋田紅葉山行でありましたo(*^▽^*)o
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