2018/8/13-15 南ア・荒川岳 単独テン泊山行(1日目)
1日目(8/13):椹島~千枚小屋
2日目(8/14):千枚小屋~千枚岳~荒川岳~荒川小屋
3日目(8/15):荒川小屋~小赤石岳~大倉尾根~椹島
7月末にごろ太君足の小指負傷につき、今年の夏山は終了。。。な感じでしたが。
山行っててくれたほうが気が楽だから!送迎するから!!だそうで、ならば初のお一人さまテン泊行ってみようかと。
北アにしようか南アにしようか、送迎してくれるなら通り抜けも?!なんていろいろ計画してみたけど、お天気との兼ね合いで、南アルプス南部、椹島起点の山歩きに決定。
ごろ太君も椹島なら行きたいってことだし、万一山の天気が悪くて早めに下山しても椹島で泊まって時間調整できるし。
天気続くなら4泊5日、木金に天気崩れそうなら2泊3日の予定であります。
【8/12】
椹島へは、ごろ太君と一緒に前日入り。
畑薙の夏季臨時駐車場に車を停めて、東海フォレストの送迎バスで椹島へと入ります。
山の日(8/11)&お盆連休で駐車場は混んでるだろうけど、午前中の下山バスで降りてきた人たちが帰ったところが空いてるだろうな、と10時過ぎに駐車場へ向かうと、ビンゴ!
ちょうど3台分空きがあり、無事停められました。
駐車場手前の道路には路駐の列だったので、日にちと時間をちょっとずらして正解♪
そして11:30のバスで椹島へ。
#一人3,000円ですが、東海フォレスト系列の山小屋の宿泊料金(素泊以上)から差し引いてもらえます。
#あくまで「送迎バス」なので、系列の小屋に泊まらないと帰りは乗れません。
到着後、早速ロッジで宿泊の手続きをしてから、レストハウスでランチタイム(o^-^o)
#この日は、ロッジ個室素泊(2名以下なら一部屋2,000円プラスで個室に)。
赤石ダムカレーに冷やしうどん、そして生ビール♪
山中でこれだもんねぇ、タマリマセン(o^-^o)
あとは時間もあるのでぶ~らぶら。
行ったことなかった、白籏史朗写真館にも行ってみたりして。
白籏氏の写真はもちろんすごいけど、東海フォレストの井川社有林の木材で建てられたログハウス仕立ての建物もすごい。
ごろ太君、ずいぶん気分転換できたみたいで、良かった!
涼しいし、トンボたくさん飛んでるのでアブやブヨもいないし(羽アリはいっぱいいたけど)、森の空気は美味しいし。
何より椹島は居心地いい。
夕食代わりにレストハウスで再び一杯いただいてたら、三伏峠から縦走してこられたえいじさんにバッタリ!
久しぶりの再会に話も弾んで、楽しい夕暮れ時でありました♪
【8/13:椹島~千枚小屋】
さて、前日ノンビリしすぎちゃって、なかなかこれから山に入るって気分でもないですが。
このままごろ太君と一緒に帰っちゃおうか。。。なんて思いつつも、私一人、でかザック背負って千枚小屋へと向かいます。
椹島の敷地の奥から林道に上がり、右方向へと進んでいくと、橋のたもとに千枚小屋への登山道の旧入口が。
この入口、今年閉鎖されてもっと先に付け替えられたので、橋を渡ってさらに先へと進みます。
橋を渡り、笊ヶ岳登山口を過ぎた先に、新登山道入口となる吊り橋がありました。
先日の畑薙大吊橋に比べたら全然揺れないし、幅も広い。
さくさく渡って新道へ。
この新道、旧道に合流するまで、急な尾根上をひたすらに250mほど登り上げる道。
中部電力の巡視路を一部活用したりしてるみたいだし、ペンキ印もしっかりしてて迷うところはないけど、なにしろ激しく急登。。。
朝イチでまだエンジンかかってない上に久々の縦走で重荷、しかも一人というプレッシャーもあってか、なかなか足が前に進まない。
ひたすらず~っと続く岩ごろの急坂に、なんだか気持ち悪くなってきてゲロゲロになりつつ。
ゆっくりゆっくり登っていくと、ようやく傾斜が緩やかになり、ほどなく鉄塔登場。
旧道にもあった鉄塔?!とか一瞬色めき立っちゃいましたがさにあらず、まだまだ旧道には合流せず。
周りに誰もいないのをいいことに、キツイよ~、でもファイト~、とか独り言呟きつつ登っていくと、ようやく1,350m付近で旧道に合流。
そして旧道の鉄塔脇を抜けて少し下ると
開けた岩頭見晴に到着。
晴れてれば目の前に荒川岳がどかーん、なんだけど、この日は雲かかってて見えず。
ま、目の前の斜面をひたすら登るのみ、ですな。
というわけで、ちょっとした岩場を下って歩いていくと林道に出てきました。
千枚小屋のすぐ近くまで延びているこの林道を横切って
九十九折りの急坂を100mほど登っていくと、少し開けた小石下に到着。
標柱の立つ小石下でザックおろして一息ついてから、先へと進みます。
清水平までは比較的緩やかな道。
尾根上だからか、ひんやり風が通り抜けて気持ちいいし、足元は落ち葉ふかふかで歩きやすい。
さきほど横切った林道を眼下にちらちら眺めつつ、ゆる~りと。
途中で再び林道を横切って、延々と続くトラバース道へと入ります。
所々に急坂もあるけど、ほぼずっとだら~り登るトラバース。
このトラバース道の先には清水平、そこで冷たくて美味しい水をタップリ汲める!と思いつつ歩いてたけど、ひょっとして水が涸れてたらどうしよう、なんて思ってみたりして。
二人ならば、そんな時でも水を融通しあえばなんとかなるけど、単独だとそうもいかないし。
水、出ててお願い!!とか思いつつ、長~いトラバース道を歩いていくと
清水平到着。水、出てた!!
良かった~、と半分以上なくなりかけてた水を補給して、ついでに冷たくて美味しい水をタップリ飲んで一息。
ああ、やれやれ。
予想以上に水を消費しちゃってたので、補給できて安心。
というわけで、喉を潤して腹ごしらえもしたら、さくさく出発。
ここから駒鳥池までは、急坂と緩やかな道を繰り返しながら登ります。
まずは岩ごろの急坂をぐい~っと。
だんだん調子が出てきたか、水分たっぷり補給したのが効いたか、ようやく快調になってきた。
前半は、何度も立ち止まって息を整えながら歩いてたので結構時間かかったけど、ここからはあまり立ち止まることもなくなってきたような。
200mほど登るとトラバース道に。
標識にもあるように、左手の木立の先にはちらちらと荒川岳が見えてきた。
そんな道を歩いていくと、見晴台への分岐が登場。
登山道からほんのちょっとで登れるので、早速寄り道。
でも、山々はすっかり雲の中かと思ってたのだけど、ちょっとでも見えて良かった。
このまま晴れててくれたらいいなぁ、なんて思いつつ、登山道に戻って登ります。
シラビソ林の中、木漏れ日が差しこむ明るい道。
石や木の根がごつごつ出てる道だけど、登りやすい。
・・・が、どこまでいってもこんな景色なので、飽きる。。。
まぁ、ここまで来たら、あとはひたすら登るのみ。
ペース落とさず黙々と、修行のように登ります。
午後からは雨予報なので、できるだけ早く小屋につきたい。
左手の木立の先には、荒川岳がチラリ。
山々の景色に励まされますな。
林の中は、シダや苔が生い茂っていて緑が美しい。
シラビソの白い幹とのコントラストもステキでちょいと癒される。
前後して歩いている単独の方と、追い越し追い越されるたびにちょいちょいお話ししつつ。
しんどいですね~、あとひとふんばりですね~、なんて言いつつ歩いていくと
右手の木立の下に、駒鳥池が。
あ~、ここまで来ればほんとにあと一息!
ここで一休みしようかとも思ったけど、足下がかなりぬかるんでたのでそのまま先へ。
なんだかガスってきたし、空気も冷たくなってきたし、だんだん天気が怪しい感じになってきたこともあり。
雨降りだす前に、急げ急げ。
駒鳥池からはず~っとトラバースのような気がしてたけど、まだまだゆる~く登る道。
黙々と一歩一歩登っていくと、ほどなく林道への分岐路あり、ここからはようやくトラバース道に。
セリバシオガマ、ホソバトリカブト、コガネギク、マルバダケブキ
小屋が近づくにつれて、道端には花々も。
そしてようやく7/7の標識も登場。
最後に九十九折りで高度を上げていくと
千枚小屋、到着!
ちょっと小雨が降り始めたせいか、はたまた少し早めだからか、小屋の前にはほとんど人影なし。
急いでテントの受付を済ませて外に出ると、雨がばらばらっと。
慌ててテント場へ向かうと、ここでいきなり雷&大雨!!
小屋に引き返すのもナンなので、そのままえいやぁとテントを張っちゃいました。
あたりは泥んこ、かろうじて水たまりを避けて張れたのでよかったけど、テント内浸水でテンションダウン。。。
雷雨は結構激しくそのまま1時間ほど続き、その後も夕方まで断続的に降ったりやんだり。
浸水してきた水を拭き取って何とか乾いた空間をキープしたり、テント周りの排水良くしてみたり、とあわあわ過ごした午後でありました。
昼過ぎの雷雨⇒午後の雨のせいもあってか、この日は素泊まり小屋も混雑してたみたい。
テン場は、雨がやみ始めたら皆さん設営に来られて、結局20張以上はあったかと。
#千枚小屋:トイレと水場は小屋の前にあり。テン場へは数分歩きます。
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