2018/7/21-22 立山・大日連山縦走(2日目)
先日の南アルプスのテン場に比べたら、雷鳥沢のテン場は広いけど皆さん朝はのんびりモード。
私らものんびりと4時前に起き出して、朝ごはん食べてテント撤収して。
前日、テン場でバッタリ会ったまるさん&のんすけさんも奥大日岳へ向かうってことだったので、ご一緒に。
称名川を渡って新室堂乗越を目指します。
新室堂乗越へと向かう木道沿いには、コバイケイソウやらチングルマやらがたくさん。
まだ日が射さず、ひんやりした道を歩いていくと
新室堂乗越手前の急斜面には残雪が。
朝イチ冷えてて硬くなってたらいやだな、と思ってたけど、スプーンカットの表面がイイ感じの足場になってて、問題なく歩けました。
新室堂乗越に上がってからは、しばらく稜線上の花畑の中をゆる~り歩きます。
かと思えば、ほわほわの綿毛になってるチングルマも。
いろんな季節が混在していて面白い。
のんびり歩いていくと、室堂平に朝日が。
輝いてますねぇ、今日もいい天気になりそう!
目指す奥大日岳にも日が射して。
青空にクッキリと聳えるこの稜線を歩いて、奥大日岳へと向かいます。
右手の谷の向こうには、長く伸びる早月尾根と剱岳。
その向こうには、猫又山と毛勝山。
室堂乗越を過ぎると、穏やかな稜線上の道からガレ気味の登り道へ。
朝日に照らされた鮮やかな緑の稜線を登ります。
足元には、相変わらずチングルマがたくさん♪
花でいっぱいの道であります。
振り返ると立山三山。
手前には、地獄谷から立ち上る煙が漂ってますな。
そんな景色を眺めつつ、ガレた道を登ります。
眼下には、アルペンルートが走る天狗平も。
ガレ道を登っていくと、ようやく目の前に奥大日岳がどかーんと。
近くから眺めると、さらにカッコいい!
剱岳もさらに近くなって大迫力。
そんな迫力ある山々を間近に眺めながら歩く、贅沢な道であります。
道沿いには、大きくて色鮮やかなシナノキンバイも咲いてます。
固まって咲いていると、結構存在感ありますね(o^-^o)
奥大日岳へは、南西斜面をトラバースで登りながら向かいます。
ガレたトラバースの道の周りには、コバイケイソウがたくさん。
コバイケイソウ越しに眺める大日岳。
今年はコバイケイソウが当たり年って、ほんとなんだなぁ。
一面に咲いてて壮観。
トラバース道を登って稜線を乗っ越すと、あとはゆる~り山頂へ。
残雪越しに剱岳を眺めつつ。
雪のないところはチングルマがもりもり。
この花、ほんといくら眺めても見飽きないですね。
薬師岳や笠ヶ岳、赤牛岳、槍穂の大展望を眺めつつ、ゆる~り歩いて
奥大日岳山頂、到着!
山頂からは、目の前に剱岳がどかーんと。
素晴らしい展望が広がってますo(*^▽^*)o
もちろん立山三山も。
室堂から見上げる山並みもいいけど、こうやってちょっと離れたところから眺める山並みも素晴らしい。
そんな山並みをぐるーり眺めつつ、まるさんのんすけさんとおしゃべりしつつ。
最高だね!と一同大満足、ずーっとここにいられちゃいそうではありますが。
まだまだ先もあるので、名残惜しいけど出発。
まるさんのんすけさんとはここでお別れ、ありがとうございました!!
また山でバッタリお会いしましょうね~(o^-^o)
山頂にいるお二人に手を振りつつ、大日岳へ向けて歩きます。
最初はこんな感じで緩やかな稜線上の道ですが
ほどなくザレた急坂になり、お花畑の中のトラバース道へ。
トラバース道にはなったけど、相変わらず展望開けて気持ちいい道。
左手には、薬師岳や笠ヶ岳がまだまだキレイに見えてます。
あっちのほう、久しく歩いてないなぁ。久しぶりに行きたいなぁ。
トラバース道を歩いていくと、灌木の中の九十九折りの急坂へ。
梯子やザレ道をぐい~っと100mほど下ります。
急坂を下ると、またまたお花畑の中の穏やかな道。
道沿いには可愛らしいハクサンシャジンが咲いてます。
ヤマハハコ、シモツケソウ、タテヤマウツボグサ、アキノキリンソウ。
盛夏~晩夏の花も咲いてきた。
目の前には、大日岳へと連なる稜線。
ピーク2つ越えていく、開けた気持ちの良い稜線歩き(o^-^o)
手前のピークは、鎖がかかる大きな岩をえいやぁと登って越えていきます。
登りつつも振り返ると、折り重なる斜面の向こうに立山三山や浄土山が。
まさしく日本の山々なんだけど、なんだか外国みたいな景色!
ピークを越えると、またまたしばらく穏やかな道が続きます。
ひんやりと涼しくて気持ちいい残雪の上を歩いたり。
大きな岩が積み重なった窪地に到着。
ここが七福園ですな。ロックガーデンみたい。
七福園越しに眺める奥大日岳。
その向こうには、剱岳に立山に、と素晴らしい眺め!
まさに空中庭園であります。
この七福園で、景色眺めながらノンビリしたい感ありありではありますが。
さくさく先へと進みます。
七福園から、大日小屋手前の中大日岳へは、穏やかな草原の中の木道歩き。
ここ、トンボがたくさん飛んでました。
だんだん雲が湧いてきて、雲上の稜線歩きに。
この時期はやっぱりこうなるよね。
でもまだ空が青くひらけていて、気分爽快。
そんな稜線をゆる~り歩いて、中大日岳に到着。
岩の上に手書きの看板が置かれた、シンプルな山頂。
中大日岳を過ぎると、大日小屋へと50m強下ります。
いよいよ大日岳は目の前、でも稜線の左手からは雲が湧いてきた。。。
ガスガスの山頂になっちゃうかな?と思いつつ、とりあえず大日小屋の前にザックをデポして、空荷で大日岳へ。
ザレ気味の道を50m強登って
大日岳山頂、到着!
剱岳は、かろうじてまだ顔を出していてくれました(o^-^o)
晴れてれば大展望の山頂だけど、南側から雲が湧いてきてるので、ぐるーりと景色を楽しむという感じでもなく。
それでも、奥大日岳や立山の山並みがまだ見えていてくれたのでよかった!
そして小屋の前で大休止してから、いよいよ本格的に下山開始。
下からガスが湧き上がってくる中、岩ごろごろのガレた道を大日平へ向けて700mほど一気に下ります。
ガスのおかげで、若干涼しくて助かる。
下り始めはトラバース、そして木立の中に入ってからは岩ごろの道を九十九折りに下ります。
時折ガスが切れて、遠くに大日平を眺めつつ。
岩ごろの道は、途中から沢沿いの道に。
何度か渡渉しながら下ります。
この道、ずーっと岩だらけの道なので、途中から足が痛くなってきてキツかった。。。
土の上を歩きたい!!
一気に下る急坂が終わると、ようやく木道が登場。
随分足がヨレヨレになってきてたので、これで随分助かった。ヤレヤレ。
木道沿いにはワタスゲも。
ぽわぽわで真っ白なワタスゲに癒されつつ歩いていくと
大日平山荘に到着。
ここまで往復って人達なのか、結構たくさん人がいてビックリ。
日陰の休憩スペースは全部埋まってたので、小屋の陰で日射しを避けつつ最後の休憩を取ったら
あとはひたすら下るのみ。
ここまで来ると、称名滝から立山へと戻るバスの時刻も気になりつつ。
大日平の木道を下っていくと、細い尾根上の道になって木道は終了。
梯子や鎖がかかってたり、岩に階段が刻み込まれたりしている尾根を下っていくと牛首に到着。
牛首からは、称名川へ向けて斜面を一気に500m下ります。
この急斜面の九十九折りの道が暑いのなんの!
ここに来るまでは、日なたは割と暑かったけど日陰は涼しかったし、風はそれなりに爽やかだったけど。
ここはもう日陰でも蒸し暑いし、日なたは照り付ける日射しが強くてさらに暑い。
この暑さはヤバい!!
こりゃ長く歩いてたらほんと熱中症になっちゃうなぁ、と思いながら、急斜面の道を一気に下って
大日岳登山口まで降りてきました!
意外と早く下ってこれてラッキー、予定していたバスよりも一本早いのに乗れる時間に降りてこれました。
というわけで、下山後のご褒美。
レストハウス称名でソフトクリーム。
買ったそばから溶けはじめてるし(笑)
いやはや、下界は恐るべき暑さでありました。
そして無事、立山駅へとバスで下って、駐車場に戻って終了。
距離も標高差も結構あるし、後半は暑くて大変だったけど、歩きごたえは満点!
天気も展望も素晴らしく、花々もたくさんで。
思いがけないバッタリもあり、ほんと楽しく満喫できた2日間でありました。
久しぶりの北アルプス、楽しかった~♪
下山後のお風呂は、立山駅近くのグリーンビュー立山へ(600円)。
空いてたし、つるっとした温泉も気持ちよかった!
そして北陸道の有磯海SAで腹ごしらえして、びゅーんと帰京。
連休の翌週だからか、高速道路空いてて割と早めに帰れました。
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