2018/6/23 北東北お花見山行・森吉山
この週末は、お天気的には北東北が狙い目。
しかもこの時期はどの山も花真っ盛り、どこに行こうか迷ったけど、ちょうど山人平のチングルマ満開との情報があった森吉山へ。
ずっと歩きたいと思っていた、ヒバクラ岳登山口からの道を歩きます。
・・・しかし、横浜から森吉山は遠い。
私は助手席で寝たり起きたり、ごろ太君は一睡もせずに深夜移動。
鹿角から森吉ダムの脇を抜けるうねうね道を走って登山口へ。
途中見えた森吉山には、のっぺりと雲が。。。(;´Д`A ```
うわー、あの雲晴れるかな。
でも天気予報は、回復傾向だしな。
やっちまったかー、と思いつつも車を走らせ、1㎞ほどの砂利道を走っていくと、登山口に到着。
10台くらい駐車できそうなスペースには簡易トイレもあり。
先行車は4台ほど。
天気はいいけど風は強い。
このせいで雲かかってるのかな、ちょっと様子見てから出発するか、とのんびり準備して6時半過ぎに出発。
歩き始めてすぐに、道はブナ林の中へ。
足元は赤土で滑りやすかったり、所々ぬかるんでたりするけど、このブナ林はかなりいい雰囲気。
しかも涼しい。
道沿いにはマイヅルソウの大群落!
ふわぁ~っと辺り一面が白く浮き上がるような、この密集っぷりがすごい(o^-^o)
チゴユリ、ツクバネソウ、ユキザサ、タケシマラン
マイヅルソウ以外の花たちも負けてません!
そんなお花たちを眺めつつ、ゆる~りのんびり。
すれ違う人もない静かな林の中を歩きます。贅沢♪
しばらく歩いていくと標識が登場。
ここまでは緩やかな道、ここから先は階段混じりの少し傾斜を増した道。
周囲の木々も、ブナ林から雑木林へ。
所々に真っ白なタムシバの花も♪
てんこもりもりに咲いてます。
足元にはミツバオウレンの大群落も登場。
小さな星のような花が一面に咲いてて、なんともかわいらしい。
ゴゼンタチバナの大群落も。
すごいな森吉山、どの花もめいっぱい咲きまくってる!
コイワカガミ、ノウゴウイチゴ、エンレイソウ、ツバメオモト
数々のお花たちに癒されつつ登っていくと
道沿いには、ミツバオウレンやらシラネアオイやら。
そんな道をぐい~っと登り上げて、ヒバクラ岳の北側を巻いて歩いていくと
湿原に出てきました。
目の前には森吉山、山頂には雲もかからず晴れている!
よかったぁ~、とホッとすると同時にテンションアップ(o^-^o)
イワイチョウ、ツマトリソウ、サンカヨウ、ベニバナイチゴ
これからもっといろんな花がもりもり咲きそうな感じ。
ニッコウキスゲの茎もたくさんにょきにょき伸びてました。
そして、今年は当たり年というコバイケイソウもたくさん。
湿原いっぱいに咲いたら壮観だろうな。
正面に森吉山を眺めつつの湿原歩きは、かなり気持ちいい。
山人平はどうなってるかな、とワクワクしつつ、小池ヶ原への道の分岐を過ぎて木立の中へ。
道はいったん下ってから、ヒバクラ岳を背にゆる~り登り返し。
最近まで雪が残ってたんだろうな、という斜面を登っていくと
山人平に到着!
目の前には一面のチングルマ、と思ってたけど、もう盛りは過ぎてしまってるような?
いやいや、まだまだ結構咲いてます。
コイワカガミのピンクが彩りを添えて、華やか♪
花びらが散った後の黄色の蕊も、意外とアクセントになってていい感じ。
これはこれで華やか。
白と黄色とピンクが入り混じったお花たち。
キレイだなぁ~o(*^▽^*)o
森吉山を縁どるように広がる、山人平のお花畑であります。
この景色が眺められて、良かった!
ゴンドラの人たちが上がってくる前の時間帯なので、まだ人は疎らで静かな山人平。
のんびり静かに花を楽しめるのも、早く出発して歩いてきたご褒美ですな♪
ごろ太君、誰もいないのをいいことに木道に寝転がって写真撮影(笑)
こんなこと、人がいないときじゃないとできないもんね~。
寝転がった目線のチングルマ。
みずみずしくてかわいらしい(o^-^o)
絨毯のように広がるお花畑。
なんとも幸せな気分であります。
これからもっといろんな花が咲いて、もっと華やかになっていくんだろうな、と思うとワクワクしますね。
一歩進んでは花を眺め、五歩進んでは二歩下がり、てな具合で全く先に進めず(笑)
それでもゆるゆると木道を歩いていくと
湿原が一面真っ白にみえるくらい、どっさり咲いてます。
こんなにたくさんのヒナザクラを見たのは初めてかも。
湿原の中にはミズバショウもちらほら。
咲き始めたばかりの瑞々しいミズバショウであります。
いやはや、素晴らしい眺めにしばしウットリ見とれちゃいました。
チングルマも素晴らしいけど、ヒナザクラも素晴らしい!o(*^▽^*)o
山人平、いいところだなぁ。
1時間ほどかけてゆっくり通過したら、いよいよ山頂を目指します。
山頂へは、100m弱ほど残雪の斜面を登ります。
結構ざくざくなのでそのままでもいけそうだったけど、念のため途中で軽アイゼン装着。
下りはそのままで下れそう。
残雪登って高度を上げていくと、左手には岩手山や秋田駒が見えてきた。
右手には岩木山。先々週に岩木山から眺めた景色を思い出しますね。
ざくざくと残雪の斜面を登って稜線に上がると、ほどなく森吉山山頂に到着。
ここで、ゴンドラで上がってきたHatさんと計画的バッタリ!
それぞれ違う登山口から登るので、山頂で会いましょう、と話してたのでした。
なんでも、ゴンドラからの道は団体さんも多くて大渋滞だったとか。
・・・確かに山頂もかなり混雑。
人の切れ間をねらって、山頂写真をパチリ!
冬の時期は氷に覆われてるここも、すっかり夏仕様。
冬に滑った時のことを思い出しながら、周りの斜面を眺めます。
神社前の斜面はやっぱり最高だよねぇ、とか、一ノ腰の東面、ほとんど崖じゃん!とか。
なんだか懐かしいなぁ。
冬に滑った山を夏に歩くって、楽しい!
そんなおしゃべりしながらしばらくぐるりと景色を眺めたら、山人平へ向かいます。
Hatさんにとっては寄り道、私らには帰り道。
そして残雪の斜面を下り始めたら、なんとここでたっちゃん&T世さんにバッタリ。
いやこれはビックリした。まさかここで会うとは!!
GWの八甲田以来のバッタリですな。
なんでもゴンドラで上がってきて、これから山人平へ向かうところだそうで。
それなら一緒に行きましょう~、と5人で賑やかに下ります。
こんなお花畑を眺めつつ、1時間近くものんびり過ごしちゃいました。
ほんと、時が経つのを忘れちゃいますね。o(*^▽^*)o
・・・とは言いつつもそろそろ下山しないと、というわけで。
Hatさんとたっちゃん隊はゴンドラ方面へ、まきchin隊はヒバクラ岳方面へ、とそれぞれ下山開始。
今頃3人はあの残雪斜面を登ってるかな~、と何度も森吉山を振り返りつつ。
山人平からいったん下って、ヒバクラ岳へと登り返し。
ヒバクラ岳の湿原を過ぎれば、あとはブナ林の中を下ります。
うーん、いい雰囲気。癒される。
立派なブナの木に見送られて、涼しいブナ林の中をさくさく下って
ヒバクラ岳登山口に下山、であります。
やっぱりこちらは人が少ないですね、停まってる車も少ないし、途中でほとんど人に出会わなかったし。
それに雰囲気かなり良かったし、とても歩きやすかった。
これからもっといろんな花が咲いた頃もいいだろうし、秋の紅葉の時期もいいだろうな。
また歩きに来よう!
下山後は、鹿角ホルモン花千鳥で腹ごしらえ、そして五の宮の湯の日帰り入浴(500円)へ(詳細は速報)。
そのまま南下して、翌日に備えて早池峰の岳駐車場で車中泊、であります。
> 6/24 早池峰へ
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024/10/6 東北紅葉山歩き・田代岳(2024.10.10)
- 2024/10/5 東北紅葉山歩き・秋田駒ヶ岳(2024.10.08)
- 2024/9/29 要害山で武田の城跡歩き(2024.10.02)
- 2024/9/16 松川温泉から源太ヶ岳・三ツ石山周回(2024.09.20)
- 2024/9/8 八幡平・八幡沼周回(2024.09.13)
コメント