2018/6/10 東北お花見山行・岩木山
雨予報な日曜日でしたが、青森はなんとかお天気持ちそうな予報。
このあたりで登るとしたら、やはり岩木山かなぁ、ということで。
久しぶりの岩木山、まだ歩いたことがない百沢から登ります。
百沢スキー場の下の駐車スペースに車を停めて出発。岩木山は雲の中。
数日前に遭難した人がいるようで、その捜索隊がたくさんいてものものしい雰囲気。
ゲレンデの端を歩いて登山道へ。
道の奥には軽自動車が数台停まってました。
山菜採りの人達かな。
歩き始めはゆる~りと。
富士山みたいな形の岩木山、登るほどに斜度が急になっていく道を登ります。
ヤマオダマキ、マイヅルソウ、ササバギンラン
お花たちもちらほら。
そんな急坂には、タニウツギがわしわし咲いてます。
なかなか華やかですな。
登山口から350mほど登ったところには、注連縄が張られた姥石。
岩木山が女人禁制だった頃は、女性はここまでしか登れなったとか。
山に登れる時代でよかったなぁ。
姥石過ぎてぐい~っと登ります。
チゴユリ、ミヤマカラマツ、アマドコロ、ハクサンチドリ
姥石過ぎると、足元は花盛り(o^-^o)
そんな花々を眺めつつ登っていると、頭上には救助のヘリがぐるぐると。
遭難された方、見つからないんだなぁ。。。
登山道は一本道で、迷いそうなところはないんですけどね。
樹林帯の中、姥石から400mほど登っていくと
さて、登りの道はここからが本番。
小屋を過ぎると、沢筋には雪渓が。
軽アイゼンつけて取り付きます。
どんどん急坂になる雪渓。その名も坊主ころがし。
雪はそんなに硬くはなく、靴を蹴り込めば足場はできるしアイゼンつけてるし、まぁ歩けるっちゃ歩けるんですが。
見上げる先はずっと雪。。。
そして、何気に結構な急坂。背後は雲海。
おっかないので後ろは振り返らずに、ひたすら黙々と登ります。
いったいどこまで続くのか。
登っていると、上から警察犬連れた救助隊が下ってきたりして。
結局この雪渓、350mも続いてました。
しんどかったし、おっかなかった~
でも、雪渓を登り上げたところにはご褒美が♪
ミチノクコザクラo(*^▽^*)o
コザクラって割と小さな花だけど、これは割と大きい。
しかもたくさん咲いてるので、なかなかの迫力。
ミチノクコザクラは岩木山の固有種だそうで。
見たのは初めて、今回はこれを見たかったので嬉しい(o^-^o)
ミチノクコザクラに見とれつつ歩いていくと、種蒔苗代に到着。
ここにもちょびっと残雪、割と急だし残雪の下は池なので足滑らせたらドボン?なので、一応アイゼンつけてクリア。
登り切ったところには鳳鳴ヒュッテ。
ここで、八合目からの登山道に合流です。
一気に人が増えた道を登ります。
一の御坂、二の御坂と続く岩ごろごろの急坂をぐい~っと登って
眼下には雲海が広がります。
もくもく湧き上がる雲ではなく、1,000~1,200m付近にたぷっとまとわりついてる雲。
そんな景色を眺めつつ、山頂でのんびり腹ごしらえしてたら
雲の上には、岩手山がちょこんと顔を出してました。
秋田駒っぽい山も見えたし、そのもっと手前には森吉山や田代山も。
前日ニッコウキスゲを見たベンセ湿原方面。
オレンジ色見えるかな?と見てたけど、さすがにわからなかったなぁ。
岩手山神社奥宮の向こうには八甲田。
八甲田の向こうは一面の雲海ですな。
すっかり雲が取れた岩木山、下界をぐるっと眺めたら下山開始。
あの400mの雪渓を下るのは嫌だよね、ってんで、八合目まで下ってバスで戻ろう作戦。
そして、続々と登ってくる人たちとすれ違いつつ八合目まで下ると、なんと下りのバスは出てしまった後。その次の便は2時間後。。。
どうやら事前に調べてたバスの時刻表が古かったようで。
ぬかったか。。
嶽コースで下ってタクシーで岩木山神社に戻ろうかと相談していたら、なんと親切なご夫婦が、車に乗ってく?と声をかけてくださって。
なんてありがたい!!!
ありがたく、お言葉に甘えさせていただきました。
岩手から来られたご夫婦、山スキーもされるそうで。
岩木山神社までの道は、山歩きだけじゃなく山スキーの話で大いに盛り上がってしまいました。
ほんとに助かりました、大感謝です。ありがとうございました!
そうして送っていただいた岩木山神社。
鳥居の奥の岩木山を仰ぎ見つつ、境内を通り抜けて百沢へ。
そして本殿にお礼参り。
無事に登って帰ってこれて、ご厚意にも助けられて。
ありがとうございました!
本殿の左側から続く登山道を歩いて、百沢へ向かいます。
狛犬が見送ってくれました。
百沢に戻ってくると、岩木山がすっきりどかーんと見えてました。
あの山頂まで行ってきたんだなぁ、と思うと感慨深いですな。
百沢からの岩木山、なかなか良かったです。
急で長い雪渓はおっかなかったけど、花いっぱいだし静かだし。
山頂からは雲海も見れたし下界の景色を眺めることもできたし。
最後は大ポカだったけど、ご厚意にも助けられて、ほんとありがたいお山でありました。
下山後は、アソベの森いわき荘の日帰り入浴へ(500円)。
腹ごしらえは、盛岡まで南下してちーたんでじゃじゃ麺。
大満足の三連休でありました。
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024/10/6 東北紅葉山歩き・田代岳(2024.10.10)
- 2024/10/5 東北紅葉山歩き・秋田駒ヶ岳(2024.10.08)
- 2024/9/29 要害山で武田の城跡歩き(2024.10.02)
- 2024/9/16 松川温泉から源太ヶ岳・三ツ石山周回(2024.09.20)
- 2024/9/8 八幡平・八幡沼周回(2024.09.13)
コメント
ちょっと?出遅れました。
お二人の山旅は山や花も素晴らしいですが、いつも(じゃない?)素敵な人が現れますね。人徳のなせる業と思います。
岩木山は未踏どころか昨秋八幡平から眺めるまでは見たことさえなかった(笑)。私もいつかと思っていますが、やはり遠くて……
先々週末(9日)、八ヶ岳にツクモグサを観に行ってきました。ぼーっと歩いていたら見つかりませんね(苦笑)。でも、親切な登山者のおかげで何とか自力で(^o^)
良い山旅でした。今年は夏が早そうですね。
PS お二人のツクモグサ拝見しました。今どき具のないカレーの山小屋なんてあるの!? 驚き(@_@) 私は赤岳鉱泉の美味しい牛ステーキでした。
投稿: ねも | 2018年6月18日 (月) 18時11分
ねもさん>
いろんな方に声かけていただいて、助けていただいて、ほんとありがたい限りです。。私らも、どなたか困っておられるときにはお助けせねば、と改めて思った次第。
ツクモグサ、もふもふしてて可愛いですよね!
ねもさんも、人とお花に素敵な出会いがあったようで(^^
具なしカレー、うちらがタイミング悪くて具がなくなっちゃった後だったのかも? 今は随分違うんだろうなぁ、と思ったりしますが。
赤岳鉱泉のお料理はとっても充実してますね!
投稿: まきchin | 2018年6月18日 (月) 22時25分