2017/11/4-5 晩秋の奥秩父1日目・飛龍山
冬型強めなこの週末は、奥秩父の山歩き。
晩秋の景色を楽しみます。
三連休初日は準備してのんびり移動して、道の駅こすげで車中泊。
連休2日目の土曜日、登山口の三ノ瀬へ向かいます。
登山口近くの民宿みはらしの駐車場に停めさせていただきまして。
#1日500円。駐車スペースは、民宿の前に4台ほど、道挟んで向かい側に5台ほど。
#事前に電話して確認したところ、早朝で宿の人がまだ起きてなかったら下山してから払ってね、とのこと。
少し下ったところにある登山口から、出発。
ここから将監小屋までは、林道を歩きます。
小屋までは車が入ってるので、幅もあって歩きやすい林道。
しかし、歩きやすいというのもそれはそれで問題なわけでありまして。
単調すぎて、眠い。。。
ふうっと眠くなって、膝がカクッとしそうになること何度か(笑)
・・・いやいや、こんな歩きやすい道を歩いて小屋まで行けるなんてありがたいことなんですけど。
ヘタレですんません(^^;
そしてこの道、カラマツの黄葉の眺めがいい感じ。
頭上の梢は、だいぶ葉を落としてますが。
それでも、小さな黄金色の葉がくるくる舞いながら降ってくるのが楽しくて。
ウトウトしそうになりつつも、そんな黄葉で目を楽しませつつ。
林道をゆるゆると、それでも登山口から450m登り上げて、将監小屋に到着です。
おー、立派な小屋。
小屋の横の水場からは美味しい水がじゃばじゃば湧いてるし、トイレはキレイなバイオトイレだし。
テン場も広くて平ら!しかも草地で快適。
こりゃかなりステキなとこですな。登山口からも近いし。
早速テント設営して荷物を軽くしたら、飛龍山へ向けて出発。
#このまま昼寝したい気持ちもタップリでしたけど。。。
うっすら見えてる富士山に見送られて、飛龍山へと続く縦走路へ。
この日は昼過ぎからお天気崩れる予報なので、できるだけ早く戻ってきたいね、とさくさく出発です。
将監小屋から急斜面を九十九折りに50mほど登っていくと、縦走路に合流。
そこから飛龍山手前の大ダルまでは、ゆる~くアップダウン繰り返しながら主脈南面をトラバース。
モミやカラマツ、広葉樹などの混成林の中の道。
幅は狭いけど歩きやすい。
大きなアップダウンもないし。
石垣が組まれて整備されてるところも多い。
昔から歩かれてる道なのかな。
結構古そうな石垣もありました。
木立の中のトラバース道はあまり展望ないけど、所々でいろんな景色が広がります。
こちらは国師ヶ岳かな。
その向こうの山並みは、雲に隠れて見えず。
この道自体はカラマツの黄葉の中、というわけではなかったけど、こうして見渡す斜面がキラキラ黄葉してて、なんとも気持ちいい眺めであります。
そうして歩いていくと、トラバース道が東へと向きを変えたあたりで、前方に飛龍山がお目見え。
このあたりから大ダルまでは、下り勾配。
崩れてる斜面を横切るところや岩ごろの箇所も多く、ちょっと気を遣うところもありつつ通過して
開けた笹原の休憩適地に到着。
大常木山と飛龍山の、ちょうどコルに当たる箇所ですな。
そしてここから飛龍山へは、山頂へと続く北西尾根上をまっすぐ辿るのかと思いきや、残念ながら南尾根目指して巻き巻きの道。
しばらくは、飛龍山を眺めながら笹原をゆるゆるとトラバース。
飛龍山の西斜面に入ったあたりから
西斜面を巻いて登り上げる、本格的な登り道に。
大したことない斜度だけど、なんせここまでがゆるゆる過ぎたもんで。
ここまであまりすれ違う人もなく静かだった道ですが、この辺りからすれ違い多数。
雲取山から縦走してきた人たちかな、連休ということもあり結構人はたくさん入ってました。
そんなすれ違いをかわしつつ150mほど登り、禿岩の分岐を過ぎてほどなく
飛竜権現に到着!
飛龍山へは、今まで歩いてきた縦走路を離れてここからちょいと寄り道。
小さな石の祠の飛竜権現にご挨拶したら、山頂へ向けてGo。
分岐から急坂をぐいっと上がれば山頂かと思いきや、そこからしばらく尾根上をゆるゆると。
シャクナゲのトンネルみたいな細い道を歩いていくと
飛龍山山頂、到着!
ずーっと以前、まだ車を持ってなかった頃、電車で奥多摩の日帰り山歩きをしていた時にはなかなか遠くて来られなかった飛龍山。
10数年越しでようやく来ることができました!
そんな感慨深い山頂ではありますが、木立に囲まれて展望はナシ。。。
それに、あんまりノンビリしてても天気崩れちゃうかもしれないし、ってことで、さくさく腹ごしらえしたら山頂を後にします。
今度は雲取山からつなげて歩けたらいいかな。
そうすると、奥秩父縦走ルートをつなげてみたいよねぇ、なんて言いつつ、来た道を戻ります。
帰りは早い早い。
というか、天気崩れる前に帰りたくて、足取り早め。
トラバース道を戻って、将監小屋の標識があるところから縦走路を離れて下っていくと
天気崩れる前に無事にテントに到着したら、あとはのんびりと宴会モード。
だらだらしてるうちに周りにはどんどんテントが増えて、最終的には20張以上はあったかな。
夕飯のキャベツ鍋でほっこりあったまってたらぱらぱらっと降ってきたけど、それ以上雨足が強くなることはなく。
心配してた雪が舞うこともなく、日が沈んでからは星も月も出てきて穏やかな夜でありました。
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コメント
晩秋の飛龍山も良さそうですね。考えてみると、奥秩父はシャクナゲの季節か秋しか歩いていないような……
将監小屋はどんな感じでしたか? 5年前の秋、泊まったのですが、実直そうな年配の小屋番でした。その直後に山で亡くなったそうです。ちょっと切ない思い出!
投稿: ねも | 2017年11月 7日 (火) 18時56分
ねもさん>
逆に私は晩秋しか歩いてない気もしますが。。。
晩秋の奥秩父の山、とても良かったです。
将監小屋は、小屋内には泊まってないのでよくわかりませんが、小屋も明るくキレイな感じでした。
小屋番さん、山で亡くなられてたんですね。
投稿: まきchin | 2017年11月 8日 (水) 00時12分