2017/11/19 富士五湖・西湖畔、鬼ヶ岳~王岳
この週末も、土曜日雨で日曜日冬型。
土曜日にのんびり移動して、日曜日は風強そうだけど眺めは期待できる富士五湖エリアの山歩き。
前日に道の駅富士吉田で車中泊して、早朝に登山口の西湖畔・根場へ。
魚眠荘前の駐車場に車を停めて準備。
#10数台駐車可能。トイレあり。
この時点でかなり風が強く、しかも気温は氷点下。
寒くて外に出る気が全くせず、やっぱりこの日も日が昇るまでうだうだしちゃいましたが。
いろいろ着込んで出発です。
一気に冬になっちゃったなぁ。
駐車場から道を渡ったところに、鬼ヶ岳・十二ヶ岳登山口の標識が。
標識に従っててくてくと。
水の流れていない東入川に沿って歩いていくと、いつしか落ち葉がざくざく積もった道に。
どんづまりの堰堤まではそんな車道が続いてたけど、結構荒れてたので車が入るのは難しそう。
そして、割と新しい堰堤に突き当たった広場で道は終了。
ここから山道です。
堰堤を作った時に整備したと思われる、左岸の整備された階段道を歩いていくと、いくつか涸れ沢を渡ってヒノキ林の中へ。
最初は谷底の緩やかな道だったけど、傾斜が増してきて大きな岩に突き当たったところから、斜面を九十九折りに登り上げる道に。
しかしこの道、いつまでたっても日が射さず、寒い!!
立ち止まると寒いので、ひたすら黙々と薄暗いヒノキ林の中を300mほども登っていくと
ヒノキ林からカラマツ林へ。
同時に日も射してきて明るい林に♪
やれやれ。
木立の向こうには富士山。
さすがに富士五湖の湖畔から眺める富士山は大きい!
早く展望のいい稜線から富士山を眺めたいね、と足取り軽く登っていくと、雪頭ヶ岳から南西に伸びる尾根上へ。
明るくていい道なんだけど、北西側の谷筋から吹き上がってくる風がかなり強くて冷たくて、めちゃくちゃ寒い!
さっきまで歩いてたカラマツ林の斜面は尾根の東側だったので、風が遮られて日も当たってて暖かかったのね。
写真で見れば、陽だまりハイクのような道ですが。
風びゅーびゅーで寒いんだ、これが。。。
足元は落ち葉ざくざく、霜柱もざくざく。
それほど急なところはなく、ブナ混生林の尾根上を歩いたり、左側を巻いたり右側を巻いたり。
右側(尾根の東南側)に巻いた時は、風が遮られて暖かくなるのでホッと一息ついたりして。
そんな尾根をひたすら登っていくと、だんだん木立が低くなってきて、展望が効く箇所も所々に♪
真っ白に聳える南アルプスがどかーん!
悪沢岳と赤石岳、もう真っ白なんだなぁ。
あっちも風が強いと見えて、舞い上がる雪で稜線がぼんやり煙っているような。
富士山も、近い!
いつも遠くから眺めてたのだけど、さすがにどかーんと間近に聳えるお姿には圧倒されます(o^-^o)
雪頭ヶ岳や鬼ヶ岳まで登れば、もっと展望開けてるんだろうな、と思うとワクワク。
所々岩っぽいところもあり、足元注意でぐい~っと。
雪頭ヶ岳手前の展望地に到着!
ここ、尾根の東南側で風もなく、お日様ぽかぽかと暖かいので、景色眺めながら一休み。
本栖湖畔に聳えるのは、竜ヶ岳に雨ヶ岳、毛無山かな。
その裾には樹海も広がってます。
そんな景色を眺めながら、富士山印の大判焼きをパクリ。
前日、道の駅富士吉田で仕入れたおやつであります(o^-^o)
いやはや、贅沢ですな。
一息ついたところで、鬼ヶ岳へと続く道へ。
一休みしてたとこからちょっと進んだところに小ピークあり、きっとここが雪頭ヶ岳の山頂なんだろな、と思いつつ通過。
このピークから少し下って回り込んだところが、なんと南アルプス大展望♪
うひゃー、丸見え!
こんなに端から端までどかーんと真横から眺められるなんて、知らなかったよ。。。
しかもいい感じに雪がついていて、とってもキレイ!
こりゃ360°大展望の鬼ヶ岳からの眺めはすごいだろうな、と期待タップリで先へと進みます。
雪頭ヶ岳~鬼ヶ岳間は、今回の行程の中で一番急なアップダウンかも?という感じで、ロープのかかった岩場あり、ハシゴあり。
でも10数mくらいの高度差しかないのであっという間に通過して
鬼ヶ岳山頂、到着!
鬼の角?みたいなおもしろい形の岩がありました。
さて、ここからぐるりと眺めを楽しみます♪
まずは富士山。
雪頭ヶ岳が手前にあるから、西湖は見えないのね。
南アルプス。
甲斐駒、鳳凰三山に白峰三山、塩見岳、蝙蝠岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳、笊ヶ岳。
光岳も見えてるのかな。
・・・ともあれ、端から端まで丸見え!
これはすごい。
甲府の街並みと八ヶ岳。
あっちは雲かかってるのね。冬型強いもんねぇ。
箱根や丹沢もよく見えてました。
こんなに素晴らしい展望とは、ビックリ!
空気の澄んだこの日に歩けて良かった。o(*^▽^*)o
さてさて、のんびり景色眺めたので、ここからは稜線歩きへ出発。
ちょうど風も収まってきたので、明るい稜線を歩くにはいい感じ。
穏やかな箇所あり、ロープのかかる岩場あり。
細かくアップダウン繰り返しながら下ります。
景色もいいし変化もあって、なかなか楽しい稜線歩き。
すれ違う人もほとんどなく、静かなところもヨシ。
鬼ヶ岳から240mほど下ると、鍵掛峠に到着。
根場に下る道を左に分けて、我らは稜線の先へと進みます。
稜線上の木々は、すっかり落葉して明るい道。
落ち葉をざくざく踏んで、ゆる~りアップダウン繰り返しながら王岳へ。
鬼ヶ岳~鍵掛峠間よりも、こちらのほうが緩やかだし幅もあって、穏やかな道。
所々急坂もあるけど大した登りでもなく、富士山眺めながら歩いて
王岳山頂に到着。
ここもまた少し開けた好展望地につき、最後の休憩です。
目の前には、富士山がこれまたどかーんと。
雲がだいぶ増えたけど、本体にはあまり雲かかってなくてまだキレイに見えていてくれました。
足元の西湖が、雪頭ヶ岳から見た時とはかなり形が変わってるのが面白い。
富士山、アップ。
雪が付くと、山肌の模様が際立って見えて、なんかすごい。
あの縦じま模様は、昔溶岩が流れ下った跡なのかなぁ、なんて思いつつ。
さてさて、飽くことなく富士山を眺めながらの稜線歩きでしたが、それもここで終了。
名残惜しいですが、王岳山頂の少し先から、根場へと下る道に入ります。
下り始めは、笹原の急斜面をひたすら九十九折りに、そしていつしかカラマツ林の中へ。
ほぼひたすら、ず~っと九十九折り(笑)
手元の昭文社の地図(2003年版!)にはない道だったので、割と新しくできたみたい。
標識もしっかりしてたし歩きやすい。
王岳から500mほど下り、西入川の堰堤にぶつかったところで、林道に出てきて山道は終了。
この堰堤を作った時に、王岳への直登ルートも作ったのかな。
そしてここからは、林道をひたすら下ります。
堰堤を作る工事用車両を通すために作った道なんだろうけど、倒木多いし法面崩れて道が埋まってるしで、今は車は通れません。
のんびり下る道は、所々で紅葉が。
単調な道だけど、そんな紅葉に和みつつ。
林道に出てから30分ほど下って、西湖いやしの里根場の駐車場に出てきました。
#ここにも登山者用駐車場あり。でも外トイレはなさそう。
観光客いっぱいの駐車場を抜けて、西湖畔まで5分ほどてくてく歩いて、根場の駐車場に戻ってきて終了!
お気楽ぐるりっぷだったけど、富士山の展望はもちろん、南アルプスや奥秩父、丹沢などなど、ぐるりと大展望で素晴らしかった♪
すっかり落葉した晩秋の道も、明るくていい感じだったし、人もあまりいなくて静かな道だったし。
朝のうちは強かった北風も、9時過ぎ頃にはだいぶ収まってくれたということもあり、晩秋の展望の道を楽しく歩くことができました。o(*^▽^*)o
下山後は、登山口近くの「いずみの湯」へ(900円)。
腹ごしらえは、河口湖近くのほうとう不動、お腹いっぱいであったまったら、この日もさくさく早めの帰宅でありました。
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コメント
本当に冷たい風でしたね~
稜線の風が無かったのが不思議に思えました
あの界隈は私の冬の遊び場なのですが、天気もさることながら、湖面の色が今までになく綺麗だったのが印象的でした
投稿: 青空 | 2017年11月22日 (水) 22時24分
青空さん>
稜線に上がるまでが、ほんとうに寒かったですね!
でもそのおかげか、周りの山並みがクッキリと美しくて素晴らしかったです(^^
景色のみならず、湖面の色もこの日は綺麗だったんですね・・!
何をとってもほんとにキレイで、またこの時期に歩きに来よう、と思ったこのエリアでした。
投稿: まきchin | 2017年11月22日 (水) 23時34分