2017/11/12 武甲山
この週末は強い冬型。
土曜日は荒れ気味で、日曜日は太平洋側は好天とのことで、先週に引き続き近場の山歩き。
天気よく歩いて楽しそうなのは南関東、てことで、近いけどなかなか行けてなかった秩父の武甲山を歩きます。
紅葉もあらかた終わって、明るい晩秋の山歩きができるかな、ということで。
秩父へは前日入り。
蕎麦食べて温泉入って、道の駅両神温泉薬師の湯で車中泊(詳細は速報)。
早朝、登山口へと向かいます。
生川の一の鳥居をくぐった先に、20台ほどの駐車場あり。
早朝にも関わらず、既に5台ほど停まってました。
#鳥居の手前に仮設トイレ2基あり。
続々と車が到着する中、準備して出発。
一の鳥居から表参道を歩いて武甲山へ、そして小持山~大持山と反時計回りに歩きます!
まずは、杉林の中の道へ。
生川沿いに、コンクリだったり砂利道だったりする道をゆる~りと。
ロッジがあったり岩魚の養殖池があったりするのも面白い。
道沿いにはこんな標識が。
登山口が一丁目、山頂が五十二丁目だそう。
短い間隔で標識が出てくるので、それを辿りつつ歩くのもなんだか楽しい!
持山寺跡経由でシラジクボに向かう道の分岐を過ぎ、少し傾斜を増した道を登っていくと
滝を過ぎれば、山頂までは杉林の中を九十九折りに登る道。
緩やかにきられた道はとっても歩きやすい。
さすが表参道!
二十丁目にはこんな標識も。
そっか、御嶽神社の参道なんだよね、と改めて認識してみたり。
そんな道をゆるゆる歩いていくと、三十二丁目の先で、少し開けた大杉の広場に到着。
こんな大きな杉の木が、広場の真ん中にどっしりと聳えてました!
ここに到着した人、みんなこの木を見上げてほぉ~っとため息。
・・・でもここから先、こんな大きな杉の木が所々にどかっと生えてました。
そんな杉の大木の根元には、祠があったりお地蔵さんがいたり。
杉林の中の単調な道は飽きるかな、と思ってたけど、○丁目の標識を辿るのも楽しく、大きな杉の木や祠を眺めながら歩くのも楽しくて。
結構面白く歩くことができました。
で、ず~っと続いてた杉林が途切れたところで
山頂下の広場に到着。五十一丁目。
広場の隅には、キレイな水洗トイレがありました。
#冬期は閉鎖。この時はまだ使えました。
この神社、古くは平安・鎌倉時代までさかのぼるそうで。
武甲山を祀る祭事も、秩父夜祭や御嶽神社里宮の神楽、御田植神事などいろいろあるとのこと、ずーっと昔から信仰の山だったんですな。
さて、お詣りしたらぐるっと山頂周回。
神社の裏手には鐘楼もありまして。
そして、この先採掘地につき立入禁止、のフェンスに沿って登っていくと
武甲山山頂、到着!
石灰岩の採掘により以前の山頂は削られちゃったみたいで、今の山頂はココ。
そしてこの山頂からは、秩父の市街地が一望!
でもってフェンスの向こう、山頂の真下では、いまだにブルドーザーやダンプが行き交っていて石灰岩の採掘中。
こりゃすごいな、崩れたりしないのかな。
そして山頂からは、山並みも一望♪
まずはお隣の両神山。ギザギザですな。
ぐる~っと視線を移すと、赤城山に榛名山、日光連山、筑波山も。
武甲山、こんなに素晴らしい展望なんだなぁ~
街が近くて真上から見下ろしてる感じがするのも、なんだか新鮮な感じ。
じっくりのんびり、景色眺めちゃいました。(^^
さて、では稜線歩きへ出発!
武甲山と小持山のコルにあたるシラジクボまでは、右側がカラマツ、左側が杉林の急坂を一気に200mほど下ります。
ここまでの道とは打って変わっていかにも山道、でも明るくて気持ちいい(o^-^o)
木立の中なので展望は開けてないけど、晩秋の明るい尾根歩きは楽しく気持ちいいもんですな♪
振り返ると、黄金色の斜面♪
この黄金色の斜面の反対側は、山肌の石灰岩が削られて痛々しい感じなのにね。
こっち側は穏やかなんだなぁ。
シラジクボまで急坂を下ったら、小持山までは尾根上の急坂の道を登ります。
広い尾根上の道あり、尾根をトラバースする箇所あり。
細かくアップダウン繰り返す、明るい道。
・・・日が射して見た目暖かそうだけど、北西側から吹き抜ける風が冷たくて寒い!
そんな道を歩いていくと、小持山に到着。
木立に囲まれた山頂。
北側の武甲山はよく見えたけど、それ以外の展望はイマイチ。。。てことで、さくさく次へ。
小持山から先は、岩っぽいところも所々あり。
大持山の手前には、展望のよいニセピークあり。
雲取山につながる稜線。
奥に連なってるのは、先週歩いた奥秩父の稜線かな。
じっくり眺めたら、再び稜線を歩いて10分ほどで
大持山山頂、到着!
ちょっと広めの山頂は、ここもやっぱり木立に囲まれてました。
葉っぱを落としてたのでわりと展望は効いてたけど、さっきのニセピークのほうがよく見えたかな。
山頂を少し下ったところからは、富士山の頭がちょこんと見えてました(^^
というわけで、さくさく山頂を後にして、妻坂峠へ下る道が分岐する大持山の肩まで下ったところで一休み。
ここからの眺めがなかなかいい感じ、関東平野大展望♪
都心のビル群はもちろん、にょっきりと針のようなスカイツリー。
手前には西武ドームも。
そしてこの右手には、横浜の湾岸地域のビル達も見えてました。
まさかスカイツリーや横浜ランドマークが見えるとはね。びっくり!
そして関東平野って広いんだなぁ、としばし見とれちゃいました。
夕暮れ時に眺めたら、キラキラ輝いてるんだろうな。
そんな景色を眺めながら一休みしたら、一の鳥居に向けて下山開始。
すっかり葉を落とした木々の向こうに大持山、小持山を仰ぎ見つつ下る尾根道。
明るくて穏やかで、落ち葉ざくざくで。
気持ちいい道!
・・・と思ってたら、途中からザレて滑りやすい急坂に。
ずりずり滑りながら一気に下って、妻坂峠に到着。
ここから武川岳往復?な案もなくはなかったけど、ここまで来たらもう下っちゃいたいね、てことで、一の鳥居目指して下山。
杉林の中を九十九折りに下り、途中で林道横切ってどんどん下って
一の鳥居まで下って終了~
駐車場はもちろん満車、溢れた車が40台ほど路駐で連なってて、さすが武甲山、な感じでした。
前半は杉林の中ながら緩やかな表参道歩き、後半は明るい晩秋の稜線歩き。
武甲山山頂までは歴史の道も歩けて、そこから先は所々の展望も楽しめて。
落ち葉ざくざく、なかなか楽しい晩秋の山歩きでした♪
そして下山後は、道の駅奥武蔵で温泉(620円)&ランチ。
それから2時間ほどで帰宅できちゃって、近場って楽だなぁ、な週末でありました。
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コメント
はじめまして。森田と申します。
私も登山が大好き、トレッキングが大好き。
だからこそ、森林や自然環境への思い入れは人一倍強い。
日本でもちょうど2024年度からの森林環境税の導入検討が報道されたが、英断だと思う。
生物多様化や森林保護への意識が希薄な日本。
安倍自民党政権を支援しているわけではないけれど、森林環境を守るという世界の常識に沿っています。
森林環境税のような税の話題になるとすぐに利権だとか補助金だとか批判の声が出るけれど、必要な税は国民が負担すべきだから。
投稿: 森田博士 | 2017年11月16日 (木) 14時07分
森田博士さん>
はじめまして、コメントありがとうございます。
一度壊れたら、元に戻るにはとてつもなく長い時間がかかる自然環境。大事にしたいですよね。
投稿: まきchin | 2017年11月16日 (木) 23時36分
毎週末、同じような天気が続いてますね
少し遅くなりましたが、秋の甑山は垂涎ですね
登ったことがありませんので、いつか是非行こうと思いました
武甲山まで2時間ですか、埼玉県民の私でも最速で2時間半掛かります
投稿: 青空 | 2017年11月18日 (土) 14時57分
青空さん>
ほんと、ここんとこ毎週末冬型ですよね。。
秋の甑山、思った以上に素晴らしかったです。
いつか是非♪ 上部の紅葉が終わり、下部のブナ林の黄葉が見ごろになったころがお勧めです!
武甲山は、横浜からだと圏央道の狭山日高ICで降りれば行けちゃうので、割と時間かからず。
同じ埼玉県内でも、そちらからだと東西横断ですもんね。。。
投稿: まきchin | 2017年11月19日 (日) 20時01分