2017/9/30-10/1 紅葉の常念岳~蝶ヶ岳縦走(2日目)
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さて、2日目。
この日ものんびり、テン場で日の出を眺めてから登ろう計画。
そしてほどなく
振り返ると、真っ赤に染まる槍ヶ岳。
ちょうど赤沢山に重なるように、影常念もクッキリ♪
朝からスカッと晴れたおかげか、周囲の山々が真っ赤に染まって、なかなか圧巻な朝でありました。
さて、日の出を眺めたら、テント撤収して出発。
まずは常念岳山頂へ向けて、400mの急坂九十九折りの道へ。
日の出と同時に強くなった西風に吹かれながら、岩ごろの道を登ります。
山頂でご来光を拝んだ人たちがぽつぽつ下ってくるのとすれ違いつつ。
朝日に照らされてクッキリと聳え立つ槍ヶ岳を眺めつつ。
ぐい~っと400m登り上げて、常念岳山頂に到着。
前日に引き続き2度目の山頂から、ぐるりと朝の展望を楽しみます♪
まずは、言わずと知れた槍ヶ岳に北穂、奥穂、前穂。
槍沢や涸沢が鮮やかに色づいてるのが、遠目にもよく見える。
涸沢は今頃ものすごい人なんだろうな。
大天井岳に燕岳。
白馬や剱・立山、鷲羽岳や水晶岳、野口五郎岳もバッチリ。
いやはや、ぐるり360°の大展望!
満足満足。o(*^▽^*)o
いつまででもぐるりと眺めていられそうだけど、まだまだ先は長い。
それに、これから歩く稜線からも槍穂はずーっと眺められるしね、ということで、蝶ヶ岳へと延びる稜線歩きへGo!
まずは一気に岩場を400m下り、あとはアップダウン繰り返しながら蝶ヶ岳へと向かう稜線。
槍穂の展望素晴らしい道であります。
常念岳から下る足下は、かなり岩だらけ。
よそ見厳禁なんですけど。
こんな景色が目の前に迫ってくるもんで。
ついつい足を停めて見入っちゃう。(o^-^o)
もちろん、蝶ヶ岳へと続く稜線や、その東斜面の紅葉にも目を奪われちゃう。
いや、でもやっぱりこの大迫力の景色には適わないなぁ。
というか、贅沢な稜線だ!
そんな景色を眺めつつ、大きな岩の間を通ったり、積み重なった岩を辿ったりしながら400m下り、少し登り返して2,512mの小ピークに到着。
ここから眺める常念岳が、なんともカッコよくて好きなんですよねぇ。
常念乗越から眺める常念岳はキレイな円錐形だけど、こちらから眺めると、ハイマツや灌木の斜面や岩肌が入り混じって荒々しく、そしてどっしりと聳えていて。
なんとも男前。(*^-^)
久しぶりに眺めたけど、やっぱりいいですな。
さて、この小ピークから先は、いよいよアップダウン繰り返す稜線歩きであります。
木々の紅葉はだいぶ進んでるけど、足元を真っ赤に染めてるウラシマツツジやクロマメノキがちょうど見頃♪
小ピークを過ぎていったん木立の中を歩いた後、次なる2,592mピークまでは、灌木の中の明るい道を登ります。
振り返ると、ナナカマドの紅葉の向こうに常念岳がどっしりと聳えてます。
そんな秋色でいっぱいの道をゆる~り登っていくと、2,592mピークに到着。
朝からずーっと吹いてる強い西風が、ちょうど木立で遮られていて過ごしやすい。
それもあってか、蝶ヶ岳方面からの人、常念岳方面からの人が何組か休憩中。
我らもここで一息ついたら、蝶ヶ岳へ向けて出発であります。
すぐ目の前に蝶槍が見えてるのに、ここから150m弱下って200m登り返す、という悲しい道。
なかなか簡単には着かせてくれませんな。
まぁ、見下ろす斜面の紅葉がいい感じだから、いいか。。。なぁんて。
八ヶ岳や浅間山を遠望しつつ、緩やかに下ります。
小ピークを少し下ったところに出てくる池のほとりも、キレイに色づいてました。
真っ赤なナナカマドの向こうに仰ぎ見る蝶槍。
ナナカマドは、もう枯れ始めてるのが多かったけど、この蝶槍手前のコル付近のナナカマドはまだ鮮やかに残ってました。
さて、そんな道を緩やかに下ると、いよいよ蝶槍へ向けて200mの急坂登り。
まずは取り付きの、鮮やかな紅葉のトンネルへ。
なかなかテンション上がる色合い。
このまま紅葉の道を登るのかと思いきや、いったん道は針葉樹林帯へ。
100mほど登り上げると、ハイマツの中の開けた急坂に。
ハシゴあり、岩よじ登りあり、でぐい~っと登って
ここで一休み?とも思ったけど、なんだか人がいっぱいいるし、風強いし。
ここまで来たら、一気に蝶ヶ岳まで行っちゃおう、てことで、そそくさと出発。
・・・とは言っても、まだまだ先なんですよね、蝶ヶ岳。
ず~っと緩やかな稜線歩きなんだけど、これがなかなか遠い。
足下の真っ赤な紅葉や、槍穂を眺めつつ、緩やかな稜線を歩きます。
紅葉の赤と、岩の白と、ハイマツの緑がなかなかステキなコントラスト。
我らが主役、とばかりに真っ赤に燃えるクロマメノキ。
存在感ありまくり!
そんな景色に気を紛らわせつつも、なかなか近づかない蝶ヶ岳。。。
以前来たときは、蝶槍の先の三角点に寄り道したりしてたけど、今回はスルーしてひたすら蝶ヶ岳を目指します。
蝶槍から蝶ヶ岳の道は、なんだかとっても長く感じました。
緩やかだから楽ちんか、というとそうでもなく、結構疲れた。
というわけで、だいぶへろへろになって蝶ヶ岳ヒュッテに到着。
ヒュッテの陰で風を避けつつ一休みしたら、歩いて数分の蝶ヶ岳山頂へ。
蝶ヶ岳山頂、到着!
空には雲が増えてきたけど、まだ山にはかからずスッキリと見えていてくれました。
さてさて、山頂を踏んだら、あとは三股へ下山するのみ。
槍穂の展望ともここでお別れ。
ごろ太君、ずいぶん立ち去り難そうでしたが。( ^ω^ )
私はもうすっかり下山モード、さっくり山頂を後にして、テン場を抜けて三股への下山路へ。
最初の150mほどは、開けた草原の中を九十九折りに下りますが、その先はもうずーっと木立の中の道。
黄色に色づいた木々がいっぱい、ほんのり暖かな色合いに包まれた道。
気持ちよ~く下ります。(o^-^o)
そして道はといえば、急なところには階段が完備。
これ、整備するのかなり大変だったろうな。。。
でもそれだけ歩く人が多いってことなんでしょうね。
そんな道を下っていくと、緩やかな樹林帯の中へ。
倒木いっぱい(でも歩くところはキレイに整備されてる)の林の中を歩いていくと、開けたまめうち平に到着。
ここまでが、えらく長かった。。。
ここで一息ついたら、あとは一気に三股へ。
細い尾根上の急坂を過ぎ、笹薮に囲まれた道を歩いてたら、笹薮の中でガサガサ音がしてかなりビビった。
おーい、とかなんとか声を上げて存在をアピールしつつ、急いで通過。(;´Д`A ```
つり橋渡って沢沿いの道をゆる~り歩いて、三股に到着。
そのまま砂利道歩いて、駐車場に到着して無事下山、であります。
かなり疲れた。。でも紅葉も展望も素晴らしくて、かなり満足。
久しぶりに間近に眺めた北アルプスの山々は、なんだかちょっと新鮮な感じでもあり。
やっぱりいい稜線だなぁ、と思いながら歩いた、常念岳~蝶ヶ岳でありました。
下山後は、登山口近くのほりでーゆーの日帰り入浴へ。
そして、安曇野のそば庄で腹ごしらえしてから帰京、であります(詳細は速報)。
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コメント
こんばんは。
いやいや素晴らしい(^O^)
紅葉真っ盛りで♪
ここまで真っ赤に焼けると早起きしたかいもありますね(^O^)
3連休まずまずの天気になりそうですね(^O^)
お互いに楽しい山行でありますように!
投稿: katsu | 2017年10月 5日 (木) 21時50分
katsuさん>
土日ともいいお天気で、いい景色を拝ませていただきました!
秋の稜線歩き、なかなか素晴らしかったです(^^
この連休、ステキな山行になりますように♪
投稿: まきchin | 2017年10月 5日 (木) 22時30分
Manohiroと申します。
ブログランキングから訪問させて頂きました。
360°の展望 や
満足 満足 満足 と
いい天気で、たのしかたようですね。
投稿: Manohiro | 2017年10月 6日 (金) 16時30分
Manohiroさん>
コメントありがとうございます。
この週末は土日ともいい天気で、とっても楽しかったです。
やはりお天気いいと楽しさ倍増だなぁ。。。と思った次第です。
投稿: まきchin | 2017年10月10日 (火) 00時41分